[2310]日本は超格差社会になる

古都弁蔵 投稿日:2018/04/26 08:23

まずは一句
大増税の予感。家計( 加計 ・家計)に優しい安倍政権  なんちゃって

大学受験の時期もかなり前に過ぎた。大手予備校Tスクールのチラシを見てびっくりしたことがある。昨年より今年にかけて、私立大学の定員を大幅に削減しているとのことである。これは文科省の方針によるとのことである。

そのTスクールのチラシによると、関西有名私大R大学はこの2年間で6000人削減 関西有名私立大学KK2大学はこの2年間で4000人削減 東京を中心の有名私立M大学はこの2年間で4000人削減という。私の出た小規模中堅私立大学も今年750人削減されたという。他の大学も文系を中心にして大幅な人員が削減されたようである。これについて様々な意見がある。

私 古都弁蔵の意見を言いたい。

これは政府・自民党の国家像と国民をどのようにしたいかの国家像の反映である。という点を指摘しておきたい。

今後 日本は超階級社会になる。エリートはごく少数でよい。あとは一般労働者として75歳まで働き続けること、生活できない者は死ぬまで働きつづけよ。あと特殊技術を持つものは別扱いにするが、この者たちも年収1千万円までしかだしませんよ、残業代は支払いませんよ。但し、過労死はさせたくない、なぜならば日本の労働力が減少するからである。ただし過労死の直前まで働いてもらう。

これが政府自民の考える国家感だとつくづく思う。

最近新聞の折り込みチラシを見てつくづく感じることがある。

この10年で、いわゆる高級かつ高給な職種が大幅に減少している。8割ぐらい清掃と警備の仕事である。いわゆる3Kの仕事は常に非常に人手不足で苦しんでいる。巨大ビルの清掃部門は人手不足ですでに現場は仕事の押し付けあいで騒然としているという。

この3Kという分野に人を供給できるように、この社会は巧妙に仕組まれていると考えるのが正しい見方である。あらゆる場面で人がどんどん下に落ちて行く社会になってしまった。一旦落ちたらこの社会は上に這い上がることが非常に困難になった。まさに超階級社会の出現である。フリードマン氏の提唱した新自由主義の到達点であり完成点である。このように考えると、今回の私立大学の大幅な定員削減問題も、すべてのことが地下水脈としてつながってくるのが見えてくる。