[2277]私の、3月11日の金融セミナーに来て下さい。 緊急に、たくさんのことを話します。

副島隆彦 投稿日:2018/02/18 11:34

副島隆彦です。今日は、2018年2月15日です。

 私の 最新の 金融セミナーのお知らせをします。来る3月11日(日)に、東京の都心の日比谷公園の南側のイイノホール ( 飯野海運 が持っている立派なビルの大ホール)で行います。

投資家と投資家で、時間とお金のある人は、是非、来て下さい。

【副島隆彦の“予言者”金融セミナー 第15回】

(ここから ↓ 申し込んで下さい)
http://kokucheese.com/event/index/508487/


「副島隆彦(そえじまたかひこ)の“予言者”金融セミナー 第15回」

*会場:イイノホール&カンファレンスセンター 東京都千代田区内幸町2-1-1
*日時:2018年3月11日(日)
*開場・受付/11:00~ 終了/17:00 (予定)
*受講料:15,000円(税込)/全指定席

<セミナーの主な内容>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.NY発で株式が暴落を始めた。金(きん)は上昇し始めた。この動きの背後にあるものは何か。
2.戦争の陣太鼓が聞こえる。米国による北朝鮮爆撃は、いつか? この戦争の日本への影響は?
3.トランプ政権の「戦争で経済を刺激する」(ウォー・エコノミー)を、逆手にとって、大暴落
した時にドン底値で拾い、終戦の直後の、大暴騰、急騰(きゅうとう)、大値上がりで、さっと
売り逃げる、日頃(ひごろ)を教えます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以下のページからお申し込み下さい。
http://kokucheese.com/event/index/508487/

( 広告終わり )
副島隆彦です。 私は、先週の6日から起きた、ニューヨーク発の 金融崩れ、株式の暴落は、簡単には収束しない、と予測=予言します。 他の多くの金融評論家や市場関係者は、もうすぐ平常に戻り、市場は安定するでしょう、と、ポジション・トークをしている。

 根っからの体制派であり、権力の手先である、彼ら業界人間たちは、皆さん、日本のまじめな投資家を瞞(だま)して損をさせるために存在している。彼らは、自分の願望、希望としても、「そろそろ市場は落ち着いて力強く回復基調に戻るでしょう」と言うしかない。

 私、副島隆彦は、全く、その逆である。私は、本気で、限られた情報、知識で生きている日本の投資家、資産家たちの利益を守らなければいけない。
 NY 発の 暴落の “ 二番底 ” が、もうすぐ来る、と考えています。だから、甘い考えは捨てなさい、と先日書いた。

 甘い考えで、暫(しばら)くすればまた元に戻る、と、ほったらかすことで、あいつらに騙される。また大損して、痛い思いをして、泣いて、悔(くや)しい思いをするのは、あなた自身だ。

 金融博奕(バクチ、投機 )で、損をする恐怖心のことを経済学として研究して、「損をするのが一番、イヤだ」と「相場は感情で動く」と書いて、ノーベル経済学賞をもらったのが「行動ファイナンス理論」のダニエル・カーネマンと、その弟子のリチャード・セイラー(今年のノーベル賞)だ。こういう話もします。

 だが、それよりも、私は、今回の金融セミナーで、気合いを入れて、全身に怒りを込めて、株式用のロボットによる、超高速取引(ちょうこうそうくとりひき)である CTA (シー・ティ・エイ)という ロボット・トレイディング・マシーンの暴走、制御不能から、再びの大暴落が襲ってくることを予想(予言)する。 

 以下に載せるのは、日経の富田美緒(とみたみお)という女性記者が書いた昨日の記事だ。この記事が、一番、優れている。他の経済記者たちや、経済学者(あ、もう、何も発言しないか。恥を搔くだけだから)や経済評論家たちは、最先端の NY(ニューヨーク)の動きが分かっていない。

(転載貼り付け始め)

○「 底値で買え、黄信号 日本株に「1兆円」売り圧力  」
 
 2018/2/14  日経新聞   証券部 富田美緒 

 株式市場の動揺が続いている。2月14日の日経平均株価は取引開始直後に120円強上昇したが、午後には290円以上 の下げに転じる場面があった。

下値を拾おうとする投資家の行く手を阻むのが、CTA(商品投資顧問)と呼ばれる海外のヘッジファンドの売りだ。機械的な売りで「二番底」への懸念が強まれば、株価反転には時間がかかる。

 「『底値で買え』ではなく『上値で売れ』」と、米ゴールドマン・サックスの株式トレーディング部門の幹部は先週、顧客の投資家に宛てたメールで警告した。変動率上昇による株価の動揺はすぐには終わらず、下げたところで買っても報われないとの意味だ。

 背景には、これまでの低い変動率と株高を前提に、先物の買い持ち高を積み上げてきたCTAへの警戒感がある。まだ売り余力を残しているとみるからだ。

 なぜか。これを理解するには「トレンド追随型」と呼ばれるCTAの行動パターンを知る必要がある。CTAは機械的に相場の基調を判断し、先物を売買する。相場が上昇トレンドに入れば買い、下落トレンドに入ればすぐ売りに転じる。

 相場の下落局面では、CTAの売りは複数の段階をたどる。最初はリスク許容量が減った分だけ、「安全運転」で持ち高を減らす。次に上昇トレンドが終わったと判断したら、(一気に売り払って)買い持ち高そのものをゼロに近づけていく。そしてそのあと、下落トレンドに転換したと判断したら、今度は持ち高を売りに傾ける。

 ゴールドマンの推計によると、CTAは、2月上旬時点で世界の株式の買い持ち高を2100億ドルまで積み上げていた。(2月2日から始まった)急落の後の約2週間で900億ドルと半分弱に減った。だが「売りが峠を越すにはもう少しかかる」(ゴールドマン・サックス証券の石橋隆行氏)。

 時価総額の構成比率などから単純計算すると、日本株でも1兆円規模の持ち高が残っていることになる。たとえ相場が今後いったん横ばい基調となっても、上昇トレンドはもう終わったと判断して持ち高を減らせば、相場に下げ圧力がかかる。

 CTA戦略を手がける、ある海外運用会社は「CTAは中期のトレンドを追うものが多く、下げが始まってから本格的な売りに転じるまで、1~2カ月かかることもある」と語る。過去の日経平均の下げ局面では、こうしたCTAの売りで急落の翌月以降に二番底を付けた。

 現時点で「金融市場の混乱が実体経済に波及する経路は見当たらない」(ソシエテ・ジェネラルのクラウス・バーダー氏)。ただ機械的な売りが続けば底値買いの機運はかき消される。急落の「余震」が長引くリスクにも目配りする必要がありそうだ。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。この富田記者の記事では、「下値を拾おうとする投資家の行く手を阻むのが、CTA(商品投資顧問)と呼ばれる海外のヘッジファンドの売りだ」 と書いて、CTAのことを、売りを仕掛けるただのヘッジファンドのことだと勘違いしている。

 CTA( Commodity Trading Adviseries  コモディティ・トレイディング・アドヴァイザリーズ)というのは、超高速で取引を行う、狂気で、凶器の、ロボット・マシーンそのもののことだ。今は、NYの株の取引の7割は、このCTAが行っている。 これが危険なのだ。それが、フラッシュ・クラシュを起こすのだ。

 そして、現に、2月5日の NYの暴落は、このフラッシュ・クラッシュが起こしたものだ。その証拠のブルームバーグの記事を載せる。この時、前日比1600ドルの暴落が起きたのだ。2月5日 午後3時(日本では、6日の午前5時)だ。私、副島隆彦が、この6日の朝、慌てて、騒ぎ出したのは、この 凶器ロボット・マシーン(正確には、machination マシネイション)の暴走 、ぶっ壊れ、が原因だったのだ。以下のブルームバーグの当日の記事が、最も重要である。

(転載貼り付け始め)

「 15分間のダウ下げ加速に「フラッシュクラッシュ」の要素 」

英文原題  Dow’s 15-Minute Plunge Had Elements of a ‘Flash Crash,’ ISI Says

ブルームバーグ 2018年2月5日 ニューヨーク

  米株式相場の下げが、米東部時間2月5日午後3時(日本時間6日午前5時)直後に加速したのは、経済情勢への通常の反応といった範囲を超えており、2010年5月に起きた流動性主導の下げ相場と同じ要素を備えている。

「エバコアISI」のポートフォリオ戦略責任者、デニス・ディバッシャー氏がこう分析した。

フラッシュクラッシュ

 ディバッシャー氏は「先ほどの20分程度の下げはフラッシュクラッシュだと正式に呼んでもよいだろう」と振り返った。「フラッシュクラッシュ」の大まかな定義は、電子市場で株式の売買注文撤回が相場下落を増幅させる現象。

 同氏は、買い手が手を引く「バイヤーズ・ストライキ」が相場急落の原因とみられると指摘した。ダウ工業株30種平均のこの日の下げ幅は、午後3時10分 に1597.08ポイントまで拡大。1000ポイント弱だった10年5月6日より大きかった。日中安値での下落率は6.3%。2010年の急落時は9.2%だった。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。この NYの株式市場で、これから何度でも、暴走して、大爆発をするだろう、ロボット・トレイディング・マシーン CTA については、私は、自分が2010年(今から8年前)の7月に書いて出した、『新たなる金融危機に向かう世界』(徳間書店刊 ) の

 第2章 「ゴールドマンサックスの フラッシュ・オーダーの ABACUS (アバカス。そろばんという意味)が、突如、壊された」で、丸々60ページ使って詳しく書いた。 その中の中心的なページを2枚だけ、以下に、画像 の貼り付けで載せる。 
 
2010年5月6日のNYダウ

市場で、突如、CTAが破壊された大事故 の解説

副島隆彦です。 このように、世界の金融業界は、実に生臭(なまくさ)く動いているのである。 こういうことを知らなければ、日本の投資家は、生き残れない。いいように騙されて、滅んでゆくだけだ。 

 そうなりたくなかったら、私が、一所懸命に、話しますから、3月11日に、イイノホールでの、「副島隆彦の予言者 金融セミナー」に来て下さい。

【副島隆彦の“予言者”金融セミナー 第15回】
http://kokucheese.com/event/index/508487/
「副島隆彦(そえじまたかひこ)の“予言者”金融セミナー 第15回」

*会場:イイノホール&カンファレンスセンター 東京都千代田区内幸町2-1-1
*日時:2018年3月11日(日)
*開場・受付/11:00~ 終了/17:00 (予定)
*受講料:15,000円(税込)/全指定席

加筆します。「今日のぼやき」の「2022」番として、「「米軍の北朝鮮爆撃 は 有る」と 真剣に論じた自衛隊幹部 OB が書いた優れた文を載せる。 副島隆彦 2018.2.15 」を。載せました
。読んで下さい。

副島隆彦拝