[2265]西部萬(にしべすすむ)が自殺死した。このことで ぼやきに 書きました。
副島隆彦です。今日は、2018年1月24日(水)です。
私は、この数日、1月18日から、「サピエンス全史(ぜんし)」という歴史本をずっと、線をひっぱらりながら、細かく読んでいました。この本は、人類史のずべてを概略で網羅したすばらしい本です。分りやすい日本語訳文で書かれている。
この本は、日本語版が出て(2016年7月)から、1年半になるが、評判を取っていたのに、私は、ほったからしていた。私が、この本を薦められたのは、A大学のS教授のからで、彼が、1年間、英国のケンブリッジ大学に、サバティカルで研究員として行っていたときに、この「サピエンス全史」の著者の、ユヴァル・ノア・ハラリ教授(イスラエルのヘブライ大学の歴史学教授。まだ42歳だ)が、招かれて講演をしたから、世界的な名著だから、読むべきだで、私も読むことにした。
この他に、ケンブリッジ大学に、最近、日本人で呼ばれた人がいて、それは、忍者の研究で、今や急激に人気者になっている、三重大学の山田ゆうじ教授だと言う。 今日のぼやきに、 私が、「日本人の急いで、忍者研究をしないといけない。欧米白人たちの間で沸きこっている、 忍者大(だい)ブームに乗りくれてはいけない。日本人として情けない」で、書いた、副島隆彦の忍者論を 載せました。
「サピエンス全史」の 英文(原書は、ヘブライ語だそうだ)も分りやすい英文で、それをきちんと訳してある。頭のいい人が書いた本は、読んでわかりやすい。このことことが重要だ。この本は、世界基準( world values ワールド・ヴァリューズ)で書かれている世界史の本だから、その参照文献とかに注目することで、この数十年の 、世界基準の 歴史学者(ヒストリアン histrisan )たちが、どのような人々で、どういう最新の歴史学の業績を出していたのかが、一目瞭然で、把握できるから、ものすごく、私のような人間には役に立つ。 世界を追いかけてい行く、日本語という言語でしか文章を書いて行けず、日本語でしか思考できない(だが、言語の壁を突破して、世界水準の思考に到達することは出来る)
日本知識人には、コンサイス(簡潔)で、非常に役に立つ本だ。
この本は、人類史 と 歴史学の 境界線を、突破して、本来は、先史時代(pre-histruc プレヒストリック)の考古学者(アルケオロジスト)たちの領分まで、歴史学者であるハラリ教授が、進出、侵攻している。人類史 と 世界歴史学 の境界を勝手に越境していいのかな、と、私は、すこし戸惑ったが、
それが世界中の歴史学者の傾向、トレンド、気風なのだとすれば、それに従うことにする。
分かりやすく、大きな事実をズバリ、ズバリと、断言調で書いてくれているので、この本は、非常にいい。
この「サピエンス全史」についての、私、副島隆彦の感想と、収穫、私の視点をどんどん、今日のぼやきの方に、発表してゆきます。
1月21日に、政治評論家の、西部萬(にしべすすむ)が、東京の多摩川に飛び込んで自殺した。78歳だった。この知らせを受けてからの、私、副島隆彦の 反応は、ちょっと、大変だった。 それを、今日のぼやきの方に、さっき載せましたので、読みに行ってください。
西部すすむの亡霊が、私にも出るだろうか、と、3日間、いろいろと考えていた。おそらく、ほとんど誰も、、西部の死で、何かを感想を、まともに本気で言う、あるいは書くことがある、とは言わないだろる。誰もがなんと言っていいか、困っている。だから、 私、副島隆彦が、西部萬 についての、大きな隠された真実 をきちんと、書いた。それを、日本の戦後の政治問題に関心のある人にとって、重要なことなので、皆、私の文をきちんと読むべきだ。
西部は、あのおちゃめ気たっぷりの笑い顔で、好好爺(こうこうや)を装って、本当はひどい謀略言論をずっと続けた人間だ。 だた、西部が、何を言っているのか、誰も分からなかった。まるで仙人さまとなって、深山幽谷(しんざんゆうこく)の、墨絵(中国の南画の伝統 )の掛け軸の中に、消えていったかのようだ。
副島隆彦拝