[2233]動揺するな。北朝鮮への米軍の爆撃は、来年の4月。私の予言通り。
副島隆彦です。今日は、もう2017年12月5日(火)です。
私の近況を報告します。近況とは、何をやって生きているのか、ということです。会員に 伝えたいことも加えて、書いてゆきます。
この学問道場の 今日のぼやきで、「世界権力者図鑑 2018」(ビジネス社刊)が、11月21日(火曜日)には全国の書店で発売されることの宣伝をしました。通りかかりの書店で立ち読みしてください。書店でパラパラめくってから、これなら自分の為になりそうだと、分かってから買うのが、正しい本の買い方だと私は思います。
10月中ずっと降り続いた長雨(あるいは反対に干魃=かんばつ=)のせいで、私の脳(頭、思考力。×心ではない。 マインドは、脳だ) が少しおかしかった。この10月、11月に、私はいろいろな種類のことを一挙にまとめて研究したので、自分の頭がかなりきつかった。そのうち、それらの内容を話します。
古代から、作物が獲れなくて、餓死するのではないか、と 苦しんだ農民たちの苦労が、飢えることがなくなって裕かになった今の時代の私にも何となく分かる。
今の私たちには、飢え(飢餓)や干魃で苦しむことはないが、今の時代に合わせて、人生の苦労は、人それぞれで有る。 私も、6種類の本を、同時進行で書いているが、本書きの仕事もきつい。
11月には、5日からのトランプ米大統領のアジア歴訪と、ベトナムでのAPEC 、フィリピンでのASEAN Gala (アセアン・ガラ) 40周年記念の首脳会議 があった。私は、それもずっと追いかけていた。
11月4日のサウジアラビアでのMbS(ムハンマド・ビン・サルマン 王太子( ×皇太子ではない)による、上からのクーデター( palace coup パレス・クー。coup は、coup d’eta クーデターの略称。 日本では宮廷革命と訳されてきた。権力者たち内部の争いだ )で、ムハンマド王太子(クラウン・プリンス。次期国王、32歳 )が、同族のサウド家の、自分の従兄弟(いとこ)たちまで、一斉に捕まえた。王子たち11人と、重要な財界人とかを含めて28人を逮捕、監禁した。ビンラディーン社の会長も捕まっている。ビンラディーン建設は、中東全体の最大手の建設会社だ。
自分の従兄弟たちが、金銭面で長年、極めて腐敗( ふはい。corrpution コラプション。国家、国民のお金を盗んできた )している、国家のカネを横取りして私服を肥やしてきた。と して、ムハンマド王太子は、彼らを、殴ったり 拷問したりして、厳しい尋問にかけている。と NYTが報じた。
サウジ国内の彼らの財産はすべて没収されたようだ。この動きは、2年前の2015年から起きていたので、私は、サウド家内部の動きもずっと調べている。
ムハンマド・ビン・サルマン 王太子(32歳)
首都リヤドにある五つ星ホテル「リッツ・カールトン」
彼らが捕まっているのは、最高級の リッツ・カールトン・ホテルで、 ” Ritz-Carlton Jail (ジェイル、拘置所)” と、呼ばれている(笑い)。 prison (刑務所、監獄)までではないが、jailジェイルは、custody (カストディ、留置場)や、勾留場(ディテンション detension )と似た、「牢屋(ろうや)」だ。こういう知識は、法学部で、刑事法をしっかり勉強しただけが分かる。法学部出でも弁護士たちから上が知っている。だたの新聞記者や、言論人程度では、分からない。 私、副島隆彦は、博学だから、コツコツと自力で学んで知っている。
捕まった、サウジアラビアの富豪で投資家のアルワリード・ビン・タラル王子
サウジの国民は、特に、若い男と女性たち が、このムハンマド王太子の、この「腐敗撲滅」のクーデターに対して、熱烈に共感して、大きな支持と賛同を示しているようだ。
どうも、あのジャレット・クシュナー(大統領上級顧問)は、サウジアラビアで起きた、この「上からのクーデター」(パレス・クー palace coup d’etat 宮廷革命 )の 決行の日の、直前まで、サウジの首都リヤドに居たようだ。そして、ムハンマド王太子に助言というか、アメリカの全面支持を伝えて、一緒に、これを決行したに等しい。
そして、11月6日 の早朝には、何食わぬ顔をして、日本に現れて皇居の半周ジョギングをしている。横田の米軍基地からまっすぐトランプのいるホテルに来て、サウジの動きの一部始終を義父( トランプのことを Daddy ダディと呼ぶ。笑)に詳しく報告したのだろう。 36歳にして恐ろしい男だ。
クシュナーは、ロシア疑惑 Russian collusion ラシアン・コルージョン という、アメリカの、意地汚い権力闘争で、ヒラリー派(=Moonie ムーニー、統一教会 に 汚染されている)の司法省、FBI、そして国務省、CIA に今も頑強に巣食っている、反共右翼 の官僚どもから、付け狙われて、自分に攻撃の炎が向かっていると分かっている。だから、自分の最側近の 秀才弁護士たちを、特別検察官のムラーの陣営に潜り込ませている。このことも私は、前に書いた。クシュナーが、この程度の攻撃に負けるわけはない。
それから、10月5日のNYT(ニューヨークタイムズ紙)から、公然と火がついた、大物プロデューサー(あの MIRAMAX ミラマックスの)ハーヴェイ・ワインシュテーン Harvey Winestein の女優たちへのセクシュアル・ハラスメント事件と、そのあとの業火の、燃えさかる火の連続 を、私は、ずっと追いかけていた。私、副島隆彦 にとっては、この30年間の自分の ハリウッド政治映画(ポリティカル・ムーヴィーズ)の映画評論の、なんというか、驚くべき転換点の出現で、本当に驚いている。
ここには、超有名どころの、私にとっての長年の icon アイコン、偶像である ずっと尊敬してきた最高の映画監督たちや、俳優、女優たちがずらずらと並んだ。それらを思い出深く、情報採集しているうちに、この一ヶ月がたった。クエンティン・タランティーノや、デ・ニーロや、デカプリオ 、ウッデイ・アレンたちだ。
それに対して、ブラッド・ピットが 大いに男を挙げている。「オレの奥さん(
アンジェリーナ・ジョリー、アンジー)にもう近寄るな。言い寄ったら、殺してやる」と、ブラピは、ワインシュテイーンに、言い放っていたのだ。そのことを、ハリウッドの業界人たちは知っている。だから、ブラピの人気が今、凄い。
それから、当然に、中国共産党の19回大会「19大(だい)」が10月18日から、24日に終わって、新体制が始まった。 “ニュー・チャイナ 7 “ (7人のトップ人事)が決まった。 しかし、国家体制としての、習近平の「次の10年間 の独裁体制」は、正式には、来年の3月の全人代(ぜんじんだい。中国の国民議会)で決まる。
だから、そのあとの4月に、「北朝鮮を処理、処分、片づける。体制変更して、世界に開かれた穏健な国家に変える」を断行する。習近平独裁で、これを実行して、そのあと、3年ぐらいが、ガヤガヤと経(た)つ。
だから、そのあとの、後(うし)ろの習時代の 2022年からの5年で、中国は、デモクラシー(それは、 1. 普通選挙制=ユニヴァーサル・サフレッジ universal suffrage = と 2.複数政党制=マルチ・パーティ・システム multi-party system の 2つから成る )の国に移行する。
こういう巨大な真実は、私、副島隆彦からしか、日本では知識入手できない。そうだろう。 ちがうのか。
前述した 「世界権力者図鑑2018」にも書いた。 李克強(りこくきょう。国務院総理=首相)たち、共青団(きょうせいだん)の、悪事が出来ない、善人ぞろいの大秀才たち の集団は、「私たちは、野党勢力になる。それでいい。そのうち政権を取れるだろう 」で、中国の指導部は、10年先を見越して、団結して、着々と動いている。内部の 権力抗争などやっている暇はない。 このことを習近平も、じゅうじゅう知っているのだ。 今の中国の巨大な成長と、リーダーたちのずば抜けて、優れた頭脳を、日本人が舐めてかかっていると、いよいよ日本は世界から落ちこぼれる。日本は、いまや東アジアの一小国であって、韓国、台湾、フィリピン並の国だ。
だが、フィリピンには、偉大な 指導者となった ドゥテルテが現れた。 ドゥテルテは、すべてのフィリピン国民から敬愛され、尊敬。支持率は90%ぐらいある。 こういう優れた指導者(真の愛国者)を
私たち 日本人は持てなくて、本当に悲惨な国だ。
ドゥテルテは、 本当に言ったのだ。 「あの オバマは、一国の代表である、私を、叱(しか)りつけたのだ。一国の大統領に対して非礼、極まりない。 黒人のくせに」 と、言い放った。
これに、 ASEAN(東アジア諸国 の 団結の組織)の 各国の、代表たちが、一瞬にして、どっと沸いた。 ドゥテルテの、 あのフィリピン国の原住民の浅黒い、顔で、「黒人のくせに」と言った、この 恐るべき勇気と、この世の真実を公然と語る その偉大な能力に、私、副島隆彦も感服した。
今や、 ドゥテルテが、ASEAN 全体を指導する大指導者だ。 皆が、尊敬して、敬っている。それでもフィリピンは貧しい国だ。
ドゥテルテは、11月13日の マニラでのASEANの 歓迎会で、 ひとりでバラードを口ずさんでいたが、 隣の トランプから、「歌ってくれ」 と言われて、 「 ただいま、コマンダー・イン・チーフ(軍の最高司令官、米国の大統領閣下)からの要請がありましたので、歌います」 と、
駐留米兵たちが、戦前から歌っていて、フィリピンの民衆もよく知っている、哀愁漂う、歌を披露した。
フィリピンは、アーサー・マッカーサー大将 ( proconsul プロウコンサル、軍事総督) による、フィリピン支配、統治 以来(米西戦争、1898年で、スペイン帝国から奪い取った) の国だ。
私、副島隆彦は、このドゥテルテが歌う、バラードをネットの画面で、聞いていて、泣いた。
アメリカ帝国の属国となって生きた、フィリピンの 民族独立運動の指導者、 リサールや、ケソンのことを思って、泣いた。 こういうことを知っている日本人は、もう私しかいないだろう。
日本は、低脳にされて猿(マンキー)並に、された哀れな国民だ。 同じアメちゃんのの属国でも今のフィリピン人の方が ずっと偉い。
この他に、私は、歴史本2冊と、金融・経済の次の本を抱えている。アメリカ政治分析の本も出さなければ済まない。きつい仕事をずっとやっている。私は、一冊、一冊、1ページ、1ページ 手を抜かないで書いてきた。そうやって私は、自分の信用を作ってきた。何があろうが、自分の仕事、やるべきことを、コツコツと努力し続ける人間が偉いのだ。
それで、北朝鮮情勢だ。何か、変な噂(うわさ)や、新聞記事が出回っているようで、「12月18日ごろに、米軍の北朝鮮爆撃が敢行される」というのである。後ろの方に、載せる。
私、副島隆彦は、今日も、はっきりと書きます。米軍の北朝鮮爆撃、そして、中国軍の侵攻(進撃)そして平壌(ピョンヤン)の制圧、そして金正恩(キムジョンウン)体制の変更は、来年の4月だ。私が、6カ月前に、予言したとおりになる。
私は、このことを明確に今日も書きます。日本の他の言論人や、専門家や、テレビ新聞が何を言おうが、書こうが、それらはすべて、副島隆彦の後追(あとお)いの 物真似(ものまね)だ。いよいよ、私が、今年の4月に予言したとおりに、事態は、私の予言に吸い寄せられるように、動いている。
だから、私の予言の文を、まだ、読んでいない人は、ここの 重たい掲示板の、4月10日の私の文章を、読みに行きなさい。
日本には、北朝鮮の核兵器(核ミサイル)は、飛んでこない。心配するな。慌てるな。キャーキャー騒ぐな。じっとして自分のやるべきことをやりなさい。 バカほど大騒ぎをする。そしてまわりの顰蹙(ひんしゅく)を買う。 私たちは、じっとしていればいいのだ。
日本(人)には、何の力もない。日本は、東アジアの一つの小国に過ぎない。威張ることなく、自分の分(ぶん)を弁(わきま)えて静かにしていればいい。
以下に、ポイントフォームで、簡潔に書いてゆく。
1.北朝鮮は、IAEA(世界のNPT=核拡散防止=体制)も脱退しているから、自国の防衛のために、核兵器を保有する権利を、主権(しゅけん。ソブリーンティ sovereignty )のある国家として持っている。
イスラエルは、密かに300発ぐらいの核弾頭を持っている。これは、1964年に、中国の四川省の奥で核実験をして保有したものだ。この頃は、中国とイスラエルは極秘で組んでいた。イスラエルが、アメリカから盗み出した最新兵器の技術を、超安価で中国が買っていた。
2007年に、中国は、合計17億人いるアラブ、イスラム諸国と仲良くする、と決断して、イスラエルと決裂した。 イスラエルが核保有国だから、だから、イランが、カリカリして、「私たちが核を持って何が悪い」となるのだ。 パキスタンとインドも、勝手に核を持ってしまった。だから、北朝鮮が、核を持つこと自体を、国際社会は非難する理由と理屈が立たない。日本国民には、この世界で通用している理屈は、教えないことになっている。
2.この北朝鮮に対して、「危ないじゃないか」と、制裁と 国際的な強制執行の行動をとれるのは、The UN ( ザ・ユーエヌ。ユナイテッド・ネイションズ。 ×国際連合 ○連合諸国)の 総会 general assembly での決議だけだ。あるいは、少なくとも UNSC(諸国連合 安保理=あんぽり= 軍事問題の解決機関)の 満場一致(特に五大国=ファイブ・パーマネント・メンバーズ。米、ロ、中、英、仏 )の決議 resolution レゾルーション が有ったときだけだ。
3.米政府と言えども、勝手に北朝鮮への軍事行動は取れない。今回は、ロシアも中国も、反対しないだろうから、このUNの決議で、北朝鮮処分(処理、片付け)は実行されるだろう。それには、手続きが必要だから、だから、それは来年の4月だ。
4.トランプ政権は、北朝鮮の核関連施設120カ所? への 一斉の爆撃(エアレイド)をしたあと、どんどん朝鮮半島から、手を引く。韓国の釜山(プサン)の海軍基地だけを残して、どんどん軍隊を撤退させるだろう。それが、「アメリカは、もう自分の国に帰ろう」の isolationism アイソレイショニズム だ。
これは、「アメリカはもう、出来るだけ外国のことに関わりたくない(自国の安全が脅かされない限り)」と言う思想で、国内問題優先主義と訳せ、と 私、副島隆彦が、ずっと主張している。アイソレイショニズムは、「アメリカの若者を外国で死なせるな」という思想だ。このことを分かりなさい。
トランプたちを支えている思想は、「仕事が終わったら、さっさと家に帰るぞ。いつまでも外国になんかいないぞ」「経営者の一番の、苦労は、どうやって拡張しすぎた事業を上手に縮小するか(尻払い、殿軍=でんぐん= 軍隊の引き上げ)」だ。
5. あのおフランスだって、自分たちが、世界植民地拡張時代に手に入れた、南太平洋の、タヒチ諸島や、ニユーカレドニアなどの 島々を、「もうカネがかかって、どうにもならない。旧植民地への出費と負担が大きすぎる」で、「さっさと独立でも何でも、してくれ。もうフランス本土からは、カネを出せないんだ」と悲鳴をあげているのだ。
そうなると、やっぱり中国が、これらを買い取る、という動きになる。少なくとも、港湾経営権(ポート・オーソリティ port authority )を買うだろう。これは世界中の主要な港が、売ろうと思えば売り買いできるものだ。
6.UNの副事務総長(デピューティ・セクレタリー・ジェネラル)が、北朝鮮に行って、「少しは国際社会の言うことを聞きなさい」と、宥(なだ)めに行ったが、これは、仲介や、仲裁(ミデイエイション mediation )ではない。事情聴取に行って、言い分を聞いただけだ。これも手続きの一部だ。国際社会(=世界)は、言い分を聞いた、という儀式だ。
ロシアのプーチンも 今回は、仲裁者(mediator )を引き受けない。 それでも、北朝鮮とロシアとの国境に60キロの高速道路があって、その下の地下のトンネルを鉄道が走っているそうだから、そこからキムジョンウンと家族だけを、モスクワに亡命させる、という、「世界の指導者たちは、決して手荒らではない」というジェスチャーをするだろう。
7.北朝鮮の移動式(大型のトラック式)のあの核兵器は、明らかにロシア製の核とミサイルの技術が移転したものだ。プーチンは、どういう顔ぶれのロシア人の科学者たちが、1991年のソビエト崩壊のあとも、北朝鮮に残留して、厚遇を受けて、核兵器の開発を続けたかを正確に知っている。
だから、ロシアにとっては、すべての動きがいまも手に取るように分かる。プーチンは、北朝鮮処分が、終わったあと、天然ガスのパイプラインを韓国、と日本にまで通して、この地域へのロシアの影響力の保持 と、経済開発 を計画している。これが、ロシアの“漁夫の利” だ。 もっと大きくは、ロシアのシベリア開発(広大なシベリアには、たったの600万人しかロシア白人はいない)の一環だ。中国は、「沿海州(えんかいしゅう)を返してくれ」とロシアに言いたいが、もう両国の国境線は歴史的に画定した。中国とロシアには国境紛争はもうない。
8. 韓国の平昌(ピョンヤン)オリンピックが、2月9日開会式で、月末までやっている。 そして3月の9日から2週間はパラリンピックだ。この間は北朝鮮爆撃、侵攻は出来ない。
米韓の合同軍事演習( drill ドリル)が行われるが、これが最後の予行演習であり、実戦さながらでやるだろう。 日本は、予定通り後方支援活動(こうほうしえんかつどう。戦場人足=せんじょうにんそく= 荷物運び)をやらされる。これだけやればいい。
日本の米軍の港と米軍基地から艦船と爆撃機が飛び立つが、そのことで北朝鮮が、日本に過度の敵意を抱くことはない。 日本はアメリカの属国(従属国、朝貢国 tributary state)としての運命を生きるしかない。
9.中国も、習近平の軍事独裁の指揮の下、軍人たちで、ベトナム懲罰戦争(1979年)を指揮官として戦った者たちが司令官となって、北朝鮮に、北(吉林省)と海(渤海)の方から上陸、侵攻する。5万人ぐらい死ぬだろうが、それぐらいは中国にとっては計算のうちだ。中国軍を、共産党の私党から、正常な国家組織に作り替える努力は、このあと行われる。
10.トランプにとっても、習近平にとっても、北朝鮮処理( 今のミャンマーのように、外資に解放して、たくさん外資導入して国を再建させる )が終わったあとは、軍隊と軍需産業(ミリタリー・インダストリー)の膨張を厳しく押さえつけて、核兵器の多弾頭化(ただんとうか、MIRV)などの軍備増強路線にならないように引き締める。
徹底的に軍備縮小(軍縮。デミリタリライゼイション)をして、軍事予算を、急激に削減してゆくだろう。このことが、「尻払い=殿軍(でんぐん)」の「勝って兜の緒を締めよ」で、指導者にとって一番、大事なことだ。
世界を、米、中、ロの 3大国の指導者(トランプ、習近平、プーチン)のよる“第2次ヤルタ会談体制”( 「ニュー・ヤルタ 2.0」)に持ち込んで、大戦争を避けるためには、3大国による、共同での軍縮 の道が、正しい。
11.中国軍も、北朝鮮の体制変更をしたあとは、急いで、北朝鮮領土から、撤退(ウイズドロー)、撤収(エヴァキュエイション)しなければいけない。38度線はこのまま固定する。韓国軍や米軍と対峙することがないようにする。韓国軍も、38度線を越えて進撃することはない。
韓国軍は、北朝鮮から逃げてくる、同胞(同じ民族)を助けるだろう。もし、米軍や、日本軍が、北朝鮮軍と戦うことになったら、きっと、韓国軍は、米軍や日本軍と戦うだろう。愛国心とか、同胞愛というのは、そのように崇高なものなのだ。このことを私たち日本人は、肝に銘じておくべきだ。
12.これからの“第2次朝鮮戦争”、“戦争特需”、朝鮮戦争復興特需(ふっこうとくくじゅ)“ で儲かる株式や、軍需産業の銘柄を知りたい人は、私の最新刊の金融本『銀行消滅(ぎんこうしょうめつ)』(祥伝社、11月初、発売)を書店で立ち読みしてから買いなさい。
以上です。 以下に、くだらない噂を立てて、日本国民を、動揺させて、浮き足立たせて、根拠のない恐怖感(コワイ、コワイ)に陥れようとする、悪質な、扇動記事を一つだけ載せます。
(転載貼り付け始め)
● 「12・18、米の北朝鮮攻撃Xデー警戒 各国緊張の極秘情報、世界最強ステルス戦闘機6機投入の狙い 」
2017年11月28日 夕刊フジ
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/171128/soc1711280007-n1.html
朝鮮半島の緊張が続いている。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、平和的解決を求めた中国の「特使」と会わずに“追い返した”ことを受け、ドナルド・トランプ米大統領は北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定したのだ。北朝鮮による「核・ミサイル開発」の加速化と、各国の情報当局が警戒する「北朝鮮攻撃のXデーは、12月18日の新月の夜前後」という情報とは。ジャーナリストの加賀孝英氏の緊急リポート。
驚かないでいただきたい。今、次の極秘情報が流れて、各国の情報当局関係者が極度に緊張している。
《米国は、北朝鮮が平和的解決を拒否したと判断した。トランプ氏がついに『北朝鮮への予防的先制攻撃』(正恩氏斬首作戦)を決断し、作戦準備を命じた。第一候補のXデーは12月18日、新月の夜前後》
旧知の米軍情報当局関係者は「この裏には、3つの重大な理由がある」と語った。以下の3つの情報だ。
(1)米本土を攻撃できる北朝鮮のICBM(大陸間弾道ミサイル)「火星14」の開発が、年内にはほぼ完了する。米国には時間がない。
(2)北朝鮮は10月中旬から、核弾頭の量産体制に入った。日本や韓国、米領グアムの米軍基地を狙う、中距離弾道ミサイル「ノドン」「火星12」に搭載可能になる。日本と韓国に潜入した工作員(日本約600人、韓国約5万人)の動向が異常だ。急激に活発化している。
(3)北朝鮮への経済制裁が効いてきた。軍部は飢餓状態だ。正恩氏はクーデターを阻止するため、父の金正日(キム・ジョンイル)総書記の命日である12月17日か、来年1月8日の正恩氏の誕生日前後に、日本海の北部か太平洋上で、核実験(水爆の可能性も)を強行、暴走する可能性がある。
正恩氏は“狂気”に走っている。
米韓両軍は12月4日から8日まで、朝鮮半島周辺で、史上最大規模の合同軍事演習「ビジラント・エース」を行い、戦闘機約230機が結集する。米軍からは、空軍や海軍、海兵隊などの兵士約1万2000人が参加する。
ここに、米空軍の最新鋭ステルス戦闘機F22「ラプター」6機と、同F35A「ライトニングII」が3、4機投入されるという。
問題はF22だ。同機は「レーダーにまったく映らない。過去撃墜されたことが一度もない。敵を100%倒す」(防衛省関係者)と恐れられる、世界最強の戦闘機だ。F22が、朝鮮半島に6機も展開すれば初めてである。その狙いは何か。
米軍関係者は「正恩氏に対する『白旗を上げろ! 米国は本気だ!』という最後通告だ。正恩氏は『F22に狙われたら命はない』と理解し、脅えて震えているはずだ」といい、続けた。
「米軍は2005年、極秘作戦を強行した。F22の原型である世界初のステルス戦闘機F117『ナイトホーク』を、平壌(ピョンヤン)上空に侵入させ、正日氏の豪邸に目がけて、急降下を繰り返した。正日氏は手も足も出ず、死を覚悟して震えていたとされる。その絶対恐怖を息子が忘れるはずがない」 重大な局面が迫っている。
■加賀孝英(かが・こうえい) ジャーナリスト。1957年生まれ。週刊文春、新潮社を経て独立。95年、第1回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞受賞。週刊誌、月刊誌を舞台に幅広く活躍し、数々のスクープで知られている。
(貼り付け転載終わり)
副島隆彦です。 サウジの宮廷のクーデターのことの最新の記事も一本載せます。
(転載貼り付け始め)
●「 サウジ粛清、拘束されたエリート層の大半が資産没収で同意 」
2017年12/6(水) AFP
サウジアラビア首都リヤドにある高級ホテル「リッツ・カールトン」(2017年5月21日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】サウジアラビア政府が進める汚職捜査で拘束され、高級ホテルに1か月余り収容されているエリート層の大半が、釈放と引き換えに資産の没収に同意したことが分かった。司法長官が5日、明らかにした。
首都リヤドにある五つ星ホテル「リッツ・カールトン(Ritz-Carlton)」には、エリート層に対する近年最大の摘発によって身柄を拘束された王子や閣僚、大物実業家らが多数収容されており、同ホテルは仮設の「高級刑務所」と化している。シェイク・サウド・モジェブ(Sheikh Saud al-Mojeb)司法長官によると、これまで約320人を事情聴取し、現在159人を拘束している。拘束者の多くが資産の没収もしくは不正に得たとされる利得を国に引き渡すことに同意しているという。
モジェブ氏は、数十年にわたる横領と汚職によって少なくとも推計1000億ドル(約11兆2000億円)が失われたと述べていた。先週には、元国家警備相でかつて次期国王候補と目されていたムトイブ・ビン・アブドラ(Miteb bin Abdullah)王子が、10億ドル(約1100億円)超とされる支払いに同意し、釈放されている。
ムトイブ王子の解任については、国防相も務めるムハンマド・ビン・サルマン(Mohammed Bin Salman)皇太子が治安部隊に対する自身の権限を強化する狙いがあったとの見方もある。
しかしサウジ当局は今回の粛清について、石油依存からの脱却を模索する中、国内で横行する汚職を標的としたものにすぎないと主張している。
・ サウジ、イエメンからのミサイル迎撃に失敗か 米紙
・ サウジ皇太子、イラン最高指導者を「新たなヒトラー」呼ばわり
○「 サウジ王子、搭乗ヘリ墜落で死亡=「粛清」恐れ逃亡図る? 」
【カイロ時事】2017/11/07
サウジアラビア南西部アシル州の副知事だったマンスール・ビン・ムクリン王子が5日、搭乗していたヘリコプターの墜落で死亡した。王子は、汚職摘発を名目に王族や閣僚ら多数を拘束したムハンマド皇太子の反対派。不正行為への追及を逃れようと国外に向かっていた際にヘリが墜落したとの臆測が広がっている。
マンスール王子は、サルマン現国王が2015年に即位した後に退任させられたムクリン元皇太子の息子。有力王族メンバーながらムハンマド皇太子から冷遇されたとみられる。国営通信は6日、王子死去の情報のみを短く伝え、墜落の詳細などは不明だ。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦拝