[2204]今こそ姥捨山の復活を 8

8067浅川京華 投稿日:2017/10/18 05:03

羽田敦子さんの投稿を読み(と言っても、投稿の内容とは関係ない事を書かせて頂くが)、羽田孜氏死去の報を新聞で見た時、死因が『老衰』となっていたので「!?」となった。その後、亡くなった場所が、病院ではなく自宅だったと知り、ああ、だからか、と思った。『2178今こそ姥捨山の復活を5』で、高齢者の死因は大抵老衰だが、そう言っても家族が納得しない、世間が納得しないから、医者は肺炎などと、適当な病名を付ける、という旨を書いたが、羽田孜氏には、私は殆ど興味は無かったが、その死に様は見事だと思った。
所で、私は職場(老人施設)の、ある種の人を「老人性依存症」と呼んでいる。成人病を生活習慣病、と病名変更した人は、故日野原某氏だそうだが、認知症も、私が作った「老人性依存症」に、病名変更すべきだ。こういう事を言うと、医療関係者は「介護福祉士ごときが偉そうに何を言う」というかね。

『俗ニーチエについて 付記』続き
副島先生が遂に、同性愛について正面から書いた、と私は言ったが、副島先生のニーチエ本のそれを読んで、実は私は「まるで橋本治氏の『蓮と刀』だ」と驚いた。橋本治氏は、私の少女時代から、副島先生の本に出会う30代の頃迄、心の支えになった昨家だが、最近では、ほぼ全く読んでいない。が、橋本治氏は『蓮と刀(1982年刊 作品社)』一冊だけでも、間違いなく、日本の歴史に残る作家だ、それくらい『蓮と刀』は、時代を先取りした、画期的な本だった、と思う。『蓮と刀』は、要するに、ホモについて徹底的に論じた本である。