[2187]今こそ姥捨山の復活を 7

8067浅川京華 投稿日:2017/09/17 01:55

今更だが、現職の介護福祉士の私が、こういう発言をするのは、下手をすれば措置入院ものの、物凄くヤバい事だ。こんな危険な言論を公表させて下さる人は、日本にただ一人、副島先生だけだ。感謝の念に堪えない。
人間の原型をとどめていないような、無残な寝たきり老人になっても、ボケ老人になっても、生きていて欲しいと何故思う家族が多くいるか?その理由は『カネ』だ。戦争に行って死んだ人の妻やら、子供やらは、戦後72年たった今も、その年金を貰っている。そうした年代の人達が、寝たきり老人、ボケ老人になって、たくさん生きている。正直な家族は、はっきり言う。だから死んで欲しくないんです、と。

『俗ニーチエについて付記』続き
2161で、副島先生は「(略)しかし男の場合は、生まれながらに相当に頭の良い者は、自分の考えを人に押し付けようとする。人を自分の思い通りにしたい、という欲から抜け出せない。自分のような凡人の女には、到底太刀打ち出来ない人々だ』と書いている。私は、これとは全く、正反対である。私の父親はバカだが、人に自分の考えを押し付ける。自分の考えに従わない人を、異常だと思い込む。自分の方がバカかもしれないなどとは、まるで思わない。傍から見れば、バカ丸出しである。90過ぎた今だにそうだ。「バカは死ななきゃ治らない」ではなく「バカは死んでも治らない」である。親父に限らず、どうも男は、全体にそうだ、相当に頭の良い男ですらそうだ、というのが、私の感覚だ(人間の原型は女、男は女の変形〈岸田秀氏流に言うと、女の変態〉という事実に照らして、そうだろうなぁ、と。私は、この厳然たる事実を、物差しにしている。なんとなく、では言わない)。女の私も、他人に自分の考えを押し付けたくなる事は、しばしばある。こうして投書しているのだから。しかし根底で「他人は自分の思い通りにはならない」という真実に対して、謙虚であるように努めている。「私は正しい!私は正しい!こんな頭の良い私の考えを受け入れない奴らは、なんてバカなんだ!」で、どこまでも突き進めば、気違いになるのが目に見えているからだ。だから私は、前述のような男なる人種を「自分のような凡人の女には、到底太刀打ち出来ない人々だ」などとは、全く、思っていない。太刀打ちしたいとも思わない。微かな軽蔑をもって「良くも悪くも、そういうものなんだろうな」と思うだけだ。