[2185]北朝鮮のミサイル発射と、アメリカ トランプ大統領のツイッターについて思ったこと

福松 博史 投稿日:2017/09/03 23:11

「諸悪の根源、ローマ教会、キリスト教」とマスメディア。その陰険な手口、やりくちたるや、全くそっくりだと「2174」で私は書いた。
が、ここのところのマスメディアの余りの発狂ぶりに、しつこく文句を言う。8/29(火)早朝、北朝鮮のミサイル発射大騒ぎ。そのわずか二日後、8/31(木)民放テレビ(TBSだったと思う)朝7時のニュースだ。トランプ大統領が「アメリカはこの25年間、北朝鮮にお金をゆすり取られ続けてきた…。」とツイッターで暴露した。その映像が流れたのだ。本当にびっくりした。
(もちろん私だけでなく、日本中でかなりの視聴者が見ていただろう。)
ところがだ。「そんなの嘘だ。トランプ大統領の作り話だ。」とかの反論さえも全くなし。完全無視、素通りだ。全く議論がない。
隣の韓国でも、こんな重大なニュースなのに、何の反応もない。日米韓、重要な関係国ではないのか?
「属国、日本論」副島先生の(1997年5月初版)、2005年6月五月書房改訂版の15ページ、1.「属国日本を検証する」の中の「なぜ真実を隠ぺいするのか。」から16ページの最後の2行、…韓半島情勢や台湾海峡情勢に接するにつけ アメリカ軍が頼もしいと思う。しかし、もしこれらの情勢自体が大きな視点から見れば作られて演出されたものであったとしたら…。と思う。とはっきり何と20年以上前に指摘。そして21ページのアメリカと北朝鮮の八百長交渉の一覧表だ。もちろん、表向きは対立しながらも、根気よく他国にばれないように、裏ではしっかり協調している。まるで昔のプロレス中継そのものだ。
そして22ページ、サブタイトル「北朝鮮核疑惑と韓半島情勢」から24ページ4行目から、アメリカが北朝鮮のミサイル脅威を日本政府に伝えて驚かせたのには、二つの理由がある。北朝鮮の核疑惑騒ぎは、1993年3月にIAEA(国際原子力機関)が、北朝鮮が核兵器用プルトニウム抽出に成功したらしいと報告した時に始まる…。さらに同24ページ15行目に…北朝鮮は大きくはアメリカの管理下に入ったのである。…北朝鮮を瓦解させないようにさせているのはアメリカである。…そして決定打が次の25ページ一行目から9行目の中のW.S.J(ウォール ストリート ジャーナル)紙、1994年10月24日付.「米朝合意は北朝鮮の金体制が崩壊すべきだった時期に、アメリカが資金を提供して、これを支えたと歴史に記録されるだろう。」…。
随分と長々と 副島先生の本から引用したが、先ほどの24ページの年代別一覧表に戻るが、トランプ大統領が「25年間アメリカは北朝鮮にお金をゆすり取られてきた…」は、その年数がぴったり合致している。その25年前とは、まさに1992年1月のIAEAとの保障措置協定調印から始まっていた。まさにこれ、ぴったり25年だ。
翌1993年3月北朝鮮がNPT脱退を表明。そして同年6月米朝協議第一ラウンド開始だ。要するに、この25年間 日本は「つんぼ桟敷」だ。もちろん日本のテレビ、新聞なんか戦時下の報道管制よろしく きっちり統制されて、重大な真実を国民に知らせようなんて、これっぽちもない。
それが延々と今現在まで続いていると言うことだ。それでも副島先生だけが孤軍奮闘だ。1997年出版、つまり今からなんと20年も前に「属国、日本論」で本当の真実を国民に伝えようとしたのは驚きだ。しかし、この大功績を全く無視の日本のマスメディア及び、出版界、言論界は陰険極まりない。その根底には、副島先生の功績に対しての激しい妬み 嫉みがあるからだ。これこそ、ローマ教会、キリスト教のクソ坊主の性根とそっくりだ。
ねじけた根性はは筋金入りだ。そもそも連中は日本の一般国民の事なんか虫けら同然だと思っているのだ。ほんの数日前は「北朝鮮がミサイルを飛ばしたぞ!日本中の土人ども、怖がれ、ビックリしろ!避難しろ!」と喚き散らしていたではないか。安倍大政翼賛メディアの大本営発表をだ。北朝鮮がミサイルを発射したのだから、てっきり日本国内に配備されている迎撃ミサイルで迎え撃ったものと思いきや、命中しないのが十分わかっているもんだから、発射ボタンなど押せるわけがない。(パック3なんかじゃなくて、ハッタリ迎撃ミサイルだ。)
日本政府は役立たずの迎撃ミサイルをアメリカに交換しろ(リコール)とは口が裂けても言えるはずがない。全く卑屈の極みだ。奴隷根性丸出しだ。先般エアバックのタカタはアメリカに言いがかりをつけられて、大金を巻き上げられたのにだ。挙句の果てに、潰された。25年間アメリカが北朝鮮を援助していたことを当然トランプは「俺のせいじゃないぞ!」(なぜなら大統領になったばっかりだ。当たり前だ。)と先手を打って釘を刺したのだ。そして返す刀で25年にさかのぼって(国家反逆罪)に該当する「責任者どもめ、これから俺がバシバシしょっ引いてやるからな。覚悟しろ!」だ。好戦派ヒラリー達や、ワシントンの腐れ官僚ども、そしてフェイクニュースのマスメディアどもに向かっての反撃だ。さすが強者トランプ、見事だ。あっぱれだ。そもそもトランプ大統領は覇権国、アメリカの代表だから、弱者であるところの北朝鮮を怖がるわけがない。まともな海軍、空軍が無い北朝鮮とアメリカが軍事的に対等のわけがない。
だから「ゆすり取られた…」とツイートしたのはトランプ流の皮肉だと思う。「どの国も民族も人種も平等です」なんて偽善的ヨタ話(きれいごと)を、ずーとたれ流して来た、日本(アメリカも)のマスメディア。したり顔の評論家どもはこのたびの突然のミサイル発射で どうしていいか分からずオロオロだ。アメリカの手先ばっかりやりすぎて。頭の中がピーマンそのものだ。何が専門家だ。全くの役立たずだ。さすがに、今更 民族、人種差別をあからさまには言えないだろう。せいぜいバカの一つ覚えの「中国を目の敵にして、腐して罵ること」だけだ。
8/29(火)の北朝鮮ミサイル発射騒ぎの時、日本のVI指数(市場の恐怖度を数字で表示する)が少し上昇して すぐ下落。アメリカのVIX指数(これも同じ)も、ちっとも動いてなかった。(バノン辞任の時は少し上昇したが)
要するに紛争当事国のはずなのに、アメリカは北朝鮮なんか歯牙にもかけていないということだ。(韓国人も、それほど騒いでない)日本だけが、大本営発表に踊らされて右往左往だ。あのハプスブルグ家の家訓に「戦争はよその国にやらせろ」があった。アメリカ帝国は長年、中東、極東アジアなどで、いわゆる「離間の計」「民族や国家などの分断作戦」近隣同士をお互い憎しみ、争わせ、紛争、戦争を演出してきた。
世界支配を続けようと、覇権国アメリカは日夜あの手この手で努力してきたのだ。だけどあのローマ帝国末期よろしく、アメリカ帝国も経済的にガタガタになってきた。諸行無常だ。もう隠しようがないぐらいだ。本当は米国債を紙屑にするとか しないとかでオタオタの段階だ。
去年の副島先生の予言 見事的中で「トランプ大統領誕生」。世界中(日本も)マスメディアはヒラリー当選確実とずーっと喚いていた。だが大変な番狂わせだ。だから去年の副島先生の本「トランプ大統領とアメリカの真実…トランプ大統領で決まり!」は、世界的な大業績だったのだ。これも副島先生から教わっていたが、アメリカの軍事強硬派は ヒラリー女大統領を頭目に、第三次世界大戦を画策し遂行しようとしていた。
「ウォー ブースト エコノミー」つまり、戦争刺激経済で米国の経済的破綻を突破するつもりだったのだ。IS、イスラム国も軍事強硬派のヒラリー一派が作ったのも、アメリカの国民は見抜いたのだ。だからトランプ大統領が選ばれたのだ。
どんでん返しを喰らったものだから、恒例のマスメディアと新アメリカ大統領の100日ハネムーンもへったくれもなかった。アメリカのマスメディアのほとんどが、トランプ大統領に向けて砲列を並べている。だからしょっぱなから今の今までずーとトランプ大統領攻撃の連続だ。
公平、公正な報道もへったくれもない。だけどアメリカの国民の多くは賢明で、日本土人みたいに洗脳されていないので、ちゃんとヒラリーの凶悪犯罪性を見抜いていた。それが「ロック ハー アップ!」(ヒラリーを逮捕、投獄せよ!)の怒号だ。(副島先生の去年の本)なのだ。
このアメリカ人の必死の叫びを、あの今を時めく評論家の池上彰氏は絶対に知悉していたはずなのだ。何故かというと、去年のアメリカ大統領選の終盤に、彼はアメリカ共和党の党大会の現場に、実況中継で出演。衛星放送で日本のテレビに映っていたからだ。その時のコメント中の顔が引きつっていたのを、今でも覚えている。彼はその時、それでもヒラリー優勢で当選だと言い募っていたのだ。もちろん、ロック ハー アップの怒号の怒号が飛び交う、その中でだ。つまり、箝口令が出てたのだろう。これこそ、不誠実極まりない態度だ。これが日本の奴隷マスメディアの限界だと言ってしまえば、それまでだが。日本国民に対する、マスメディアの背信行為以外の何者でもない。副島先生がずーと孤軍奮闘してきた相手は、絶対に真実(核心)を隠ぺいする、この風潮に対してだ。
副島先生の鳴らし続けてきた警鐘が「アジア人同士戦わず、騙されるな、用心しろ、警戒せよ」だ。このことが今こそ、とても大切だ。我々日本土人が少しでも長年のアメリカの軛(くびき)から脱出できるか。それとも、このままずーっと卑屈な属国奴隷を続けるのか。ここでもニーチェの思想が生きる。デュオニュソス的なるもの。…何も哲学だのとそんなに難しく考える必要はないのだ。人生、各自できるだけ楽しく健康で生きる方がいいに決まっているではないか。苦行僧ではあるまいし、自分の体に鞭を打ち続ける、または打たれ続けて、それでどうなるものでもない。アホらしい。奴隷なんてクソくらえだ。どうしてもやりたい奴が、自分で勝手にやればいいのだ。と、思う。
前回と同じく、自分勝手にあれこれ文句の言いたい放題となってしまいました。