[2150]今こそ大政奉還を 8

8067浅川京華 投稿日:2017/06/20 08:07

「今こそ大政奉還を7」で、フランス王室が滅びたのは、最後の王様に愛人がいなかったせいかもしれない、と述べたが、これは『愛人が国政を牛耳る、なんてヘンテコな習慣を止めて、女王を認めていれば、フランス王室は滅びていなかったかも知れない』だ。守谷氏の、この際、天皇を無くす事を考えるべき、という意見について。それは、あまりにも陳腐な考えだ、と私は思う。歴史の過ちを繰り返す、であると。ロシア人なども、今でも皇室があった方が良かったのでは、と考えている人は多い、と聞いた事がある(前述のフランス王室についても同様)。オ―ストリアの皇室も、もう無いが、ハプスブルグ家のヨ―ロツパでの影響力は、今だに大きいと聞く。私が皇室の存在を支持する理由は、『2038ファ―ストレデイなんぞくたばれ』で述べた。王室を廃止して、制度上、人間平等にした結果は、そんなに良いものではなかった、という事が、今は明らかな時代だ。王室の無いアメリカという国、大統領という制度を考えてみれば分かる。王室を無くしても、王室的なものが(王室の偽物が)どうせ出来る。人間とは、そういうものを求める生き物だ。立憲君主制を続ける事と大統領制に変える事と、どちらがマシか?私は、前者だと考える。ただ、余談だが、もし女性天皇が認められず、このまま年月が流れたら、多分現皇太子を最後の天皇として、皇室は終わる(秋篠宮の息子が天皇になる事無く)。話は全然変わるが、5月28日の定例会で、副島先生が、80くらいになっても秘密警察長官をやる、と仰っておられるのを聞き、去年の定例会の後、私がこちらの投書の中で、こういう事を言うと、人をアテにするなと怒られそうですが、先生には、少なくとも80才くらいまでは、生きて頂きたいと言った事が、ちょっとは通じたのかなと、嬉しかったです。更に、エリザベス1世とメアリー・スチユアートの話が、副島先生の投書中に、チラツと出ていたのでついでに言うが、悲劇の女王などと呼ばれて(この人の一生で悲劇的なのは、最初の結婚相手のフランス国王が若死にした事だけで、他は全て同情の余地もない、これで女王かと呆れるばかりのバカ女だ)なぜか人気があるらしいメアリー某が、私は大嫌いだ。エリザベス1世は女のジエラシーからメアリーを殺した、という俗説は間違いだ。メアリーは自分こそ正当なイギリス女王だと思い込んでいて(周りに唆されて)、サインする時も、勝手に、肩書きの一つに、イギリス女王を加えていた。エリザベス1世が怒るのも当たり前だ。