[2149]私は、自分の残生を、日本の改革勢力の秘密警察長官になる、と決めた。

副島隆彦 投稿日:2017/06/15 23:14

副島隆彦です。今日は、2017年6月15日(木)です。

 今日から発売になる 私の新刊本 「ニーチェに学ぶ  奴隷をやめて反逆せよ!まず知識・思想から 」(成甲書房刊)が、大手の書店では今日から、地方都市の書店では、17日ぐらいには配本(はいほん)されるでしょう。


ニーチェに学ぶ「奴隷をやめて反逆せよ! 」―まず知識・思想から

副島隆彦です。 私は、この本を書き上げるのに、3ヶ月の心血を注いだ。心血までは、ちょっと言い過ぎかなとも思うが、それでも、きっとこの本は、私、副島隆彦の思惑(おもわく)を超えて、日本社会に重要な影響を与えてゆくだろう。 私は、その手応えを今、感じている。

今日のぼやき の方で、この本の宣伝を、古村治彦君が書いてくれました。読みに行って下さい。
アマゾンでの販売は、以下の通りです。

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副島隆彦です。 フリードリヒ・ニーチェ(1844-1900)という大(だい)思想家が、本当は、どういう人間であり、何を必死になって主張したのか。 彼が生きて、18年間で13冊の本を出し続けた時代から150年がたった、今の私たちにまで何を強く訴え続けたのか。このことを、おそらく 日本では、初めて平易(へいい)に分かり易く、ズバリと書いて説明した、「ニーチェ理解へのガイドブック」の本だと、著者自らが自画自賛(じがじさん)します。

 そして、人類史上の大(だい)音楽家・劇楽作者である リヒャルト・ヴァーグナー(1813-1883)と、ニーチェが、31歳の違いなのに、LGBT(エル・ジー・ビー・ティ)の3つ目の、バイセクシュアル(同性愛者)であって、深く愛し合った同志だった。だから、そのあと、人類の向かうべき方向を巡って、対立に入り激しく争ったのだ、という 日本ではまだ誰も書かないことを、この本では書いています。私とこの本の担当編集者が見つけ出した真実です。この本を読んで、自分の力で判断して下さい。

 安倍晋三首相は、そろそろ倒れそうである。もう体力が持たない、という事態になっているようだ。私が、気にしているのは、この愚劣な男(知恵おくれ系、悪魔の宗教団体 )を国家の代表にしてきた、私たち日本国の、この5年間の悲劇を、急いで清算しなければいけない。日本国民の生活がヒドく痛めつけられた。

 皆、追い詰められている。このあとに、この安倍晋三を支える悪魔を崇拝する人々が、野に放たれたときに、一体、どういう凶暴な方向に突出するのか、を心配している。

 私、副島隆彦は、今日は、ここで、唐突に「私は、これからの自分の残りの人生を、どういう職業として生きるか」の、その宣言をすることに決めた。

私、副島隆彦は、自分の残りの人生を、「もうすぐ出来て動き出すであろう 日本の改革勢力(小沢一郎・鳩山由紀夫の路線を引き継ぐ)、清新で健全な国民勢力 の、秘密警察長官(ひみつけいさつちょうかん)になる、という宣言である。

 私、副島隆彦が、秘密警察長官(潜入スパイ摘発=てきはつ=担当)になる、と自分で決めたということの意味を、分かる人だけ分かってくれればいい。 冗談や笑い話で言っているのではない。私、副島隆彦は、本当に本気で、もうすぐ湧き起こってくる日本の改革勢力の秘密警察=政治・思想警察の長官 になって、 やがて始まる国民運動(ドイツ語でフォルクス・ゲヴェーグング)を防衛することを、自分の任務であり運命だと自覚している。

 私は、“真実の暴(あば)き言論人”という、これまでの自己定義(じこていぎ。セルフ・デフィニション)の次に、この新しい考えを作った。日本の改革勢力の秘密警察長官(潜入スパイ摘発の係)になる、というのは、私が、この30年間、ずっと真剣に考えてきたことだ。

 私は、1960年代、70年代の初頭までで死に絶えた、日本の過激派学生運動、急進新左翼(しんさよく)=ニューレフト=、新左派 たちの現実味のない、愚かで知恵の足りない空無(くうむ)な闘いの中で、人生をボロボロにしていった約20万人の人間たちの、魂を、私も今も引きずっている。

 私は、今、64歳(1953生まれ)のジジイだが、私よりも5歳ぐらい上の今、70歳の爺さん、婆さんたちの世代が学生時代にやったことだ。 本物の活動家たちは、その後、悲惨な人生になった者が多い。 私は、あの時代の少年兵(しょうねんへい)である。

 私、副島隆彦が、今でも慚愧(ざんき)の念に堪えないのは、どこの国の革新、急進改革の運動でもそうだが、その政治運動(ポリティカル・ムーヴメント)の中に、政府の政治警察(せいじけいさつ)=公安警察=危険思想取り締まり警察(きけんしそうとりしまりけいさつ)の、覆面警察官たちが、mole (モウル、もぐら)となって入り込んできて、必ず攪乱(かくらん)したことだ。 この潜入スパイたちは、本当に悪質で暴力的な残忍な人間たちだ。

 非公然(ひこうぜん)で動く公安警察官たちだけではない。安倍晋三たちの勢力が現有(げんゆう)している、奇っ怪な宗教団体の、目つきのおかしな者たちが、どんどん潜り込んできて、集会への自由な参加者の顔をして、中に入り込む。そして内部から運動を腐(くさ)らせてゆく。

 私は、もう6年前の、2011年の5月の 東京での 小沢一郎への支援集会の中に、ものすごく多くの、この気色(きしょく)の悪い連中が、組織的に潜り込んできていることを、演壇(えんだん。パルピット、演説台)に立ったときに、はっきりと知覚して知った。

 私は、このとき言い放った。「ここにいる人たちの半分ぐらいは、どうも、おかしな人たちだ。私、副島隆彦の目の黒いうちは、この奇妙な人々が、日本の改革運動の中に、潜り込んできて妨害するのを、許さない。私は甘い考えでこういうことを言っているのではない」と言った。

 私、副島隆彦は、もうすぐ出来てくる日本の改革勢力の新しい指導者、指導部の若い、清新な、健全な、優れた資質(ししつ)をした人たち を守らなければいけない。だから、私は、やがて形成される 日本の改革勢力 の指導部の中のはじっこに居て、じっと運動を見守って、組織を防衛する係をするのだ、と深く決めた。そのように、ずっと決めてきた。

 日本が帝国・強国 の属国 =ぞっこく。トリビユータリー・ステイト= であることをやめて、 独立自尊(どくりつじそん)の国民国家(ネイション・ステイト)であることを目指して動き出すときに、その内部に入り込んできて、内部から打ち壊してくる悪魔のような集団からの攻撃を、事前に察知して、その計略を次々に打ち壊す係を私はする。
 
 イギリスの1580年代の、エリザベス1世女王を、ローマ・カトリックの暗殺部隊、スパイ神父集団 から防御して摘発して、裏切り者の貴族たち12人を拷問にかけて自白させ、メアリー・スチュアートの首を刎(はね)て、危機を乗り切ったウォルシンガム卿のような役目を私は、自分の残りの人生で果したい。このウォルシンガム卿がイギリス王国の秘密警察の長官だった。

 この翌年1588年に、怒りに駆られた、スペイン帝国(こっちがまだ強くて世界覇権国=ヘジェモニック・ステイト)のフェリペ2世(、神聖ローマ皇帝、カール5世の子)が、ロンドンを直接、制圧、占領すべく、インビンシブル・アルマダ(無敵=むてき=艦隊)を派遣して、テムズ川を遡って攻撃してきた。そして、このスペインの無敵艦隊は、イギリス海軍(海賊あがりのドレオクが司令官)に大破、大敗北した。それでもこのあと200年たってから大英帝国が始まった。

 あの1930年代の日本共産党の、何にも暴力闘争などしない、「戦争反対」を唱えただけの者たちまでも、拷問にかけて2千人ぐらいを殺して、20万人に政治転向(せいじてんこう。コンヴァージョン)を強制した、内務省警保(ないむしょう・けいほ)局=特高(とっこう)警察のスパイたちの動きと、戦後の共産党でも同じような動きがあった。

 そして、1960年代から(正確には1956年から)、日本共産党から分裂・造反した新左翼(しんさよく。ニューレフト)運動の中にも、たくさんの潜入捜査官を潜り込ませて、挙げ句の果てに、内ゲバという、暴力団の内部抗争のような形に、持ち込まさせた。

 それで、真面目で、真剣な、多くの 立派な学生運動(自分を守る知恵が足りない、理想主義だけの、坊ちゃんたちだった)の活動家たちの人生を、犯罪者として、その多くは哀れな、犯罪者の人生を送った者として、葬り去っていった。

 敵対する党派(とうは。セクト キリスト教であれば、宗派、しゅうは、sect ゼクト)の幹部たちの居場所を、潜入スパイの公安警察官たちが教えて、唆(そそのか)して、教唆(きょうさ)して、扇動(せんどう)して、その隠れ家のアパートに、まさかりやハンマーなどの金属類の凶器を持って襲撃させて、ぶち殺させる、ということをやらせた。

 こうして、殺し合いが、殺し合いを生んで、この憎しみの応酬(おうしゅう)がずっと連鎖して、それで、一般国民が、「危険な暴力学生運動に近づかない」という風潮を作り出し、そして、この新左翼の過激派政党の集団は、ただの犯罪者集団として転落し、今も犯罪者の群れとして、おかしな人間の群れとして生きている。

 それでもおそらく、まだ合計で、過激派は5万人ぐらいは残存している。この血塗られた過去を持つ、悲劇の者たちからの、自己の怨念(おんねん)に満ちた狂気からも、私たちの新しい国民運動は、邪魔されてはいけない。私が、この者たちの侵入も防御する。

 私、副島隆彦は、それらの内ゲバの悲劇をずっと、同時代人として、鬱屈しながら、学生アパートで、新聞、テレビを見ながら、歯ぎしりしてずっと遠くから傍観して、見ていた人間だ。私のことも、日本の公安警察の記録の中に残っているだろうが、私は、どこの過激派セクトにも属したことはない。逮捕歴もない。犯罪歴もない。私は、真面目な日本の左翼(左派、レフト)知識人だ。 私は徹頭徹尾、知識人、言論人だ。
 
 私は、今はアメリカで生まれた、「反税金」「反過剰福祉」「反官僚」「反グローバリズム(世界支配)」のリバータリアニズム思想 の日本での唱道者(プロパガンディスト)だ。

 ただ、私であっても、日本の政治警察からは、ずっと新左翼の活動家扱いはされていて、私が、20代のとき働いていた銀行を辞めるときに、本当に人格者だった人事担当者が、「あなたを雇ってから、しばらくして、警視庁の公安警察官が来て、「なぜこの人を採用したのですか」と聞いてゆきましたよ 」 と、教えてくれた。  こういう風に、政治・公安警察は、政治活動家だった者たちの一生を追いかけて、妨害して、嫌がらせをして、生活しにくくする。それが、政治警察というものだ。 

 だから、私は、日本の改革勢力が政権を取ったら、秘密警察長官の資格(笑い)で、自分の政治記録を自分で見る。 そして、今や、ものすごい数で、国家公務員として雇われている(5万人ぐらいいる)、日本の政治警察である、公安警察官たちを大量に処分する。 国民の私生活を、違法に監視し、大量の脅迫材料を持っている、その記録を、白日の下に晒(さら)す。国民の審判に付す。 それが私の仕事、任務だ。そういう時代が、日本でもやってくるのだ。それが今の世界の動きだ。日本もこのトレンド(世界の流れ)から無関係ではない。

 あの連合赤軍(れんごうせきぐん)事件(1972年)の時も、やっぱり内部に公安警察のスパイがいて、それを摘発するために、疑心暗鬼に陥った過激派人間たちは、内部リンチで、仲間を縛り付けてアイスピックで突き殺し、12人が死ぬ(ひとりは警察のスパイ)、という凄惨(せいさん)な道に転落していった。 

 ドイツで言えば、バーター=マインホフ(ドイツ赤軍)事件だ。バーター=マインホフ集団の中にもドイツ政府のの政治・保安(ほあん)警察たちが潜入していて扇動していた。

「 何をいい気になって、革命家気取りで、この愚かな若者たちは。世界を自分たちが動かせるような錯覚をもって」と、大衆、庶民は判断した。この判断は正しい。私たち、日本人のこれから新しい国民運動を始める者たちは、これらの過去の、日本の左翼(さよく、レフト、レフティスト)運動の、愚か極まりない過去の事実から、顔を背(そむ)けることなく、 すべてを公然と、話し合うことをしなければならない。すべてのことを厭(いや)がらないで、摘出(てきしゅつ)して切開(ぜっかい)しなければいけない。

 だから、私、副島隆彦は、これからは、もうすぐ始まり出す、安倍晋三の勢力と闘う、日本の次の改革運動となって現れる勢力の 指導部の一番、端(はじ)っこにいて、この運動を、守り抜くための秘密警察長官(潜入スパイ摘発担当)になる、と、自分でここに、宣言しました。

 この私の役職名は、この運動の中で、委員会や、代表者会議ではなくて、全体集会の席で、満場一致で、承認して貰(もら)う。そして、私のこの職名は、私が死ぬまで(殺されるまで)ずっと続く。 

 アメリカで、戦後の歴代大統領たちでも手が出せず、48年間も、FBI(エフ・ビー・アイ)の長官を務めたエドガー・フーヴァーFBI長官(小児性愛の同性愛者。反共(はんきょう)産主義の鬼。おかしな経歴からFBIのトップまでなった男)のような、犯罪者体質の、秘密警察長官 もいる。 このフーヴァーも1963年11月22日の J.F. ケネディ大統領の暗殺の犯人の主要な共同謀議(きょうどうぼうぎ。共謀、コンスピラシー conspiracy )の主犯のひとりである。

今をときめく、共謀罪(きょうぼうざい)の、共謀(コンスピラシー)とは何かを、日本で始めに言い出したのは、副島隆彦だ、と佐藤優氏が、私を賞賛してくれた。 

 このフーヴァー長官 の真似をして、自ら願望して、「自分も、フーヴァーのようになって、トランプ大統領を押え付ける。長期のFBI長官になる」と勝手に気取った、ジェイムズ・コミー James Comey FBI長官 は、5月9日に、トランプによってバサッと首を斬られた(解任された)。

“東アジアの王”(僭主、せんしゅ。デスポット)を気取ったダグラス・マッカーサー大将(4つ星将軍。元帥ではない)が、トルーマン大統領に、1951年にバッサリ首を斬られて、皇居のそばの第一生命のビル(SCAP=スキャップ=の本部)から、PM(エムピー。ミリタリー・ポリス、憲兵)に両脇をがっしり押さえられて、召喚(しょうかん)=強制送還(きょうせいそうかん)されていったのと、まったく同じだ。

 その 次の日、5月10日には、トランプが、ホワイトハウスの執務室(オーヴァル・ルーム)の隣の、会議室への控えの間である暖炉(マントルピース)の部屋に、記者団を招き入れたら、そこに、ヘンリー・キッシンジャーが、トランプと悠然と座っていた。これで、今の世界が、どのように動いているかが、分かる。

 「トランプさんて、大丈夫なの。気は確かなの。おかしなひとじゃないの」と、日本の愚かな大衆は、今も、ヒラリー勢力 の奇妙な宗教勢力に乗っ取られたままの、テレビ・新聞どもに洗脳(せんのう)されたままだから、大きな世界の動きが見えない。分からない。

 副島隆彦が、やがて、「プーチン、トランプ、習近平の3巨頭会談が開かれて、世界が大きな戦争(第3次世界大戦)をしないで済む、“ 第二次ヤルタ会談体制 “ New Yalta 2.0
(ニュー・ヤルタ 2.0) の新しい世界体制に移行してゆくのだ」と、最近、書き始めた来たとおりになる。

 ヒラリーを逮捕して裁判にかける動きが、米議会の主要な有力な議員たちの中で、当然の動きとして出ている。だが、日本のヒラリー=安倍晋三のムーニー勢力に毒されて、汚染されているメディア(テレビ、新聞)たちは、これらの報道を絶対にしない。 あとの方に証拠の記事を載せる。

 日本にも、フィリピンのドゥテルテ大統領のような、傑出した、優れた 民族指導者 (リーダー)が出てこなければいけない。だが、それはもうすぐだろう。そういう人物を、私たちが守り育てなければいけない。もうすぐ出てくる、優れた資質をした日本の、何ものにも屈しない、どんな苦難にも耐えられる能力をもち、日本国民の利益を慎重に判断して守ることの出来る、若い指導者を、私たち年長の者たちが、必死で守らなければならない。

 そのために、私は、命懸けになって、もうすぐ起きてくる日本の改革派の結集体の運動を組織防衛する。私、副島隆彦の眼力(がんりき)のよる判断で、おかしな人間たちの接近、侵入を、早め早めに見抜いて、試験、尋問、査問(さもん)に掛けて、私が摘発する。私には、その能力と資格がある。そのことを、今や、多くの人が自然に承認するだろう。

 だから、この仕事、任務を、私、副島隆彦は、新らしい政権を作る運動のすべての参加者たちからの、無条件の満場の支持を得て、この職に就く。 私はそのように決めている。

 それは、日本の1630年代、40年代に、島原の乱(1637,8年)までも、刑死を覚悟で、最後に潜り込んできた、カトリックのほとんどイエズス会のバテレン=パードレ=ファーザー=神父たち という、日本国を乗っ取って、ローマ教皇に捧げようとした、この恐ろしい凶悪な者たちと、闘った、 井上政重(いのうえまさしげ)初代の宗門改役(しゅうもんあらためやく) = 日本の グランド・インクイジター grand inquisitor 宗教裁判所長官=異端(いたん。ヘレシー)裁判(オーディール)で、拷問、火炙(あぶ)りの刑を、実行して、このイエズズ会のバテレンたちをたくさん焼き殺した、井上政重から、私は、多くを学びたい。

 井上政重は、1600年(関ヶ原の戦いの年)の15歳の時(元服。昔は一人前)から、徳川家康のスパイとなって京都と大坂のキリシタンたちの中に潜り込み、自らもキリシタンとして、ずっと振る舞い、長崎でも同じように潜入して動き回った。そして、42歳でムックリと起き上がった。このスリーパー(根草=ねぐさ=忍者)であった者が、表面に出た。42歳の時に、幕府の目付(めつけ)として、正体を表わした。そして、47歳で大目付(おおめつけ)となった。大目付 は、大名たちが、震え上がる、まさしく 秘密警察長官だ。

 そして、この井上政重・筑後守(ちくごのかみ)は52歳で、初代の宗門改(しゅうもんあらため)役となった。長崎奉行や、長崎守護の大名たち よりはずっと格が上だ。そして、宗門改役は、キリシタン弾圧、日本国防衛の、最高責任者となった。この井上政重(いのうえまさしげ)は、一年を半年ずつ江戸と長崎を往復して、三代将軍家光(いえみつ)に直接、キリシタンたちの動きを詳細に報告した。

 この動きは、スペインとローマ(ヴァチカン)を半年ずつ往復した、1492年からの、すさまじい虐殺者で宗教裁判所長官(グランド・インクイジター)トルケマーダと全く同じ動きである。

 井上政重は、幕府正使として、「お前の責任が、一番、重い」として、島原の乱を引き起した島原藩(しまばらはん)藩主の松倉勝家(まつくらかついえ 島原城主)を、目のまでバッサリと斬っている (1638年=寛永15年7月19日)。 島原(しまばら)城と、キリシタンたちが立て籠もって3万8千人が全滅した原城(はらじょう)は、20キロぐらい離れていて、別である。

 前にも書いたが、京都や、江戸の、花魁(おいらん、高級女郎)たちが、自分たちのことを、「島原(しまばら)」と呼んだのは、この遊郭の女郎の中の、頭のいい才女たちが、幕末まで連綿と続いた隠れキリシタンだったからだ。 

 彼女らは、士農工商・エタ・ヒニンで非人(ヒニン)に落とされた自分たちの身の上を哀れみ、苦しみ、だから身分制度を強いている徳川体制と争ったのだ。 人類の最高の、偉大なる音楽家であるモーツアルトが、帝都ウイーンで、身分制度に怒り狂って、1780年代の、もうすぐフランス革命が勃発する(1789年)時期に、ローマ教会の大司教(アーチデューク)の坊主たちや貴族たちに、激しい憎しみをもって、偉大なる爆弾的なオペラを作って公演したことと同じだ(モーツアルトの死は、1791年。わずか36歳。 殺されたのだ )。

 さて、私の最新刊の「ニーチェの学ぶ」本についてだが、この第3章は、丸々(まるまる)、適菜収(てきなおさむ)氏(1975年生。今42歳)の大著『キリスト教は邪教です !現代語訳 ニーチェのアンチ(反)クリスト』(講談社 プラスアルファ文庫、2005年刊)への絶賛、全面的な援護射撃(えんごしゃげき)である。


キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 (講談社 α新書)

 適菜収氏の、この本での、「ニーチェ思想の正確な、完膚なきまでの、正しい紹介」の先駆的なすばらしい業績を私、副島隆彦は高く高く評価し、そして、私も後(あと)に続く、と表明している。 皆さん、この本を、必ず買って、しっかり読んで下さい。

 このニーチェ著の「アンチクリスト」原文(げんぶん)の中にある、「ローマ教会キリスト教は、精神病院(せいしんびょういん Geisteskrankheiten  ガイステス クランク ハイテン )である」という、重要な一行の文の重み、を、私たち日本人も、そろそろ分からなくてはいけない(この本のP.75)。 

 このニーチェの「アンチクリスト」と「エッケ・ホモ(この人を見よ)」が、1888年(ニーチェが44歳で、発病して思考力を失う直前)に書かれてから、もう130年が経(た)つのだから。

 あとは、この適菜収の「キリスト教は邪教です!」と、私の「ニーチェに学ぶ 奴隷をやめて反逆せよ!」 を買って読め。 君たちの脳天(のうてん)に、必ず、打撃を与えてみせる。

 ここで、私が、どうしても書いておきたいのは、適菜収の2005年敢行の「キリスト教は邪教です! 現代語訳「アンチクリスト」」が、出てから、5年たった、2010年に、奇っ怪な本が出た。それは、「超訳(ちょうやく) ニーチェの言葉」(白取春彦、出版社ディスカヴァー・トウエンティワン)という本だ。120万部売れた、という。

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副島隆彦です。 この本は、明らかに、適菜収の本を、妨害して売れなくするために、組織的な動きで作られた、恐ろしい謀略(ぼうりゃく)、言論扇動 によって作られた本だ。

 この本は、まさしく、統一教会( Moonies ムーニー)とイエズス会 が合体していることの証拠の本だ。皆さんは、上記URLのアマゾンの210本のブック・レビューを、ずっと読んで行ってください。

 どれぐらい、気持ちの悪い投稿者たちが、全く同様の、気持ちの悪いことを書き連ねているかが分かります。そして、1割ぐらいの、本当に真面目な、頭のよい日本人の、ニーチェ読みのニーチェ理解者の人たちが、激しい抗議の投稿文を書いていることが分かります。「こんな本は、ニーチェの翻訳ではない。なんという歪曲だ。おかしな人間たちによって作られた本だ」と、書いています。 

世の中では、こういうことが起きているのです。 皆さんは、自分の目で、この事実を確認して下さい。これが、今の世界です。危険に満ちている。

 私、副島隆彦は、怖れることなく、どんどん、大きな真実を書いてゆきます。危ないことには近寄りたくない、思慮深い人たちは、遠くからでいいから、自分の明晰な判断力で、ものごとを判断しなさい。自分の頭をしっかりと鍛(きた)えなさい。

イギリスで、総選挙があって(6月8日)、テレーザ・メイ首相が率いる保守党(コンサーヴァティブ・パーティ)が、過半数の議席を獲れず敗北して、大慌てになっている。

あとの方に新聞記事を一本、載せるが、ジェイムズ・コービン労働党(レイヴァー・パーティ)の党首が、人柄の良さで勝った。コービンは高卒である。イギリスの労働者階級の代表である。

極めて温和で、温厚な人物だ。コービンは、労働党の中で、「お前が党首では政権を取れない」と、労働党内の右派の、愚劣な保守指向の、権力大好き人間たち(大臣になりたい病の患者)たちから、悪口を言われ、引き釣り下ろし工作をずっと仕掛けられてきた。だが、今度の、コービン労働党の躍進(22議席を増やした)で、もう、コービンの悪口を言える者は、いなくなった。 コービンの立派な態度を、若者たちが、大きく支援した。記事にあるとおりだ。

(転載貼り付け始め)

 「 英総選挙動かした「若者の反乱」 高い投票率、労働党躍進支える 格差拡大への不満背景 」

2017/6/14  日経新聞

 労働党のコービン党首の人気は若年層が支える(5月下旬、選挙キャンペーン)=ロイター

 【ロンドン=小滝麻理子】 メイ首相の保守党が予想外の過半数割れに沈んだ6月8日の英総選挙。最大野党労働党の躍進を支えたのが、若年層の投票率の上昇だ。格差拡大や既存政治への不満を背景に、同党のコービン党首が訴える反緊縮や欧州連合(EU)との関係維持への共鳴が広がった。ネットメディアなどを駆使し、草の根で増殖する「新左派世代」ともいえる若者の反乱が英政治に地殻変動を起こしている。

 「コービン! コービン!」。今月2日、東部エセックス州ピットシーでの労働党の集会。コービン氏が現れると、支援者から地鳴りのような歓声と拍手が広がった。


労働党のコービン氏の支持者には若年層が目立つ

 「若者は平等なチャンスを求めている」。コービン氏はこう演説し、大学授業料の無料化や低賃金労働の廃止を訴えた。集会には今回が初めての投票だという若者の姿も目立つ。大学を卒業したばかりのアシュレー・スティールさん(26)は「保守党は高齢者のための政策ばかり。変化を起こしたい」と力を込める。

 今回の総選挙の投票率は68.7%と1997年以来の高水準になった。英スカイニューズによると、18~24歳の若年層の投票率は66.4%に達したとみられ、2015年の43%から大幅に上昇。18~34歳の63%が労働党に投票したという。

 労働組合の支持を受けて15年に党首になったコービン氏は、鉄道再国有化や核兵器廃絶など過激な主張をかかげ、党の方針に500回以上背いた“異端児”だ。党内では「時代遅れの強硬左派論者」と嘲笑されてきたが、「エリート政治家たちと戦っている」(農業ベンチャー経営者のニック・ラッセル氏、34)と評価は高い。「コービンなら信頼できる」。若者たちは口をそろえる。

 コービン氏への支持の動きと合わせて、EU離脱が決まった昨年6月の国民投票の教訓を生かそうという声も広がった。
 「EUの若者と離脱後もどう協力していくべきか」「難民救済のために英国ができることは」


若年層の投票率向上を目指す「デモクラシーカフェ」は各地に広がった(5月下旬、ロンドン東部)

 5月下旬、ロンドン東部のカフェでは、100人弱の若者たちが様々な議題を話し合っていた。これは非営利組織が仕掛けた「デモクラシーカフェ」というイベント。総選挙までの数週間、スターバックスコーヒーなどとも提携し、英各地のカフェで、交流を楽しみながら、若年層の投票率の向上を図る試みだ。

 若年層の7割以上はEU残留を支持していたが昨年の国民投票での投票率は伸び悩み、一方、離脱支持者が多かった中高年層の投票率の高さが離脱という結果につながった。主催者のマイケル・サニさん(34)は「投票しなければ文句を言う資格もない。国民投票の二の舞いはいやだ」と語る。同じような試みは、都市部や大学街を中心に英国のいたるところに広がっている。

 沸き立つ若年層の政治活動を支えるのがソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)だ。例えば、コービン氏を支える若者による代表的な草の根組織「モメンタム」は、SNS上の反応から、誰が支援者になりやすいかの情報を共有できるスマートフォン用の専用アプリを開発。支持の拡大につなげた。


「口を閉ざすな」として、若者に投票を呼びかけるポスターがロンドンの随所に出現した

 このほかにも、学生らによる独立系メディアやブロガーたちが総選挙に向けた分析記事を無数に執筆し、フェイスブックやツイッターで拡散。人気記事はBBCや英大手新聞社の記事をはるかに上回る閲覧があったとされ、若者に浸透した。

 若年層で左派志向が強まる背景には、強い政治不信がある。英国では冷戦後、市場経済と福祉政策のバランスをとる中道政治が主役だった。だが、金融危機後も、格差は拡大し、年金など将来不安は高まる。ブレア元首相が決断したイラク戦争参戦も、外交手段を尽くさず犠牲を拡大した失敗例として反省は強い。

 既存政治の失敗を肌身で感じてきた若者たちは「再分配」や「公正な社会」をより重視する傾向にある。ちょうどブレア政権が誕生した1997年の前後に生まれた世代が今、政治に強く関わり始めた。党内でははみ出し者だったコービン氏がその思いをうまくすくい上げた形だ。「私には若者がついている」。11日、コービン氏は英テレビに、次回の総選挙では勝利すると自信を示した。

 「若年層を中心に非常に能動的なリベラル層の塊が台頭しているが、既存政党は対応できていない」(ヨーク大学のマーティン・スミス教授)。若者の目覚めが英国の政治の風景をどう変えるのか、胎動は始まったばかりだ。

(転載貼り付け終わり)

 副島隆彦です。今や勝者の労働党(レイヴァー Labour )の党首ジェイムズ・コービンに対して、テレーザ・メイのような、美人な女が、そのまま婆さんになって、なんだか、魔法使いの老婆(old witch オールド・ウイッチ)に見える、足はふょろっと長いが、背中が曲がって醜さが映ってしまう、この恐ろしい内務官僚(政治警察)経験の長い、女政治家の冷酷な感じを、イギリス国民が嫌った。

いくら、イスラム過激派の、自暴自棄の即席決断のテロリストの自爆(じばく、スーサイダル・ボミング)攻撃が、これからもイギリスでどんどん続くので、それを防御しなければ、と言っても、イギリス国民は、「 過去の長い、大英帝国(ブリティシュ・コモンウエルス)の遺産として、多くの貧しい外国人を受け入れてしまっているのだから、自分たちの過去の 帝国主義(インペリアリズム)と植民地支配主義(コロニアリズム)が、今の問題を作っているのだ 」と知っている。だから、「イスラム過激派とテロリスト予備軍たちを今以上、追い詰めるような、イギリスが、中東で大国意識のまま、軍事行動に出ることが間違いなのだ 」とイギリスの若者たちは、分かってきている。

私たちの日本でも、そろそろ、新しい政治勢力(日本の改革勢力)が出てくるだろう。

その時に、大事なことは、国民に何でも正直に言うことだ。 「国にお金がないから、もう綺麗事(きれいごと)の政策 は出来ない。自分たちが政権を取っても、何も、いいことは出来ない。 福祉も社会政策も今以上にうまくは行かないだろう。それは、アメリカにあまりに多くの資金を奪い取られてきたので(その真実を、誰も書かない。副島隆彦以外は)。

だから、私たちが、政権を取っても、何もいいことは出来ない。今の自民党と同じだろう」と、まず、言うべきだ。そして、その上で、「 だが、私たちは、真に独立する。自分たちの運命を自分たちで決めることの出来る国になる。勇ましいことは何も言わない。他のすべての国と仲良くする。戦争はしません。 威張りません。 それでも世界中から尊敬される国になりたい。

自分たちに出来もしないことはいいません。改革派の政権が出来ても、ちっともいいことはないだろう。だが、私たちは、福澤諭吉(ふくざわゆきち)先生が言った 独立自尊(どくりつじそん)を達成する。アメリカの日本支配から、出来るだけ、脱出して、自分たちの運命を自分たちで決められる国になる。そんなのは、甘い考えだ、大国の支配に屈従する(アメリカの核に守ってもらう)のが賢い生き方だ、と、見苦しい外国追従の現実主義者たちが、言うのは分かる。が、それらのことを、もっと公然と、皆で議論できる国にならなくてはいけない」と、 私たちは、言うべきだ。 

 そのためには、戦後の自民党の中の、長年のハト派の勢力である、鳩山一郎、河野一郎、石橋湛山(いしばしたんざん)、田中角栄の伝統的な勢力とも連携しなければいけないし、知恵を分けて貰わなければいけない。

 そして、何よりも大事なことは、若者に夢を与えることだ。今の日本の、うち続く大不況の中で、悲惨極まりない、地方出身の、何のコネもない若者たち(私もそうだった)に、生きる希望を与えることの出来る、強力な政府、政治を作らなければならない。

 前川喜平(まえかわきへい)前文部次官のような、教育官僚として、自ら、”貧困女子(ひんこんじょし)”の実態をを調査しに、覆面で、出会い系バーに行ってた、優れた人物が、日本にもたくさんいる。

 今よりも、もっともっと大きくなって、やがて次の世界帝国(ワールド・エンパイア)になる中国に対しても、
この独立自尊の 大方針を貫く。対等に交渉する。そして、「アジア人どうし戦わず」で、日本は、どことも戦争だけはしない。

私、副島隆彦は、もうすぐ始まる、日本のこの温和な改革勢力を、守るための秘密警察長官(潜入スパイ摘発担当。政治思想担当)をやる、と、決めた。この話を、去る5月28日の定例会(自力での会員講演会)で、私はした。その前々日の佐藤優(さとうまさる)氏との対談の時にもした。

「私、副島隆彦は、栗原康(くりはらやすし)氏の『現代暴力論』(角川新書刊)のすばらしさを、高く評価している。この本で、アナーキストのバクーニンが、カール・マルクスたちと大ケンカしながら、「国家の暴力に対して、民衆も暴力を振るっていい」という過激派の理屈 」に対して。佐藤優氏が、「理論と現実(実践)は違いますから」と、私に言った。

それで、「佐藤君。それはちがう。私、副島隆彦は、栗原君のバクーニン論よりも過激な人間です。 私は、来たるべき日本の改革勢力の台頭の時に、秘密警察長官になります」 と、私は、言い切った。 これが、副島隆彦だ。私の、これからの残りの人生で、自分のやるべきこと、自分の運命、自分の立場、公称、職名は、これで決まった。

 以下のロシアの動きで、この反プーチンの動きをして反ロシア政府の集会を開いて闘っている、ナワリヌイという指導者は、どういう人かまだ分からない。

 本当に、この男が、外国勢力や、統一教会=イエズス会 などの宗教団体に動かされているのではない、堂々たるロシアの民衆の運動だったら、これが、極めて優れたロシアの独裁官(ディクタトーレ)であるプーチンにとっては一番の強敵だろう。

(転載貼り付け始め)

〇「 ロシアで大規模反政権デモ 野党指導者ナワリヌイ氏は30日間拘束に 」

 BBC  2017年6月13日

 ロシア各地で6月12日、大規模な反政権デモが行われ多数の参加者が拘束された。野党指導者のアレクセイ・ナワリヌイ氏(41)に対しては、デモ関連法令に繰り返し違反したとして30日間の拘束が言い渡された。


拘束されたナワリヌイ

ナワリヌイ氏は、12日の抗議デモが始まる前にモスクワの自宅で拘束された。ナワリヌイ氏はロシア最高指導部の汚職疑惑に抗議するデモへの市民の参加を呼び掛けていた。
モスクワ中心部で行われたデモを取材したBBCのサラ・レインズフォード記者によると、警察は無作為にデモ参加者を取り押さえていたという。

モスクワの裁判所でナワリヌイ氏の弁護士は収監命令の棄却を求めたものの、12日夜に30日間の拘束が言い渡された。ナワリヌイ氏もツイッターでこれを確認した。
来年のロシア大統領選挙に立候補する意向を明らかにしているナワリヌイ氏は、モスクワでの無許可デモに参加する予定だった。

独立系NGO(非政府団体)のOVDインフォは、モスクワのデモで825人が拘束されたと述べた。インタファクス通信は、モスクワ警察の発表としてデモ参加者が約5000人に上ったと伝えた。

OVDインフォによると、サンクトペテルブルクでも何百人ものデモ参加者が拘束された。
ロシアの内務省は、サンクトペテルブルクのデモに約3500人が参加し、そのうち500人が拘束されたと発表した。

リベラル派の民間テレビ局「ドーシチ」は、サンクトペテルブルクでのデモを生放送し、参加者が警察に拘束される際に「恥を知れ」と叫ぶ様子などを伝えた。拘束者の中にはサンクトペテルブルク市議会のマキシム・レズニク副議長も含まれている。

著名活動家のダニール・ケン氏は、サンクトペテルブルクの自宅を出たところで拘束された。同氏は市内のシャン・ド・マルス広場で開かれたデモへの市民の参加を呼び掛け、「私のために足を運んでください!」とツイッターで訴えた。ケン氏はその後、釈放されている。

ロシアではこのほか、ウラジオストック、ブラゴべシチェンスク、カザンの各都市でデモ参加者が警察によって拘束された。

ナワリヌイ氏は当初、モスクワのザハーロワ街でデモを行う許可を当局から得ていたが、前日の夜に、許可を得ないままクレムリン近くのトベルスカヤ通りに場所を変更した。デモには、政府が旧ソ連時代にモスクワ市内に建設した共同住宅を取り壊す計画に抗議する人々も参加した。

ロシア全土の169カ所でデモが許可された。一部のデモはYouTubeのチャンネル「ナワリヌイ・ライブ」で生中継された。デモは1990年の国家主権の宣言を記念する祝日の「ロシアの日」と重なった。祝日に合わせ祭りやコンサート、軍関連のイベントがロシア全土で開かれた。

今回のデモは2012年以来の規模となった。ドミトリー・メドベージェフ首相の汚職疑惑を指摘したナワリヌイ氏の報告書を受け、10代の若者を含む数千人がロシア全土で開かれたデモに参加した。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 私が、知っている事実の基本は、優れた独裁官のプーチンが、登場したのは、1999年12月31日に、飲んだくれで、もう、ふらふら状態のエリツイン大統領に向かって、「あなたを殺したりしないから、もう、辞めてどこかで隠居生活をしなさい」とプーチンが引導を渡した。だから、その翌日の、2000年の1月1日から、ロシアでプーチン時代が始まったのだ。覚えやすい。

 私は、その頃、産経新聞社の「正論」という月刊誌に、「ワールド・ウォッチ」という連載文を書いて、世界政治の分析をしていたから、よく覚えている。だから、プーチンが指導者として登場してから、もう18年になるのだ。分かり易い数字でしょう。

 古代ギリシア時代(紀元前400年代)に、アテネに、ペリクレス という、ずば抜けて賢人(けんじん)の指導者がいた。賢人、”賢帝” ペリクレスは、独裁官(どくさいかん。ディクタトーレ)であった。そして、アテネの、貴族たちにも、平民(民衆)にもものすごく人気があった。

 陶片追放(とうへんついほう、オストラキスモス)で、多くの僭主(せんしゅ)や愚劣な政治家は追放されたが、ペリクレスは、そういうことがなかった。アテネのデモクラシー(民主政治)の黄金時代だ。このときに、ペリクレスを尊敬しながら、ずっと見ていたのが若いソクラテスだった。 

 それでも、アテネは、敵国に包囲されていて、攻城戦(こうじょうせん)を戦ったりして負けたりした。それでも陥落、占領はされなかった。賢人ペリクレスも、包囲されたアテネの中で疫病で死んだ。私の先生の小室直樹(こむろなおき)先生は、「もし生まれ変わって、(自分がなりたい職業になれるなら)ボクは、独裁官(どくさいかん)になりたい」と言い残して逝去した。

 優れたデモクラシーの中だからこそ、強力な指導者である独裁官(ディクタトーレ)が生まれるのだ。日本にもこれが必要だ。インミニュイティ(指導者防御、指導者免疫)の思想を、私が急いで、日本国民に教えます。
 
私たちの日本にも、本当に優れた、能力のある、指導者がこれから現れることを、私たちは切望している。この私たちの強い希望が、必ず優れた指導者を生む。 

 トランプ大統領は、ヒラリー派の醜い、トグロを巻いている、反共(はんきょう)の信念の、ものすごい数のムーニー官僚たちとの闘いをやっている。彼らは、トグロを巻いて、アメリカ国民の、切実な願いである、「ワシントンのゴロツキ官僚たちを、トランプよ、大掃除してくれ」 ” Drain the Swamp !” 「ドレイン・ザ・スワンプ!」のアメリカ国民の熱望に、答えようとして、今も闘いっている。これが、ポピュリズム(アメリカの民衆叛乱)だ。

 優れたアメリカの指導者である トランプは、今は、「ロシアによる大統領選挙干渉( 何の証拠も、証言も出てこない)に荷担した」攻撃から、今度は、「司法妨害(刑事捜査妨害、obstruction of justice )」の方に、急激に態度を変えたヒラリー勢力との闘いをやっている。 

 トランプは、この闘いにも勝利して、このワシントンの強大なエリート官僚どもの利権を叩きつぶして、この国民の血を吸う腐った沼(スワンプ)の蛭(ひる、リーチ、leech 、吸血虫)たちを、徹底的に駆除しなければいけない。

 トランプの、あのドぎたない、歴戦の経営者あがりの優れた政治指導ぶりは、まさしく、独裁官である。あっぱれだと、私、副島隆彦は思う。日本にも、優れた独裁官が現れて欲しい。そして、人類の害毒である 恐るべき悪魔崇拝の者たちを、片付けなければいけない。  

 以下の英文記事が、やっぱり、ヒラリーを調査しなければいけない、この問題が本当のアメリカ政治の中心だ、と、民主党の重鎮(立派なおばあちゃん)である、カリフォリニア州選出の迫力のある年季の入った、リベラル派の女性議員であるダイアン・ファインスタイン Dianne Feinstein 上院議員の発言である。

(転載貼り付け始め)

Dem: We need to investigate whether Lynch gave cover to Clinton campaign
06/11/17 THE HILL

http://thehill.com/homenews/
sunday-talk-shows/337323-dem-we-need-
investigate-whether-lynch-gave-
cover-to-clinton

Sen. Dianne Feinstein (D-Calif.) said Sunday that Congress should investigate whether former Attorney General Loretta Lynch pressured former FBI Director James Comey to cover for Democratic nominee Hillary Clinton’s presidential campaign.

“I think we need to know more about that,” Feinstein told host Brianna Keilar on CNN’s “State of the Union.”

“And there’s only way to know about it, and that’s to have the Judiciary Committee take a look at that,” Feinstein, the top Democrat on the Senate Judiciary Committee, said.

Comey testified last Thursday that he felt “queasy” after Lynch asked him to characterize his probe into Clinton’s emails as a “matter,”
rather than an investigation. He told the Senate Intelligence Committee that such a request would match the wording of Clinton’s campaign.
Feinstein, who is a member of the Senate Intelligence panel, said she would’ve also felt queasy.

“I would have a queasy feeling, too, though, to be candid with you,” the longtime Senate Democrat said.

She added that an investigation separate from the ongoing probe into Russian interference in the election is needed.

“I don’t think we should mix the two,” she added.

Feinstein said she has not yet decided from Comey’s testimony whether President Trump’s interactions with the ex-FBI director amount to obstruction of justice.

“I don’t know whether it’s obstruction of justice. I don’t intend to draw any conclusions until investigations are finished,” she added.

Trump on Friday denied that he asked Comey to let “go” of his investigation into former national security adviser Michael Flynn and that he requested Comey pledge his loyalty to him prior to Comey’s dismissal.

The president added that he is “100 percent” willing to testify about his interactions with Comey under oath.

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。もう一本は、5月9日にクビを切られた、前FBI長官のジェイムズ・コミーが、「ビル・クリントンがロレッタ・リンチ司法長官(見苦しい黒人のチビの女)に秘密で会って、大統領選挙の最中に、ヒラリー・メールの捜査に手加減をしろ、という捜査妨害(司法妨害)をした、そして、リンチが、私(コミー)にも圧力を掛けたことについても、FBIは調査している」と、6月8日の上院の情報委員会で、証言(テスティモニー)で行っていることを、アメリカの議員たちは、全員知っている。ところが、新聞記事にはならない。

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Comey dropped Clinton, Lynch bombshell at testimony, fmr. FBI assistant director Gavin says June 08, 2017 FOX
http://www.foxbusiness.com/politics/2017/06/08/
comey-dropped-clinton-lynch-bombshell-
at-testimony-fmr-fbi-assistant-director
-gavin-says.html

Former FBI Assistant Director Bill Gavin on Thursday said the biggest bombshell from former FBI Director James Comey’s testimony before the Senate Intelligence Committee was the revelation that then-Attorney General Loretta Lynch urged him to classify the Hillary Clinton email probe as a “matter” and not an “investigation.”

“When she [Lynch] told him [Comey] not to call this an investigation, but to call it a matter, this was a nefarious way of her making sure that the bureau and Jim Comey’s investigators had no way of obtaining subpoenas to subpoena people

 before a grand jury, because you are not going to subpoena them off the kind of moniker that she put on this investigation,” Gavin told FOX Business, adding that Russia’s involvement in the U.S. election was another crucial detail coming out of the hearing.

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 日本の各省の官僚たち(裁判所や法務省の検察官たちも含む)だけではない、日本の新聞やテレビ局にも、ものすごく多くの数の、 Moonies = 統一教会 の勢力が入り込んでいる。NHKでさえも。本当に、日本は危険な状態の国だ。安倍晋三だけではなくて、稲田朋美、西川京子、山谷えり子や、西田昌司(にしだまさし)のような、銀狼(ぎんろう)と呼ばれる、全く、ナチスのゲッベスル宣伝相にそっくりの、国会議員たちがたくさんいる。だから、日本というのは、本当に、恐るべき宗教団体に乗っ取られている国だ。 なんとかしなければいけない。

副島隆彦拝