[2136]これからは、どんどん「次の新しいこと」を書きます。 「ヒラリーを逮捕、投獄せよ 」が始まった。

副島隆彦 投稿日:2017/05/14 23:53

副島隆彦です。今日は、2017年5月15日(月)です。

 私は、ずっと、次の一冊の本を書くことに神経を集中させていました。この2ヶ月、ほとほと疲れ切りました。へばった。
 
 本当は、もっと弟子たちを育てるための、彼らの文章への指導をして、面倒を見てあげなければいけないのに、自分の本書き、資料調べばっかりに熱中して、これではいけない、と反省しています。

 その一冊の本は、「ニーチェに学ぶ 奴隷をやめて反逆せよ! まず知識・思想から」という本で、来月、6月中には出版されるでしょう。この本を書くことで、本当に疲れ切りました。こんなに自分の脳を磨(す)り潰(つぶ)すように、使ったのは久しぶりです。

 この「ニーチェという大(だい)思想家についての本」を粗(あら)く、書き上げたのが、5月8日でした。そのあと、すぐに、ここの重たい掲示板に、私の、最新の世界政治の動きへの分析と、予測をしなければ、と思ったのですが。体と頭が、動かなくなりました。と言っても、何かがおかしくなった訳(わけ)ではありません。 

 頭の疲れが取れなかった。頭の芯(しん)から疲れました。 ニーチェ(1844-1900)という偉大な男の書いたものと真剣勝負で付き合って、それを、自分のコトバで、なんとか評論しようとして、ニーチェの人生の一番大事なことで、ニーチェ思想の根幹、核心を描ききろうとしたので、私の脳と体が打撃を受けた。その疲れがようやく取れたのが、昨日です。

 出版社は、「早く書け、早く仕上げろ」と、本当に、むさ苦しい人間どもで、自分の商売、すなわち、出版社としての売り上げのことしか、考えない、下賎なやつらだな、とブツブツ言いながら、この2ヶ月が過ぎた。 あいつの 頭をたたき割ってやろうかな、と思ったこともあります。

 連休の間も、ずっと苦しんでいた。朝から晩まで、ずっと考え詰めて、資料を調べて、それで、倒れるように寝込む。そして、朝の4時頃には、ごそごそ起き出して、それでまた、同じことをする。 牢屋に入っているのも、こんな苦しさかな、と思った。

 5月9日(日本では10日)に、ドナルド・トランプが、ジェイムズ・コーミーFBI(米連邦犯罪調査=インヴェストゲイション=庁)の長官のクビを切った。そのあと、数日、アメリカのメディアが、騒いでいた。トランプの鮮(あざ)やかな、高官の斬り方だった。

 このことで、ぐだぐだ言っている、日本のテレビ・新聞もあるが、「なぜ、FBI長官を解任したのか?」 に対して、「コーミーは、いい仕事をしなかったからだ。それだけだ」 
“ He was not doing good job .”( ヒー・ワズント・ドーィング・グッド・ジョブ)
とトランプは答えた。 

 そのとき、私は、10日の朝のテレビで、朝のABCのニューズを見ていただけだが、なんと、トランプの脇(わき)、隣には、大統領執務室(オーヴァル・ルーム Oval Room ) の隣の、暖炉(マントルピース)の部屋の隣の席に、ヘンリー・キッシンジャーが、座っていた。ふつうは、招待した国の、首相や、大統領や国王が座る席だ。

 この日は、ラブロフ・ロシア外相が、ホワイトハウスに来ていた。キッシンジャーは、ラブロフと、「米、中、ロの3大国で、どうやって、北朝鮮の核兵器を取り上げるかの、(「3巨頭会談の」話し合いの内容を詰める)ために来ていたのだ。

 さっき、ちらと、さる筋から連絡があって、耳に挟んで聞いた話では、この米、中、ロの3巨頭会談 (私、副島隆彦が、世界に先駆けて言い出した、 第2次ヤルタ会談体制だ)を開くことがきまったようである。

 今の、トランプ政権の ムニューシン財務長官も、ティラーソン国務長官も、キッシンジャーの長年の子分(教え子)なのであって、トランプが付き合って来た人間たちではない。

 トランプの最大の仕事仲間は、NYのどぎたない、大型商売の、それこそ自分の体を張って、博奕も張る、カール・アイカーン(規制改革委員会委員長になった。大統領経済諮問委員会・議長にはまだなっていない)だ。

 アイカーンたちは、トランプ当選のあの11月9日(現地)の朝までの、金融博奕で、NYの株式を、大暴落(先物で800ドル下げていた)から、その日、9日の現物市場の始まりで、23ドルの上げ(すなわち、トランプ当選暴落 なし)、にまで動かして、それで、自分の金融資産を、倍にしたそうだ。つまり、100億ドル(1兆円)を200億ドル(2兆円)に増やした。 そういう連中だ。

 私、副島隆彦が、今、世界の政治を動かしているのは、ヘンリー・キッシンジャー(5月25日で、94歳)だ、と書いて来たとおりなのだ。プーチンとも、習近平とも、ずっと連絡を取って、そして、トランプも、言うことを聞いて、それで、世界は、安定して動いている。北朝鮮が、弾道ミサイルの実験で、一発撃った程度のことで、騒ぐ方がおかしい。「断じて許せない。厳しく抗議する」と、言って、それで、どうするのだ? 日本に何が出来るのだ。

 すべて、私、副島隆彦が書いて来たとおり、来年の4月に、アメリカと中国とロシアで、はっきりと片(かた)を付けるから、しっかりと見ていなさい。
肩(かた)を付ける、は、「片」ではなくて、本当は「肩」であって、犯罪者の肩に、入れ墨の筋をいれて非人(ひにん)に落とすことを言う。

 私が、以下に載せる、情報だけが正確で、あとは、どうでもいい記事ばかりだった。それは、BBC(英国の国営放送)が、ネット上でタダで見せてくれるサイトの動画のニューズだ。これを見れば、全てのことが分かる。

(転載貼り付け始め)

●「 トランプ氏とコーミー氏 複雑な愛憎の二転三転  BBC」

http://www.bbc.com/japanese/video-39867221

2017年05月10日 BBC

ドナルド・トランプ米大統領は 5月9日、連邦捜査局(FBI)のジェイムズ・コーミー長官(56)を解任した。大統領候補として、そして大統領として、トランプ氏は1年の間にコーミー氏をまずは批判し、次に称賛し、最後には解任するに至った。

まずはヒラリー・クリントン氏の私用メールサーバー問題、やがてはトランプ陣営とロシアとの関係が、2人の関係を二転三転させた。フランツ・ストラッサー記者が振り返る。

http://www.bbc.com/japanese/video-39867221

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。このBBCの上記のネット上の動画を見れば(誰でも見れる)、はっきりと、5月2日付けの、トランプ大統領の、twitter の文が、スーパーインポウズの 形で、日本文で載っている。

 トランプの5月2日のツウイッターは、 「 ヒラリー・クリントンにとってコーミー長官ほどありがたい存在はないだろう。悪いことをたくさんやったのに、無罪放免にしてくれたんだから!」とある。

 なぜ、ジェイムズ・コーミーJames Comey FBI長官のクビを、トランプが切ったか。それは、この横着者(おうちゃくもの)の、ボナパルティズムの馬鹿野郎を含めて、 誰も、ヒラリー・クリントンを、どうして、捜査当局である、FBIは、しっかりと調査を続けて、そして、彼女を逮捕、起訴して裁判に掛けないのか。の一点だ。

これからは、米司法(しほう))省のジェフ・セッションズ司法長官(米では、最高検察庁の長官 も兼ねる)が、脅えないで、もっと、前面に出て、証拠に基づいて、ヒラリー逮捕に向かうべきだ。

FBIの中には、「なぜ、上の方は、今も、ヒラリー派ばっかりなのか」という不満の怒りが渦巻いている。

 このヒラリー逮捕、裁判、投獄の 重要な仕事を、無理やり上から押え付けて、FBIの真面目な捜査官(たたき上げの朴訥な警察官たち)が、たくさん明らかにしている証拠をもとに、やらないのか、というトランプ大統領の当然の、自然な、怒りの行動だ。

 BBCは、イギリスの放送局なのに、やっぱり、世界「反トランプ」同盟で、トランプの悪口ばっかり言っている。 「ロシアが、アメリカの大統領選挙に、サイバー攻撃なので介入していた。 トランプ政権は、ロシア(のプーチン)と違法なつながりをしている」という、ことばっかりを言っている。それなのに、上記のBBCの動画では、はっきりと、ヒラリー・クリントン問題こそは、アメリカ政治が片付けなければいけない問題なのだと、描いている。

 なぜ、今のまま、ヒラリーを、もう3ヶ月も自由に泳がせているのか。どうして、彼女を犯罪捜査機関(ラー・エンフォースメント・オフィーサーズ)が、捕まえることが出来なのか。このことのおかしさ(奇妙さ)を、皆で、本気で考えるべきなのだ。

 これは、大きな政治勢力間(かん)の、ぶつかり合い、闘いであるから、ヒラリー勢力(グローバリスト、地球支配勢力。大きな戦争をしたがっている者たち)の抵抗が激しくて、それで、がっぷり4つで闘っているから、前に進まないのだ、と言うことができる。

 あれほど、ヒラリーが犯した権力犯罪(けんりょくはんざい)が重大であるのに、これを裁こうとしない。 彼女が、国務長官になった2009年から、今までの、この8年間、アラブ諸国を、次から次に、順番に戦乱状況に陥れて、かわいそうに、アラブ諸国の人間たちは、殺され、逃げ惑って難民になって他国で、泥だらけの暮らしをしている。

 みんな分かっているのに、日本人も何も言え得ない。ただニューズ番組を見ているだけだ。それは、森友(もりとも)学園事件で、あれほどに、安倍晋三と、奥さんの昭恵、そして、稲田朋美(いなだともみ)防衛相の3人が、奇っ怪な宗教団体に入っている、おかしな人間たちであり、犯罪者たちなのだと、分かってきたのに。 

 森友学園事件で、私、副島隆彦だけが、「安倍晋三は、財務省その他の役所からの、補助金の中から、4億円を、自分の懐に入れた」と書いたのに、誰も、何も、私の書いたことに何も言わない。「ホントですか-?」も言わない。みんな何も言わない。コワイからだ。 

百万円、百万円の寄付金、という馬鹿みたいな、話の方に、すり替えられて、そっちを、ぽかーんと口を開けて、見ている。

そうしたら、国民にまったく尊敬されていないと、腹の底から分かっている、安倍晋三夫妻は、いよいよ、その本性(ほんしょう)、正体を現わして、「憲法改正に向かう」と、動き出した。自分たち、おかしな人間集団だけで、団結して、「この難局を乗り切ろう。悲願に向かって突き進もう」だ。

国民の中の、単純人間(いつも単純な頭で生きている者)たちが、「北朝鮮の核ミサイルが、日本にも飛んでくる。コワイ、コワイ」の 策略に載せられるから、それを当て込んで、安倍晋三たちは、突っ走る気だ。

 権力者(権力を握っている者)のやることに、庶民、大衆、一般人は、コワイから何も言わない。そして、これは、権力闘争なのであって、権力闘争に、一般人は、加わることはできない、それは危ないから、というまっとうな判断を、それなりに皆(みんな)している。

 私、副島隆彦だけは、大きな枠組みの本当のことを言う、書く。たとえ殺されても、構わない。真実を書き続ける。そして、次々と、「これからどなる。その次はどうなる」と、予言者(よげんしゃ)としても、国家戦略家として、死ぬまで、やり続ける。自分は危ないから、遠くから見ているだけにします、というのであれば、それでも、いい。ただし、学問道場の会員になって、私たちの学問、思想、言論での闘いを支援して下さい。

「情報が欲しい、情報が欲しい」、「これからどうなるんですか。その次はどうなるんですか」ばっかり言うな。 私、副島隆彦は、本にも書いて、どんどん発表しているではないか。

 私の本をしっかり、赤線を入れながら読みなさい。 今は、本屋に、『アメリカに食い潰(つぶ)される日本経済』(徳間書店、2週間前に発売された)が、並んでいます。買って読みなさい。びっくりするような大事なことを、分かりやすく、分かり易く、どこまでも、分かり易く、はっきりと書いていますから。

 今月末(30日)には、『老人一年生』(幻冬舎=げんとうしゃ=新書)という私の本が出ます。これは、「老人になると、あちこち、体が、痛いよー、痛いよー。だが、60歳にならないと、老人の体の痛みは、若い人たちには、分からない。

 私、副島隆彦は、自分の身を以て、老人の、痛い、痛い、が分かるようになった」という体験記だ。 出版寸前まで、書名を、『老人は痛い』 にしようとしていたのだが、やっぱり、私が、始めに考えたとおりに、『老人一年生(になった私)』にした。

 私は、もう、そろそろ、「次々と新しいことを書くぞ」という気になってきた。どうやら、副島隆彦が言うこと(書くこと)が、近(きん)未来予測として、一番、よく当たっている、と、多くの人たちが気づくようになったようだ。 だから、私は、もう、あまり、「これまでに何度も書きましたが」という、面倒見の良い、いつまでも、落ちこぼれ、頭の悪い人間たちに配慮して、「これ、分かりますか? ここまでの、私の話を分かってくれましたか?」と、羊の群れを纏(まと)めるように書くのを、やめようかな、と考えるよになった。

 そろそろ、威張って、次々と新しいことを書いてゆこうかな。自分は、副島隆彦の書くことが、ほとんど分かる、という人たちは、そうしてくれ、そうしてくれと、言うだろう。

 だから、今後は、「新しいことを書きます」というコトバを標語にして、その際は、すでに私が、数回は書いたことは、自明(じめい)のこととして、「そんなことは分かってるよ。知っているよ」という人たちを、中心にして、私の言論、評論、思想研究を、やろうと思います。まだ、思う、だけで、どこまで実行できるか、な。

 これからは、もっと、もっと、私の、最先端でも、突拍子もないことを含めた、私の考えと、未来予測を、どんどん書いてゆきます。何かあったのかな。副島隆彦があまり書かないな、と、一円も払わないで、タダで、「情報だけ貰えばいいんだ」いうさもしい人間たちは、相手にしない。 私が、一番、大事にするのは、学問道場の会員になってくれている人たちだ。あとのギャラリーは、私の本を買って読みなさい。

 私は、自分の今度の、「ニーチェ本」を書き上げることで、あと一苦労しないといけない。当たり前だ、どんな、仕事も、職業というのはキツいものなのだ、と、言うだろうから、その通りだ、と思う。だが、物書きというのは、本当にキツいですよ。毎日、20キロぐらいの全力疾走での半分マラソンをしている感じです。

 今にも発狂しそうだ、という感じの脳(のう、頭、あたま)のきつさです。 それでも、私は、この仕事が、生来、向いているから、続けられる。向いて(適性、てきせい)いなかったら、やっていません。どんな人も、自分の職業は、それになんとか耐えられるからやっているのだろう。いい歳(とし)になったら、このことが分かってくる。

ここに集まる人たちは、それでも、自分の目の前の生活に、押しつぶされることなく、血相を変えて、金策(きんさく)や、職探しに明け暮れる、ということはない、余裕が有る分だけで、社会・政治問題に興味がある、という、国民全体から見たら、1%ぐらいの人たちです。 

 生活に余裕がないと、何も出来ない。それと、自分の体力と知力(思考力)に、わずかでも余裕があるから、それで、副島隆彦の言論に付き合ってくれているのでしょう。有り難いことだと思います。  副島隆彦拝