[2065]”これが、現代アメリカ政治思想の全体像 です。これを何とか分かりなさい。

副島隆彦 投稿日:2016/12/06 10:25

副島隆彦です。

トランプ当選(ヒラリー派、敗北)から、早くも一ヶ月が経(た)った。

トランプ勝利の 衝撃は、今も続いている。 こんな男は、はやく殺してしまえ(暗殺しろ)、という
米、欧、日の 支配階級(エスタブリッシュメント 、笑。この語を彼ら自身が認めてしまっている)は、
激しい内心の憎しみを込めて、呪詛(じゅそ)し、念(ねん)じている。 私、副島隆彦には、この
「感じ」がしみ通るように分かる。

それで、「副島さん。なぜ、あなたは、トランプの当選、勝利をあれほど、明確に予測(予言)で
きたのですか」 と、 各所から、聞かれる。 私への質問は、そのほか、いろいろとある。

そして、「これからどうなるのですか。 これから世界はどうなるのですか」という、質問がある。
私は、怒り出して、 「これから、どうなるんですか」ばっかり言うな。 これまでの、アホの、
知恵の足りない、その 威張り腐ってきた、 お前(自分)自身を、深く反省せよ。

「馬鹿の一つ覚えのように、これからどうなる、ばっかり言っているな。この、馬鹿」と、私は
何人かを、叱りつけた。 本当は、私が、叱(しか)りつける相手は、 日本で、自分たちが、一番頭が
いいと、思い込んでいる、 官僚のトップたちと、新聞テレビの記者たちと、 学者どもだ。

こいつらの、横っ面をひっぱたきながら、私が、「この世界で通用している、大きな真実、大きな
共同了解事項」 を、 逐一、教えてゆかなければいけないのだ。

今は、 私、副島隆彦が、どんなに、こういうヒドい、悪罵(あくば)を、投げつけても、黙って、
副島隆彦の言論を 聞かなければいけない段階らしい。 そのように 私に、素直に、正直に言う者たちもいる。

だが、その一方で、「ソク、副島の やろう。威張るんじゃない。お前の言うことなんか、オレの
耳の中に、入ってこないよ。お前の言うことなんか、理解してたまるか」 という、激しい、私への
敵愾心(てきがいしん)、反発、反抗もある。

だが、やっぱり、副島隆彦から習おう。その方が、自分の身のためだ。 この世界が、どうように
なっているか、どのような原理(げんり、プリンシプル)で、動いているか、知りたいんだ。

これを知って、分からないと、自分のこれからの死活問題になる、 と、 バカでなければ、
感じるらしい。  それじゃ、やっぱり、 私、副島隆彦から、いつもの、泥棒の、盗み読みでも
何でもいいから、学ばなければ済まないだろう。

私は、お前たち、土人の酋長(しゅうちょう)の家来、呪(まじな)い師(これを、tribal dignitarieis ,
トライバル・ディグニタリーズという) たちなんか、大嫌いだ。 が、日本人、日本国民が
かわいそうなので、日本国のために、私が、大きな真実を教えてやる、有り難く聴け、という
ことになる。

それでだ。ここの学問道場の会員と、それに近い人たちで、私、副島隆彦の本を、これまでに
真剣に読んで来た人たちは、大きな有利の立場にある。 あなたたちは、すでに、「副島ワールド」
への、入(はい)り口(ぐち)、入口があって、そこから、入ってきてくれた人たちだ。
だから、私は、感謝の気持ちを込めて、あなたたちに、 「もっと、奥の方に、思想の中心部分に、
入ってきてください」と、言う。

それが、以下の、たった一枚の 大きな画像だ。 私の主著(しゅちょ)である、「世界覇権国
アメリカを動かす 政治家と知識人たち」 (1999年刊、初版は、筑摩書房から1995年刊)の
初めの、冒頭の 2ページ見開きの、 図表だ。


世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち (講談社 α文庫)

これが、「アメリカの現代の政治思想の 全体像」だ。 これまで、この図表を、見ていなくて、
理解しようともしなかった皆さんは、今こそ、じっと、じーっとこの図表を 見なさい。
そして、なんとか理解しようとしなさい。 そうしたら、今以上に、格段に、頭がよくなります。

まだ、「副島隆彦のワールド」への入り方を知らない人たちに比べて、あたなたちは、ものすごく
有利なのです。

この3枚の図表を、これから、日本というアジアの土人国の、一番、秀才だと自分では思っている
者たちが、理解しなければ済まないのだ。 すでに、密かに、ドロボーしている者が、
500人ぐらいいる。 官僚、新聞記者、学者、言論人どもだ。 私、副島隆彦の名前を
出して、しっかり引用を明示して、私に、感謝して、それから、自分の意見(コメント)を
書きなさい。

これから、2万人ぐらいの 日本の インテリたちが、この図表を 、どうしても、どうしても、
理解しなければ済まなくなる。

それは、なぜなら、「どうして、副島隆彦は、トランプの勝利を、あんなに確信をもって
事前に 予測できたのか」 の 理由は、この一枚の、「政治思想(ポリティカル・ソートの
諸流派、というものは、どういうものか」を、 私が、日本人では唯一、世界基準(ワールド・
バリューズ)で、分かっていて、この理解から、当然に導かれる結論が、トランプ勝利だった
からだ。

これは、土人の知識人たちにとっては、驚きをもって迎えられるコトバだが、これが真実だ。

この図表を、会員も、土人の国の知識人たちも、穴が空くほど、見つめなさい。それから、
この本を、読みなさい。 あ、その前に、「トランプ大統領 とアメリカの真実」(日本文芸社
7月刊)を、読んでいないような、横着者(おうちゃくもの)は、話にならないから、私たちの
ここの 学問道場に近づくな。 ネット人間が、ダメなのは、本を買って読まない、という
点だ。

これから、私は、全国各所に、 この 「この500年間の ヨーロッパ近代が、作った
政治思想の各流派(=思想の潮流)が、200年前から、アメリカに移転して、どのように
成長したのか」を、教えて回るだろう。 それが、私、副島隆彦の天命(てんめい)だから、
私は、それを着実にやる。 どんな質問にも、私は、徹底的に、平易に答えるだろう。
私は、もう 63歳だぞ。 この図表を作って、本に似せたのは、今から21年前だぞ。

私の、苦労を少しは理解しなさい。いや、会員たちの中には、私の苦労を分かってくれて、
それで、学問道場を、ずっと応援してくれている、本当に、頭のいい、生来の優れた人間が、
たくさんいます。 私の同志だ。  私は、あなたたちを、いつも大切に思っています。

副島隆彦 拝