[1971]ヒラリーよ、お願いだから、病気で倒れて緊急入院、と言う逃げ方はやめてくれ。
副島隆彦です。 今日は、2016年8月22日(月)です。
まず冒頭で、私の素朴な、きわめて率直な考えを書きます。 ヒラリーよ、よくもお前は、その68歳の老婆(ろうば)、老女(ろうじょ)の現実を無視して、大統領になろうなどと、よくも考えたものだ。 女という生き物の浅ましさ、思慮のなさを、満天下に晒(さら)している。
68歳という年は、男たちの中の、生来、頑強な体をした者でも動きがきつくなり始める歳だ。それなのに病気がちになるに決まっている女の体で、よくも大統領という、神経を普通の人の数十倍は使う、キツい仕事を今からする、などど、何を大きく、このバカ女は、勘違いして、ずっとこの「権力者への道」を歩み続けたものだ。
女は、68にもなればあちこち、体が痛くなって、きつくなるものなのだ。それをまわりがいたわってあげて、それで世の中は、回っている。
それを、「台頭する女の時代」という標語に自分たちで狂ってしまって、 ヒラリーは、マデレイン・オルブライト(元国務長官)の“女学校”の優等生として、愚かにも、頭のてっぺんから信じ込んで、動いてきた。メラニー・ヴァヴィーア、ミシェル・フロノイ、シーラ・スミス、キャシー・マツイ(松井)、スージー・ジョージ、ヴィクトリア・ヌーランドたちと一緒にだ(出典。拙著『日本に恐ろしい大きな戦争(ラージ・ウォー)が迫り来る』講談社刊、2015年3月刊 P108)。
これまでに、ヒラリーは、何度、脳振盪(のうしんとう)やら、脳血栓(のうけっせん)で倒れたか、分からない。それなのに、今のこのザマだ。 68歳のヒラリー婆さんが、どうして、大統領選挙に当選して、来年から米大統領をする、などど、正常な頭をした人間なら、考えもしないことだ。
人類という お猿(さる)さん以下の、愚かな生き物は、巨大な集団になればなるほど、正常な判断力を無くす。
まともな判断力を持って、冷ややかに世の中を見つめる力のある人なら、「そんな、69歳のバアさんが、大統領なんかに、なってはいけない」 と、分かる。
それが分からないのは、バカ女の群れと、それに追随するバカ黒人たちの群れだ。南米系のヒスパニックたちは、もっと冷たく、「自分たちは、もっと、もっと北アメリカに浸食(しんしょく undermine アンダーマイン )して行ってやる」と考えている。
それは、古代ローマ帝国を、下から浸食して、突き崩していったゲルマン民族(オドアケル、ゲルマン傭兵隊長がローマ皇帝を名乗った、時にローマは滅んだ)のような感じだろう。
私が、今もアメリカの大統領選挙の“最有力候補”である(笑)ヒラリー・クリントンのことで急いで、このことを書いておかなければいけない。ヒラリーは、すぐにでも病気で倒れて入院しそうだ、ということだ。
ヒラリーよ、お願いだから、病気で倒れて入院、ということはしないでくれ。あなたが急病で病院に担ぎ込まれて、皆に心配を掛ける、ということだけはしないでくれー。ということだ。今、ヒラリーに病気で倒れられたら、私、副島隆彦は、本当に困る。
ヒラリーよ、貴女(あなた)には、あと2ヶ月半(正確には残り大統領選まで78日。11月8日が投票日)元気でいてもらわないと、私が困る。貴女には、きちんと逮捕されて、きちんと牢屋 ( jail 、ジェイル) 正確には、拘置所(detention ディテンション)に入って貰(もら)わないと、私の言論予定が狂って、本当に困る。
日本人の多くは、アメリカの大統領選挙のことなど気にも掛けていない。どうせヒラリーが当選する、と思っている。なぜなら、オリンピックの結果の発表ばっかりで(なんで、あんなにいろいろのお笑いのような競技、種目 がたくさんあるのか、いい加減にしろ)、アメリカのことなどどうでもいい、という感じだ。
それでも、ヒラリーが優勢だと、ほとんどの人は思っている。なぜなら、日本のメディア(テレビ、新聞)が、そのように、「7ポイントの差で、クリントン氏が、トランプ氏よりも支持率で上回っている」と、ウソ八百の報道ばっかりしているからだ。
それはアメリカの大メディア( ABC,NBC,CBSの3大テレビネットワークが、今も、なぜか強い)が、そういうインチキ報道を繰り返すからだ。 日本の週刊誌も、黙ってしまって、トランプの悪口や弱点の論(あげつら)いさえ、全く書かなくなった。というよりも、トランプのことを無視していて、触りたくない、という感じだ。
日本操(あやつ)り班(=ジャパン・ハンドラーズ)である、ディック・アーミテージや、マイケル・グリーン の子分を長年やり過ぎて、頭がおかしくなっているから、週刊文春も週刊新潮も、今さら、正常な、正気(しょうき)の報道を出来なくなっている。
あるいは、木村太郎 や 春名幹男(はるなみきお)のように、CIA東京支部(Tokyo precinct トーキョー・プリーシンクト)所属の、CIAの下級職員たちからの受け売り情報で発言しているジャーナリストたちでさえ、もう、何を言っていいか、分からなくなった。
私、副島隆彦の書いていることを、こそこそ盗み読んで、肝を冷やすぐらいしか、アメリからの正確な情報など何も入ってこない。なぜなら、首都ワシントンの、アメリカの国家情報部員や軍関係の情報部員と、その幹部たちが作っている、インテリジェンス・コミュニティ 自身が、自分たちが政府の公務員だものだから、一体、自分たちの運命が、これから、トランプ政権が出来たら、どういうことになるのかで、右往左往して、冷静な判断力を失っているからだ。
他人事(ひとごと)なら、冷静に、冷(さ)めた感じで、世界中を見下ろす、あるいは、見下(みくだ)して、あやつり技(わざ)で分析して語ることが出来るくせに、自分たち自身の職と首が、トランプが大統領になると、掛かってくるものだから、冷静さを失って、頭が朦朧(もうろう)となっている。 私、副島隆彦には、この“感じ”がよく分かる。 ざまあ見ろ、である。
「ヒラリーは、どうも病気だ 」 という噂は、一年前から、ずっとザワザワとアメリカ国民の間で囁(ささや)かれていた。ヒラリーは頭(あたま、脳)の病気( mental disease あるいは、brain disease ブレイン・ディズィーズ )だ、ということは、ネット上でもずっと書かれてきた。
ヒラリーは、歓声をあげたときに、頭を何度も上下にがくがくと揺らす独特の症状が動画でも流れている。 そのとき目がぐるくると回っている。
この病気は、dysphasia 「ディスファシア」 という 神経症の一種らしい。詳しいことは私には分からない。いわゆるパーキンソン氏病 だと言われることも多い。あるいはバセドー氏病(甲状腺肥大症)を併発しているとも言われる。
あるいは、myoclonus 「ミオクローヌス」という病名が、英文の記事の中に出てくる。 私は、「このディスファシア や、ミオクローヌス という病気は、一体、どういうものなのか」と不思議に思いながら、これまで、ヒラリーの言動を、映像を通してずっと見ていた。そしたら、一昨日になって、ようやく まともな 記事が出てきた。
それは、 以下の記事の中にあるとおり、
“ Hillary Clinton has brain damage that impairs her ability to communicate …..has a disorder called dysphasia, a condition brought on by brain trauma that erodes a person’s ability to speak or comprehend language.
「 ヒラリー・クリントン氏は、脳に障害があり、意思疎通の能力を低下させている。 それは、ディスファリア と呼ばれる症状である。この症状は、脳が受けた外傷(トラウマ)から引き起こされるもので、人の会話能力や理解能力に障害を受ける病気だ」
となっている。
以下に載せる「ヒラリーは、脳に障害があるようだ」という意見表明(claim、主張)は、何と、敵対候補である トランプ陣営の有名な女性スポークス・ウーマンのカトリーナ・ピアソン Katrina Pierson という広報担当者が発言したものだ。数日前の8月18日の発言だ。ピアソンは、やや浅黒い肌をした南米系の女性だ。
こういう場合には、ヒラリー陣営から、即座に激しい反論と、反撃が起きて、「こんな失礼で、非常識な発言をするとは」と、大手メディアまで巻き込んで、カトリーナをぶったたいて辞めさせる、という形になる。
ところが、その気配がない。どうも皆が、ヒラリー寄りのメディア関係者も含めて、当然のように「ヒラリーは頭の病気だ」と分かっているからだろう。何ともはや、困った事態だ。
以下の英文の中に、ヒラリーの主治医の女性まで、出てきて、「クリントン長官は、極めて良好な健康状態にある 」 “ Secretary Clinton is in excellent health .” と 穏やかに反論している。 とりあえず、まず、以下にこの英文の記事を載せる。
(転載貼り付け始め)
Trump spokeswoman claims Clinton has rare brain disease
08/18/2016 THE HILL
http://thehill.com/blogs/ballot-box/291922-trump-spokeswoman-claims-clinton-has-rare-brain-disease
A top spokesperson for Donald Trump claimed Thursday(8月18日) that Hillary Clinton has brain damage that impairs her ability to communicate.
Speaking on MSNBC, Katrina Pierson alleged that Clinton, the Democratic presidential nominee, has a disorder called dysphasia, a condition brought on by brain trauma that erodes a person’s ability to speak or comprehend language.
“What’s new are the other reports or observations of Hillary Clinton’s behavior or mannerisms … as well as her dysphasia, the fact that she’s fallen, she has had a concussion, there are really interesting things out there,” Pierson said.
Trump has long claimed that Clinton lacks the physical stamina to be president and has stated repeatedly that she takes weekends off to catch up on her sleep.
But the GOP nominee and his campaign have not directly engaged with conspiracy theories, circulated on ultra-right wing blogs and talk shows, that Clinton’s health is badly deteriorating and that the media is complicit in a cover-up.
There is no evidence to back those claims up, and Clinton’s physician, Dr. Lisa Bardack, has repeatedly stated that the former secretary of State is fit to serve.
Recently, Bardack released a statement to address the conspiracy theories around apparent falsified medical records with her name on them saying that Clinton has dysphasia.
“These documents are false, were not written by me and are not based on any medical facts,” Bardack said. “To reiterate what I said in my previous statement, Secretary Clinton is in excellent health and fit to serve as President of the United States.”
Pierson on Thursday said Clinton could clear up the confusion by holding a press conference in which she shows she’s capable of fielding questions.
“It’s important to note that Hillary Clinton has taken a lot of time off the campaign trail,” Pierson said. “It’s something that needs to be addressed, she’s taken a lot of time off the campaign trail. She hasn’t held a press conference this year. Why don’t we just have Mrs. Clinton have a press conference and she can answer all of these questions.”
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 やはりヒラリーは病気のようだ。・・・・ということは、もうすぐ、選挙遊説の間に、これからの78日間の間に、どこかでブッ倒れる、そして入院する、ということだ。
私、副島隆彦にとっては、それは、本当に困るなあ、 ヒラリーには、きちんと逮捕 arrest されてきちんと 拘置所 detention に入って貰いたいのだ。そして、拘置所の中から、「ハーイ、国民の皆さん。私は、元気で、拘置所から、大統領選挙を続けます。この逮捕は、違法です。私は、無罪です。みんな私を信じて下さい。そして、私に投票して下さい」 と、鉄格子の後ろから、元気よく、テレビを通してアメリカ国民と、それから世界中の人々に、優雅に挨拶をしてもらいたいのだ。
そうしないと、私、副島隆彦が、急いで書いてこれから出版する、本の企画が台無しになる。予定が狂って、9月の終わり頃とかに、「ヒラリー入院」ということになると、もう、鉄格子の向こうで悠然と構える女帝(エンペレス)という構図、図式が壊れてしまう。
「ヒラリーは、拘置所の中の病院の特別病室にいます」では、立派で壮麗な政治ドラマにならない。 そうなると、ヒラリーのせいで、ヒラリーが命令して、CIAの特殊部隊(スペシャル・フォーシズ special forces )を使って、2009年から計画的に引き起し続けた、「アラブの春」 Arab‘s Uprising (アラブズ・アップライジンブ。仕組まれたアラブ諸国の民衆反乱。アラブに春があるのか?) で、エジプトでも、リビアでも、シリアでもイラクでも、本当に、それぞれ 数百万人の戦争難民が出て、それぞれ数十万人の 戦死者を出して、アラブ世界(中東)で、人々を 大混乱と戦乱の中で、逃げ惑わせ、地雷や爆弾に当たって死なせた、その元凶の 戦争犯罪人 ( war criminal ウォー・クリミナル)としてのヒラリー・クリントンを、世界が、世界人類が、きちんと裁(さば)きに掛けることが出来なくなる。
本当に、ヒラリーが捕まって、正しい罪名で、多くの罪状が逐一、満天下に読み上げられて、正しく裁かれることがないと、私たち日本人も困る。本当に、こうなったら、もう米大統領選挙どころの騒ぎではないのだ。 それどころではなくて、焦眉(しょうび)の中心は、「ヒラリーがいつ捕まるか」よりも、「ヒラリーはいつ病気で入院するか」なのである。
それでも、世の中は、今も「ヒラリーが当選する」で動いている。だから、いまのうちに私はこのことをはっきりと書いておかなければいけないのだ。このことは近(きん)未来予言者を名乗っている私、副島隆彦のなすべき義務だ。
日本の新聞でも、9月の末頃になると、「クリントン氏、逮捕か」と出るようになる。「クリントン氏、私用メール問題で、偽証罪(ぎしょうざい perjury パージュリー)および、違法な利益供与(賄賂罪)で、逮捕へ」と 載るようになると、世の中は、一斉に、「へー。ヒラリーは何か悪いことをしてたんだ」で、「ヒラリー逮捕、裁判だって」、「え? それって当たり前でしょ」 「みんな知っているよ」と、いつの間にか、考えが変わる。
何の反省(リフレクション reflection )、過去の自分の言動への自省、振り返り(リフレクション)もない。人間というのは、その程度に、浅はかで浅ましい生き物だ。
私は、言論商売人で、言論予言者業をやっているから、自分の近(きん)未来予測を外(はず)す訳にはゆかない。自分の言論を自分で裏切るようなことはしない。 私はがっしりと自分が打ち立てた立論(りつろん)を、頑固に守り続ける。
それでも、私の本が、出るのが遅れて、「ヒラリー逮捕へ」どころか、「ヒラリー、入院」ということになって、病院に逃げ込まれると、本当に、私は、自分の本出しの予定が狂って、出版社と一緒に困ってしまう。
チラッとだけ、日本でも関連する記事が出た。
(転載貼り付け始め)
●「ヒラリー氏を標的、偽診断書がネット上に出回る」
2016年8月19日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160819-OYT1T50128.html
米大統領選民主党候補のヒラリー・クリントン氏(68)が深刻な健康不安を抱えているとする偽物の診断書がネット上に出回り、ヒラリー陣営が火 消しに追われている。
出所不明の偽診断書はここ数日間にソーシャルメディアを通じて拡散した。ヒラリー氏が脳しんとうの後遺症で「失神、制御不能のけいれん、記憶障 害」に苦しんでいるとする内容だ。
ヒラリー氏は実際、国務長官時代の2012年12月、脳しんとうを起こして約1か月療養したことがある。偽診断書にはヒラリー氏の主治医の氏 名、住所の記載もあり、本物に見えるよう細工されていた。
共和党候補のドナルド・トランプ氏(70)も15日の演説で、ヒラリー氏について「この国の課題に立ち向かうには精神と身体のスタミナを欠いて いる」と健康不安を連想させるような発言をした。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。上記の 診断書は偽物ではない。本物だ。
「偽診断書にはヒラリー氏の主治医の氏 名、住所の記載もあり、本物に見えるよう細工されていた」とまで、読売新聞は、アメリカのニューズソースからの受け売りで、根拠もなしに書いている。 診断書を書いた主治医の氏名や住所の偽造など出来ることではない。調べればすぐに分かることだ。
次に、以下の記事は、「米共和党は、ヒラリー・クリントン氏 に対して、重大な偽証罪(ぎしょうざい、議会侮辱罪)の適用を準備中である」という内容だ。最近は、この The Hill (ザ・ヒル)とPolitico ( ポリティコ) というネットの政治記事の評判がいい。ニューヨーク・タイムズや、ワシントン・ポスト紙のような、ゆがんだ偏向が少ない。
(転載貼り付け始め)
GOP preps tough perjury case against Clinton
「 米共和党(グランド・オールド・パーティ)は、クリントン氏に対して、重大な偽証罪での刑事訴追を準備中」
08/19/16 THE HILL
http://thehill.com/policy/national-security/291884-gop-preps-tough-perjury-case-against-clinton
House Republicans are doubling down in their effort to bring perjury charges against Hillary Clinton over her testimony last year to the House Select Committee on Benghazi.
GOP lawmakers have claimed that the Democratic presidential nominee broke the law by lying under oath about her private email setup during her marathon appearance in October.
Next month, Republicans on the House Judiciary Committee plan to make the issue a central part of a hearing with senior officials from the FBI, a committee aide said on Thursday. Legally, the GOP faces a tough case. Politically, however, raising the perjury allegations would be a way to keep the issue of Clinton’s truthfulness in the public eye throughout the fall as she battles Republican nominee Donald Trump for the White House.
Proving that someone committed perjury means overcoming a high hurdle: that the person knowingly told a falsehood under oath.
Convincing lawyers at the Department of Justice to take the case would also be difficult, because prosecutors would have to prove that what the former secretary of State said during the 11-hour hearing was directly at odds with the truth.
“There is no case,” said Stephen Ryan, a former federal prosecutor and general counsel for the Democratic-run Senate Government Affairs Committee, bluntly.
“Even if you tried to step back from the politically laden nature that this was the Democratic presidential nominee and you look at it, there’s no way the Department of Justice would touch a case like that.”
“There’s just no appeal to this case, other than the political appeal,” added Ryan, who said he is not involved in the presidential race.
Politically, hearings, letters and the other trappings of Washington could be useful for the GOP. Polls have consistently shown that voters have doubts about Clinton’s honesty and trustworthiness.
New Hampshire Gov. Maggie Hassan, the Democratic candidate for the Senate in her state, even was tripped up this week. On three occasions, she sidestepped questions from CNN about whether she believed Clinton was honest before her campaign released a statement underlying her trust in the presidential nominee.
Even if the perjury allegations don’t save Trump, they could help down-ballot Republicans fighting against the current. Polls in Virginia and Colorado, both battleground states, have shown Trump running behind Clinton by double-digits.
The GOP heads of the House Judiciary and Oversight committees outlined the potential case against Clinton in a joint letter this week to Washington’s top federal prosecutor.
In their six-page letter, Reps. Bob Goodlatte (Va.) and Jason Chaffetz (Utah) pointed to four instances during which the former secretary of State “appear[ed] to implicate” two criminal laws barring perjury and false statements.
“The evidence collected by the [FBI] during its investigation of Secretary Clinton’s use of a personal email system during her time as secretary of State appears to directly contradict several aspects of her sworn testimony,” they told U.S. Attorney Channing Phillips.
The Justice Department decided last month not to press charges against Clinton for mishandling sensitive material after a yearlong FBI investigation.
Goodlatte and Chaffetz, in their letter, noted that the FBI discovered classification markings on three of the emails in Clinton’s inbox, seemingly disproving her assertion that “nothing was marked classified at the time I sent or received it.”
But in a letter to Capitol Hill this week, the FBI’s congressional liaison noted that those markings were incomplete, might have been made in error and were buried in a chain of emails.
The fact that Clinton received messages with those partial markings, Jason Herring wrote, “is not clear evidence of knowledge or intent.”
In another case, the GOP chairmen point to Clinton’s claim before Congress that her attorneys “went through every single email” while deciding which emails belonged in a federal storehouse and which could be deleted.
Comey later said that, in fact, her attorneys “did not individually read the content of all of her emails” but instead looked at “header information” and “search terms” to separate the roughly 30,000 emails that Clinton claimed were work-related from the similarly sized batch of messages that she said were personal.
Comey said that the FBI discovered “several thousand” allegedly personal emails that were actually related to her official duties.
Those two statements are not necessarily at odds.
“’Went through’ and ‘read’ are two different things,” said Stephen Gillers, a law professor at New York University.
“There’s some ambiguity there,” he added. “Consequently, there’s some uncertainty about whether the fact she was asserting ? ‘went through’ ? is false, since it doesn’t necessarily mean ‘read every email.’”
Partly because of those types of ambiguities, it’s not common for perjury charges to be brought over testimony before Congress.
“The questions of the witnesses in Congress tends to be sloppier and looser,” said Charles Tiefer, a law professor at the University of Baltimore and former lawyer for both the House and Senate, who recently wrote a book called “The Polarized Congress.”
“Congressmen leave far more wiggle-room than professionals like prosecutors questioning witnesses on the witness stand.” Rep. Trey Gowdy (R-S.C.), the chairman of the now largely defunct Benghazi committee, is a former prosecutor who is known for approaching congressional witnesses with precise, strategic lines of questioning.
But other Republican members of the committee don’t have the same background.
Spokespeople for Chaffetz and Goodlatte did not respond to inquiries about the merits of the legal arguments.
Democrats have written off the GOP’s call for a prosecution, insisting that the move is merely a political gesture meant to attack Clinton’s credibility.
“It is clear that Secretary Clinton was telling the truth based on the facts she had at the time, and this Republican perjury referral is making a mockery out of congressional authority and trivializing our procedures for political purposes,” Rep. Elijah Cummings (D-Md.), the ranking member of the Oversight panel, said in a statement.
To be sure, Clinton has repeatedly made statements about her email system over the course of the last year and a half that were later proven false by the FBI.
She has been forced to walk back her claims that there was no classified information on the messages she sent and received. A total of 113 emails contained information that was classified at the time the messages were sent, Comey asserted last month.
She also insisted that all of the work-related emails were given to the State Department for safekeeping, though in fact thousands were marked as personal and deleted.
The FBI has every right to launch a preliminary investigation into allegations that she lied to Congress based on the recommendation of the GOP chairmen, noted Gillers, the professor from New York University.
But unless they can dig up concrete proof that Clinton knew she was lying under oath, the probe might end there.“If the case were just, ‘Did Hillary Clinton tell things to Congress that turned out not to be true?’ I think the answer there is, yes,” said Tyler Doyle, a partner at the Houston-based law firm Smyser Kaplan & Veselka.
“Can it be said with certainty, beyond a reasonable doubt, that she willfully made such a statement?” he added.“That’s tougher.”
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 ヒラリーが、病気で倒れて、大きく予定が崩れて、それで、「両者、互角の闘い」にならななくなったら、どうなるか。そのときは、共和党のトランプの「不戦勝」での勝利、ということになる。 トランプも人気が無い、信用されていない、不支持率が高い、などと言っていられない。 つまり、もうトランプの勝ちが、決まったようなものなのだ。
だから、先週あたりから、トランプの演説の様子が変わった。もうアメリカ国民に、演説で、人気取りをする、という感じが、どんどんなくなりつつある。
「俺は、もう大統領になったも同然だ。だから、もう、余計なことを話しているヒマは、ないのだ。俺は、大統領としての仕事をする。だから、お前たち(米国民)も、さっさと、自分の仕事を真面目にやれ・問題は山積みなのだ。一つずつ片付けて行かなければいけない。
オレは、経営者だから、ずっと、こういう厳しい仕事をしてきた。目の前の仕事にひとつずつ対応して、何とかしなければいけない。『 問題 に 解決、などということはない』ということを一番知っているのもオレだ。 何とかしてゆくだけだ。
お前たち、国民を、何とか食わしてやる。その代わり、働け。給料を、半分にする、とは言わない。1割とか、2割とか削ることになるだろう。 それでも、文句を言わないで、オレの言うとおり、仕事をしろ」 と、トランプは、全身で訴えている。
先週の 水害の時には、大河ミシシッピ河の河口にある、ルイジアナ州にトランプは、災害救助に行って、「しょうがないなあ」と、ブスッとした顔で、水浸しになっている低所得者層( 金持ちたちは、どこの国でもしっかりした土地か、高台=ブレント・ウッズと言う=に住んでいる )の地区で、不機嫌そうに、救援物資の食料の小箱を配っていた。 「大統領になったら、こういうことばっかり、させられるんだろうなあ」と、体で分かったようだ。
テレビの報道は、「人気取りで、災害地に来なくていい。カネを持って来てくれ」と厭(いや)なことを言っていた。 トランプは、このまま大統領になって、来年から、ずっと、アメリカのメディアに、ずっと、毎日、毎日、叩(たた)かれ続けるのだろう。大新聞、大テレビのやつらめ、この野郎どもが最悪だ、とトランプは知っている。
こいつらを、そのうち策略に嵌(は)めて、まんまと陥(おとしい)れてやる、とトランプはじっと考えているはずだ。ABCの花形司会者で、ヒラリー応援に熱心な、クテファノポロスあたりから、血祭りにあげてやる、と不敵な感じで、トランプは構えている。
さて、そうなると、ヒラリーが病気で入院して、だからと言って、起訴猶予(きそゆうよ)で、偽証罪(ぎしょうざい。perjury 議会侮辱罪 )と、クリントン財団(Clinton Foundation 、クリントン・ファウンディション)による利益供与(賄賂罪)での、FBIと司法省による 合同の犯罪捜査(investigation インヴェスティゲイション) が終了、ということには、アメリカではならない。 ヒラリーは、どの道、逮捕、勾留、そして裁判に掛けられる。
それを、新大統領のトランプは、2017年から、どうするか、だ。 いつまでもダラダラと、自分の政権(執行部)が、始まったのに、2年も3年も、ヒラリー裁判で、騒がれている訳にはゆかない。と、判断するだろう。 おそらく、だから、「半年で、裁判も決着を付けて、さっさとヒラリーを過去の人にしろ。騒ぎは、もう終わり、終わり、終了だ」と トランプは、考えている。 このことを、ヘンリー・キッシンジャーと真剣に交渉している。
どうやって、“幕引き”をするか、だ。
それを議会での証言の偽証罪 (2015年10月の下院のベンガジ特別委員会の公聴会での偽証)と、クリントン財団の違法な利益供与での犯罪、だけで済まそうとしている。
だから、ヒラリーの真の罪状である、 重大な国家機密に指定( classified state secrets ) された、リビアの独裁者カダフィ (リビア国民にとっては、優れた良い指導者だった。ただで住居もくれた、安定した国だった)を殺した後の、リビア国家の資産をを、200億ドル(2.4兆円)ぐらいを強奪して、米海軍の艦船と米空軍の輸送機で、深夜に密かに、どんどん運び出して、イスラエルのハイファ港に入れて、そこから、ゴラン高原(シリアからイスラエルが占領支配している地域)を通って、密かに、シリアのど真ん中の都市ラッカ Ar-Raqqah と、それから、北イラクの中心都市である モスル Mosul (ここが本当はクルド人の首都)にまで運んだ。
そして、IS「イスラム国」の過激な7万人の傭兵部隊の人殺し、テロリスト勢力を 作った。 この 犯罪の責(せ)めを、ヒラリー・クリントンは、 国務長官として、即ち、アメリカ合衆国の対外的な政策の責任者として、行った。
これは、アメリカの国家としての犯罪 、すなわち 国家犯罪(state crime ステイト・クライム)である。 この巨大な犯罪を、ヒラリーが、米国務省の高官たちに内緒で、だから、国務省の厳重に管理された暗号化された、メールを使わないで、私用メールで、CIAの特殊部隊(スペシャル・フォーシズ special forces )の 非合法部隊を勝手に使って動かして、ISを創作、創業、設立して、その資金と兵器、武器弾薬( それから、テキサス州のサンアントニオで作られている トヨタのピックアップ・トラックを2千台も、持ち込んで、あのISが、示威行進をしていた。あれらの、あまりにもあからさまな、アメリカという国がやっている 国家犯罪が、ヒラリーeメールの公開と共に、満天下に晒(さら)されるのは、アメリカ政府=トランプ大統領=現執行部 としても、堪えられないことだ。
だから、ニューヨーク・マフィアの現職の総帥(そうすい)でもあるトランプは、アメリカの恥が、この問題で、これ以上、世界にバレてしまうことには、当然、反対する。それで、何度でも、キッシンジャー(およびその背後にいるデイヴィッド・ロックフェラー101歳)との交渉になる。ここで世界の動きは決まってくる。
トランプは、交渉ごとの歴戦の強者(つわもの)だろうから、交渉だけで、数百億円どころか、数千億円のお金をこれまでに相手から巻き上げて来たような男だ。だから、中小国や、属国(日本のような)を、いいように手玉にとって、動かしてきた、foreign policy experts フォーリン・ポロシー・エキスパート「外交問題の専門家」と呼ばれる、ワルたち(アメリカの政府高官をやった者たち。「安保マフィア」)が、数百人束(たば)になってトランプに掛かっても、トランプは負けない。 トランプの方が、格(かく、クラス)違いで、こんなアーミテージ(国務副長官までした) や、マイケル・グリーン(NSC=国家安全保障会議=の上級顧問をした)程度の連中は、トランプから即座に投げ飛ばされる。
今や、トランプは、キッシンジャー(93歳)と同格なのだから。「なあ、ドナルド(・トランプ)よ、アメリカは、今のまま世界を動かすということは、もう無理だと、君も僕も分かっているとおりだ。 それでも、急激な国力衰退を露呈させたらいけないのだ。何とか、少しずつ徐々に、アメリカのデクラインをバレないように、上手に国家運営しなければいけないんだ。ドナルド、分かるだろ。君が大統領になったら、君の肩にすべてが掛かってくるんだから 」 と、キッシンジャーが教え諭(さと)す感じだろう。
トランプは、ただの経営者から国家経営者としての自覚を持って、これまでの厳しさの数十倍は重たい荷物を、ずっしりと肩に背負わなければ済まない。
だから、ヒラリーの件は、「ISを作って(2012年から作り始めた。カダフィを殺害したあと。2014年6月10日に、ISは、北イラクのモスルに突如、出現した )、そのそうやってアラブ、イスラム世界をヒドい動乱状況に追い込んだ」責任を負っているのだが、これは、これで、これ以上騒ぎにならないように、アメリカ国内で押さえ込まなければいけない」 という判断になる。
だから、ヒラリーたちの重大犯罪である、リビアの国家資産(それは、決して、カダフィの個人資産、私腹ではない)を奪って、ISの凶暴な殺し屋集団を、育てて、出現させた 犯罪は、これ以上、問題にならないように、急いで、始末しなければいけない。
そのためには、形だけの パージュリー( 議会での偽証罪)とクリントン財団での悪事を裁くだけのことにして、臭(くさ)いものには蓋(ふた)をして、トカゲの尻尾切りではなくて、トカゲの頭(ヒラリーとビル・クリントン)を、始末してしまおう。ということになる。そのように事態は進むだろう。そのように、副島隆彦は、予測、予言する。
なぜ、この時期に、トランプが、自分に助言(ご進講)しに来た核問題の専門家に、「持っている核兵器は使えないのか」と3度、確認するかのように、聞いた、という記事や、「オバマ大統領が、ISの創設者だ。 ヒラリー・クリントンは、それと共同設立者(コウファウンダー)だ」と、危険な発言を、わざと、故意にするのかを、私たちは、真剣に考えなければいけないのだ。
トランプは、ついに、オバマ大統領の責任、 ということまでを言い出した。そうなのだ。オバマは、ずっとヒラリーのことが大嫌いで、ずっと、この8月の党大会まで、ヒラリーを自分の後継者指名(オバマの場合は、アノイントメント anointment 終油の儀式、と言う。普通は、エンドースメント endorsement 支持表明 である) しなかったのか。その後の、オバマの感情的なトランプへの名指しでの攻撃は、異常な感じだ。
それは、トランプが、グサリとオバマの心臓に匕首(あいくち)を突きつけて来たからだ。それは、これまでは、リビアのカダフィ殺し(ここまではアメリカの国益)のあとヒラリーたちが、恐ろしい違法行為をやっていても、オバマは、我れ関せず、で、自分のせいではない、ヒラリーが勝手に暴走してやっているだけだ。
オレは知らない、で押し通してきた。自分は、清潔で、善良な、世界の正義を守る 立派な大統領だ、ということで、済んできた。それが、「オバマ・ドクトリン 」(高級誌のアトランティック・マンスリー・レヴュー誌
の2016年5月号に載った。古村治彦氏が精密に書評した)という、オバマへの世界中からの高い評価と、賞賛になってきた。
ところが、オバマにしてみれば、黒人の自分には、ヒラリーたち獰猛(どうもう)な連中のやっていることを止める力は無い。知らん顔をしているしか出来ない。自分が知らないことには、自分は犯罪に荷担したことにはならない、と ずっと考えてきた。
ところが、トランプが、「オバマ、お前の責任だぞ」と、言い出した。これにはオバマも焦った。たしかに、国務長官だったヒラリーの暴走による違法行為だとしても、自分の政権の中で行われたことだ。 自分にも責任がある、ということになってきた。雲行きが、どんどん怪しくなってきた。それで、オバマとミシェルは、トランプに怒り出した。
自分を守るための、自己保身での動きだ。オバマにも、もう、これまでのような、我レ関せずでやっている余裕はなくなった。 なぜなら、リビアから、米軍の艦船と輸送機を動かして、物資や武器弾薬をシリア、北イラクにまで運ぶために米軍を動かす時には、大統領の許可、承認が無ければいけない。
国務長官の署名だけでは軍隊は動かせない。アメリカの国家体制上「軍の最高司令官(コマンダー・イン・チーフ)」は、大統領である。これは、オランダの独立戦争以来の、シュターツホルダー(国家総督。国王と類似するが、国王ではない。共和政体=リパブリック republic = には、国王はいてはならない )の制度を引いているからである。
このようにして、オバマまでが、「ISの設立者だ」という宣告を、トランプがした(8月10日、発言)。この発言は、決定的である。これは、王手(おうて。チェックメイト・キング)という感じだ。これでオバマ政権は死ぬ。
トランプの、この「オバマとヒラリーは、IS「イスラム国」の共同設立者だ」という宣告は、もう、これ以上のコトバはない、というぐらいにずば抜けて、世界史の時代の最先端を行くコトバだ。 ここまで、トランプが、言い切ったものだから、ワシントンの官僚どもは、腰が抜けそうになって、驚いて、そして、狼狽(うろた)えている。
事情を知らない人たちは、「トランプが、また、暴言を吐いているなあ」という程度の受け止め方だ。世界中の、自分はちょっとは政治の世界を知っているよ、と自惚(うぬぼ)れている程度の、三流知識人たちは、「トランプというのは、ほんとうに、どうしようもないことをいう奴だな」という反応をしてそれで終わりにする。
このトランプ発言が、アメリカのすべての既得権益層に対する、正面からの大鉈(おおなた)であり、利権の奪い取りだ、ということを、傍観者たちには、分からない。
ワシントンと、それから、ニューヨークのメディア界で、世界をいいように管理して、洗脳して、あやつっている連中にしてみれば、「トランプは、恐ろしい。ここまで本当のことを、言うのか。これだと、私たちの首まで危なくなるぞ」と、冷や汗を流している。
トランプが、なぜ、ここまで、危険なことを言い放つのか。その理由は、私が、何とか9月末頃には、急いで書いて出版する本の中の、大きな結論として、書く。だから、今は書かない。
以下の、トランプ“暴言”発言のを巡る記事を載せる。これらの記事を、じっと見つめるように読んでいるだけで、世界の最先端での動きが分かる。
(転載貼り付け始め)
「 「オバマ大統領がIS創設」トランプ氏、また暴言 」
ワシントン 時事通信 2016年8月11日
米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏(70)が10日のフロリダ州での集会で、過激派組織「イスラム国」(IS)について「オバマ大統領に敬意を払っている。彼がISの創設者だからだ。共同創設者はひねくれクリントンだ」と語る場面があった。
トランプ氏は最近の世論調査で、民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官(68)に大きくリードを許している。トランプ氏の発言はオバマ氏とクリントン氏の失策がISの台頭を招いたと訴える趣旨とみられるが、再び暴言と受け止められ、物議を醸す恐れもある。
●「「トランプ氏は無自覚のロシア工作員」痛烈批判 元米CIA高官 」
時事通信 2016年8月6日
米中央情報局(CIA)のマイケル・モレル元副長官=2012年11月、ワシントン(AFP=時事)
マイケル・モレル元米中央情報局(CIA)副長官は5日付の米紙ニューヨーク・タイムズに寄稿し、ロシア寄りの発言を繰り返す共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏(70)について「ロシア政府の無自覚の工作員」だと痛烈に批判した。その上で、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)の当選に向け「私にできることは全てするつもりだ」と記した。
モレル氏は寄稿で「ロシアのプーチン大統領は個人の弱点を特定し、利用するよう訓練された専門の情報部員だ」と指摘。自身を称賛したプーチン氏を持ち上げたり、ロシアにクリントン陣営へのサイバー攻撃を促したりしているトランプ氏は「既にプーチン氏の計算通りに反応している」と強調した。
同時に(1)自己顕示欲(2)批判への過剰反応(3)直感に基づく判断(4)自分の意見への固執(5)事実関係への無頓着-などがトランプ氏の特徴だと分析。「トランプ氏は大統領職に不適格なだけでなく、国の安全保障を脅威にさらす。貧弱で危険な最高司令官になる」と結論付けた。
さらに「私はCIAでの33年間、両党の大統領たちに仕えてきた。これまで私は大統領への好みを口にしたことはなかった。が、もはやこれまでだ」と記している。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 このマイケル・モレルCIA副長官が、まさしく、殺されたクリス・スティーブンス大使と共に、2011年、12年、13年に、ベンガジで動き回っていた責任者であることが、最近、発覚した。
この男もヒラリーの直属で、凶悪なのだ。だから、「トランプは、プーチン・ロシアのスパイだ」論が、急激に色褪(いろあ)せた。このことは、私は、今日のぼやきの「1920」番で書いた。
そして、この「オバマとヒラリーが、ISの共同設立者だ」は、奇妙な、“落ち”を見せた。それが次の記事だ。
(転載貼り付け始め)
●「トランプ氏、「オバマ大統領はIS創設者」発言は皮肉 」
2016年8月13日 AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3097369
米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏は12日、バラ ク・オバマ(Barack Obama)大統領と民主党候補のヒラリー・クリントン
(Hillary Clinton)前国務長官がイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」を 創設したとの発言について、皮肉(サーカスム 、 sarcasm )を言っただけだとして、これを撤回した。
その 一方で、例によって、自身の発言を曲解したとメディアを非難した。
ISとオバマ大統領を関連付けたトランプ氏の発言はさまざまなメディアに取り 上げられた。にもかかわらず、同氏がやり玉に挙げたのは米CNNテレビだった。
トランプ氏はツイッター(Twitter)で、「視聴率が良くないCNN が、オバマ 大統領(とクリントン氏)はISIS(ISの別称)の創設者だという私の発言を大真 面目に報じている。皮肉も分からないのか? 」と投稿している。
トランプ氏は、クリントン氏が国務長官を務めていた時期にオバマ大統領が米
軍をイラクから撤退させたせいで軍事的な空白が生まれ、イラクとシリアでISが 台頭したとする議論を踏襲しようとしたとみられるが、発言の真意については詳 しく説明していない。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 このトランプのCNNだけを、からかって、「私は、オバマとヒラリーがISISの創業者だと、」皮肉(サーカスム 、 sarcasm )を言っただけだ」とした、と記事はなっている。が、ここが大事なのだ。
他のメディアは、黙りこくって、もうトランプ叩きなどやっていられない状況だ。いいかと思って、トランプを上から目線で見下して、思慮の足りない“暴言おじさん“扱いしていたら、いつの間にか、自分たちの方が、知恵の足りない、愚か者の集団になり下がりつつある。
トランプは、ずば抜けて剪(き)れる頭をしている奴かもしれない。自分たちよりも、頭がいい、のではないか。と ニューヨーク・タイムズや、ウォールストリート・ジャーナルの“番を張っている”第一線記者(いわゆる大物記者)たちが、気づきつつある。
「俺たち自身が、トランプの仕掛けた罠(わな)に嵌(は)められそうだぞ」と、気づきつつある。それが、2016年8月末の、時点での トランプのすばらしい快進撃の動きだ。
加えて、以下の記事は、さらに、ものすごく重要な記事である。ヒラリーメール事件(ベンガジ事件)での、決定的な動きだ、と言って過言でない。
(転載貼り付け始め)
●「米連邦地裁、メール問題でクリントン氏に書面での証言命じる判決」
2016年8月21日 AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3098222
米大統領選の民主党候補であるヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏が、国務長官在任中に私用メールアドレスを公務に使用していた問題をめぐる裁判で、連邦地裁のエメット・サリバン(Emmet Sullivan)判事は19日、クリントン氏に書面での証言を命じる判決を下した。
保守系の行政監視団体「ジュディシャル・ウオッチ(Judicial Watch)」が情報開示を求めて起こした裁判で、サリバン判事はクリントン氏本人が出廷して証言するよう命じることは避けたものの、メール問題に関する 同団体の質問に対して30日以内に文書で回答するよう命じた。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。上記の記事については、私は、もう今日は、ここでは説明できない。物凄く重要である、決定的だ、ヒラリーにとっては、致命的な判決が、ワシントンで出た、ということだ。
ヒラリーの病気での倒れが、加速しつつある、と言える。 この「保守系の行政監視団体「ジュディシャル・ウオッチ(Judicial Watch)」」が、要求して、それに対して、裁判官が、ヒラリーに対して、証言台に立たなくていいから、「 メール問題に関する 同団体の質問に対して30日以内に文書で回答するよう命じた」(2016年8月19日)となっている。ということは、その30日の期限である 9月16日までに、何かが起きると言うことだ。
ヒラリー、お願いだから、その日までに、病気で倒れて緊急入院、というのだけは、やめてくれ。
副島隆彦 拝