[1939]私の「小・余剰の時代」

浅川京華 投稿日:2016/06/06 05:25

定例会アンケ―トにも書いたのですが、5月29日の副島先生が、体調が良くないせいか、元気がないように見え、心配していました。以前2回、先生の講演会に行きましたが、時間などお構いなしに、何時間でも、一人でベラベラしゃベり続ける、という感じだったのが、先日は、もう6時だからと、質問コ―ナ―を省いて終わったのには、少し驚きました。失礼ながら、60をすぎて、もう限界だと、諦めているように見えました(諦めじゃない、単なる愚痴だ、でしょうか)。こういうことを言うと、人をあてにするなと怒られそうですが、私としては、先生には、少なくとも、80才迄は、生きていただきたいです。私も、介護士という仕事がらもあり、長生きするやつにはろくなやつがいない、長生きは、良い事ではない場合が多い、とは思いますが、もちろん、そうとばかりは限りません。ボケず、寝たきりにもならずに長生きして、一生を終える人もいくらもいます。 で、副島先生の1938番を読んで「金持ち、自営業社は、更に2%の消費税分を、自分の懐から直接取られるのが2年先に延期されたので確かに有り難いと感じる。私も自営業者だから分かる。サラリ―マン(労働者階級)にはわからない」という箇所には?となりました。私ら、100円でも惜しい貧乏サラリ―マンが、消費税増税延期を、有り難い、と思わないわけがないのに、何で?と。税金と言えば、つい最近、私は、税金というものの本質は、国が最もらしい名前をつけて、国民から泥棒するものだと、漸く分かりました。経済の事などチンプンカンプンの私は、この年(もうすぐ48才)になるまで、税金の事も、取られてもしょうがないもの、くらいにしか思っていなかったのですが、職場で、昇給千円に対して、一気に税金が5千円くらい上がり、事務に文句を言った所、勤続10年祝いに貰った10万円に対する税金だと言われ、一応その苦情は引っ込めましたが、改めて、これまでの給与明細を見て、その税金のウナギ上りな事、余りに高い事、こんな税金あるのがおかしい、という税金の存在に気付き(家を借りてる人や、家を買ってロ―ン払ってる人なんてのは、家賃やロ―ンの他に、住民税も払ってんのかいな、住んでるだけ、生きてるだけで税金取られるなんて変じゃないか?)ああ、ずっと国に騙されていた、と実感しました。で、ここからが本題なのですが、税金がどうのと言いつつ、私の本心とは違うことを言ってると、自分で思うのです。私は本当をいえば、金はいらない、個人的にいらないのではなく、制度として、本当は、もう金はいらない、金を稼いで生活を成り立たせる、という人間の在り方自体が、もう限界に来ている、金という制度がある以上、無駄が無くならない、と、ずっと思ってました。でも、金に代わる新たな人間を成り立たせる制度が思いつかない、金以前の、物々交換に戻すのもなぁ?と。副島先生の「余剰の時代」を読み、やっぱリ先生は、こういう人間の根本の問題に、最初から気付いてらしたんだな、と思いました。これからは、更に発展していく時代ではない、無駄を無くしていく時代だろう、それが妥当な方向だろう、と思います。私の職場の若い人たちには、冷めている人が多いです。それを「今の若者は夢がない」などというのは、間違いです。彼らは、私が前述したような事、もう発展する時代ではない、無駄を無くしていく時代だ、ということを、直感しているのだ、と思います。だから私は、これからは中国の時代だとも、本当を言うと思っていません(実際に中国がアメリカの次の世界帝国になっても)。大国なんていらない、と。又、原発も、やっぱリ無くすべきだ、と思っています。原発などというものは、やっぱリ、人間の手に余るものではないかと思うからです。チエルノブイリの事故が起きた当時、作家の橋本治氏が、一番安全でクリ―ンなエネルギ―ったら人力じゃないかと発言してましたが、原発を無くして人力に、と国が決めても、私は反対しません。