[1918]私の金融本が出ました。 それから トランプ候補 の勝利のこと。

副島隆彦 投稿日:2016/05/05 11:26

副島隆彦です。 2016年5月5日で連休のさ中です。 私は、持病の慢性の気管支炎がひどくて体調が悪くてずっと臥せっていました。体力と気力がなかなか戻らない。

 私は、「大暴れずるトランプとアメリカの真実」 という本を急いで 書かなければ、と4月12日(火)に、 最新刊の金融本を書き上げて、後楽園にある組み版屋(くみはんや。今の日本の出版業界の、本つくりのプロセスの説明は、今日は出来ません)を、徹夜明けで出て、それから他の2社の仕事を始めようと、意気揚々と、そのまま出掛けたのです、が、その翌日から、ヘバってしまって、体が動かなくなりました。

 それでも、講演会をその週末に2つこなすために大阪にも行き。月刊誌の原稿を2か月分を書いた。それから、伊豆半島の伊東市のサナトリウムに言って、ある名医との対談をした。 

 そして、前述した、2冊の本を何とかしなければ、と もがく のだが,体が動かない。63歳になった。本当に、体が思うように動かくなった。 

 69歳(もうすぐ70歳)のドナルド・トランプは、「(酒とタバコで)早死にした兄からの教訓で、自分は、酒もタバコも(コーヒーさえも)飲まない。 多くの優秀な人たちが、(それらで)人生を台無しにしてきたのを沢山見てきたからだ」 と 話している。

 本当だなあ、と、思う。偉い人は、それなりの注意深い生き方をしている。
だが、私、副島隆彦は、酒もタバコも、好きな人は、どんどんやればいいと、思っている。ほかの人たち(家族を含めて)の迷惑にならなければ。タバコは、おそらく体に悪いだろうが、合っている人たちの頭にはものすごくいいのだろう」と考えてきた。

 ある人の趣向を その人にやめなさい、などと、私は言ったことはない。 私は、何でもかんでも健康第一の健康主義者(健康信者、健康宗教 )が大嫌いだ。どうせみんな(皆)死ぬんだ。

 私の最新刊の金融本(徳間書店刊)である 『 マイナス金利 「税」 で凍(こお)りつく日本経済』 は、現在、全国の書店に並んでいるはずです。 本屋で手に取って、パラパラめくってください。金融本 というビジネス書の ひとつのジャンル(分野)が、今は本当に滅んでしまって、書く人がいなくなりました。私のほかに、あと何人が書いているだろうか。 

 私は、“ 時代の目撃者、証言者 ” として、現状の、最新の事実を集めた金融本を書いてゆく。それは私の運命だ。

 アルル君が、宣伝の書評を書いてくれて、今、今日のぼやき に載っていますので、そっちを読んでください。 体と頭がぼろぼろになるまで、3週間ぐらい精魂込めて、ずっと書き続けます(グラフを作ったり、最新の世界中の最先端の情報を集めたりする)から、本当に体にガタが来ます。 

 頭も酷使するので、高血圧症になって、圧迫頭痛(あっぱくずつう)が起きます。こういう生活をしていたら、長くはないだろうなあ、と自分でも思う。 それが書きあがったのが、4月12日だった。書いた直後は、精神(気分)が、拝になっていて、気力が充実しているので、そのまま、次の2冊を書き始める、というきになる。

 がだ、そういうわけにはゆかない。もう歳(とし)だから、体が効(き)かなくなった。 重労働の肉体労働をしているのと、あまり変わらないことをやっている。きっとランニング・ハイのようなユーフォリア(熱病)状態に、一冊の本を書き上げた直後には、なる。 

 フルマラソンでも、ハーフマラソンでも、八ケ岳の野辺山の100キロマラソンでも、完走した時の爽快感というのは、こういう感じだろうと、私はいつも思う。そうやって、この30年が過ぎた。

 ドナルド・トランプの共和党内での、大統領候補者の指名者争い の戦いの勝利が確定した。5月3日のインディアナ州での彼の勝利が、それを決めた。

私が、今、ネットで見ていたら、CNNの 報道が、動画を含めて網羅的(もうらてき)で、一番、分かりやすかった。以下の URL を貼りますから、見に行ってください。

http://www.cnn.co.jp/usa/35082126.html

 トランプの勝利は、そのまま、今の世界中のエスタブリッシュメント(体制派、主流派。穏健派。いつも自分は勝ち組で管理側で得をする方の人間だ、という人たち)が、しかめっ面をする。 

 エスタブリッシュ人間たちにとっては、トランプのような、ドロドロの泥臭い、ヤクザ者そのものの、不動産業者あがり( 60階、70階 建ての超高層ビルを、それこそ400棟ぐらい作ってきた)が米大統領になってもらっては、困るのだ。 

 私、副島隆彦は、ちっとも困らない。やれやれ、どこまでもやれ、トランプ。自分のやりたいようにやれ、だ。アメリカ帝国が、正直に、ドル通貨という弱体通貨の信用の真実の崩壊と共に、国家としての破産宣言をすることろろまで、ゆくべきだ。 それが本当のアメリカン・デモクラシーだ。みんなの代表(リーダー、指導者)になる者は、堂々と、皆の前に出て、徹底的に、演説をやって、質疑応答をして、皆の信頼を勝ち取らなければいけない。

 ただ単に演説、弁舌がうまい、ということではない。体を張って、皆の前で、自分の考えと、政策(やるべきこと。やりたいこと)を言うことだ。ウソはバレる。いくらウソを言っても、誤魔化(ごまか)しはきかない。

 それでも、この先は、11月8日の大統領選挙まで、長い、トランプの選挙戦(遊説、ゆうぜい)の旅は続く。ワルの女の、ヒラリーとの戦いが続く。世界中のエスタブリッシュメントは、どうしてもヒラリーを勝たせようと団結する。

 それはそれは、恐ろしい、醜(みにく)い、きたならしい者たちの、現世を支配している者たちの、悪魔のような、トランプ押し潰(つぶ)しの破壊工作だろう。 日本の、チンケな、テレビ、新聞人間たちなどは、おちょぼ口になって、「トランプさんて、ちょっと変ですようね 」ということぐらいしか言わないで、関わらないようにするだろう。こいつらにとっては、かわいいのは自分だけだ。自分の出演番組さえ守れればいいのだ。  あああ、あーあ、私、副島隆彦は、日本のドナルド・トランプになりたい。彼のように皆の前で、ずっと演説をしたい。 すべてをぶちかましたい。もっともっと言いたい放題、を言って、 そして撃ち殺されて、死んでしまいたい。 

そうだ。 私たちの学問道場の定例会が、5月29日(日)にあります。前回は、私は、アラブ人、イスラム教徒の正装( 移民たちは、きたないポロシャツ姿)であるアバーヤじゃなかった、男性の正装の白い服とアーガル)をしてやりました。今回は、あのトランプの真似をして、トランプキャップをかぶって、金髪のかつらでもして、やります。

 私は、病み上がりで、どうも体調がよくないですが、それでも、5月29日には、元気いっぱい、講演=公演を やります。私のほかに、早稲田大学の数学・物理学者の小澤徹教授(53歳ぐらいかな。働き盛りです )が、「数学と物理学の限界」 というような、貴重な話をします。 皆さん、どんどん申し込んでください。

申し込みはこちら ⇒  https://www.snsi.jp/tops/kouhou/1895

 それでも、トランプは、海千山千(うみせんやません)の、アメリカ帝国の金融首都のニューヨークの生まれ育ちですから、東京の人間たちが田舎者(地方出身者)をひそかに差別して、「地方の人は、あっちに行って。私たちだけで金持ち階級どうしだけで結婚するのよ」という感じで、ニューヨーク金持ち階級の意思を、十分に体現した、アメリカ政治をやるだろう。 

 私は前にも書いたが、右翼軍人高官たち や 右翼警察官幹部たちがトランプの周りを固めているから、もう暗殺はできない。

 ニューヨークユダヤ人金持ちたちも、トランプは、娘の イヴァンカ Ivanka の結婚相手が、正統派のジュー で NYの元締めの息子。 元の奥さんも Ivana イヴァーナ で、 これらは、 Ivan=イワン=のバカ、と蔑称で呼ばれるロシア人の 日本で言えば 太郎という名前の女性形 だ。 )が、いるから、ものすごく強い。

 私、副島隆彦は、急いで自分のトランプ本を書かなければと、焦って来ました。ところが、気力が萎(な)えていて、どうも元気が出ない。 何とかしまて、もうすぐ 元気を出します。 副島隆彦 記

(転載貼り付け始め )

〇「 トランプ氏の共和指名確定=ケーシック氏が撤退表明―米大統領選 」

時事通信  2016年5月5日(木)

 米大統領選の共和党候補指名争いで、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)は4日、同州で演説し、選挙戦からの撤退を表明した。これにより、指名争いに残っているのは実業家ドナルド・トランプ氏(69)だけになり、トランプ氏の指名獲得が確定した。

 ケーシック氏はこれまで地元のオハイオ州でしか勝利していないが、夏の党大会が決選投票にもつれ込めば、主流派の自身に勝機があるとみて選挙戦を続けてきた。しかし、2位のテッド・クルーズ上院議員(45)が3日に撤退を決めたことで決選投票の可能性が事実上なくなったため、撤退を決断した。 

〇「共和党 ランプ氏が指名確実になった クルーズ氏が、ついに撤退 」

 2016年05月3 日 ロイター
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 5月3日、11月の米大統領選挙に向けた候補指名争いは、中西部インディアナ州 で予備選が実施され、共和党は獲得代議員数で首位を走る実業家ドナルド・トランプ氏(写真)が勝利した。テッド・クルーズ上院議員は選挙戦からの撤退を表明し、トランプ氏の指名獲得はほぼ確実な情勢となった。

11月の米大統領選挙に向けた候補指名争いは3日、中西部インディアナ州で予備選が実施され、共和党は獲得代議員数で首位を走る実業家ドナルド・トランプ氏が勝利した。テッド・クルーズ上院議員は選挙戦からの撤退を表明し、トランプ氏の指名獲得はほぼ確実な情勢となった。

オハイオ州のジョン・ケーシック知事は指名争いに残る意思を示しているが、トランプ氏との差は大きく、トランプ氏優位は揺らがない。

トランプ氏は、インディアナ州予備選での結果について「素晴らしい勝利」と表明。「クリントン氏は通商を理解していない、良い大統領になれるわけがない」と述べ、本選に向けてクリントン批判を強めた。

共和党全国委員会のプリーバス委員長はツイッターで、トランプ氏を事実上の党指名候補と呼び、クリントン氏打倒へ党内結束を訴えた。民主党の予備選は、バーニー・サンダース上院議員が勝利したが、ヒラリー・クリントン前国務長官の指名獲得は既に濃厚になっている。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦 拝