[1894]マイナンバーの導入がひたひたと進んでいる。

副島隆彦 投稿日:2016/03/29 10:28

副島隆彦です。 下 ↓ 「1893」番で 浅川京華さんの、マイナンバー制度に対する疑問と不信と小さな怒りの表明がありました。

 「マイナンバーは、支払調書(しはらいちょうしょ)を作成するときにのみ使用します」として、もの書き業者である私も、半ば強制的に、どんどん「登録の申請をしてください。そうしないと 原稿料の支払いができません」という感じで、着々と進行しています。 抗(あらが)いようがない。

 「マイナンバーは、日本政府と、あなた(国民のひとりひとり)とだけの、 秘密の内緒の番号です。ほかの人には見せてはいけません」と、まるで、“ヒミツのあっこちゃーん”みたいな、気持ちの悪い制度です。 

 これは、日本国民に強制する、国民総背番号(そうせばんごう)制度であり、ID(アイディー)カード( 国民管理・認識制度 )の導入です。 じわじわとやって来ますから、なかなか抵抗できない。 迫りくる統制経済(コントロールド・エコノミー)と 国家による国民一元管理の、統制社会へ向かう準備です。 

 それにどうやって反対するかは、個人的な不服従の抵抗しかできなくない。 「抵抗しても無駄だよ。コンピュータで何でも全部管理される社会になってしまっているのだから。便利でいいじゃないか」と、あきらめムードです。

私、副島隆彦は、このマイナンバーついての本も、もう半年以上、ずっと書いています。 どうも謎が解けない。この制度の、国家官僚(による)統制としての秘密に迫ろうとしてますが、向こうはなかなか尻尾を出しません。 誰でもわかることとしては、「マイナンバーで、国民ひとりひとりをすべて番号で一括して管理する。とくにお金の動きを監視するためのものだ。

 だから、お金持ち層の、アパート賃貸し代の徴収とかで、主にその効力を発揮する」ということでしょう。このように 公然と国民が議論し、指摘し合うことによる抵抗ぐらいしかほかに手がない。  副島隆彦 記