[1881]2つ、メールをいただきました。会員はここに考え、情報を投稿してください。

副島隆彦 投稿日:2016/03/16 03:25

副島隆彦です。 今日は、2016年3月16日です。

 私が、続けて2本、この重たい掲示板に書きましたので、それに対する ご自分の考えを 2つメールで会員からいただきました。 

 私は、学問道場の会員や、私の本の読後感想を寄せてくださった人には必ず返事をします。ですからメールをください。 そして、その内容が公共の課題である場合(私的な問題でない場合)私は、その自分のお考えを、重たい掲示板に、そのままでいいですから載せてください、とお願いします。 

 私、副島隆彦の考えとは私は違う、でも、このように自分は考える、でもいいですから会員の皆さん、ご自分の意見をどんどん書いてください。すべての言論は自由です。そう言い切るべきです。 学問道場では一切の規制は、なし、です 。評価、判定は、会員それぞれの人がすればいい。 

 私たちの会員になっている人で、ネット特有の 荒らし(troll トロウル、vandalism ヴァンダリズム)や、煽(あお)りや、自作自演=なりすまし や、炎上(えんじょう、flame フレイム)や、 スパム・メール( spam )や、憎悪犯罪(hate crime ヘイト・クライム)をする人はいない。 そういう ゆがんだ精神の人間は、もういなくなりました。

ですから、情報を持ち寄ったり、自分の考えをここに書いて他の会員たちに知らせてください。私たちのアーゴラ
( agora 言論の広場。市場の脇の集会所。古代ギリシア民主政の中心)を大事にしましょう。

(転載貼り付け始め)

From: ***********
Sent: Saturday, March 12, 2016 4:17 PM
To: 副島隆彦

会員番号****番の****と申します。
 新しく会員になってから、会員サイトの学問道場での副島先生のお話を読む事が出来まして、嬉しく思っております。
 先生のその深い知識とそれ故に余りに平凡な一主婦には難解な世界情勢についてのご説明にいささか戸惑っておりますのも事実でございます。

 つい先日以下の様な動画を見ました。中で副島先生のお名前がチラッと出ましたので、この動画の馬淵睦夫(まぶちむつお)氏をご存知かも知れないと思いお送り致します。

http://www.realinsight.tv/nishi/episode_1_vov76h4f/

お話の内容は、先生も昔から本に書かれている事の様に思いましたが、間違っておりましたら訂正致します。

 世界最終戦争がウクライナ危機を契機に既に始まっている事に、日本人としてどの様に向き合えば良いのか、先生のご見識を伺いたいと思っております。宜しくお願い申し上げます。  ****

2016/03/14 7:48、副島隆彦 <GZE03120@nifty.ne.jp> のメッセージ:
**** さまへ

> 副島隆彦から
> メールをありがとうございます。
> 学問道場の会員になって くださいましてありがとうございます。
>
> この 馬淵睦夫(まぶちむつお) という 男は、許しがたい男で、 私の考えを 本から たくさん、そのまま真似して、書いたりしゃべったりしている 恐るべき 剽窃(ひょうせつ)、盗作(とうさく)人間です。

> こんな 厚顔無恥の 恥知らずの男 (私よりも10歳ぐらい上です)が、キューバ大使とかウクライナ大使とかした 外務省幹部をした 外交官あがり らしいのです。 私は、驚いたまま、ずっとほったらかしてきました。 今もほっています。 私が、黙っていると思って、いよいよ 増長しています。

 私本の内容とそっくりのことを、よくもまあ、これだけたくさん、あんなに何冊もの本に書けるなあ、と あきれ返っています。 私の本の内容に、長年、相当に感動したらしい。それで、その内容が自分の身についてしまって、染(し)みついて、いつの間にか、自分の独創や、自分の研究の成果だと信じ込んだようです。

> 実に 目出度(めでた)い人だなあ、と思います。

> 出版業界の人間たち(編集者たち)は、本つくりのプロの職人たちですから、このことに 気づいています。 が、誰も何も言いません。業界人は自分の業界の恥部にはお互い、触れようとはしません。編集者たちは、業界の黒子(くろこ)ですから、自分の意見を公表するということをしません。  こういうことは、 自然に淘汰されることだ、と考えているようです。ここまでみっともないことをやると、馬渕睦夫は、そのうち消えるだろう、と皆、考えているのでしょう。
>

> どうか、**さんが、まず、 重たい掲示板に、この真淵 のことをまず貴女が書いて報告してください。

> 私の弟子たちで気づいた者が、真淵睦夫を叩いてくれるとありがたいとも思っていました。が、誰もそういう 生産的でないことをしません。

> このあと、私も態度を決めて、名指しで彼を叩きます。 彼以外にも、何人も 同じような 私の考えの 泥棒たちが、出ています。 私は、どのように対応したらいいのものか、ずっと考えていました。

彼が自分の本で書いていることと、 私が書いていることを、3か所ぐらい2つ並べて読んでもらえば、すぐに分かることだ。それを今はできません。彼の本を持っていないからです。

 アメリカであれば、こういうことは、ライベル(libel 、侮辱、中傷、名誉棄損、誹謗中傷)といって、必ず、ライベル・スート( libel suit 、libel court  名誉棄損の民事裁判)となって争われます。 

有名人、芸能人でなくても、普通の国民であっても、実名で自分の人格や行為が、公然と棄損(きそん)されたら、不法行為(tort law トート・ラー)を原因とする裁判所に訴えます。そして白黒つけます。馬渕睦夫が、私を訴えてくればいいのです。

 言論の自由 (フリーダム・オブ・エクスプレッションあるいは フリー・スピーチ)として日本でも憲法21条が、強く保障していますから、何を書こうが自由です。とくに権力者、公務員、公職にある者たちへの批判は、容赦なく徹底的になされるべきです。それは人格攻撃ではない。
 
 しかし、人(特定の人間、ほかの人)の名誉を棄損をしてはいけません。それは裁判になります。 損害賠償責任を負います。 私は、馬渕睦夫のような、生来品性の卑しい人間とは、裁判をやったほうがいいと、思っています。 

> 副島隆彦
>

—–Original Message—–
From: ******
Sent: Monday, March 14, 2016 3:43 PM
To: 副島隆彦

 お忙しい中、何の知識もない一介の主婦で、子供達や孫たちの為に飯炊き婆さんを週何回かしているに過ぎない私に、直々のメールを下さいまして恐縮しております。

今朝の先生からのメールを何度も読み直しました。私は馬渕睦夫(まぶいむつお)氏について、とても重たい掲示板に書くほどの知識を持ち合わせてはおりません。

 幾つか動画を聴いて少し理解できたことは、左寄りでは無く右寄りの方で、安倍さんの憲法9条改革に賛成されている方と言う程度です。この程度の浅い知識でその方の人となりも知らずに、批判めいた事を書く事は出来ません。

 それは同じ様に、副島先生に対しても言える事です。
15年以上前から先生のご本を読んでおりましたが、必ずしも先生のスタンスがどこに根ざしているのか理解できておりません。新会員になる事は、先生のご発言や著作に全て賛同しないといけないのでしょうか?

 であるならば、私は失格です。それは正しく、今日の重たい掲示板に書かれた先生の原発事故に関する記事に賛同しかねるからです。

 私の親類に故人ですが、原子力委員会の委員をしていました者がおりました。彼はチェルノブイリの事故後、空気中の放射能を避ける為に外出には帽子を被りマスクをし、井戸水は飲まずに気を付けておりました。もし、今回の事故の時に生きていたらどの様な防護をしたか、考えてしまいました。

 福島での放射能線量が今以て高く、立ち入り禁止区域になっている箇所が沢山ある事実は、ニュースでも言っております。私は家族を守る為にも、原発の再稼働には反対です。何故先生は原発稼働に賛成なのですか?

 福島の若い方々は放射能に汚染された食物を子供達の口に入れない様に、水や野菜その他を他県から取り寄せている話を聞きました。甲状腺癌(こうじょうせんがん)から子供達を守る為に、もしかして沢山の海藻を食べさせているかもしれません。私だったら、その様に致します。

 先生程の博学な方が、原発の安全性を説き、ホロコーストは無かったと言う説を唱えられるのか、私には不可解です。私は、「憲法9条は日本の為に絶対に死守すべき」と語気を強めて言われた、あの占い師の方のお顔を忘れる事が出来ません。

 色々な知識人の方のお話を聞いて理解できた事は、最終的には自分の感性を信じる事だと言う事です。人には其々守るべきものがあり、その方法は人によっても違うはずです。これなら出来そうだと言う方法を色々な方のお説の中からつまみ食いをしてはいけないのでしょうか? 先生はお嫌いの様ですが。

 そして最後ですが、私は夫から年を取ったら、心穏やかに過ごしなさいと言われております。先生のお説をパクる人達へのお怒りは如何ばかりか、と想像に難くありません。でもパクられるのは、先生のお説が正しいと言う事の証ですから、敢えて反論なさらずとも良いのでは無いかと思います。

 どうか人を非難せずに、この世界情勢を先生の深い知識で分かりやすく我々凡人に説いて下さいます事を切にお願いいたします。長々と失礼な事を書きました事、ご容赦頂きたいと思います。先生におかれましては、お怒りの余り、血圧を上げない事を祈っております。 失礼致します。   ****

Sent: Monday, March 14, 2016 9:55 PM
****さまへ

副島隆彦から
 再度のメールをありがとうございます。
**さまの お考えは、このまま 私に理解できます。 どうぞ ご自分の 考えに従って、安らかに生きてください。

 私は、私の考えを 世の中に投げて、それをより優れた考えだと、判断してくださる 人たちによって、「お金を出してでも」 買っていただけるように、日々努力している人間です。 私は、知識、思想、言論の 商売人なのです。職業としての 伝達者です。 それが、普通の人々と私の違いです。

**さまは、疑問文で、「・・・ではいけないのでしょうか」 と、問いかけの文を、私にお書きですが、私は、人に対して疑問形の文を使って威嚇(いかく)することを なるべくしないようにしています。 疑問形の文 は、自分に向かって発する自問 の形で、だいたいは 発します。 それと、 男と女は、決定的にちがう生き物のようです。

 **さまが、どのようにお考えになるかは、すべてご自由です。
ただし、次の一点、 「 福島の若い方々は放射能に汚染された食物を子供達の口に入れない様に、水や野菜その他を他県から取り寄せている話を聞きました。」 に、付きまして、必ず、ご自分の体で、ご自分の目で、現地に行って、確認してきてください。

 ご自分の親戚とか、知り合いのつてを頼って、 どうぞ現地に行ってください。 今は、事故のあった原発から 4キロぐらいのところまで誰でも平気で入れます。そこでたくさんの人が働いています。 福島人にもいろいろの考えがあります。

 福島県の 親分衆( 商工会、農協の幹部、経営者たち 公職の上級の者たち )ひとり、一億円ぐらいずつ出たそうです。 現地の人たちがひそひそと話しています。みんな知っています。

 一般の福島県人は、 この5年間で、ひとり だいたい、たった5万円を 渡されて、それでおしまいのようです。こういう はしたガネの、つかみ金で与えて、それを相手が受け取れば、もうそいつ は、東京電力や、県や国を訴えて来ないだろう、という下卑(げび)た、下品極まりない考えです。 

 国家や政府(公務員)、というのはこういうことを、平気でやります。自分たちが責任を追及されたり、いちゃもんを言われ続けるのが一番、いやだ。だから、相手を騙(だま)してしまえ。 うるさい奴には、裏金(うらがね)で渡せ。そして示談=秘密の和解に持ち込め。 こういう ワルの根性が身に染みている連中です。 現実の世の中は、このように出来ています。

今後とも「副島隆彦の学問道場」をよろしくお願いします。 副島隆彦拝

Subject: 先生の最新原稿を読んで
Date: Mon, 14 Mar 2016 11:35:45 0900
From: ************

 先生の最新原稿読みました。原発事故の後 学問道場を千人もの人が退会したと
は とても驚きました。いかにこの原発の問題が意見の分かれる大問題だったかということなんですね。

 現在私の住む北海道でも色んな観点からいまだに議論が続いています。北海道の高橋知事は、地元では大概の人は知ってますが、北海道電力とつながりが深く もっといえばズブズブの関係です。

 ですから本音では 高橋知事は泊原発(とまりげんぱつ) を再稼動したいんだろう。しかも再稼動したいのは経済上の問題とかではなく 己のスポンサー に対する気遣いだろう。

 こういう次元のひくい話 と副島さんや吉本隆明のいう実際の福島の後遺症に関する考察 とか、人類の進歩から発生した原子力と関わらざるをえないとか、 すごく難しい話がゴチャゴチャになっているのが現状だと思います。

 先生からすれば馬鹿馬鹿しい話でしょうが 現実はそんな感じと思います。ですから私達は勿論、学問道場の会員ですから先生や中田さんや古村さんの論文を思想の根っ子として大切にしながら 自分の頭で物事を考えるようにしようと思っています。

From: 副島隆彦
Sent: Monday, March 14, 2016 10:11 PM
To: ********
Subject: [ml:00715] Re: Fwd: 先生の最新原稿を読んで

****さまへ

副島隆彦から

 メールをありがとうございます。**さまの お考えは、だいたい私に理解できます。
 どうぞ ご自分のお考えを大切にして、 じっくりとお考えください。

 **さまがご自分がお住いの 、北海道の 高橋晴美(たかはしはるみ)知事が、「(原発の」再稼動をしたいのは経済上の問題 とかではなく 己(おのれ)のスポンサー((=北海道電力)に対する気遣いだろう 」 と お書きです。  権力者たちは、当然、このように
考え判断し行動します。 それは自然なことだと私は思います。

きっと自分を育ててあやつっている人間が背後にいるに決まっている高橋女史(官僚上がり。彼女の真の親分のことを北海道人は皆、知っているでしょう )が、そのように 保守派の人間として行動することは、自然なことです。そして道民の動向をよく見計(みはか)らって、泊原発の再稼働の許可への賛同もするでしょう。

 それには、 **さまを含めて北海道という、 自民党に反対する 人間が多い、日本の 古くからの 反中央、 反権力の 風土の 長い土壌があっての お考えだと思います。**さまが自分たちの道知事のことをそのように他人事(ひとごと)のように、憐れみを込めて同情しながら書いていることを、その外側にいます私は苦笑します。

 私は、シャクシャインたちアイヌ人(先住民)の 反倭人 (松前藩)との戦い とか、屯田兵(とんでんへい。国境を守る半農民、半兵士)や全国各県からの開拓農民でのこととか( 「新熊本」とかありますよね)、 私のの知っている限りの知識で、思い出します。 

 私は、3週間前に、札幌に講演でゆきました。札幌の市街には、雪はほとんどありませんでした。中国人観光客の多さに、驚きました。200万人の人口の札幌のに20万人ぐらいの中国人が来ているように見えました。

 一点、**さまが、 「 実際の福島の後遺症に関する考察とか 」 と お書きですが、福島に 原発の後遺症 の 人はいません。 このことは、**さんが、現地に自分で行って、確認して、その 後遺症の人たち がいたら、そのことを私たちに報告してください。

 一度くらいは何かのついでで、現地に寄って、行ってきてください。事故原発から、4キロぐらいのところまで自由に入れます。林の向こうが原発です。

 現地の人間たちは、皆、そこで生きています。何を遠くの方から、勝手なことを言っているのだろう、と私は、ずっと不思議です。 行って来ればいいのです。自分は貧乏だから時間も暇もないから福島になんか、いけない、というのであれば、次には、メディア(テレビ、新聞)に、自分の脳が洗脳されているのではないか、と自分で、自分に疑問を持ってください。

 今後とも「副島隆彦の学問道場」をよろしくお願いします。  副島隆彦拝

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝