[1789]私の近況。5月31日の定例会に集まってください。
副島隆彦です。 今日は、2015年5月19日です。
私は、この6月7日に、横須賀市で、前市議の 一柳洋氏のお招きで、講演会をします。「(横須賀)軍港150年の歴史(の真実)」を話してくれ、とのことで、今日から横須賀市に行って現地調査に行きます。学問道場の会員の皆さんも、この6月7日(日)の 会場や詳細(無料だと思います) は、すぐにお知らせします。
その前に、5月31日の、東京の湯島の 聖橋(ひじりばし)近くの全電通会館で開かれる私たちの学問道場の定例会(講演会)にお越しください。 詳細は、今日のボヤキの方に載っています。
私は、おもいっきり現状への怒りを語ろう(ぶつけよう)と当初は思っていたのですが、それだと、話が支離滅裂になって、大失敗しそうなので、まず絞り込んで、「中国と中東アラブ世界を つなぐ ヨーロッパ・アジア(=ユーラシア大陸)のこれからの動き、それを作ってきた歴史」の話を大きな柱にしようと思います。
それと、ロバート・ルーカス(合理的予測=はできる=派の経済学者)と、その日本の子分の伊藤隆敏 が、インフレ目標政策(イン・タゲ、リフレ派。これがアベノミクス) で、株価を国民の年金を使って、吊り上げていることの、その破綻、大失敗が、そろそろ見えてきたこと( ヨーロッパ国債、米国債などの 債券市場が崩れだした)も話さなければ。
・ロバート・ルーカス(『「熱狂なき株高」で踊らされる日本』p.209)
・伊藤隆敏(いとうたかとし、写真右、『「熱狂なき株高」で踊らされる日本』p.193)
それと、中国が主導するAIIB( アジア・インフラ投資銀行) で、1000兆円(8兆ドル)の途上国支援のインフラ整備の開発資金を準備することの、人類史にとっての、正当性(それが、10億人の若者たちの仕事と需要を生む)の背景を考えた。
どうも 君主同盟のような、大きな 動きが見える。 2013年12月の日本の天皇夫妻のインド訪問が重要だ。天皇は、安倍晋三の戦争路線に反対している。天皇は、世界中の、イギリス新国王や、君主同盟を組むことで、安倍晋三たちをあやつる、アメリカの滅びつつある 石油・金融資本(ロックフェラー帝国)が、ヒラリーを表面に立てて、凶暴な戦争(好戦、ジンゴウイスト)路線に出ることを強く危惧している。
日本の 愚劣な右翼たちの戦争勢力は、オバマ、ケリー、バイデン、チャック・ヘーゲルの4人の上院外交委員会で「大きな戦争を阻止すると決意した4人のハト派政治家と日本国天皇は、連携して、これに中国の習近平、ロシアのプーチン、韓国のパク・クネ、そして、南米のブラジルのジルマ・ルセフ、アルゼンチンのクリスティーナ・フェルナンデス、当然、その他の南米諸国、インドのモディも組んで、大きな戦争(ラージウォー)阻止の 世界同盟を作りつつある。
ユーロアジア(ユーラシア)のど真ん中に、巨大な需要(デマンド)の巨大繁栄地(100万人都市を 1000個 、合計10億人)を作り出すことが、人類が生き延びる道だ。それが、中国の 「一帯一路(いったいいちろ)」 One belt One Road (本当は、Route ルートだろう)ワンベルト・ワンルート (日本のNHKの番組「シルクロード」で「絹の道」という造語が出来た。こんなものは、世界歴史学には無い。 )の戦略だ。
それが、中央アジアから、ロシアを経て、ベルリン(ドイツ)にまで繋(つな)がる。つまり、ドイツの女帝(ドイツ第四帝国、クアトロ・ライヒ。つまりヨーロッパ帝国の)は、プーチンと話し込んで、アメリカ帝国を包囲して、無力化する戦略で動いている。
そして、遂に、イギリスが、新国王ウイリアム(今は、ロイヤル・プリンス royal crown 王太子。父親のチャールズは、もうすぐ引退する) の決断で、祖母の悪人女のエリザベス二世(ウイリアム王太子にとっては、母親であるダイアナ妃殺しを決断した)から離れて、イギリス(没落した旧大英帝国。かつての巨悪。今は英連邦=コモンウエルス=)の生き延び方を考えている。
・ウィリアム王子とキャサリン妃
デイヴィッド・ロックフェラー(この6月で100歳)の死去を目前にして、世界が動いている。日本の安倍晋三たち、奇っ怪な宗教団体と勝共右翼たちは、自分たちが、先導されて、中国にぶつけさせられるように(戦争の開始)仕組まれている、のだ、ということを最後まで自覚しないだろう。
彼らは、自分たちの属する世界秘密結社の方が、日本国天皇たちの君主連合の結社(アソシエイション、ザ・ソサエティ)よりも強いと、信じている。さあ、そううまくゆくかな。
私、副島隆彦は、「アラビアのロレンス」(映画は、1962年)に嵌(はま)って、ずっと、ヒジャーズ王国(ハーシム家による アラブ人すべての団結。そしてオスマン・トルコ帝国からの独立。だが、英仏 による分割で敗北)の歴史を調べていた。 それと、湾岸のイラン、ドバイ、アブダビ、そこから1000キロが、サウジアラビア(サウド家のアラビア)の首都リアドだ。
私は、リヤドには、今回行けなかった。サウド家というのは暴力団のような王家だ。
1924年の アブドル・アジズ(=イブン・サウド。身長2メートル)による、メッカ(マッカ)攻撃、占領による ヒジャーズ王国の崩壊は、英と仏という愚か者のヨーロッパ帝国主義が、自分たちを凌駕する大きな帝国が、その背後から、自分たちを掘り崩して、ヨーロッパを火の海した元凶である、アメリカのロックフェラー帝国による 包囲網だと、気づいていなかった。
同じく 青年トルコ党(ヤング・ターク Young Turks )運動から出てきた、ケマル・アタチュルクこそは(この男もまた)、1922年の権力奪取で、アメリカが背後からあやつって武器援助してできた、脱イスラム教の近代国家構想だ。今の「アラブの春」(馬鹿。アラブに春があるかよ。「北国の春」じゃあるまいし)と全く同じだ。
私は、これらの大きな歴史の真実を、世界中のすべての歴史学者が、まだ、公然と書かない段階で、書く。日本国内の低能のアホ学者たちなど相手にしない。
以下の2つの記事は、オスプレイという欠陥ヘリが、やはり墜落炎上した。それと、橋下徹という ファシズム人間が、不敵な会見をして「自分は政界引退する」というウソをついた。 このことを書いている。
皆さん、5月31日の定例会に来てください。 副島隆彦拝
(定例会の詳細)
第34回「副島隆彦の学問道場」主催定例会
演題「副島隆彦が、今の重要な事を洗いざらい語ります」
講師:副島隆彦先生、石井利明(いしいとしあき)研究員
石井利明研究員 講演:「福沢諭吉とフリーメーソン」
副島隆彦先生 講演 (前半)「中東・イラン訪問記と映画『アラビアのロレンス』が描かなかった、中東での20世紀米英覇権争いの真実」(後半)中国の「新シルクロード(ワン・ベルト、ワン・ロード)」構想とユーラシア時代の本格化について」
※講演会の内容は現段階での予定です。ユーラシア地域の世界地図を豊富に使いながら副島先生があらいざらいの真実を語ります。
開催日 2015年5月31日(日曜日)
会場 「全電通労働会館 ホール」
アクセス
■JR 中央線 総武線「御茶の水駅」聖橋口出口 徒歩5分
■東京メトロ 千代田線「新御茶ノ水」駅 B3出口 徒歩3分
■都営地下鉄 新宿線 「小川町」駅 A7出口 徒歩4分
■東京メトロ 丸の内線 「淡路町」駅 A5出口 徒歩4分
会場住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3丁目6
電話 03-3219-2211 FAX 03-3219-2219
※定例会の予定等についてのご質問は、囲む会(042-529-3573)へ、お問い合わせをお願い致します。
【当日の予定】
開場 12:15
開演 13:00
終了 17:30
※開場、開演時間以外は、あくまで予定です。終了時刻等が変更になる場合もございます。
※お席は全て「自由席」になります。お手荷物・貴重品等はお客様ご自身で管理をお願い致します。
お問い合わせ先:
「副島隆彦を囲む会」
Tel.042-529-3573 Fax.042-529-3746
メールアドレス:snsi@mwb.biglobe.ne.jp
・本定例会(5/31)へのお申し込みはコチラです!↓
http://soejima.to/cgi-bin/kouen/kouen.html
(新聞記事の転載貼り付け始め)
●「維新混迷、官邸誤算=野党再編が加速-「大阪都構想」反対多数」
2015年5月18日 時事通信
「大阪都」構想が17日の住民投票で否決され、構想実現に政治生命を懸けた橋下徹大阪市長(維新の党最高顧問)は政界引退を表明した。江田憲司 代表も辞任を表明、同党は一気に混迷状態に陥った。維新の協力を得て憲法改正を目指していた安倍晋三首相ら官邸サイドも戦略の見直しを迫られる。 一方、民主党との連携に否定的な橋下氏の影響が排除されることで、野党再編の流れが加速しそうだ。
橋下氏は今回の住民投票に際し、構想が否決されれば「政治家を辞める」と公言してきた。大勢判明後の記者会見でも「政治家は僕の人生から終了 だ」と明言。今後の復帰も完全否定した。
関係者によると、橋下氏は先の大型連休中、上京して公明党の支持母体である創価学会の幹部と接触したとされる。支援を要請したとみられるが、結果につなげられなかった。
橋下、江田両氏の「二枚看板」が相次ぎ一線から退く意向を示したことで、同党の混乱は当面収まりそうにない。維新の中堅議員は「これから一体ど うなるのか」と不安を口にした。
橋下氏を「側面支援」してきた官邸サイドも無傷ではいられない。菅義偉官房長官はこれまで、「改革に向けた大なたを振るう必要がある」と都構想 に共感を表明。反対に傾く自民党本部と溝が生じても、維新に肩入れしてきた。政権中枢は17日夜、「きょうはコメントは出さない」と言葉少なだった。官邸の判断に与党内から批判が上がる可能性もある。公明党の中堅議員は「グッバイ橋下氏だ。官邸は利用価値がなくなったと判断するのではない か」と冷ややかだ。
憲法改正に向けて官邸サイドは、(1)住民投票で勝利した維新が勢いを得て、来年の参院選で議席を拡大(2)自民党と合わせ、改憲発議に必要な 参院での3分の2以上の勢力を確保して発議環境を整える-との絵を描いていた。だが、維新の党勢が上向かなければ官邸サイドの戦略も白紙に戻さざるを得ない。
一方、自民党に対抗する野党勢力の結集を目指す民主党は、維新内の動きを注視している。今後、「民主党基軸の再編」(ベテラン)の動きが強まるとみられる。同党の若手は17日、「維新の勢いが弱まることはあっても、強まることはない」と指摘。「この機を逃さず、参院選の選挙区調整や、維新議員の引き抜き工作を始めないといけない」と語った。
◯「 オスプレイ、ハワイで着陸失敗 1人死亡21人搬送 」
朝日新聞 2015年5月18日
着陸に失敗して炎上するオスプレイ=地元ハワイのテレビ番組「ハワイ・ニュース・ナウ」提供c 朝日新聞 着陸に失敗して炎上するオスプレイ=地元ハワイのテレビ番組「ハ
ワイ・ニュース・ナウ」提供
米海兵隊の新型輸送機オスプレイMV22が17日、米ハワイ州・オアフ島で訓練中に着陸に失敗し、乗組員1人が死亡し、21人が病院に搬送された。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)にも24機配備されたものと同機種で、安全性などをめぐって議論が再燃するのは必至だ。
米海兵隊によると、MV22が現地時間17日午前11時40分(日本時間18日午前6時40分)ごろ、ハワイ・オアフ島にあるベローズ空軍基地でMV22オスプレイが着陸に失敗し、炎上した。MV22には計22人の海兵隊員が搭乗していたが、1人が死亡、残りが病院に運ばれ、手当てなどを受けているという。
着陸に失敗したMV22は、海兵隊第15遠征部隊(司令部・カリフォルニア州)所属で、5月10日に同州サンディエゴを出発し、米太平洋軍や中央軍に7カ月派遣される予定で、ハワイで訓練を実施していたという。
事故原因について、海兵隊では調査中としている。
海兵隊仕様のMV22は、すでに米軍普天間飛行場に24機配備されており、陸上自衛隊も同機種のオスプレイを2018年までに米側から計17機購入することを決め、佐賀空港への配備を検討している。このほか、米国防総省は今月11日、米空軍仕様で特殊部隊などの輸送に使用するオスプレイCV22を計10機、横田基地(東京都福生市など)に配備すると発表している。
オスプレイは垂直離着陸ができ、航続距離も長いことから、米軍では旧型の輸送機やヘリなどを順次オスプレイに交代させている。
ただ、オスプレイは当初から安全性を疑問視する声もあり、沖縄などで配備に根強い反対があった。今回の事故を受け、その安全性をめぐって改めて議論と検証が求められるのは避けられず、配備計画にも影響する可能性がある。(ワシントン=佐藤武嗣)
◇
〈オスプレイ〉 米軍の新型輸送機。海兵隊仕様のMV22と空軍仕様のCV22がある。プロペラの向きを変えることで、ヘリコプターのような垂直離着陸や、飛行機のような高速飛行ができる。離着陸のために長い滑走路が必要なく、高速飛行もできるというヘリと飛行機の利点を併せ持つ。航続距離は3900キロで、日本からフィリピンなど外国にも飛んでいける。
海兵隊仕様のMV22は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に24機配備されているほか、陸上自衛隊も導入を決めている。横田基地にも米空軍がCV22の配備を予定している。オスプレイは開発段階などで事故が相次ぎ、沖縄など地元では配備に反対する声が強い。
◯ 「 オスプレイ、ハワイで着陸失敗 1人死亡 」
2015/5/18 日経新聞
米ハワイ州オアフ島で17日、米海兵隊の新型輸送機MV22オスプレイが着陸に失敗して炎上した。AP通信や地元メディアなどによると隊員1人が死亡し、21人が病院に搬送された。
事故は同島ベローズ空軍基地で海兵隊の訓練中に発生。当時22人が乗っていたとみられる。
MV22オスプレイは海兵隊仕様の垂直離着陸輸送機。米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)にも配備されている。
日米両政府は墜落機とは別のタイプで空軍特殊部隊が使うCV22オスプレイを横田基地(東京都福生市など)に配備することで合意している。CV22は夜間や低空など厳しい状況での飛行を迫られることから、MV22より事故率が高いとされる。
(転載貼り付け終わり)
・本定例会(5/31)へのお申し込みはコチラから↓
http://soejima.to/cgi-bin/kouen/kouen.html
副島隆彦拝