[1744]人質事件を巡っての妄想

広島西 投稿日:2015/01/30 18:48

 先日、とあるブログを見ていたら、今回の人質事件に関して、恐らく男性と思われる方が意見を述べていました。その主旨は「日本は財政危機で、税金を使わねばならない分野は多岐にわたる。よって人質釈放のために税金を遣うことのプライオリティは低い。ましてや危険を承知で自らの意志で行った人だ。ただ無事で帰ってきて欲しいと願う人は税金がどう使われるかを気にしない人ではないか。同盟国が犠牲を出しながら断固テロと戦う態度をとっている中、日本がおとなしくテロに屈してもいいものか」というもの。
それを読んで、「では一体どういう人で、どういった条件であれば救って妥当なの?」と考えたら、妄想がむくむくと沸いてきました。以下、妄想・20xx年のありえない(かもしれない)、あくまでも私の脳内フィクションです。

<外務省広報:20xx年 4月より海外へ渡航・滞在される方へのお知らせ>
公務員以外の一般の方が自らの意志により渡航し、海外滞在中にテロ等により人質になった場合、救出条件を満たすと考えられるのは以下の方々です。

・満年齢59歳6ヶ月までの概ね健康な男女。(本年3月以前の62歳11ヶ月までとした規定は4月以降変更になりましたのでご注意ください)。ただし閉経後の女性、生活習慣病を含む持病をお持ちの方、お体の不自由な方等、並びに「副島隆彦の学問道場」会員の方には付帯条件及び免責事項がありますので、これらに該当すると思われる方は独立行政法人「いきいき海外渡航包括支援センター」の専門スタッフに個別にお問い合わせください。なお、渡航滞在中に該当年齢に達する方で滞在中の延長を希望される場合は、よく目立つ所に延長バッジを装着することが義務付けられております。これは松(61日以上6ヶ月まで)、竹(30日以上60日未満)、梅(1日~29日)の3種類、それぞれ20万円、10万円、5万円(税別)となっております。延長バッジは独立行政法人「ふれあい海外渡航センター」で取り扱っております。松竹梅それぞれ女性向きのスワロフスキーを散りばめたのデコバッジも取り扱っております。

・東証1部上場企業の方の場合は年齢制限は70歳未満、ただし代表権のある会長、社長に限ります。本年3月以前の「執行役員以上」から変更になりましたのでご注意ください。年収600万円以上のホワイトカラー・エグゼンプションに該当される会社員の方は、この分野においてもエグゼンプトされます。(妄想注:2015年現在、1075万円で検討されているが20xx年においては年収は600万円に減額設定されている)。

・渡航滞在地域はマーダーズ日本法人が定める格付けに準じての適応になります。A+++、A の国であること、加えてそれらの国々の非危険地区と考えられる都市・地域であるA’ 及びA’ の条件を満たす場合にのみ救出可能です。例えばA 国に滞在中にたまたまB’地区に足を踏み入れて事件に巻き込まれた場合、適応はできませんので予めご了承ください。同様に渡航滞在中に格付けが変更され国A 、地域A’ 以下になった場合の責任は持ちかねます。海外滞在中はこまめに格付けチェックされることをお奨めします。

・お問い合わせにつきましては、独立行政法人「セイフティ海外渡航コールセンター」までお願いします。なおフリーダイアルではありません。通話料は1分間50円となります。

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この頃、ISIS(イスラム国)では、組織の事務系分野に就職を希望する日本人が門前市をなす状態。それまでの「英検2級程度」としていた条件を「TOEIC750点以上」にし、さらに「フランス語検定2級取得」を加えるかどうかで幹部が協議中。