[1703] 仲井眞(なかいま)沖縄県知事をはじめ、歴代の知事は、久米三十六姓(くめさんじゅうろくせい)の末裔。

副島隆彦 投稿日:2014/10/28 22:42

副島隆彦です。 今日は、2014年10月28日です。

 私が、先月の9月22日に、この 重たい掲示板に書きました 次の沖縄知事選挙 (11月16日)についての 分析と予測 の文の中で、「沖縄在住の私たちの会員に教えてほしい」と書いたことで、私にメールで教えてくれた会員がいます。 貴重な情報と知識を送ってくれました。 

 「 重掲 「4193」番  2014-09-22 次の沖縄の知事選挙は、出来(でき)レースで八百長で、もう終わっている。 副島隆彦 筆 」

 その人に、ご自分でそのメール文を、この重たい掲示板(通称、重掲=おもけい=)にそのまま載せてください、皆で共有したいので、と私からお願いしたのですが、、そのままになりました。きっと億劫(おっくう)だったのでしょう。

 それで、その会員の名前は伏せ字にして、私の判断でここに載せます。Iくん。ご理解ください。どうもありがとう。  副島隆彦拝

(転載貼り付け始め)

From: *********
Sent: Friday, October 17, 2014 9:47 PM
To: snsi@mwb.biglobe.ne.jp

Subject: 沖縄県知事選挙その他について

会員番号****番  ****と申します。

 学生時代に、アホな名前のメールのアカウント(アドレス)を作ってしまったせいで、それを今でも引きずっています。

 数年前、副島先生に2~3回メールを差し上げた事があります。
あの時は、SSRI(向精神薬)の薬害や、人類の月面着陸問題の事でメールさせて頂きました。

現在、私は南大東島(みなみだいとうじま)と言う所におります。
ここは、最初は無人島からの開拓(八丈島からの移民)、次に製糖会社(大日本製糖)の支配、そして現在と、大きく3つの年代に分ける事ができる島です。

 ヤマトと琉球の混在する島ですので、御弟子さんと遊びにいらして下さい。
美味しい深海魚(バラムツ、インガンダルマ)もあります。下痢しますが。

さて、副島先生の重たい掲示板の書き込みについて、

>> [1668]次の沖縄の知事選挙は、出来(でき)レースで八百長でもう終わっている。

 現在沖縄移住者である私が感じた事を書きます。
地元民ではないので、不正確な所もあると思います。書くかどうか迷いました。
ウチナーンチュの人からの意見を優先されて下さい。

 以下、コソコソ話されている事をまとめてみました。
島社会は人間関係が狭いので、大っぴらにすると非常に暮らしづらくなります。

 仲井眞(なかいま)知事をはじめ、歴代の知事は、久米三十六姓(くめさんじゅうろくせい)の末裔と言われています。地元の先輩からの伝聞です。

久米三十六姓について

 明(みん)の時代に琉球王国へ中国人の学者や技術者が来て、那覇の久米村(くめそん)と言う海沿い地域に住んでいたそうです。「三十六」とは数が多い、つまり、AKB48の「48」みたいな意味でしょう。

 その頃の中国姓を久米三十六姓の末裔の皆さんが持っているかは、確かめていませんが、恐らくあるのでしょう。しかし、ウチナーンチュ全員が中国姓を持っているわけではないです。

 琉球王朝時代の士族は苗字ではなく地名を名乗っていたそうですし、琉球処分後の明治頃からも、やはり地名を名乗ったそうです。

 戦後に創氏改名(そうしかいめい)と言って、苗字を本土みたいにしたり、色々いじった人はいるのですが、地名由来の苗字が多数を占めています。

 下地幹郎(しもじみきお)氏の(兄・米蔵氏の)会社は「大米(だいよね)建設」です。創業者である幹郎氏の父(昨年逝去)の名前が「米一(よねいち)」で、会社の名前もそこから来ています。なお下地(しもじ)と言う苗字は宮古島に多いです。

 下地米一(しもじよねいち)の生涯を読むと、田中角栄と神内良一(じんあいりょういち)を足した人だったようです。
http://www.miyakomainichi.com/c/shimoji_yoneichi/

 宮古島には商売で成功する人が多く、例えば沖縄を代表するスーパー「サンエー」の社長も宮古島出身です。自営業者も多く、沖縄版リバータリアンの多い島です。ただし、独立論は聞いた事がありません。どこへでも働きに行って、そこに住んで頑張る人たちなので、そういう事に拘っていないように感じます。

 来月の県知事選は、宮古島では保守系を中心に、下地氏を応援しているようです。ただし、下地氏は公明党と沖縄1区(那覇周辺)の国政選挙でやりあった事があり、公明党からは蛇蝎のように嫌われています。

 社民党系の大田昌秀元(おおたまさひで)知事や東門美津子(とうもんみつこ?)元沖縄市長は、那覇市長選挙で翁長(おなが)氏と軋轢(あつれき)があり、下地氏の応援に回ったらしい、と言われています。今度のインチキ選挙の構造を咄嗟に見抜いていたのだと思います。

 もう一つ。「日米地位協定」本の前泊博盛(まえどまりひろもり)先生(沖国大)も、宮古島出身です。西辺(にしべ)と言う、独特の場所ですが、長くなるのでやめます。

以上です。雑然とした文章になってしまいましたが、学問道場のますますの発展を祈念しております。

****拝

From: 副島隆彦
Sent: Sunday, October 19, 2014 9:18 AM
Subject: [ml:00576] Re: 沖縄県知事選挙その他について

****さまへ

副島隆彦から

メールをありがとうございます。お久しぶりです。

**くんは、今は、南大東島(みなみだいとうじま)にいるのですか。
私は、今、地図で場所を確認しました。 沖縄本島から、東へ 400キロメートルの 絶海の諸島ですね。 そこから 沖ノ鳥島(おきのとりしま) までは、さらに 南東へ800キロですね。 その 真東 のほうに、 北マリアナ諸島がありました。

 **くんは、ここから メールを送って来たのですね。 「お弟子さんと遊びにいらして下さい 」との ことですので、今すぐにでも私は行きたい。しかし、どうせ行けません。 弟子たちも自分の生活を抱えて、動けません。 よっぽどの 冒険野郎で、 放浪人間 でないと、南大東島 までは、思いつきでは行けません。

 私は、自分なりに達観して、もう世捨て人だと、思ったら、そちらに 行きます。おそらく那覇から、飛行機が出ているのでしょう。 定期航路の船なら10時間ぐらいでしょうか。

**くんは、若くして きっと それなりの達観のある人でしょう。 そのことを私は尊敬します。

 それで沖縄人、琉球人の 血筋と中国系の家系、家名の件ですが、これで、私なりによく分かりました。 どうも貴重な知識をありがとう ございます。

 「仲井眞(なかいま)知事をはじめ、歴代の知事は、久米三十六姓(くめさんじゅうろくせい)の末裔」とのことで、沖縄人の名家、貴族階級 の人々は、そういう長い歴史を持っていることが、私に分かりました。

 併(あわ)せて、沖縄本島からさらに離れた、宮古島 の人たちが、独特の 立場を築いてきたことが、なんとなく分かりました。

 鹿児島県の南の離島群のなかで、奄美大島(あまみおおしま)からさえ、さらに差別のような ものを受けながら特異な這い上がりの根性を持っている 徳之島(とくのしま)の人たちと同じ感じでしょう。 徳洲会(とくしゅうかい)病院グループの 徳田虎雄(とくだとらお)が徳之島の人です。

 私は、同じ先島(さきしま)、あるは、南西(なんせい)諸島の 石垣島(いしがきじま)には7年ぐらい前に行きました。 一週間いました。 すぐ先の 西表島(いりおもてじま、ヤンバルクイナで有名)には行けませんでした。 さらに 与那国(よなぐに)島まで行けば、台湾 まで100キロですから、島影が見えると聞きました。

**くん。 どうか、この文を、このまま 君が自分の力で、重たい掲示板に 載せて(アップロードして) ください。 私の文も おしまいにくっつけてください。

 私たち 学問道場には一切のウソと秘密がありません。 私たちは、自分の名前で、堂々と自分自身の生きている姿 と 自分の考え を披露して、他の人たちと 団結しようと思います。 私たちの会員は、私と似て、所謂(いわゆる)生き方上手ではないので、きっと恵まれた人生ではない、貧しいままの生き方をする人が多いでしょう。しかし、そういうことは、ものともせず、私たちはこの世の真実の知識と言論、学問を求めて 、生きてゆきましょう。

 東大東島からのご連絡をどうもありがとう。 暮らしぶりもそのうち、教えてください。  副島隆彦拝

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝