[142]岩手県民主党の奢り
会員番号6029 高橋郷です。
副島先生と同様、実名で言えない、責任の無い言論には価値が無いと考えます。
さて、昨日、ほぼ2年ぶりに岩手県民主党総支部にお邪魔しました。一市民として意見交換するためにお邪魔したのですが、2年前とは雲泥の対応を取られました。2年前は、まだ民主党も野党でしたが、突然の訪問にもかかわらずきちんと応接間に通されお話を聞いていただけました。昨日は、「アポ」が無ければ、一市民の話など聞く必要がないと、取り付く島もないほどの対応でした。これが、広く国民の声に耳を傾けることの大切さを説く小沢一郎氏を代表に戴く組織のやることなのでしょうか。岩手県は、ご承知のとおり、今や完全な「民主王国」として名を成しております。しかし、その結果が一市民の声を無視する対応に繋がるのであれば、それは「傲慢」と誹られても仕方がないでしょう。私も、個人的にあちこち歩きましたが、まさか、自分が生まれ育った岩手でこれほどひどい対応をとられるとは思いませんでした。法制上は私的団体だとしても、仮にも天下の公党を名乗るからには、「アポ」があろうがなかろうが、一般市民の話には少なからず耳を傾ける義務があるはず。それをやらずして、国民の代弁者を名乗るのはおこがましいでしょう。
たとえば、名古屋市長、河村たかし氏の事務所は、さすが庶民派を名乗るだけあって、私のような一市民の言葉にもきちんと耳を傾けて頂けました。立派です。
どこの政党、政治家に投票するかは、これは全く皆さまの自由ですが、経歴等ではなくて、誰であれば自分の話を誠実に聞いてくれるか、かりにも私たち一般人の声の代弁者を選ぶのですから、そこに着目して投票すべきです。そして、意見があれば、集会等そういった場所が設置されるのを待つだけでなく、どんどん事務所におしかけましょう。そして、実際に対応を見、話すことで、その人物が投票に値するかを判断しましょう。
だいたいいつから、「アポ」がなければ話ができないという事態になったのか、広く社会、市民に門戸を開くべき政党、政治家が何をしているのか。私は、留学時代、NY州Oswego郡議会において、急遽許可を得て、スピーチをしたことがあります。アメリカをよしとはしたくありませんが、その民衆主義は、異国からきたものに飛び入りでスピーチをさせるくらい度量が広く、成熟しています。
また、私が米国に留学中、いわてNPOセンターで架空請求等、会計処理場の不祥事が発覚しました。
http://receipt.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-b089.html(こちらの記事参照。)
理事長をしていた、高井氏は、岩手のNPOの成長・発展に大変貢献し、またコミュニケーション能力も高くなかなか面白い方です。氏の処遇に関して、先日、主浜参議院議員の顧問と名乗る求氏から、「達増知事は高井氏を告訴しようとしたが、その功績の大きさを考え周囲がとめた。岩手でなければ高井氏は、もっとひどい処罰を受けていたはずだ」と話しておられました。真偽のほどは定かではありませんが、(私の話す方は、前増田知事(元総務大臣)の方がよかったと言う方ばかりなので。)いずれ、岩手が高井氏をかばった部分があるのは事実。そうした許容力のある岩手を民主党県連が壊してしまわないか、一市民として心配するところ大です。
高井氏は、今月東京で偶然出会い、世の中の狭さを改めて実感しました。私との約束を破ったことは許せませんが、能力も魅力もある方です。今後のご活躍をお祈りします。