[1311]来週末、29日の 私たちの定例会(講演会)に ご参集ください。

副島隆彦 投稿日:2013/06/18 12:46

副島隆彦です。 今日は、2013年6月18日です。

私たちの定例会が、来週末(29日)に迫って来ました。

 まだ席はあるそうですから会員の皆さん参加してください。会員が友人をお連れするというのも私たちが期待する学問道場としての集まり方です。 どうしても一回、学問道場の講演会を聞いてみたいという人は、当日いらして、その場で会員になってくだされば歓迎いたします。

第30回 副島隆彦を囲む会主催定例会
<b>「いい加減にしろ!!マイケル・グリーン~米中“新秩序”に取り残される日本」</b>
講師:副島隆彦先生、中田安彦研究員、力石幸一氏
開催日:2013年6月29日(土曜日)
会場:「全電通労働会館 ホール」
アクセス:JR 中央線 総武線「御茶の水駅」聖橋口出口 徒歩5分
開場  12:15
開演  13:00
終了  17:30
・6月29日(土)開催の当定例会へのお申し込みは、下記のページからお願いします。↓
http://www.soejima.to/cgi-bin/kouen/kouen.html

 今日のぼやきの「「1384」番で、アルル君が報告しましたとおり、「6月29日の定例会のお知らせ。タイトルが<b>『いい加減にしろ!!マイケル・グリーン~米中“新秩序”に取り残される日本』</b>に。米日関係その他の政治経済の話題に縦横無尽に切り込みます」となりました。 

アルル君と私で、最新の世界情勢、国内政治の話を中心に思う存分、話します。

直近では、以下の記事のとおり、安倍首相は、オバマ大統領から嫌われているので、G8サミットでの首脳会談が無しになった、という報道があった。

(転載貼り付け始め)

「G8 日米首脳会談見送り」

産経新聞 2013年6月16日

 日米両政府は15日、(G8にあわせて行なう予定だった)安倍晋三首相とオバマ大統領の会談を見送る方針を固めた。13日の電話会談で対中政策などについて十分な意見交換が行なわれたことから、両首脳は実利を重視し、サミットでは他国との会談を優先させる方針だ。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 なぜ米民主党のオバマ政権が日本の安倍政権を指して、危険な右翼勢力による政権であって、長い目で見てアメリカの国益を損じると判断しているのか。ワシントンで安倍晋三たちはどのように評価、判定されているのか。このことから話し始めます。 

 それなのに何故、日本の政治を、すなわち自民党と官僚たちを、マイケル・グリーン(元ホワイトハウス 日本部長、共和党系)という狂暴な男に、操(あやつ)らせたままにしてオバマたちは放置しているのか。それは、どうもオバマ大統領とバイデン副大統領たち米民主党の政治家たちには、泥臭い世界管理や血なまぐさい軍事行動が取れないからだ、という判断が成り立つ。

 それから、橋下徹(はしもととおる)大阪市長の、韓国との従軍慰安婦問題にまで広がった、「沖縄の米軍兵士はもっと売春宿を活用してほしい」という露骨な発言が、アメリカ政界で嫌われたこと。

 この事件の構造を、副島隆彦は、ワールド・ヴァリューズ( world values 世界普遍価値)と、パローキュアル・ヴァリューズ( 民族固有価値、あるいはlocal values ,それぞれの民族、部族での正直で、切実な主張、考え)の対立として捉(とら)え、副島隆彦は、20年前から、世界普遍価値と 民族固有価値が対立するときは、つねに「7(と)3の構え」で、世界普遍価値の方を優先すべきだ、世界の大勢を敵に回す言論をやってはいけない、という立場です。

 ですから、 “産経(新聞)右翼”として育った橋下氏には、自分たちの実感(民族固有価値)を押し通そうとするので、世界普遍価値(ワールド・ヴァリューズ)への配慮が出来ないので、こういう叩かれ方をするのだ、と考えます。

 そして市長として公職にあるということは、全体の代表者であり、public personage パブリック・パーソネッジ(公人)であるから、「どこの国の軍隊も、組織として女性を性欲の処理の対象にしてきた」というようなことを強弁、強硬主張することは、私人(個人)なら許されるが、公職にある者には許されないのだ、と考えます。こういうことも 定例会で説明します。

 以下の2本の最近の新聞記事が、重要だ。以下の記事に、あの狂暴なヒラリーが、舞い戻って来そうだ、と書いてある。どうもアメリカ政界(ワシントン)で、 ヒラリー派の 巻き返しが 起きています。軍人たちもオバマの軟弱路線に飽きて、ヒラリー・シフトしているようです。 

  政治の世界は、すさまじい 権力闘争の 場だから、簡単な予測はできない。しかし、民主党のオバマの次は大統領は共和党から出ることに決まっている。だから、民主党のヒラリーが次期大統領になることは無い。それでも、狂暴なヒラリーたちが足掻(あが)いて、世界に戦争を仕掛けようとしている。

 アメリカの金融、経済がどうにもならない、ということになれば、やはり、戦争=軍事力で、世界を揺り動かす、という手段にアメリカは出るしかない。

 6月7,8日にカリフォルニアで、オバマと習近平の「世界を二人で無事、治めてゆこう」という米中会談が終わった途端に、このような記事が出た。バイデンの子飼いのドニロンが 大統領補佐官(国家安全保障担当)を急に首になって、後任にヒラリーの子分の、スーザン・ライス (国連大使)がなった。 これは、ヒラリー派の大きな巻き返しだ。

 だから、日本も マイケル・グリーンのような薄汚い、どうしようもない暴力団のような男が、わがまま放題で日本を管理し、自民党と官僚たちを、顎(あご)で使うのだ。

(転載貼り付け始め) 

●「 ヒラリー氏が最初の“つぶやき” 次期米大統領選へ注目 」

2013年6月11日 共同通信

http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013061101001249.html

 ヒラリー・クリントン前米国務長官は10日、短文投稿サイト「ツイッター」に参加し、最初の“つぶやき”を投稿した。フォロワー(読者)は同日 夕の段階で早くも20万人を超えた。

 クリントン氏は2016年の次期米大統領選への出馬の観測が絶えず、フォロワーによる大統領選に関する書き込みもみられた。同氏の動向が注目されていることがあらためて示された。

 投稿は、クリントン氏に関する人気のオンラインサイトの創設者に感謝する内容。自己紹介欄は「妻、母、弁護士、女性と子どもの擁護者、犬の飼い主」などとし、大統領夫人、国務長官などを歴任したことも記している。

●「 ライス氏、安保担当補佐官就任へ=国連大使にパワー氏-米大統領 」

2013年6月6日 時事通信

http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2013060500973

 オバマ米大統領は5日、ドニロン大統領補佐官(国家安全保障担当)の後任にライス国連大使(48)を起用する方針を固めた。同日中に発表する。 ライス氏の後任には、ハーバード大教授のサマンサ・パワー氏(42)を指名する。ホワイトハウス高官が明らかにした。

 ドニロン氏は7月上旬にも退任する。これにより、政権2期目の外交チームが正式に発足する。ライス氏はオバマ政権の掲げる国際協調路線のかじ取りを期待される。
 
 大統領は当初、ライス氏を国務長官に起用する方針だったが、2012年9月のリビア・ベンガジでの米公館テロ事件をめぐる同氏の対応に野党共和 党が反発し、指名を断念した経緯がある。大統領補佐官の任命には議会上院の承認は不要。

 ライス氏は、08年の大統領選でオバマ氏の上級外交政策顧問として深く携わり、政権移行チームにも参画するなど腹心として知られる。大統領はライス国連大使を閣僚級に格上げした。

 パワー氏は08年の大統領選後、人権や国際法の専門家として政権移行チームに参加。09年の政権発足から13年2月まで国家安全保障会議 (NSC)で多国間問題・人権担当の上級部長を務めた。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。これらの、最新のアメリカの動きも徹底的に評論し、分析します。

それから、以下の様な 中国との駆け引きの話もします。

(転載貼り付け始め)

●「 尖閣「日中が棚上げ」 訪中の野中氏「田中元首相が発言」 」

2013年6月4日 東京新聞

【北京=佐藤大】野中広務(のなか ひろむ)元官房長官を団長とする超党派の訪中団が三日、北京の人民大会堂で中国共産党序列五位の劉雲山(りゅう うんざん、リュウ・ユンシャン)政治局常務委員と会談した。

 野中氏は会談後の記者会見で、一九七二年の日中国交正常化交渉の直後に田中角栄首相(当時)から「両国の指導者は尖閣諸島の問題を棚上げすることで共通認識に達した」と直接聞いたと、劉氏に伝えたことを明らかにした。
 
 日本政府は領土問題は存在せず、「棚上げで合意した事実はない」(菅義偉(すが よしひで)官房長官)との立場で、野中氏の発言は波紋を広げそうだ。

 尖閣問題をめぐっては、中国人民解放軍幹部が二日、アジア安全保障会議で「棚上げ論」を主張している。劉氏は野中氏らとの会談で、尖閣諸島をめぐる日中対立を念頭に「双方の対立を早く解消しなければ、両国のためにならない」と言明。領有権争いの存在を日本側に認めさせる狙いがあるとみられる。

 新華社電によると、劉氏は野中氏が中日関係発展のため尽力してきたことを称賛し「共産党と政府は中日関係を重視している」と強調。一方、野中氏は「各党の政治家は歴史を直視し、日中友好に向け関係修復を図る必要がある」と語った。

 野中氏は、習近平(しゅう きんぺい、シー・ジンピン)国家主席にも影響力がある曽慶紅(そう けいこう、ゾン・チンホン)元国家副主席と何度も会談して信頼関係を築き、日中のパイプ役を務めてきた。会談には自民党の古賀誠(こが まこと)元幹事長、民主党の仙谷由人(せんごく よしと)元官房長官、共産党の穀田恵二(こくた けいじ)国対委員長ら超党派の議員ら計九人が同席。中国側は党中央対外連絡部の王家瑞(おう かずい)部長らが出席した。

(転載貼り付け終わり)

それから、この定例会では、

 第2部として、私、副島隆彦の 「ミケランジェロ、フィレンツエ、メディチ家、ルネサンス」研究を 引き継ぐものとして、6月に、私と編集長とで、出かけて調べて回った「15,6世紀の 北方(ノーザーン)ルネサンス」である、オランダ、ベルギー、フランドル絵画の 大きな謎を解明する話をします。こちらにも乞うご期待。  6月29日の定例会に、是非、ご参集ください。

第30回 副島隆彦を囲む会主催定例会
<b>「いい加減にしろ!!マイケル・グリーン~米中“新秩序”に取り残される日本」</b>

講師:副島隆彦先生、中田安彦研究員、力石幸一氏
開催日:2013年6月29日(土曜日)
会場:「全電通労働会館 ホール」
アクセス:JR 中央線 総武線「御茶の水駅」聖橋口出口 徒歩5分
開場  12:15
開演  13:00
終了  17:30
・6月29日(土)開催の当定例会へのお申し込みは、下記のページからお願いします。↓
http://www.soejima.to/cgi-bin/kouen/kouen.html

副島隆彦拝