[1302]東南アジア遠征記

加地龍太 投稿日:2013/05/23 23:16

こんばんは、加地です。

遅くなりましたが、以下に東南アジア遠征記の続きを記載させていただきます。

3月27日(水)
今日はチェンマイで有名な寺院に行った。
格式の高い寺らしく、高度の高い山の上にあり、造りが他の寺よりも派手で巨大だった。
寺院へ向かう階段の途中で小さな(3~5歳くらいの)幼女が、写真を観光客と一緒に撮るという仕事をしていた。
Hさんが彼女に20バーツを渡して記念に写真を撮った。
写真を撮り終わるとすぐに、その幼女は20バーツを階段の隅に隠れていた母親と思われる女性に手渡していた。
観光客としてやってくる外国人が落とす金銭が重要な資金源となっているのは、ラオスもタイも同じだと思った。

夜はチェンマイ市内のナイト・バザーでフライドクラブ・カレー(茹でたカニの肉とカニの卵と鶏の玉子のカレー)とトムヤンクンを食べた。
Hさんからフライドクラブ・カレーの美味い食べ方を教わり、その通りに食べたら美味かった。
尤もその食べ方というのは、余計なものを混ぜずに白いライスにそのカレーをかけて食べる、という単純なものなのだが。

タイ料理は基本的に薄味だが、今夜のものは味が濃かった。料理を食している間、近くでニューハーフたちがダンスを踊っていた。チェンマイ(というかタイ王国)にはニューハーフが多いようだ。
個人的に見慣れない光景だったが、これも一つの文化だろうと思って眺めていた。

日本でも、権力者と言われる人間たちの多くは同性愛者が多いようである。
権力者は、権力にものを言わせてやりたい放題に悪い遊びをして、遊び尽くして女性に飽きがくると性別を超越した悪い遊びに走るのだという。
芸能界の有名な俳優や政治家や財界人に同性愛者が多い理由は、異性愛に飽きるから、というのが大きいらしい。
尤も、私のような凡夫には縁のない世界の話だが。

食事を終えた後、車の運転手と連絡がつけられなくなり、Hさんの長年のご友人であるタイ人の女性にHさんが電話をかけ、その女性に運転手とコンタクトを取っていただき車と落ち合うことができた。
私は、何かの緊急事態が起きたときに協力的に動いてくれる人物が何人いるかが重要なのだろうと思った。

3月28日(木)
今日は宿泊ホテルをチェンマイ市内の「de chai」というインド風のホテルに変えるため、昼からゲストハウスを出て市内の「de chai」に移った。
荷物をホテルに置き外に出て、昔 城があったお堀の内側を歩いた。
昔城だった場所には、今では諸々の飲食店や本屋や雑貨屋などが立ち並んでいた。

その中のバーのような店に入ってタイのビール(SINGHA)を飲んだ。
その店では、たまたまお客が少なかったので女性の店員4人とずっと話せた。
話している内に夕食の頃合になったので、そのままその店でチキンカレーを注文してそれを食した。
今日は特に何もなく平穏に過ぎた。

3月29日(金)
本日は午後17時からバンコク行きの夜行列車に乗る予定であったので、その時間までトゥクトゥクに乗ってチェンマイ市内をふらついた。
とある寺院に立ち寄ったとき、大人数の小学生たちが寺の僧侶の服装をして境内で食事をしている所に出くわした。
どうやら、学校が夏休みである時期に数日、寺で生活するという習慣があるようだった。

そのように市内をふらついた後、駅に向かって夜行列車に乗った。
夜行列車に乗ったのは人生で初めてだったので、新鮮だった。
車内で食事をして、車内のスタッフにベッド・メイキングをしてもらって眠った。

3月30日(土)
チェンマイからバンコクへゆく夜行列車で12時間走り、本日の午前7時10分頃にバンコクに着いた。
タクシーに乗ってホテルまでゆき、荷物を預けてHさんのご友人のご自宅に伺い、朝食をご馳走になった。
チェンマイで作ったジャポニカ米とみそ汁と漬物をいただいたが、日本の味と変わらない味でとても美味かった。
夜はそのHさんのご友人のご夫婦と夕食を共にするという約束をして、ご自宅をあとにして電車に乗った。

タイの電車のキップの買い方は、日本のものとは異なり、まず幾ら分かのボタンを押してからその分の金銭(タイ・バーツ)を入れて購入する、というものだった。
「siam」という駅に15分かけてゆき、高層ビルが林立している中を歩き、大きなデパートの中に入ってレストラン街の中の「KUU」という日本の居酒屋のような店で昼食をとった。

食後、デパートの外でコスプレ祭りが開催されていたので、そのコスプレイヤーたちと接して写真を撮った。
皆、日本の有名な漫画とアニメのキャラクターのコスプレをしていた。
この「漫画とアニメ」というサブカルチャーはきっと、日本の文化で世界に誇れるものの1つに入っているであろうと思った。

今回はこれにて失礼します。

加地龍太 拝