[130]【報告】「民主党宮城県総支部連合会2010年(第14回)大会」に行ってきました。
はじめて投稿します。長井大輔と申します。
本文に入る前に私の経歴を簡単に書きます。
長井 大輔(ながい・だいすけ) 1981年生まれ。福島県相馬市出身。駒沢大学法学部政治学科卒業。現在、スーパーで非正社員として勤務。民主党員。副島隆彦の学問道場会員。
では本文に入ります。
私は2010年11月21日日曜日に「民主党宮城県総支部連合会2010年(第14回)大会」に行ってきました。この文章はその報告です。
会場の規模は500席くらいで、高齢の党員が多かったです。民主党宮城県連が主催する政治スクールの受講生も参加していました。会場の至る所で挨拶(あいさつ)や名刺交換が行われていました。
出席した国会議員: 衆議院からは安住淳(あずみ・じゅん)防衛副大臣、郡和子(こおり・かずこ)、橋本清仁(はしもと・きよひと)、斎藤恭紀(さいとう・やすのり)、石山敬貴(いしやま・けいき)、参議院からは大塚耕平(おおつか・こうへい)前内閣府副大臣、桜井充(さくらい・みつる)財務副大臣、今野東(こんの・あずま)。
大会に先立って安住淳防衛副大臣と大塚耕平前内閣府副大臣の講演がありました。大塚耕平が遅刻したため、前座ということで安住淳の講演から始まりました。
年寄りの聴衆が多いためか、まずは歴史の話をし始めました。幕末・明治維新、アーネスト・サトウ、島崎藤村『夜明け前』などに言及(げんきゅう)していましたが、特に「つかみ」もなく、笑いも起こりませんでした。
それから「日米同盟」に関する発言がありました。「日本の平和は日米安全保障条約のおかげ」であり、「経済的な繁栄(はんえい)やGDP比1%という極端に低い防衛費も日米同盟がもたらした果実である」
そして「輝きを失せていない日米同盟」が「中国・北朝鮮の脅威(きょうい)」に対して「国民の安全を確保する」と述べました。防衛・安全保障に関するくだりでは言葉に何度か詰(つ)まる。慎重に言葉を選びながら話す。
そのあと「増税は国民にとって痛みであるけれども、何年か先には成果が出る」、「これからの日本は自由化、貿易が柱」などの発言がありましたが、遅刻していた大塚耕平がやっと到着し、安住淳の講演は終わりました。
「日本の分水嶺(ぶんすいれい)」と題した大塚耕平の講演は20分くらいで終わりました。時間がなかったため、彼は自分が用意してきた「日本の分水嶺」と題した一枚紙の資料をただひたすら読むだけという感じになりました。
内容は、日本はこれから少子高齢化になるから①外国人労働者を受け入れるか、②こども手当(てあて)を導入するか、③何も手を打たないで2050年に人口6000万人になるかの3つの選択肢(せんたくし)しかない。日本は民主党政権になったので②のこども手当導入を選択した。
つぎに「十干十二支(じっかん・じゅうにし)」の話に入って、そこからまた幕末・明治維新と第二次世界大戦の話に流れ込んで、2009年の政権交代の60年前には冷戦の開始(1949年)があって、そのまた60年前には明治憲法(1889年)の発布(はっぷ)があった。
最後に、今年菅直人財務大臣(当時)に呼ばれてついて行ったG7で外国人から、「これからはG7でものごとを決めるのはやめよう。なぜなら中国が入ってないから。これからはG20で決める」と言われたという話をして、大塚耕平の講演は終わった。
安住淳と大塚耕平の講演では、政局の話も政界の裏話もなかったのでおもしろくなかった。ただ、じかに大塚耕平が見れたので、それはよかった。
安住・大塚の講演のあと、県連の年次大会が始まった。中身は県連の幹事長である郡和子衆議院議員が、当日党員に配った資料を棒読みするだけ。その資料に書かれた県連執行部が提出する議案を会場に集まった党員が拍手で賛成するという形式的なものだった。
大会の最後に今野東参議院議員を新しい県連代表に選出し、来年2011年春の統一地方選挙に出馬する立候補者の紹介があって、「がんばろう三唱」をやって終了した。
この報告文の最後にこの大会の模様を伝える新聞記事を転載貼り付けします。
(転載貼り付け開始)
河北新報 2010年11月22日月曜日
●国会議員主導型に一新 民主宮城県連
民主党宮城県連は21日、仙台市青葉区のアークホテル仙台で定期大会を開き、新代表に就任した今野東参院議員(62)=比例=が新役員を選任した。県連組織の強化に向け、国会議員主導型の体制に一新。従来の副代表ポストに加え、各種委員長を兼務させることとした。
郡和子衆院議員(53)=宮城1区=を幹事長兼選対委員長に再任したほか、組織団体対策委員長に橋本清仁衆院議員(39)=宮城3区=、広報企画委員長に斎藤恭紀衆院議員(41)=宮城2区=、財政委員長に石山敬貴衆院議員(40)=宮城3区=を充てた。
選対委員長代理を設け、藤原範典県議(63)=太白=が就任。政調会長には遊佐美由紀県議(47)=青葉=が就いた。新設した副幹事長には岡本あき子仙台市議(46)=太白=、政調会長代理には安孫子雅浩同市議(48)=泉=を選んだ。
大会には党員ら約250人が出席。来春の統一地方選に向け「積極的に候補者擁立に努め、全員当選を目指す」との活動方針を承認した。大会後、記者会見した今野氏は「統一選では前回の倍の候補者擁立を目指す。地域の声に耳を傾ける選挙を展開する」と語った。
大会では、党広報委員長の大塚耕平参院議員が講演した。
(転載貼り付け終わり)
長井 大輔 拝