[1298]農家の長男に生まれて(農地召し上げ)

T.w 投稿日:2013/05/20 22:30

   農家の長男に生まれて
数年前にほふりについてメールさせていただいた会員NO4605です。
あれからなかなか投稿する機会がありませんでした。
今回は、自分の考えをまとめるため私が今直面している農地の問題について投稿させて頂きます。
私は昭和33年1958年生まれの55歳です。生まれた家は代々農家として四国の町の郊外で暮らしていました。父は戦後、教員をしながら農業をしていたようですが、私が生まれたころみかんブームで 景気が良かったので教員をやめてしまったようです。辞めるときに5人くらいからもう一度考え直さないかと、引きとめられたと最近聞きました。私が子供のころ、その1人の方から『君のお父さんは先生を辞めるべきじゃなかった。私も止めたのだが、』と話されたのを思い出します。
最近ネットで調べていて知ったのですが、みかんブームは、戦後 国が農家に米以外の 現金収入を与えるため 莫大な補助金を出し国策として推し進めたことが分かりました。
私が高校を出るくらいまではみかんもお金になっていましたが、旱魃が有りみかんは大暴落し 父も胃潰瘍で手術したので深く考えることも無く、頭も悪かったので農業を始めました。

始めたころは金の卵のように言われ、農協の勧めるキューイフルーツなどを作ったりしました。そのころ知人より100g100円を切ったらやめなさいと聞いていたのと
値下がりするままだったで、もういやになって職安に行き まだバブルの余韻があったので嘱託社員として働き始めました。
そのころの友人に、親が年老いたので、町で働いていたのに無理やり呼び戻され、わずかな田畑で農業に縛りつけられた人が居ました、失意のためにアル中になり呼び戻した人間たちに便利に使われ、笑われながら病気で亡くなりました。
36歳のころ結婚し働きながら農業をしていましたが働き始めて12年たった2000年小泉政権の時代に契約は打ち切られ、妻の実家に引越し妻の父がやれなくなった商売を手伝うようになって、10年でやっと今軌道に乗って来たところです。家と村を出られて心底ほっとした生活が送れています。

最近になって実家の村で、文化活動のイベントが有り、警戒しながらながめていたのですが、内実は請負耕作の組織を作る事であり、生産性の悪い農地を国の威光で地元の組織を使い取り上げることを考えているようです。
生まれた村は、今時考えられないような血縁で繋がった村で、少数派の私の家もいじめの対象にずっとなっていました。
今も農作業に帰るとすごいプレッッシャーを感じます。
定年になる県、市の公務員が表に出ないように今後の自分たちの利権のために地元の人間関係を使い、水利組合を請負組織の権限とし、個人の農機まで共同のものとして     村(公民館)の組織が使ってやろうとしている流れが見えてきました。                   

私は、今の仕事をしながら機械をつかってやっと米だけは収穫できている状態です。
これ以上の負担は、今の仕事が出来なくなります。嘆いているばかりではいけないので、農地法、などを最近やっと読んでみたのですが、
農家には読めないような書き方で、農地に縛り付け、奴隷のようにされていることが分かります。
今私も、死んでいった知人や父のように、村に引き戻し、破滅させようとする強い力を、感じます。   こんななかでは、決して幸福にはなれない。
やっと今まで自分がどうゆうなかで暮らしていたかが、少しみえてきました。
どうして自分が幸福に、なれなかったか。権力者が裏ですべて絵を描き、いやおう無く押し付けてくる構造を知らなかったからだと、分かりました。
(コンピラシーセオリー)権力者共同謀議 これは罪ではないのか。
自民党大勝の今は表に出ないように、強力に行われている。

自分は、実家の農業を 食料生産しながら自分と、友人たちの生活を守る場にしたいと  思っていたのですが、TPPのためとゆう言葉で農地を個人から奪い取ろうとする動きに
どのように対応していくか、今悩んでいるところです。

  このような形は立派な統制経済だと思います。
(コンピラシーセオリー)権力者共同謀議 これは罪ではないのか!!
自分の生活を守りながら、実家の農地を自分の思うように使えないかと、考えています。

                           T.W拝