[1199]中国人民元に関して
中国人民元に関して
昨年の金融セミナーの際に人民元の件で気になった事があり自分で香港と中国の
銀行へ直接確認して来た事を紹介します。
昨日の金融セミナーの際に隣りの女性と話をした際やはり彼女も誤解してたので
この点を紹介しておいた方がいいかと思い列記します。
(この情報は最近の状況で数年前とは相当異なっているようです)
1.香港と中国本土は銀行の口座の扱いが異なる。
共同名義は香港のみ可能で本土ではできない。
2.人民元は中国本土の通貨と国外の2つがある。(預金通貨として)
香港でもつ口座の人民元は本土へ送って入金しても外貨と同じ扱い。
3.中国本土の人民元は中国人でも外国人でも外貨との交換は米ドル5万ドル相当
までが1年間の上限。(1$=6.224元だと)311、200元/年間迄
つまり日本円で453万円程度が上限です。それ以上は購入できません。
だから1億円とかを中国本土の元に替える事は1年間では無理です。
香港(非香港居住者のみ)や日本の銀行であれば無制限です。
4.香港のHSBCであれ他の銀行であれ同じでこれは外貨としての人民元である。
5.外貨の人民元は送金の限度額は1日8万元です。それ以上はできません。
日本のミズホ銀行では送金や現金化は一切できない様です。(今日現在)
中国本土への外貨元は1日8万元まではインターネットでも送金できるが中国
本土から外国へはインターネットでの送金はできません。窓口へ行くしかあり
ません。しかし窓口へ行けば無制限に元の銀行へは送り返せます。HSBC間。
6.人民元の金利は本土では国内元も外貨元も同じ利息です。
7.香港での人民元の通常利息は1%未満ですが窓口で確認すれば各種のキャンペ
ーン等の特別利率が銀行毎にあります。
以上が私が確認して知っている事ですが、自分でよく確認ください。銀行毎に条件
が異なる事が非常に多いのが人民元です。