[1179]国債の税金での返済、社会保障と税の「非」一体改革

福田 博之 fukudah3 投稿日:2013/01/06 19:00

【社会保障と税の「非」一体改革!】【増税に反対か賛成か!】

社会保障を人質にした、消費増税の議論は、国民への詐欺行為である。 
一緒くたにした言いかた自体が、国民への口封じであり、思考停止への誘導だ。
「老後」や「次世代へのつけ」という言い方に、騙されないようにしたい。 
国債の負担を税金に求めるならば、詐欺的ないい方はしないで欲しい。
社会保障は行い、その資金は、まずシロアリ退治で捻出する。 
この思いは、選挙が終わっても変わらない。
なぜならば、シロアリ退治がまだ不十分だと思うからだ。
「16兆8千億円」の捻出は、今回の選挙結果として、
「出来ない事を言っただけ」という総括で良いのだろうか。

「天下り」「わたり」「シロアリ退治」、「特別会計」で、「16兆8千億円」。
私は、それ以外にもシロアリはいると思う。

病院に行って、欲しくもない薬を渡される時、
道路工事で渋滞を体験する時、
無駄じゃないの?と疑問を抱く事がある。
実は、無駄では無いかもしれない。
本当に無駄なのかもしれない。
私達みんなが、シロアリとなりうる。
わたし自身が、シロアリなのかもしれない。
事業仕分けでは、問題の深堀りが不十分だと感じる。
社会保障改革は必要だ。税金とは切り離して考えれば良いのではないか。
社会保障や公共事業でも、無駄がないか、
別のやり方、別の事業がないか、見直しは必要だ。

既得権益が勝手に人のお金を略奪して、恣意的に使う事は許される事ではない。
ろくな使い方をしないなら、盗らないほうがよい。

増税と歳出削減はダブルパンチとなる。
では、減税とシロアリ削減ならばどうだろう。

シロアリ削減が間に合わないのなら、税ではなく、いままで通り国債で補えば良い。
ただし、日銀外債購入はしない。金利の問題や、実質踏み倒しにあう恐れがあるからだ。

アベノミクスはなぜ消費増税なのか。なぜインフレターゲットなのか。
法人減税という考えがある。
法人減税は、外資の呼び込み?設備投資への誘導?
「株式投資家の立場から見ると」
配当金の確保の為。と言ったほうが、すっきり理解できる。
自分にとって、その「権威」が有益かどうかは、自分自身で考えよう。

いま、労働者でもあり、株主でもある人は多い。
年金生活をして、資産運用を誰かにお任せしている人もいるだろう。

庶民への「生活」圧迫が、格差意識をつくりだす。
格差意識は、金持ちに向けられているものではない。
格差意識は、大資本に漠然と向けられている。

議会制民主主義は上層市民だけのものなのだろうか。

(以下引用)

「特権階級との妥協が、いつのまにか、その特権階級による市民の支配となり、
その市民が民主的な力と対立するものになっていった。」

以上引用:『都市の論理 第一部歴史的条件』 羽仁 五郎 V自由都市とその崩壊 より。

戦後レジームの脱却とは、
資本主義体制(影響下)での、天照神(カミ)権、立憲君主、官僚専制政治を目指しているのだろうか。
その権力の暴走を防ぐ装置として、日本の民主主義は機能していけるのだろうか。
民主主義が根付く前に、都市崩壊のときにみられる状態に導かれ、芽が、目が、潰されている。
庶民・平民には、政治は似合わないのだろうか。
「庶民」は簡単に「おかみ」に脅され、懐柔され、喰いものにされてしまうのだろうか。