[1120]初めまして

会員番号7535 清水 投稿日:2012/11/07 20:10

自己紹介。。パート医療職でご飯を食べてます。社会問題をまじめに考えるようになったのは、お恥ずかしい事にここ数年です。医療崩壊からマスメディアが事実に忠実でないと気づき、派遣労働者、二極化の指摘される頃「なぜ世界の半分が飢えるのか(スーザン.ジョージ著、朝日選書)」を読んでアメリカの対外政策を知り、3.11以降放射能問題が喧伝される中で、(原発反対だけどTPP賛成)などという有象無象にぎょっとしながらインターネットの中を彷徨ってopinion leaderを探していてたどり着いたのが学問道場。まだ入会して3ヶ月目の新参者です、よろしくお願いします。
「隠されたヨーロッパの血の歴史」を読んで。本の中で副島先生は「ルネッサンスは1492年のロレンツォ.イル.マニフィコの死亡から急速に終焉に向かった」と書かれています。新プラトン主義の学者達が砒素で毒殺されたとのことですが、この時期外的要因として、疫病の発生と地中海の海賊の跋扈があったのも影響してるのではないでしょうか。             「性病の世界史(ビルギット.アダム著、草思社)」によると、
1493年3月 コロンブス新大陸より戻る。バルセロナで初の梅毒患者。
1494年フランス王シャルル8世、ナポリ遠征。その後、ナポリで梅毒蔓延。
 その後、スイス、ドイツ、フランスで広がる。
1498年ポルトガル船の往来により、インドで初の梅毒患者。
1505年中国広東で最初の症例。 
1512年日本京都で最初の症例。
1527年梅毒が性交渉によって移る病気の一種と判明。
 また、「ローマ亡き後の地中海世界(塩野七生著、新潮社)」によると、1482年マホメッド2世死亡以降、オスマントルコは地中海海賊達を積極的に援助するようになり、ヨーロッパ側の船の襲撃回数が格段に増えたようです。やられっぱなしではいけないとヨーロッパ側が連合してトルコと戦争を始めるのは1502年以降。
つまり、1490年台は謎の疫病が流行して社会不安が増大、また海運業を襲う海賊の脅威で、イタリア都市国家にとっては大変な外圧が続いた時期だったようです。