イーロン・マスクは特殊な軍人である
副島隆彦です。今日は2026年6月18日です。今日は、イーロン・マスクという男は何者か、ということで話します。
イーロン・マスクが経営しているアメリカの企業「スペースX」が、先週6月12日に上場した。リステッドといいます。公開ともいいますが、株式市場のナスダックに上場した。これはIPOといって、イニシアル・パブリック・オファリング。イニシアルが「初めての」という意味で、初めてパブリックオファリング(上場)したんです。公開前に付けた値段が135ドル。日本円で21000円くらいです。公開株のうち、日本人は抽選で、希望者の3割の人が買えたと。日本人が買った総額が3000億円分くらいのようです。
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今日の話題の結論からまず言います。
イーロン・マスクは、「アメリカの特殊な軍人」なんです。ただの、成功した民間人の起業家ではありません。アメリカと言う国が、才能のある青年を選んで育てた国策人間です。
私は昨年末(2025年12月)に出した、佐藤 優(さとう まさる)氏との対談本『人類を不幸にした諸悪の根源』に書いたんですがね。このことを本当に理解している日本人は、ほとんどいません。
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■ イーロン・マスクは28歳の時に「国家偵察局の裏長官」に大抜擢された
私はイギリスのウォルター・アイザックソンが書いた『イーロン・マスク』(2023年刊)と言う本を昨年読んだ。ウォルター・アイザックソンは、イギリスのTheTimesという日刊誌、ロンドン・タイムズというんだけど、その編集長していた人です。有名なところでは、『スティーブ・ジョブス』の伝記を2011年に出してこれもかなり売れました。
今度はイーロン・マスクに2年間ぐらい密着してこの本を書いたんです。これにチラチラと全部、真実が書かれてるのね。この本を私は読み切って情報を相互に関連させて、大きな真実を突き止めました。
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アマゾンリンク 『イーロン・マスク』
今では皆が知っているこのスペースXという会社を、イーロン・マスク(30歳)が作ったのは2000年です。重要なのは、その2年前である1998年に、イーロン・マスク(28歳)はNROの裏の長官に大抜擢されているということです。表面ではないですよ。
NRO「国家偵察局(こっかていさつきょく)」と日本語で言いますが、National reconnaissance Office ナショナル・リコネッサンス・オフィス と言います。これはWikipedia(ウィキペディア アメリカ国家偵察局)とかにも載っています「おまえ(イーロン)は大天才だ」ということで認められたんですね。
これがどれほど大事なことかを考えてださい。NROはアメリカ国家の軍事秘密の最高情報を握っていますから。当時はアンドリュー・アシュトン・カーターが国防長官だった。ただ彼だけの意向ではなくて、アメリカの、というかアメリカ支配階級の軍人たちのトップの連中の創意でイーロン・マスクを大抜擢したんです。前述の私の本から、該当ページを載せます。
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『人類を不幸にした諸悪の根源』のP●から
米国バージニア州のシャンテリーというところ。首都ワシントンD.C.の西30キロぐらいのところにある都市なんですが、そこにあるNROの建物に2万人ぐらいの職員がいて、彼らは軍人たちです。この国家偵察局が、軍事スパイ衛星の最高技術を全部握っていて、管理している。
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シャンテリーにある国家偵察局
イーロン・マスクは、これの国家偵察局長というとバカみたいな言葉ですけど、ここの秘密長官なんです。裏長官と言ってもいいけど。これがイーロン・マスクの正体です。イーロン・マスクは1971年生まれだから、今55歳ですね。
たった55歳の兄ちゃんがですねあんな巨大なロケット(ファルコン9の次は、スターシップ)というのを今もどんどん打ち上げている。2回失敗したけど、先日は成功したということになっています。テキサス州の一番南の端っこで、メキシコ国境のところにあるポカチカというところから打ち上げている。
★ポカチカ
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ファルコン9とスターシップ
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それで、その国家偵察局(NRO)がアメリカの軍事衛星のすべてを統括しているわけで、イーロン・マスクはそこの長官ですから。何をか言わんやの世界です。このことを日本国民に副島隆彦が教えないといけない。
多くの人が大きな勘違いをしている。イーロン・マスクがただ単に、「テスラ」という巨大企業になった電気自動車の経営者で、かつ「スペースX(エックス)」という宇宙ビジネスの会社のオーナーでもあると。そうではありません。民間人ではない。
■ イーロン・マスクが選ばれた理由
1998年、イーロン・マスクは28歳で大抜擢されて、特殊な軍事になったと言いました。その理由について説明します。
1995年にWindows95が普及、つまりインターネットが世界規模で使われるようになった。Windows95を発売したのはマイクロソフトのビル・ゲイツですね。それとアップルの創業者であるスティーブ・ジョブズが競争しながら作ったインターネットというのができてしまった。
当時のイーロン・マスクは、スタンフォード大学という一流大学に通っていた。それはカリフォルニア州のパロアルトというところにあって、サンフランシスコの町から40キロぐらいあるかな。そこがいわゆる「シリコンバレー」なんですね。シリコンバレーというのはこのパロアルトの中心のことです。
この1995年にイーロンマスクはその時25歳です。すでにインターネットが始まっていて(日本では1998年)始まっていて、「これはもう大変な情報通信革命だ」ということはみんなわかったのね。当時、ゼロックスという大企業が作ったパルアルト研究所というのがあった。ゼロックスというのは僕らもまだ覚えてるけど、フォトコピーの会社です。このフォトコピーというのが、50年前から大変な機械でしてね。
そのパルアルト研究所を、スタッフォード大学の学生たちに自由に使わせてたんです。優秀な学生たちが自転車を乗り回して、研究所の周りにワイワイと集まっていた。その学生たちは新しい時代を作る人間たちでイーロン・マスクもその一人です。
彼は大学院に入ったんだけど、「もうそんなところに行かなくてもいい」「そんなことをやっている暇がない」ということで、自分が信頼している偉い人から助言を受けた。それで何をやったかというと、インターネットを使って技術革新をやったんです。それは「リレーショナル・データベース」という考え方で、まあわかりやすく言うと、①インターネットを使って見られる電話帳というのがあった。アメリカの地域ごとに全部、日本もありました。それと②地図帳、それから③企業が持っている顧客リスト、この3つを結合した。
PCの画面に、全部ドットでついている住所と電話番号と顧客情報というのを3つを重ね合わせて、対話型リーショナルデータベースというのを作った。これはその重要性がハッと分かった企業に、飛ぶように売れたんです。例えば地方の銀行が買ってくれた。顧客管理としてそれものすごく便利で、かつ営業の新しいツールになるとね。
イーロン・マスクがそのデータベースを作ったということが、天才的だったんです。どう天才なのか。銀行の振り込み(ファンズ・トランスファー)とか送金(レミッタンス)とか言いますが資金の移動、すなわち庶民の私たちが行う支払い(決済、セツルメント)ですね。それまでは、これを銀行を通してやっていた。
この支払いと送金をインターネットでできるんだ、ということにイーロン・マスクは気付いて、実際にPC(パーソナル・コンピューター、パソコン)でやってみせた。この大発見が天才的で、通信革命なんです。とんでもないことだった。これがどれくらいすごいことなのか、特に日本人には自覚がなかったんですよ。5年10年遅れで、じわーっと大企業とかが、日本でも始めたんだけどね。銀行送金支払いを、個人が家のPCでできるようになったということです。
ちょうど同じ時に、ピーター・ティールも気付いた。彼もスタンフォード大学の学生だけど、ピーター・テールは法学部で、ちゃんと大学院まで行ったエリートなんです。イーロン・マスクや他人たちというのは、卒業はしているけど、いわゆるエリートコースじゃない人たちなんですよ。みんな、全員ね。
★ピーター・ティール
★重たい掲示板 過去の投稿
イーロン・マスクはピーターテールと競争しながら出会って、一緒に「ペイパル」という会社を作りました。同じ発明、発見をしていますから。彼らが後に「ペイパル・マフィア」というコトバで語られるようになる。
★ペイパル
ところが、イーロン・マスクは自分勝手なことばっかりして、ピーター・ティールの言うことをあまり聞かないんですね。「もっと新しいことをやろう」とか言ってね。自分たちが作った決裁システムに穴が開いてて、侵入されたりお金を泥棒されたりしても、イーロンは「そんなことは気にしない」と。だから内部で大ゲンカになったんです。
イーロン・マスクは「俺はニューヨークやワシントンの大銀行たちも支配できる」「この技術さえあれば、銀行業でも何でもできるんだ」と気付いていた。ピーター・テールは気付かなかったというか、「そんなことはやめろ、やめろ」「ニューヨークの金融財界人を相手に闘いを挑むな」と言ったんです。
結局、イーロン・マスクはピーター・ティールたちに追い出された。ペイパルの株を一番たくさん持っていたのはイーロン・マスクなんですが。20億円くらいもらって会社から出て行った。それが26、27歳です。
その時どうも、ニューヨークやワシントンの最高技術者というか政策決定者でもある財界人たちの集まりで、「カルフォルニアでイーロン・マスクという男が自動決済システムを作った」と話題になったんですね。
それで何があったかというと、イーロン・マスクのもとに、前述したNRO(ナショナル・リコネサンス・オフィス、国家偵察局)のディレクター・長官という仕事が、政府からひそかに来たんです。NROは軍事衛星を全部管理しているところです。イーロンマスクにロケット業をやらせる、と。ロケット打ち上げ業をやらせて、NASAとか米軍からお金をもらえという仕組みです。1998年、イーロン・マスクは28歳です。
その後の2002年、スペースXが創業された(イーロン・マスク30歳)。そしてすぐにNASAと共同事業をやる、とテレビで共同会見したりして。
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■ たった30歳の男がNASAと同格に
2002年に、たった30歳の男が、NASAと同格になっちゃってるわけ。このあと3000人のNASAの職員がね、スペースXに移動する。雇われていくんです。非常におかしいでしょう。奇妙なんです。でも誰も奇妙だと思わないのね。後で話しますが、グウェイン・ショットウィルという女性(当然彼女も軍人でもある)たちとロケット実験、打ち上げ実験をいっぱいしていった。失敗もいっぱいしながら成長するんです。
そして翌2003年、なんと今度は「お前はEV(Electric Vehicle、電気自動車)をやれ」となって、イーロンは「テスラ」を始めるんです。テスラにはすでに創業者が2人いたんですが、イーロン・マスクがお金の力で乗っ取って、創業者たちを追い出した。このプロセスも割とよく知られています。
だから「スペースX」と「テスラ」、この2つをイーロン・マスクにやらせろ、ということですね。イーロン・マスクが自分で判断して始めたというよりも、「それをやれ」という国家の命令なんですよ。アメリカの国家意思そのものが働いている。だからイーロン・マスクというのは、アメリカ国家が雇って育てた、特別な人間なんだ。そのことを分かってください。
【そんなことを伝記に書いて、大丈夫だったんですか】
伝記には事実を細かく書いていますが、本当に危ないことは、直接的には一切書いていません。私、副島隆彦が読んで、私の才能で分かったことです。
【ペイバルマフィアのマフィアって、どういう意味ですか?犯罪組織だと皆思っているの?】
ここでの「マフィア」というのは「非常に知恵が働く人たち」って意味です。犯罪者と言う意味ではなくてね。例えば日本の財務省(大蔵省)で、世界の通貨体制に加わっているね行天 豊雄(ぎょうてん とよお、●)とか、前の日銀総裁なんかも「通貨マフィア」と呼ばれるんです。「世界基準で通貨を握っている者たち」と言う意味でね。
★行天豊雄
■ ディープ・ステイト側とそうではない側
【イーロン・マスクを大抜擢した、アメリカの支配階級の人たちはディープ・ステイトなんですか?】
それをディープス・ステイトと言うべきかどうか、なんですが。大きく言うと、アメリカの支配階級の内部は、ディプステート側とそうじゃないのに分かれてると考えなきゃいけないわけです。しかし実際には複雑です。
ディープ・ステイトというのは、超財界人、大富豪たちで800人くらいいます。それとヨーロッパの王族やイギリス王室、ローマン・キャスリックです。彼らが最悪の人間で、「エプスタイン問題」で話題になっている儀式に参加していた。
一方でディープステイトではない側、反・ディープステイトというのは、軍事裁判官たちです。彼らは貧乏家庭上がりの真面目な将軍たちです。彼ら優秀な青年を名門大学で学ばせて、●、最後は軍事裁判官にするんですね。
【イーロン・マスクはどっち側?】
だから複雑なのよ。エプスタイン・ファイルの中にイーロン・マスクの名前があって、エプスタインとも連絡を取り合ってたということも出ているからね。当然、知ってるんですよ。トランプだってエプスタイン島に5回ぐらい行っていますから。秘密の儀式にも参加してます。だけどトランプは、「俺は、誘拐されてきた子どもたちの丸焼きは食べてはいないぞ」「そこまでは参加していない」と、言うと思う。最後の最後はね。
儀式というのは、ニューヨークの北のロック・フェラーの屋敷とかでやっている秘密の儀式、悪魔の儀式でのことす。サタニック・ギャダリングと言う。何百人かの未成年の少女たちを含めてきれいな女性たちをかどわかして連れてきて性行為を行ったとか。それも問題ですが、それどころじゃないんだ。人を犠牲にして食べるということまでする悪魔の儀式なんですよ。
それを告発しているのが、スタンレー・キューブリック監督の重要な映画「アイド・ワイド・シャット」です。その最終バージョンを配給会社に聞き渡して4日後(1990年3月7日)にキューブリックは心臓発作で死んだ(殺された)。あの映画を見たら分かるけど、「儀式」の様子が出てきますね。あの映画でさえも多くの場面が削除されているそうです。
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映画アイズ・ワイズ・シャットの一場面
あの儀式の実際の主催者が、捕まって牢屋の中で自殺した(2019年8月10日)とされるジェフリー・エプスタイン(●)なんです。実際の儀式のときに、エプスタインの横にいた女で、儀式の副主催者がこの間クビになった。ゴールドマン・サックスの法律の最高責任者で、CLO(チーフ・リーガル・オフィサー)というんだけど弁護士のトップの女です。エプスタイン問題が話題になって、いくらなんでもトップの奴らだけは責任を取れ、ということで辞めさせられた。
★記事の写真とリンク
■ 2016年、ディープ・ステイトと闘うためにトランプが当選した
軍事法廷の裁判官の将校たちが、「アメリカはあまりにも汚れている。ディープ・ステイトの連中たちが腐敗している。トランプ、きれいにしてくれ」ということで、トランプが選ばれた。それで2016年に大統領になったんです。トランプ政権はディープ・ステートと闘うために生まれたんです。
【その人たち(反ディープ・ステイト)がイーロンマスクも選んだんですか?】
大きな意味ではそういうことです。この軍事法廷の裁判官たちがいわゆる「Q(キュー)」ってやつでね。「アノニマスQ」(Qアノン)いう者たちの本当の姿です。アノニマス(アノン)というのは「正体を表さない」と言う意味です。彼らがドロップするわけです。インテル・ドロップって言うんだけど、インターネット上に時々文章を書いた。このQ(アノン)がね。その正体は、この軍人たちなんです。
【ドロップって何?ドロップは下に投下する。情報を公開するってことですか?】
公開じゃない。爆弾投下。爆弾レベルに相手に打撃を与えるよう情報を落とすんです。インターネット上に時々、Qと言う名前で時々行われた。それに賛同したアメリカ国民が「ディープステイトの戦いやる」と言ったわけです。
■ 2020年の不正選挙(トランプ落選)を、2024年にひっくり返した
トランプが2016年に大統領になって任期の4年を終えた次の選挙、2020年に不正選挙で落とされた。ディープ・ステイト側が軍事衛星まで使って不正選挙をやって(票の集計時に移し替えて)トランプを落として、バイデンを当選させた。
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ディープ・ステイト側が不正選挙をやるために使われているソフトウェアがあって、名前をドミニオンと言います。ドミニオンっていうのは本来、カナダの自治領という意味なんです。カナダがイギリスのまあ、植民地だった。そういう名前の不正選挙ソフトウェアです。
それと、イタリアの大きな軍事会社が持っている軍事衛星を使ってローマン・キャソリックがローマで不正選挙の操作していた。2020年の選挙で、1億何千万票、2億票近くをトランプからバイデンに移すということをやって、バイデンを当選させた。
この2020年の後、イーロン・マスクとトランプが組んだんです。イーロン・マスクは前述したように2018年に国家情報局(NRO)の裏長官になっていますから。
だから2024年11月の大統領選挙はでひっくり返ったんです。認知症の症状があまりにひどくなってきたバイデンの後任のカマラ・ハリスが落選して、トランプが当選した。私だけがずっと書いていますが、なかなか世の中に広まりません。
2024年の選挙では、ディープ・ステイト側が前回と同じように、不正選挙をやってカマラ・ハリスを当選させようとした。それを、イーロン・マスクたちが妨害したんです。不正選挙に利用されている軍事衛星を、イーロン・マスクがスターリンクを使って叩き壊したんですよ。前のトランプ政権(2016~2020)の時、イーロンはNROの裏長官になったんですが、同じ2018年に米空軍の上に宇宙軍(USスペース・ミニタリー)っていうのができていた。この宇宙軍とNROが共同して、不正選挙の機械を壊したんです。
あと、ドイツのフランクフルトに、ディープ・ステイト側の不正選挙の中継基地の建物があったんですが、そこで撃ち合いもあった。トランプ側のデルタフォース【●】が何人か死んだんです。そういうは激しい戦いが裏側で行われていた。
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だから2024年にトランプが再選したとき、イーロン・マスクは「俺がお前(トランプ)を大統領にしてやったんだ」ってほっきりみんなの前で言ったんですよ。だからトランプに対してイーロンマスクは大変強かったんです。知ってる人は知っています。
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■ 2024年、最悪の組織USAID(ユーエスエイド)だけは叩き壊した
イーロン・マスクの話に戻ります。彼は、2025年に二期目のトランプ政権ができると同時にDOGE(ドージ)という組織を作った。閣僚ではないけど閣僚より力がある長官の役割で、イーロン・マスクが軍人たちを200人とか引き連れてワシントンの各省庁に「鍵を開けろ」とか言ってなだれ込んだ。そして「アメリカの官僚たち(220万人いる)、その職員の9割の首を切ってやる」「それで1兆ドル、だから160兆円分の赤字を減らしてやる」という動きをした。そう言って暴れたんです。2026年1月20日、トランプの大統領就任式の日から動いた。
USAID(ユーエスエイド)という、CIAの下にある組織があって、これが世界中で悪いこといっぱいしていました。ここだけで年間予算400億ドル(46兆円)を持っていて、ボイス・オブ・アメリカとかいう放送局まで作っていた。このUSAIDだけは叩き壊されました。本当に悪いことしてたんです。
しかしそれ以外は、トランプが任命した長官たちが嫌がったんですね。「いくらなんでも組織が壊されるわけにいかん」と。だからトランプがイーロン・マスクを追放したわけです。去年の(2025年)の5月と6月に、トランプとイーロンは大げんかをしていた。それもあってイーロン・マスクは、テスラとスペースXの経営に戻ったんですけどね。
■だからトランプ政権は軍事政権(Junta)
軍事法廷の裁判官の将校たちが、「ディープ・ステイトの連中たちが腐敗している。トランプ、きれいにしてくれ」ということで、トランプが2016年に大統領になった。トランプ政権はディープ・ステートと闘うめに生まれたという話をしました。だから、トランプの政権は軍事政権なんです。これは英語でJunta、日本人はジュンタとしか読めないけど、「フンタ」と読むんです。
この「フンタ」は中南米諸国に歴史的に出現する、軍事独裁政権の軍人たちによるクーデターで出来上がる政権です。あれと一緒なんですね。軍人たちの中の将軍たち、特に軍事法廷の裁判官や検事をやる真面目な将軍たちがいる。彼らを●といいますが、その支援でできているのがトランプ政権なんですよ。
■ 2026年、トランプはディープ・ステイトとの闘いをやめた
ところがどうも、トランプはディープステートとの闘いができなくなってやめちゃった。というのが今、2026年です。だからイスラエルに引きずり回されて、イラン戦争までやっている。この話は今はしません。
■ アメリカ帝国は、巨大な水ぶくれを意図的に起こしている
つい先日の6月12日にスペースXはIPOで上場した。この値段が総額では1.75兆ドルと言われたけど、公開してみたら19%ぐらい高い値段がついた。航海値段は135ドルだったのが、6月15日の段階で200ドルになりました。
日本では、買える人はくじ引きで3倍だったらしい。競争とみずほ証券、楽天証券とそれからSBI(ソフトバンク・インベストメント)証券が割り当てて、買った日本人たちがいるわけですね。個人の博奕(ばくち)打ちだけじゃなく法人も買ったでしょう。「2万2千円でかったのが3万円ぐらいになりました。よかったよかった」と言って喜んでいるわけで。
ただね、公開したのは全体の4%だけ。5億5000万株かな。世界全体で14兆円ぐらいでしょう。大したことない。でも残りの株である96%までその値段で評価してしまうんですよ。これが株式制度のインチキです。残りまで全部値段がついたことになってしまうんです。
今1ドル170円ぐらいかな。1株3万円で全体合計すると、スペースエックスは320兆円という時価総額になっちゃうんだよ。それが企業全体の値段価値ということになる。とんでもない額だ。
この間も書きましたが、私が日本のトヨタが戦前から100年間ぐらいやっている。昭和の初めに、初めて自動車作りをアメリカのGMとかフォードの大きな車買ってきて、バラバラに分解して、真似(まね)して作ったんです。日産も負けていなくて、ダットサン(DATSAN)って世界中で呼ばれている。そのトヨタの時価総額が60兆円ですよ。今は55兆円かな。
イーロン・マスクのスペースエックスの時価総額は321兆円でトヨタの6倍の値段だと。資本主義というのはそういう風にできている。実際にそれが本当かどうかどうか分からないんだけど、無理やり値段を釣り上げるんですね。世界最大企業はNVIDIAって会社で、時価総額が5.2兆ドル(800兆円)だと。普通の人にはもう豆腐が一丁二丁で分け分からない世界です。
でも私の読者の皆さんは、世界で何が起きているか、そろそろ分かりなさいね。巨大な水ぶくれをアメリカ帝国は計画的にやっているんです。これで自分の国の大借金をチャラにしようとしているんですね。でもこの水ぶくれは、弾(はじ)けなきゃすまないんだ。実態がないお金を作っちゃったということで。
■ スピンアウト(軍民転用)というコトバ
スピンアウト(軍民転用)というコトバがあって、これは40年前に流行った。いつの時代も軍事用のテクノロジーが世界最先端なんです。戦車を作ろうが戦艦を作ろうが人工衛星、戦闘機を作ろうが、最先端最の高級技術が軍事用に開発され使用される。それが民間転用されることをスピンアウトといいます。イーロン・マスクは28歳から特別軍人ですから、だからイーロン・マスクという人間自身そのものがスピンアウトなんですよ。実はね。ただの天才的な経営者が出現して、世界一の大企業になるぞって、みんなでそれを応援しようって話じゃないんですよ。
宇宙ビジネスとしてはこの後何をやるかというと、「月に基地を作って、縦に打ち上げるんじゃなくて、そこからレール方式(レールガン)で横にピューっと飛ばして、それで火星まで人間を送る」とかバカこと言ってるわけですよ。月へも行けるわけがないくせに。これ言うとみんなが白けるからもう言いませんが。
だから本当は、イーロン・マスクは宇宙ビジネスで食べてるんじゃなくて、スターリンクで食べてるんですね。スターリンクはこの間まで7000機だったけど、今はもう1万機を打ち上げてるそうです。ところがなんと先日発表したミッションの中には、「今後、100万機を打ち上げる」と書いてるんですよ。今の10倍の10万機って言うのかと思ったら、100万機だって。何を言うかこいつは、って話です。とんでもない普通のスケールを超えている男だっていつも言われるのはそういうことですね。それぐらいやるかもしれない。
スターリンクは、羽を生やしてっていうか太陽光で発電する直径1メートルくらいの小さいやつが、地上100キロぐらいの低軌道のところを通信用として運用されている。今一番活躍しているこれが、アメリカの軍事衛星ともだぶっててね。それがウクライナ戦争で使われている。ウクライナ戦争が始まって1週間後に、トラックで500台で運んだんです。「ロシアとの戦争でウクライナ軍を支援する」と言ってね。
これの責任者の女が、このグリーン・ショットウェルです。写真と、つい最近(6月16日)の記事も載せます。
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この女がスペースXの本当の責任者で、実際のプレジデントかつCOO(チーフ・オペレーション・オフィサー)です。だから彼女がスペースエックスは全部動かしているんですよ。イーロン・マスクは、「もっとガンガン三分の一の値段で作れ」とかワイワイ言いますが、実際は時々行くだけですよ。
このグリーン・ショットウェルが大事なんです。アメリカの財界人たちは、「この女がやるなら大丈夫だ」と言い方をするのね。だから「株を買ってやる」と。彼女は1962年生まれだから64歳か。もちろん彼女も軍人です。大学を学出て、一旦他のところに勤めて、25歳でNASA(航空宇宙局)に入ってる。
だから、NASAの職員はみんな軍人なんです。宇宙飛行士もそうですよ。よそからゲストで呼ばれてくる人たち以外は全員軍人です。まあ宇宙ロケットとか言っても、地球の周りをぐるぐる回っているだけなんだけど。
2002年12月に、このグリーン・ショットウェルがスペースXに移って来て、イーロン・マスクの下についた。それから20年以上、「キュービクル」で仕事してきたと。キュービクルっていうのは四角い箱って意味だけど、お部屋のことで、全ての連絡通信画面が全部揃っている部屋のことを比喩的にキュービクルと言います。隣の部屋にイーロン・マスクがいると。今もそうなんです。
ただ彼女だけじゃなくて、2002年のこの時、本当に優秀な衛星(ロケット)打ち上げの技術のあるNASAの職員が3000人、NASAからイーロン・マスクのスペースXに移ってきたんです。これでわかるでし?この人たちがロケット打ち上げをやってるんですよ。この真実に日本人は気付かなきゃいけない。
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あとは、ジャレット・アイザックマンという宙飛行士もやったパイロット上がりの、その後ビジネスで成功した男がいます。イーロン・マスクと仲のいい男でね。去年(2025年の7月に、このジャレット・アイザックマンが一旦NASAの長官に決まったんですよ。
ところがトランプがイーロン・マスクと喧嘩してたもんだから、任命寸前に彼を落としちゃった。人事撤回したんです。イーロンは怒りましたけどね。まあ、あんまりにもイーロン・マスクに全ての権力を集中させるわけにはいかん、というのがトランプの考えでもあって、仲良かったり悪かったりするのはそこなんですね。
でも大きくは、この二人の関係は共同している。喧嘩をしていても、時々会いますからねそこがなかなか大事なところなんだけど。
2024年にスペースXの宇宙ロケットが縦に、垂直に着陸したんです。チョップスティック(お箸)でパキッと捕まえてね。あれがすごい技術でね。それにトランプがびっくりしてね「こいつ(イーロン・マスク)はすごいんだぞ」と言った、というニューズ記事が出た。
しかし半年後には中国も成功したんです。中国の追い上げ方って、恐ろしいというか凄(すさ)ましいんですよ。そこが世界戦争なんですね。だから彼らがやってることはアメリカ国が生き延びるための、重要な、最先端の技術なんですね。
今、私が一番不愉快なのはこの300兆円とか800兆円とか、とんでもないお金を作っていることです。どこから生まれたんだその金はというような。この巨大なお金を作ることで、アメリカはこれまで何十年も抱え込んできた借金を吹き飛ばす気なんだ。
桁違いのお金が出現してそれが「当たり前】だと値段がついてしまえば、それで売り買いされれば、もう文句が言えないことになりますから。
しかしね。株の値段というのが資本主義の中心にある考えですから、信用をなくすと一気に衰えていくんです。だから会社が倒産すると株が紙くずになるわけです。ある会社が倒産しそうだと分かると、その株はどんどん売られていって、最後10ドル2ドル1ドルとかなっていくんです。
昔のJAL(日本航空)の株だって、最後は2円1円だったんですよ。だからそういうふうに、消えてなくなるときは消えてなくなる。私はそれが米ドルの運命として必ず起きると考えています。
「10倍100倍にお金の量を増やして、国家借金証書である米国債をすり散らかしてどこまででもいけ」というのが、トランプが今やっていることです。財政削減とか税金を国民から取るとか、もうできないんですよ。「あぶくぜに」のようにドルを増やして借金証書を増やして、「それでもみんながドルを欲しがってるんだ」「世界中にドルを、米国債を買う奴がいるんだ」と言っているわけです。
この信用がどこでパタンと途絶えるかをじーっと我慢して我慢して待ち続けているのが副島隆彦なんですよ。
【JALは潰れたのにどうして復活したの?】
一旦ね、破綻して潰れたんですよ。そこから再建をして新しい会社にした。本当は新・日本航空なんですよ。それで新しく株発行直したわけです。政府が立て直したんせすよ。
なぜJALを政府が立て直したかというと、戦時に兵隊を乗せなきゃいけないから。輸送機で武器弾薬と装備を送るけど、兵隊は旅客機に乗せて戦地に送らなきゃいけない。輸送機に兵隊を乗せるのは可哀想ですから。
まあ考えたら当たり前ですけど、兵隊たち(コマンド)だって、あんな格好を朝から晩までしてるわけないんだから。いつもは普通の人ですからね。JALはそのため(戦時のため)の特殊な飛行機をいっぱい持っているんです。何千機も。国策会社ですから。だから助けた。前回話した東芝が国産会社で、軍事技術を持っていたから作り直したというのと同じことです。そういうこともみんな知らないんだよ。 副島隆彦拝
