金(きん)が最高値を付けたあと反落した。神戸での27日の私の講演会の最後の宣伝。

副島隆彦 投稿日:2024/04/23 22:38

副島隆彦です。今日は、2024年4月23日(火)です。

 金(きん)の地金(じがね、ingot インゴット。純金、24K)の価格が世界的に急激に値上がり(高騰、こうとう)することが、3月からずっと続いていた。それが、ようやく、今日、一服(いっぷく)、一休(ひとやす)みした。やれやれ、これで良かった。私は一(ひと)安心だ。

(ここに、日本国内の金のお売りの最新のグラフを載せる)
国内金価格小売り

副島隆彦です。 今日の金の終値(おわりね)は、小売りで金1グラム=12,304円 だ。最高値は、4月22日の13,105円だった。ついに1万3千円台だ。
ということは、1グラム=1万4千円、1万6千円 が、目の前に見えて来た。そうしたら来年(2025年)は、おそらく2万円を達成だ。ということは・・・。

(ここに、金の国際値段=NYの先物での値段のグラフを貼る)
NY金価格 出所:金先物 取引 – 6月限月(げんげつ。期近 ) 2024 (GCM4) Investing.com

副島隆彦です。同じようにして、金の国際値段(NYの先物=さきもの=市場での値段)は、何と4月12日に、瞬間の最高値で、2,448.8ドル(1オンス、31,1グラム当たり)があった。ここまで上がった。2千4百ドル台だ。すると急に、「金は、1ounce (オウンス)=3,000ドルを目指す」と、NYやロンドンの金融業界が、慌(あわ)てふためいて揃(そろ)って言い出した。

 許しがたいことに、これまで、散々、アメリカ政府とグルになって、金の値段を、金ETF(きんイー・ティー・エフ )という、ペイパー・ゴールド(紙切れの金)のSPDR(スパイダー)Gold Share ( ゴールドシェア)という、気色の悪い、博奕打ち(ばくちうち。賭博者)たちが集まっている市場を使って、押し下げて来た者たちが、「金が上昇する」と言い出した。
 
 naked short selling (ネイキッド・ショート・セリング 、裸の空=から=売り。保証金=担保=証拠金 margin を差し出さない。特殊な特権を振りかざす ) で、500倍とかのレバレッジ(投資倍率)を掛けて、執拗(しつよう)に、世界の金(きん)価格 を、計画的に、暴落させ続けてきた張本人の、ゴールドマンサックス自身が、言い出した。何とも盗人猛々(ぬすっとたけだけ)しいやつらだ。このゴールドマンの背後には、まさしくFRB(連邦準備制度理事会。アメリカの中央銀行)自身が、控(ひか)えている。

どうやら、彼らNYの金融市場を、一番上から支配、統制している者たち(超財界人たち、すなわち The Deep State デープ・ステイトだ)が、金(きん)で「踏み上げた(とんでもない大損をした)」ようである。まだその情報が出ない。だが、今の、この金価格の棒上(ぼうあ)げの「青空天井」sky the screen のグラフを見ていると、この「踏み上げ」( short squeeze ショート・スクウイーズ。そして、margin call マージン・コール 追証(おいしょう)発生による「ロス・カット」cut loss 、 損切り。あるいはブローカーによる取引の強制決済 stop loss ストップ・ロス )が起きたようだ。

どうもアメリカの金融支配者たち自身が大負けに負けたようだ。すなわち、「金とドルの戦いで、ついに、ドルが負けた」ようなのだ。彼らの大きな負けだ。歴史的な負けの始まりだ。私が4年前に書いた本の書名である『金とドルは、光芒(こうぼう)を放ち決戦の場へ』 (2020年11月、祥伝社刊 )の通りになった。
我らが金(きん)の大勝利である。これは世界史の転換点を示す、ひとつの指標(インデックス)である。

副島隆彦です。金の値段が、一体、どこまで一直線で上がり続けるか、と私だってずっと気にしていた。いつもは政治思想や歴史研究の本読みに、入れ込んでいるから金融や経済の動きは、私はあまり気にしない。
ところが、3月ぐいらから、激しく金(きん)が、一本調子で上がりだした。私も驚いた。私が、ずっと本で書いて予言して来たとおりになったからだ。

 私の本を読んでくれて、そして、私の予言(予測)を信じてくれて、そして金を実際にずっと前から(10年前から)、そして去年あたりに初めて買った人たち(も儲かった)が、真剣に、深刻にこの急上昇(に驚いて注視していた。 The gold price is rising . 「ゴールド・プライス・イズ・ライジング(上がっている)」を通り越して、The gold price is soaring. 「ゴールド・プライス・イズ・ソアーリング(激しく高騰している)」が、2か月ぐらい続いた。

これが、ようやく一旦、止まった。良かった。金融グラフの、「ジグザク動きの法則」に従って、下押し(値下がり)が、今日(23日)から起きた。やれやれ良かった、良かった、である。暫(しばら)く、2週間ぐらいは、この下落基調(げらくきちょう)が続くだろう。そして、だからこそ、この、値下がり場面が、次の金(きん)の買い時です。 初めて金(きん)を買う人たちにとっても、真剣に、ここの 「長期相場の中の、安値(やすね)を拾う」時期です。

金の小売りの価格で、1万1千円(11,000円)台が、出現したら、すぐに買うべきでしょう。これまで、金を買い続けてきた人も、さらに買うべきでしょう。

 私、副島隆彦 は、今から半年前の去年の11月に出版した、私の金融本の表紙(後掲する)の書名で、大きく『金は3倍になる』と書いた。そして、帯(おび)に、「金(きん)1グラムは、30,000円(3万円)にハネ上がる」と書いた。

この時は、誰も信じてくれなかった。私の周囲の人たちも。出版社の編集者たちも。白(しら)けたような顔をして、「勝手にどうぞお書きください。いつもの先生の大風呂敷(おおぶろしき)ですから。これも読者を惹(ひ)き付ける、言論、出版の商売(ビジネス)ですから」という顔をしていた。

ところが、この2か月で、ここまで急騰すると、流石(さすが)に皆の顔つきが変わった。「ホントだよ、副島の言う通りになった。ホントにこいつの言う通り、3万円になるかも」と、真顔で言い出した。どいつも、こいつも、こういう感じだ。
 ただし、投資とか、金儲(かねもう)けとかには、始めから全く興味を持たない、真面目で堅実な人々(国民の95%)は、「金が値上がりしたって、私には関係ないわ」と言う。これはこれで立派な見識であり、優れた人生観だ。人間が生来、持つ下品な射幸心(しゃこうしん)に近寄らない生き方だ。これを私は尊重する。特に私、副島隆彦の本の真に熱心な読者たちは、この手の読書人(どくしょじん)階級の人たちである。だから金(きん)や株がどうなろうと知ったことではない。だが、それでも、せめて副島隆彦の言うこと少しは聞いて、金貨(ゴールド・コイン)の2,3枚は買っていて欲しい。お金(かね)を無視して生きることは出来ない。あまりもの、世の中の動きに背を向けた、世捨て人( hermit ハーミット。仙人さま、隠遁者)の人生も、つまらない。

それで、ここからは、私の講演会の宣伝です。3日後の、4月27日(土)に、新神戸(しんこうべ)で行われる。まだ席は空いていますから、関西圏の金貨(きんか)の販売業者主催のものですが、私の顔を見に来てください。
この講演会は、新神戸(しんこうべ)駅のそばです。コインパレスという 金貨(ゴールド・コイン)の販売会社の 主催の 講演会だから、参加費は無料です。昼の12時時からです。今からでも申込できます。

 私がきっと今の時代の最先端で重要な話をします。私、副島隆彦の本の読者の皆さん、それからこの学問道場の閲覧者も時間のある人は、新神戸まで来て集まってください。詳細は以下の通りです。

https://www.coinpalace.jp/
コインパレスのホームページ
https://www.coinpalace.jp/seminarform0427
ここの申し込みフォーム ↑ に記入してから、会場に来てください。

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2024年4月27日(土)開場 12:30 13:00開演 ~ 17:00まで

演題 「金、銀、プラチナの今後の動向」 副島隆彦氏 <神戸講演会>

会場:神戸芸術センター芸術劇場

料金:入場無料

主催:株式会社コインパレス /協賛:日産証券インベストメント株式会社
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兵庫県神戸市中央区熊内橋通7丁目1-13 神戸芸術センター
この「神戸芸術センター」 の 大ホールです。大阪、神戸および関西圏に住んでいる人なら知っているでしょう。新神戸駅(しんこうべえき) から歩いて5分。地下鉄を含めて各線路の駅もあります。

副島隆彦です。金貨(ゴールドコイン。1オ(ウ)ンス。約31グラム。500円玉より少し大きいぐらい )1枚が、小売りで激しく値上がりして、今や、43万円になった。ついこの間まで、33万円だった。だから、私が、去年の11月に書いた本で、「あと3年で」その3倍の丁度100万円になる、と書いた。おそらくなるでしょう。だから、今からでも急いで買いなさい。きっと、近いうち1枚40万円近くに、一瞬ですが、あるでしょう。それから、また、上がり始めます。
副島隆彦です。最後に、前述した私の本の表紙を貼ります。ここからアマゾンにまで飛んでください。

(ここに 「金は3倍になる」本の表紙を貼って、アマゾンへのリンクも貼る)

金融恐慌が始まるので 金は3倍になる(ここをクリックするとアマゾンが開きます)
「金融恐慌が始まるので 金は3倍になる 」 祥伝社刊、単行本 – 2023/12/1発売
副島 隆彦 (著) 4.2  5つ星のうち4.2 44個の評価

(転載貼り付け。この本の 出版社からの宣伝文)

 世界の金融・経済秩序の大変動を見抜くベストセラー・シリーズの最新刊!
世界は“脱ドル化”に向かう―― 金1グラムは、30,000円にハネ上がる!
 今年8月29日、金の国内小売価格が、1グラム=10,000円の大台を超えた。著者はこの四半世紀、一貫して「金を買いなさい、必ず値上がりするから」「アメリカ発の金融恐慌になる。アメリカは世界覇権を失う」と主張し続けてきた。事実、金は26年前の1グラム=1,200円から、今は10,522円(11月20日)と、8.7倍に値上がりした。

 世界経済は今、「脱ドル化」(ディー・ダラーライゼーション)に向かっている。この動きが、金価格を大きく押し上げる。BRICKS諸国は、米ドルに代わる世界基軸通貨を準備中だ。1944年に決められた、金と米ドルの兌換体制(ブレトンウッズ体制)が終わる。すなわち米ドルの覇権が崩壊する。だから金の値段が上昇する。

1章 金(きん)の値段は3倍にハネ上がる
2章 世界で「脱ドル化(ディー・ダラーライゼーション)」が進んでゆく
3章 金利(イールド)の上昇から 不景気(リセッション)突入へ
4章 お金(かね)も腐(くさ)る
5章 半導体の先端技術で読むこれからの世界
巻末特集 半導体の新技術で大成長する15銘柄

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝