一柳 洋 氏の死を悼む
会員番号1855のもう(青柳)です。2023年12月20日、本学問道場会員で副島先生に長く師事し、ご自身でも活動されていた元横須賀市議の一柳 洋氏が亡くなられました。1年前から咽頭がんを患われ、化学療法、放射線治療などで緩解していたものの、10年前に手術をした腎癌、食道がんの影響で飲食が困難になり肺炎などで入退院を繰り返しておられました。ご遺骨はご本人の希望により1月27日に東京湾沖に散骨されたそうです。
氏は18歳でベトナム反戦運動(べ平連)に参加、反公害運動などにも携わりながら市民運動を起こし、1991年から2015年まで社会党から立候補して6期横須賀市議を勤められました。基地の街である横須賀の環境保護、東京湾の保全など積極的に活動される一方で、人為的地球温暖化説には早くから疑問を呈し、近年の新型コロナ感染症、ワクチン強制による市民生活の破壊に強く反対し警鐘を鳴らす活動をされてきました。
特に副島先生の「巨大資本を背景にしたグローバリズム(ディープステート)に、政治とメディアが支配されており、日本は右だけでなく左も堕落している」という教えに共感する所が多く口癖の様に「日本の政党は右も左もダメだ。」と評しておられました。市議として活躍されている時から、体制反体制に関わらず、米軍基地問題などでは、自衛官とも広く交流して市民のための情報収集と活動をされてきましたが、引退されてからは「ディープステートによる支配とメディアの偏向」に一人でも多くの市民が気付く事を活動の中心にされてきました。
私は防衛医大出身で師団司令部勤務経験のある元陸上自衛隊医官ですが、1980年代であれば一緒に活動することはなかったと思われる社会党元市議に、コロナやワクチンに対する疑問、副島先生の著作や思想と考えを同じくすることからお声を掛けて頂き、「温暖化とコロナに流されない市民の会」代表、副代表という立場で短い間でしたが一緒に活動させていただきました。この掲示板を活動の宣伝に使う事は本来の目的に叶わない事なのですが、一柳氏が亡くなる直前まで計画実現を願っておられた講演会について触れさせて下さい。
来る3月9日土曜日13:00から日比谷公園内日比谷コンベンションホールにて「混迷する世界情勢とメディアの情報操作」と題して外交評論家の孫崎 享氏の基調講演、後半に経済評論家の増田悦佐氏、植草一秀氏と私4名で今回のテーマについてそれぞれの専門分野を踏まえて短い講演の後パネルディスカッションを予定しております。(https://ondan567.peatix.com)で予約ができます。一柳氏ご本人の参加は叶わなくなりましたが、真の国士であられた氏の志に沿うよう実りある講演会にしたいと思います。当学問道場の皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げております。