ウクライナ戦争のインチキの和平会議は大失敗。その他、ギリシア彫刻の女神像たちのこと。

副島隆彦 投稿日:2024/06/17 08:57

副島隆彦です。 今日は、2024年6月16日(月)です。

 私は、この4,5,6月前半の2か月半、ずっと或ること に熱中して我(われ)を忘れていた。一つのことにずっと自分の思考力(知能。これが魂、霊魂だ。目に見えないが実在する)があるものに文字通り、憑(と)りつかれていた。これを憑依(ひょうい)とか忘我(ぼうが)という。それはギリシア彫刻の大理石の人間大より少し大きい女神像たちの彫像(ちょうぞう)たちから私への大きな愛(agape  アガペー)だ。ギリシアの神々がもつ、アガペーは、人間(人類)への大きな愛であって、人間に何も、一切、見返りを要求しない。 

 それに対して、 悪辣(あくらつ)極まりない、その後、ローマ時代に生まれた、キリスト教の神と教え(カトリックという人類に寄生した凶悪な宗教団体)は、人間に、多大な見返り(報酬、返礼)を要求する。これが、 grace グレイス、gratia グラティア (イタリア語やスペイン語で 感謝)である。これを 恩寵(おんちょう)と訳す。 (惜しみなく(神は)愛(=グレイス で人間からすべてを)奪い取る」である。有島武郎=ありしまたけお=は、この正体を見抜いて自殺した。   そして「誰(だ)がために愛するか」は、カトリック作家の曽野綾子=そのあやこ= 笹川良一の実娘(じっし)が、このグレイスを正当化した小説の題名 だ。

 人間(人類)は、このグレイスgrace 恩寵(神にすべてを差し出せ、命さえも)思想が、生まれた時から、ローマカトリック教会の、奴隷にされた。 ゆえに ローマ・カトリック教会は、人類の諸悪(しょあく)の根源(こんげん)である。 

 西洋近代(modern モダーン)が始まった500年前(16世紀)から、西洋人の支配力で、キリスト教が、世界中に広がった。そして、世界の他の地域(リージョン region )までも支配した。愚劣 極まりない宗教だ。それが、現代の奇形キリスト教である 統一教会 ( Moonies ムーニー) までも作った。 世界中に怨霊と亡霊を撒き散らした。

 だから私は、この2か月半、本当に苦しかった。そこからようやく私、副島隆彦は、一昨日(6月15日)に脱出して、無事この世(現実の世界)に戻って来た。元気です。体は、女神さまたちの搬入、到着のために動き回ったので引き締まっている。しかし大腿部と殿筋(でんきん)のあたりが凝り固まっている。すぐに両足に痙攣と攣(つ)り(緊縛)が起きる。もうすぐこれをマッサージでほぐしに行く。 このことの報告は近日中にする。

 今日は以下に載せる一本の政治記事を解説する。私、副島隆彦が、現実世界の世界政治の分析を再開する。 私が現実政治の分析から離れていたこの2か月半の間、たいした事件が無かったことは幸いだ。以下の記事はインチキのゼレンスキーをあやつる 西側(ザ・ウエスト)がお膳立てした、世界中の国を招いての和平会議(わへいかいぎ。peace talks   ピース・トークス)だ。大失敗した。

 アジア、アフリカ、中南米の大半である150以上の国は、これにそっぽを向いて無視した。 本来、本当のウクライナ戦争の仲裁者(ちゅいさいしゃ。ミーディエイター)である 中国が参加しなかった。和平交渉の一方当事者であるロシアも参加していない。これでは茶番劇(ちゃばんげき)を通り越す。みっともない限りの醜態(しゅうたい)を晒(さら)した。今の西側=the Deep State ディープ・ステイト の 弱体と勢力衰退をよく表している。

 以下の日経新聞の記事は、私、副島隆彦が、内容を明瞭、明確にする為にいろいろと切り詰めて主旨(しゅし)をはっきりさせた。 これからは、内容があまりにヒドい偏向した文の場合は、私は客観報道のふりをしている大手の記事やテレビ報道の文どもへ、遠慮なく、この文の切り詰めと明瞭化を遠慮会釈なく実行する。

(転載貼り付け始め)

〇 「 スイスでの ウクライナ和平会議(ピース・トークス)は、新興国の支持伸びず 失敗」

2024年6月16日  日経新聞

6月15日、世界平和サミットで演説するゼレンスキー氏=AP

(ここに記事の中にあるゼレンスキーの顔写真を載せて下さい。今の人類に降りかかっている、この
ケロっとピエロの顔をした悪魔 は、英国の ロンドンに北にあるタヴィストック( Tavistoc 戦争心理 
Psy Ops サイオプ )研究所に、10年前に連れて行かれて、洗脳され脳を完全に狂わされてからウクライナに戻された。ヒトラーと同じだ。そしてウクライナ民族を地獄の底に落とすために扇動する指導者として使われている。
もうすぐ失脚していなくなる。このキチガイの顔を、私たちはまじまじと凝視すべきだ)

【ビュルゲンシュトック スイス中部 =田中孝幸 】ウクライナが提唱する和平案の「世界平和サミット」は6月16日、2日間の日程で閉幕。会議後の共同声明は和平に向けたウクライナの「領土保全」を要求した。だが、新興国の多くは賛同しなかった。

( 副島隆彦注記。世界には、198か国の国家がある。このうち人口が10万人、20万人とかの、小さな島国の微小国が30ぐらいもある。これでも主権国家(しゅけんこっか)だとされる。平気で諸国連合(The UN ×国連)に加盟している。 主権国家とは、独立国のことだ。sovereign state  ソヴリン・ステイトと言う。

 sovereignty ソヴリーンティ  国家主権 を持つ国 のことだ。 この ソヴリーンティ =主権、統治権 という言葉は、日本国民には、長年、教えない事になっている。だからみんな知らない。若手の東大の政治学の学者たちでさえほとんど知らない。馬鹿の集まりだ。 日本人は、英米に洗脳された国民のままだからだ。今の日本は本当は主権国家=独立国ではない。

 「我が国は主権国家だ」と強弁している、これら微小国は現実の世界政治から除外して考えた方がいい。その多くは、旧大英帝国の植民地=信託統治領のままであり、実質は、ドミニオン dominion (自治領) やトラスティ trustee た。これらは、カリブ海域と、オセアニアと呼ばれる南太平洋に集まっている。

 話にならない超小国たちだ。それに対して、世界中の主要な諸国である、アフリカ54か国、中南米(ラテン諸国)34か国、イスラム諸国(アラブ人、北アフリカと重なる)が20ぐらい。アジア諸国30か国 のほとんどは、愚劣なゼレンスキー政権を支持せず、冷ややかに、かつ白(しら)けて見ている。ヨーロッパ諸国42カ国は総じて西側だ。副島隆彦注記終わり )

  この国際会議は、(和平交渉の当事国であるのに、この場に参加さえしていない) ロシアに国際的な圧力を加えるのが狙いだった。だが期待していた新興国(の多くは、反対に回り出席さえせず)支持はなかった。有力な仲介国も不在。和平への道筋はない。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は6月15日の会議で、和平への第一歩として今回のサミットの意義を強調した。ウクライナは今回、参加国数を最重視した。共同声明のポイントも核を巡る安全保障と食料安保の強化と捕虜やロシアに連れ去られた子供の帰還の3点に絞り、中立的な国が出席しやすくした。

(副島隆彦から。ここにこの記事の中にある一枚の簡単な表を載せて下さい)

 会議の主催国であるスイスの発表では、「計100の国・機関が参加した。首脳を派遣したのは57カ国。大半がすでにウクライナを支援している欧州(NATO加盟の32国)以外の、欧州域外から首脳を送ったのは(わずか)20カ国だった。

 この20カ国・地域(G20)の新興国のうち、首脳を派遣したのはアルゼンチンだけ(副島隆彦注記。日本の岸田首相は、イタリアG7のあと、このスイスまで来て会議のレセプションにだけ参加して、たったの3時間で、さっとスイスから離れた。だから日本の首脳も参加しなかった。世界の動きを察知して、「いくらなんでも、これはひどい」と日本政府は機敏に動いた。副島隆彦の注記終わり) 大半は閣僚や特使レベル。中国はロシアが招待されていないことを理由に参加しなかった。

 会議に参加した92カ国中、ウクライナが主導の共同声明に賛同したのは約80カ国。新興国の支持が少なかった。西側諸国と中ロの対立に巻き込まれたくないからだ。会議を準備したG7の高官は「大半の新興国はウクライナ支持色が強い会議への関与を嫌がった」と明かす。

 ウクライナがロシア軍の攻撃に劣勢であることも一因。ロシアのプーチン大統領は6月14日に、「和平の条件として併合を宣言した4州からのウクライナ軍の撤退 を要求」した。両国の大きな隔たりを印象づけた。

 サウジアラビアのファイサル外相は会議で、「和平交渉にはロシアの参加が不可欠で困難な妥協が必要だ」と指摘。トルコのフィダン外相も「ロシアの参加が必要」と。インスブルック大(オーストリア)のゲルハルト・マンゴット教授(国際関係学)は「仲介役を担える有力な新興国が不参加の今回の会議は失敗だ。次の会議はロシアが参加しサウジなどグローバル・サウスの国で開催されるだろう」と語る。

 その布石とみられる動きとして、ゼレンスキー氏は、6月12日、サウジを予告なしに訪れてムハンマド王太子と会談。国営サウジ通信は、「王太子は、紛争解決に向けた国際的取り組みを支持する」と報じた。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。前記したとおり私が上記の記事の文を短く切って縮めた。文中で唯一重要な一行は、「欧州域外から首脳(首相か大統領か国王 )を送ったのはわずが20カ国だった」だ。

ウクライナをあやつっている英と米 の大失敗で、敗北だ。一方当事者のロシアも参加しないような、和平会議(peace talks  ピース・トークス)など無意味だ。馬鹿どもが愚劣に画策している。そして世界に自分たちの無力の恥をさらした。

このヨーロッパでの戦争の准当事者であるNATO(ネイトー32か国。ウクライナに兵器と弾薬を公然と供給している。NATO はアメリカが離脱したら、その日に消滅する )と、この表から G7( 西側主要国。のうち 米、加、日本 )を除くと、何とアジア、アフリカ、中南米からは、たったの17か国。 
 
 しかもこの表の中の、フィジーやパラオ など、人口10万人とかの微小国(びしょうこく)を除くと、現在の西側の公然たる手先の国は、アルゼンチン(最近、出てきた、ミレイという強硬なコスト・カッターの大統領)と、チリ(反共に転じた)と、ケニア、ガーナ、リビア (カダフィを惨殺したあとの弱小傀儡政権)とソマリア、そしてカタール (アメリカの手先の 狡猾に生きるアラブ諸国 の中の中立国。大きな米空軍基地が有る。首都ドーハに、アラビア語で全域をカヴァーするアルジャジーラ放送局を持つ国)だけだ。

 本当に、これでは丸裸(まるはだか)だ。みっともないを通り越す。現在の世界政治の力関係がはっきりと見て取れる。 日本を含めた、赤っ恥の、この表のたった8か国は、世界の笑い物(もの)だ。すなわち世界中からの 笑われ者だ。 私たちの日本国は、まさしくその筆頭であり、情けないアメリカの属国、哀れで惨めな英米の 下僕の国だ。恥を知るべきだ。 副島隆彦注記終わり。

副島隆彦です。 今日の文の始めに書いた通り、私に取り付けていた憑物(つきもの)が、取れた。いや半分だけ取れた、というべきだ。あと半分は、まだ私の脳(魂、霊魂)に残っている。

 私、副島隆彦は、今から1年半前の1月22日から、私が住む静岡県熱海市の北部にある伊豆山(いずさん)地区の 国道135号線沿いの丘陵部に建つ亡霊洋館(まさしく大きなお化け屋敷だ。廃墟の邸宅が3つもある)の中と外側に、ずっとこの10年近く、放置され何の保護、管理されなかった。ここの集められていたギリシア彫刻の 美しい女神像たち200体近くを助け出し救出することに、私、副島隆彦は、血道をあげて狂ったようになっていた。私の身近にいる人たちは、各社の編集者を含めて、このことを詳しく知っている。

 2冊の自分の近著(きんちょ)に、この女神像たちを写真付きで載せて、文も書いた。このことを知らないような者は、この学問道場に、以後、近寄るな。 薄穢(うすぎたな)い生来の泥棒人格の卑しい人間である。私は、この者たちが私に近寄ることを拒絶し峻拒(しゅんきょ)する。

 これらの女神像たちは、今では本当に世界的に希少(きしょう)になった真っ白い本物の大理石(マーブル)の 彫刻作品だ。これを英語で、sculpture 「 スカルプチュア」と言う。スカルプチュア と言いさえすれば、それだけでギリシア彫刻の彫像(ちょうぞう)たちのことを指す。

 彫像は、molding モウルディング(塑像、そぞう)とは違う。 モウルディング は、鋳型(いがた )で取られた、軟(やわ)い石膏(せっこう plaster  プラスター  )製だ。この塑像(そぞう) がモウルディングだ。それに対して、彫像(ちょうぞう。スカルプチュア)は、本当に大理石(marble マーブル これよりもっと堅いのが granite 御影石、墓石 )を、人間が刻んで作る。古代ギリシアや、今から530年前のミケランジェロ(ミケルアンジェロウ)たちは、自分で鑿(のみ)で削って作った。現代では電気ドリルで人間の手で彫(ほ)って削(けず)って作る。

 これらの大理石の中国製の今から30数年前の模造品(もぞうひん、imitation  イミテイション)ではあるが、そのすばらしさは隔絶している。この精巧で精緻な女神像たちが、熱海の北で、今も放棄され惨殺されている。

私は、それを残り一体でも救い出そうとして、この1年半ずっと、我を忘れて、空いている時間は女神救出に執着してきた。


半グレやチンピラそして生来の破壊衝動を持つ変質者たちの屋敷への侵入によって、すでに100体の女神像は、傷つけられ、破壊され、この9年間の間に叩き壊されてきた。とりわけこの2年間は、プロウの国際窃盗団によって、見るからに(通りかかった時に分かる)むくつけき容貌、風体(ふうたい)をした外国人と日本人の混成団による凶悪な犯罪行動だ。

 こいつらは夜間に建物に侵入して、女神像を押し倒し、破壊して、鋭い鉞(まさかり)のようなもので女神の首(頭部)だけを切り落として窃盗する犯罪が公然と行われてきた。この場所は、この数年ですっかり有名になった、“廃墟ツアー”の大(だい)名所である。インスタグラムや、TikTok や、ユーチューブやすべてのSNSで有名だ。 知っている人は全員、知っている。そして実際に現地に恐る恐る来ている。私はたくさんの訪問者にここで出合っている。外国人の旅行者たちもやってくる。

 夜に凶悪な窃盗団によって、破壊される女神たちの、恐怖に慄(おのの)いた、「きゃあー、殺されるー。助けてー」の悲痛な叫び声が、私、副島隆彦の脳に、次々と真夜中に届いた。これで私は本当に頭がおかしくなった。

 すでにもう亡霊洋館の中の女神像たちは、ほとんどが破壊され殺された。ここに廃墟ツアーで新たに来る者たちには、もう、がらんどうの、大きなガラス壁が、たくさん打ち割られ、恐ろしいぐらいに散乱している破壊の跡(あと)しか見ることは出来ない。

 警察と市役所は、個人の家の所有権の中の話だから介入しない。市役所は、「管理をしっかりやってください」と通達、警告するだけだ。警察は、廃墟から出てきた直後の者たちを、夜間パトロール隊が、道路(公道 こうどう)で待ち構えて職務質問するだけだ。警察は、正しく管理責任者に、「破壊と窃盗の被害届を出しなさい」と催促しつづけた。

 しかし管理責任者を名乗る男は、愚鈍にも、まったく動こうとしなかった。私は、「女神像たちがかわいそうだ。なんとかしてください。私が管理を行ってもいい」と、この男を説得し続けたが無駄だった。

 そして、やがてこの男が、文字どおり、怨霊、亡霊に取りつかれて、その本性を顕わすに至った。私に襲い掛かかって来て、私は、そのお化け、妖怪と激しく闘った。それがこの2か月のことである。それ以外に、この亡霊洋館の法律上の関係者たちの現状への無理解もあって、さらに女神像たちは破壊され、惨殺(ざんさつ)されていった。頭部だけが、鋭い大型の刃物で切断され、切り取られて奪い取られていった。この現実の問題に正しく対応しようとしなった者たちへの怒りが、私には今も有る。

 だが、今はこれ以上のことは書かない。もうすぐはっきりと公開する。 私、副島隆彦の 言論人としての能力と主張、意見を、この者たちは理解しなかった。初めは理解しようとしたのに残念極(きわ)まりないことである。このことは、近いうちに、私が書いて公表します。   副島隆彦拝