金売却への監視強化

山頭火 投稿日:2010/12/23 10:55

昨日22日帰宅して久し振りにNHKニュースを見ると、金に関する報道がありました。
私が見たものとは内容が若干異なり、アナウンサーも違うものですが、翌朝ニュースで取上げられたものが残っていたようなので貼り付けます。

「131人で18億円の申告漏れがあったから、小口でも本人確認をする。大手貴金属業者のほとんどは、すでにやっている」ということですが・・・
金額を人数で割ると、1374万円。

庶民にはそんな儲けを出すほど金を買う余裕はないのに、お上は色々とやってくれますなあ。

(NHKオンラインより転載)
※サイトにはニュース動画も付いています。

金売却 所得隠しや申告漏れも
12月23日 5時33分
金が歴史的高値となるなか、大手企業に金を売却した数百人の客がうその名前で取引をしていたことが発覚し、問題となっていますが、金を売却したのに所得を税務申告しないケースが相次いでいて、国税当局が、ことし6月までの1年間に130人余りに対し、総額18億円余りの所得隠しや申告漏れを指摘したことが分かりました。

東京工業品取引所によりますと、金の1グラム当たりの価格は、今月、3800円を上回り、10年前の4倍余りに高騰していて、歴史的高値となるなかで金を売却する人が増えています。ところが、金の延べ板などを売却した人が所得を税務署に申告しないケースも相次いでいて、国税当局がことし6月までの1年間に500万円以上の所得隠しや申告漏れをしたとして追徴課税処分を行ったのは、131人で、総額で18億円余りに上っていることが分かりました。関係者によりますと、申告漏れが相次ぐ背景には、金の取引の記録は貴金属業者に税務調査に入らなければ把握されにくいことや、200万円以下の取引では名前や住所を記録することが義務づけられていないため、匿名で取引して申告しないケースがあることが挙げられるということです。国税当局は、このうち匿名で金を売却した客を対象に、一斉税務調査を進めています。また、金やプラチナなどの貴金属を取り扱う業者が取引の内容を税務署に報告することを義務づける「支払調書制度」の、再来年1月からの導入が、来月の通常国会に提案されることになっていて、国税庁は脱税の防止に効果があるのではないかと期待しています。

(転載終わり)

私は銀行員ではありませんが、今は銀行で仕事をしています。
12月は犯罪防止の強化月間だとかで、毎日警官が何度も巡回してきますが、店頭に来て印鑑を押して帰るだけ。
何の意味があるのかわかりません。
そもそも銀行に犯罪者が憧れるほどの現金もない。もし警官に犯罪抑止力があるとしても、1分足らずで帰るから出て行って数分経てば巡回の意味もほとんどありません。

この不景気にも、公務員のお仕事はどんどん増えて商売繁盛ですね。