開業医と救急病院の「トモダチ作戦」

おじいさん 投稿日:2011/06/06 21:39

みなさん、こんばんわ。

まったく、雨やら台風やら、今年は災害の年です。
震災被害はまだまだ、収束しそうにありません。

義援金だの、なんだのいっても、赤十字は何をしているのでしょうか。。
まあ、献血で市民から「タダ」で、営業しているわけですから。
ばちがあったんでしょうな。
いかにも世界組織のふりして、良心的なふりして、「赤十字」の「平和」は誰のための平和なのでしょうか?
この際、こういう組織の本質論も検討課題にすべきでしょうよ。
ヨーロッパの意思表示ですか?

どーですか?
厚労省のみんな!

ま、それはおいとくとして。。

それにしても、先日、某公立病院のもと副院長とか言う人が開業したというので、ちらっと話を聞きに行きましたよ。

いやー、ほんと、経営が大変みたいです。
元副院長なんつう、いっけん偉い人でも、ほんと経済感覚がないというか、私みたいに検査&クスリ地獄の、あやを知っていれば、無論大儲けできるのにねぇ。。

しかし、こういうおっさんも、次第に先細り、預金が減り、家族から、ぎゃおーとプレッシャーをかけられると、やはり、悪の道にはいるんですな。

かわいい職員さんのためにも、、過去の栄光は捨てて、検査&クスリ地獄の達人になろうと。。

(ボーナスあげたら、ちゅ、させてくれるかにゃー。ひゃほー。)

まず、よくあるのが、インフルエンザの予防接種、これを医師会の会合かなんかで、ちょーだい、ちょーだい、して企業かなんかに出向くわけですよ。

次が検診事業、、、あなたの健康チェックしますよーー、とかなんとかいって、無理矢理、「数字上の異常値」をみつけまくるわけです。
中性脂肪だの、血糖値だの。。
まあ、この数値がスルーできる人は正直、50歳以上で半分もいないでしょう。

「国民総異常」が検診で作られるわけですな。
バカだのう。おぬし。

きみも、ぼくも病気だに。。。

さあ、まだまだ「匠の技」はありますよ。。

薬剤の処方日数をできるだけ、1週間にするんです。毎週患者にきてもらうと、そのたび診察料がとれるわけで、まあ、内科開業医で、一日30人以上は「患者様」にきてもらえないと、正直食べていくのはむずかしい。
まあ地域とか開業の設備投資とか、銀行にしめられている人なんか、もう、悲しすぎて、悲しすぎて。

「先生、来週、お金を払わないと、ブラックにのせますよぉ。」

みなさん。。
実はいま、銀行の破産リストに医者がたくさんいるんですよ。

バカですねぇ。マーケティングもせずに、「おれはできる医者だ。」とかなんとか、勘違いして、多大な設備投資をして、開業しちゃう、迷える子羊がいかに多いことか。。。

まだまだありますよ。。

先日も書いた気がしますが、救急病院は紹介率という、「基準」があるんですよ。全体の患者のうち、他院へどれだけ紹介したかというそれで、間接的に病院の収益になるんです。

無論、開業医はこれを利用しますな。

日本医師会はこれを死守しますよ。
そして患者ロンダリングに至るのは当然ですね。

つまり、開業医でどーでもいいマイナーな疾患をみつけて、「念のため検査」としょうして、おおきな病院でしかできない検査をしまくるんです。
そのあと、「無罪」なら、「紹介状」かいて開業医のもとへ、何かおおきな病気なら、めでたく有罪入院となって、退院したらまた紹介してもらうわけです。

まあ、最近の総合病院は経営くるしいようですから、無理矢理手術したり、病棟がたまたま空いているから、「今日は入院できます。」なんていって、お得だよ、みたいに商売するところも多い。

いやー、すごいですなぁ。。

患者ロンダリングの「トモダチ作戦」

さいこーっす。

これをお金持ちの年寄りは、あの先生は神様ジャーとかいって、感謝するわけです。

でも。。。。
これも、百回くらい言いましたよね。

原資はほとんど、、働いているあなたの税金ですよ。。。
あるいはあなたの、子供、あるいは生まれる前の、未来の子供達の借金です。。

開業医、悲しすぎる。。。