ネオ・ニコチノイド系農薬の恐怖  追伸

2407 下川 投稿日:2010/06/04 20:20

問題は大きく分けて2つです。

1.蜜蜂の大量死を招く。 害虫に効くということは益虫も大量に死滅する。
蜜蜂による作物の受粉がおこなわれず、”実りなき秋”といった状況を招く怖れ。

2.水溶性なので作物に吸収され、また河川に運ばれて遠隔地まで汚染。
川の中流・下流の水を飲料水として引き込み処理する都会において、広範な人々の体内に入る怖れがあります。
現に、化学物質過敏症などを患っている人に、胸痛や頻脈といった症状が現れている。
  
(この問題を知る医師は、化学物質過敏症の患者に 国産果樹、緑茶、ウーロン茶の摂取をまずやめさせるとの事)

作物に吸収させて害虫に食べさせ駆除という方法は、本来禁じ手の筈です。
従来、農薬は作物の表面に着く害虫に散布接触させて効果を得るものです。
作物の表面における残留量を問題にしてきました。
それによって収獲の何週間前迄・・・という散布制限があります。

しかし、作物が内部に吸収してしまえば、その残留性は別の概念となります。

果樹などは、皮を剥けば安全・・・とは言えなくなりますから。