藤原直哉さんの「味方は近くに、敵はより近くに」コメントに衝撃を受けた。映画「ゴッドファーザー(Part1)」の主人公マイケル・コルレオーネと同じ行動パターンだ。
かたせ2号です。
現今の政治情勢から離れる投稿となります。
藤原直哉さんのツイートにあった「味方は近くに、敵はより近くに」のコメント。
これには感服した。
これに似た人物造形の事例は何かあるだろうか、と自分の見聞の範囲で考えたところ、一つだけ思い出せた。
映画「ゴッドファーザーPART1」の1シーンだ。
アル・パチーノ演じる主人公マイケル・コルレオーネが妹婿のカルロに、マイケルの兄ソニーを敵のバルジーニに売って殺害させたな? と問い詰めるシーン。
ブログ「ダークヒーローは笑う」から。
http://tamakero.seesaa.net/article/462382930.html
(引用開始)
【字幕開始】
マイケル「ソニーをハメたな」
カルロ「誤解だ」
マイケル「バルジーニに売った。わざと夫婦ゲンカをして。だましきれると思ったか」
カルロ「俺は知らん。信じてくれ。マイケル。頼むよ。助けてくれ」
マイケル「バルジーニは死んだ。タッタリアも。モー・グリーンも。ストラキ……クネオ……。今日、すべてカタをつける。ウソは言うな。正直に言え。(同席の側近に命じて)酒をやれ。心配するな。俺が妹を不幸にするか。お前の息子の名づけ親だぞ。さあ。飲めよ。もう、ファミリーの仕事はさせん。それが罰だ。ベガスへ行け。トム。(トムから受け取った航空券をカルロに渡し)おとなしくしてろ。やった事は認めろ。バカにされるのだけはガマンできん。誰にそそのかされた。タッタリア? バルジーニ?」
カルロ「バルジーニだ」
マイケル「車で空港まで送る。妹には連絡しとく。(自分に近づこうとするカルロに)早く消えろ」
【字幕終わり】
ブログ主です。
マイケルがカルロに鎌をかけたのは絶対の確信がなかったからだろうが、それでもソニーなら即バラしたろう。ドン殺害未遂事件後のポーリーにそうしたように。
マイケルが感情に流されないのははっきりしている。
理性でスイッチを入れる人間だ。
だからカルロに自白させることが必要だった。
告白された後の冷たい表情はいかにもスイッチ入った感がある。
正当性を獲得すればもう強気! マフィアなら殺しも簡単!
(引用終わり)
かたせ2号です。
この問答ができる日が来るまで、マイケルはカルロを、自分の秘書代わりにして、自分の手元に置いていた。そしてじっと、その時を待っていたのだ。
これが、「味方は近くに、敵はより近くに」だ。
以上