第21回セミナーの事前受付の質問に対する副島隆彦先生からの回答2

ブレイントラスト企画 投稿日:2021/04/12 09:45

事前に受付しました質問の掲載と、講演中に回答しきれなかった質問に対して、副島先生からの回答(→)を掲載します。回答(→)がない質問については、講演内で回答済みです。この掲示板の内容の無断転載をお断りします。

【資産について】
●今も、もし可能であるなら、マレーシアやタイなどへの家族での海外移住をおすすめしますか?
●私は練馬区在住です。東京は危険ですか。地方移住について教えてください。
(回答→)東京は危険ではありません。ただ単に地方へ移ればいいというものではありません。練馬は、いい場所です。安心して暮らしてください。大地震が来ても、ほとんど人間は生きていきます。

●義母82歳がアパートを主人に生前贈与するかどうか迷っています。先生がおっしゃるように小資産家に対する相続税の取り立てが厳しくなるのであれば今贈与を受けた方が良いのでしょうか?
(回答→)生前贈与はやめてください。義母さまと、よく相談して、相続時にいくらの税金がかかるかまで親切な税理士を見つけて、計算してもらいなさい。

●今、持っている借家は手放した方がいいでしょうか。
(回答→)その借家が家賃収入を生むのか、ただの空き家なのかで、対処法が違います。収入を生まなくて不要なら、売却を考えたほうがいいでしょう。

●デノミに対する対応について
(回答→)リデノミが2024年に起きるでしょうから、その前に、堅実な実物資産に変えることを考えてください。金がいちばんいいでしょう。

●2024年に新札で現在の1万円が新札1000円に交換となった場合、民間の生命保険の死亡時保険金1000万円は、100万円になるのでしょうか。
(回答→)1万円が新札1000円になったら、生命保険の金額も10分の1になります。すべてが10分の1ですから、誰も困りません。

●2021年1月23日に財務省は、本年3月から新硬貨500円を発行する予定を延期しましたが、2024年4月1日から新円切替時にリデノミネーション(10分の1)が起きたとき、新硬貨500円をはじめ、他の硬貨は、どのようになりますか?または、新たに各硬貨を製作して発行するのでしょうか、教えてください。
(回答→)新硬貨500円の発行を延期したのは当然です。リデノミネーションにあわせて、新硬貨を準備するでしょう、それとともにデジタル日銀円が普及するので、硬貨の必要性が減っていきます。

●預金封鎖の対象は銀行預金ですが、そのほかに、株券、不動産にも財産税が課されるのでしょうか。田舎暮らしで、現金はあまりないが、自分が住んでいる家や畑はある、というような人は、課税されても支払いに困ると思います。また、ローン返済中の家やビルは、没収するのが難しいと思いますが、そのあたりはどうなるのですか。
●副島先生が予言される預金封鎖が発生する場合、その予兆として金融指標(たとえば金利)に影響が出て(たとえば金利が急騰)、預金封鎖が発動される前に事前に察知することは可能なのでしょうか?

●現在、三菱UFJ銀行にまとまった現金を預けています。今後のことを考えると不安です。分散させるか、どうするか?また日興証券でも投資していますが、引き上げるべきでしょうか。
(回答→)三菱UFJ銀行は立派な銀行ですから、ご心配なく。ただし1億円より預金が多ければ、なるべく金に換えるべきでしょう。日興証券の投資は、ご自分の判断です。もう株式投資などやりたくないのなら、さっさと取引を終了させるべきでしょう。

●資産税は、預貯金に当然、かかるでしょうが、①当座預金、②民間金融機関の年金型資産の2つにもかけてくるのでしょうか。
(回答→)財産税は、預貯金に対してだけです。年金や株や、不動産にはかかりません。
(4月19日、加筆)当座預金には、財産税はかかりません。当座預金は、日々の資金の出し入れで、法人が使うものです。従って当座預金は財産税はかかりません。

●シンガポールの銀行で非居住者の口座解約、サービスの改悪、最低預金額の引上げなどが起きています。今後、海外の口座開設で安全かつお勧めは香港上海銀行でしょうか? 米国と友好関係になりつつある台湾の銀行はいかがでしょうか?
(回答→)シンガポールは大金持ち以外の外国人の客を嫌っています。香港上海銀行のほうがいいです。台湾の銀行は、国家の管理がキツイので外国人は、目立ちます。自由貿易港ではありません。

●今後ストックへの課税が大きくなる予感がしますが、マイナンバーカードの作成は先延ばしが良いでしょうか? また、先々金を売却した後の資産保全は何を買うべきでしょうか? 日経が5000円になった辺りでディフェンシブ、商社、国際優良銘柄を抑える形がよろしいでしょうか?
(回答→)マイナンバーカードは、どうせ、事業をやっている限りは作らされます。今のままの番号だけでいいでしょう。金を売却して他に使うあてがあればいいのですが、へんなディフェンシブとか、へんな投資信託などに騙されないように。

●私は再生資源卸売業を本業とする40代のオーナー経営者です。すでに先生の教えをいただき、所得、相続税対策をして、ゴールドで資産防衛を図っていますが、まだポートフォリオは十分ではありません。今後、有望なアジアの国、事業、株式、実物資産について教えてください。
(回答→)あなたの今のポートフォリオで十分です。その他の細かな助言は、わたくしにはできません。

●世界同時ハイパーインフレ時(日本国債大暴落)になったとき、ゴールド以外のダイヤモンドなどは通用しないのでしょうか。
●現在マレーシアリンギットのお札を日本円で200万円分持っていますが、このまま持ち続けても良いでしょうか。
●税理士事務所より、「財産債務調書」を提出する必要があるといわれましたが、金の保有について正直に申告すべきものでしょうか。経験豊富な先生にぜひ伺いたく存じます。
●私事ではございますが、現在持っている住宅ローンは、金融資産(金)、又は不動産(都外近県の県庁所在地にあるマンションや戸建て)等を売却して完全に返済してしまった方が良いでしょうか? それとも今後起こりうるデノミの際、金の価格が、住宅ロ―ンよりはるかに上回りますれば、その時点での完全返済の方が良いでしょうか? また、デノミや、ハイパアインフレ的に世の中がもしなりました際、その住宅ローンも(例えばゼロが一つ)目減りする様な現象になり得りますでしょうか? 先生のお知恵を拝借できますればと存じます。幼稚なご質問にてお恥ずかしゅうございますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
(回答→)金の値段が高いときに売って、住宅ローンを返済したほうがいいでしょう。あなたの年齢によります。ある程度、現金を手元に残して、長期で金を保有してください。不動産は、あまり資産としての良さがなくなりつつあります。

●リデノミネーションが実施されたなら、今の物価・給料などの価格・単位はそれと連動するものと考えますか? 住宅ローン残債を、その際に一気に払ってしまおうかと考えていますが、ローン残債も単位が一桁なくなるのでしょうか?
(回答→)リデノミネーションになったら、住宅ローンを抱えているほうがかえって有利です、ローン残債も1桁小さくなります。あらゆる価格に連動します、ただし、自分の年齢を考えて、負担の少ない生き方をしてください。

●57歳会社員です。副島先生の本を購読し15年前から金の購入を始め手元資金にて買い増しを続け今に至ります。「2023年に退職となりますが退職金の振り向け先を考えています。その頃であっても金を買うのが良いのでしょうか。前回セミナーでは2024年に今の5倍ということでしたので2023年にはかなり高値かと。それとも他の投資先はあるのでしょうか?何年か前の本では人民元という話も読みましたが、前回セミナーでは止めたほうがよいとのお話でしたが。
(回答→)退職金の振り向け先は、金がいちばんいいです。不動産なども、よくありません。人民元は、20円ぐらいには上がりますが、投資で考えるほどのことではありません。

●相続時精算課税制度を使い両親の金3kg(2500万)を相続し管理したいと考えています。先生が考える最良の相続対策教えてください。いつも先生は税務署に言わないであげちゃいなさいで終わるので、その理由も教えてください。
(回答→)相続時精算課税制度は使わない方がいいです。税務署に把握されていない限り、黙っていたほうがいいです。

●住宅ローンフラット35を使い来年1月頃に家が建つ予定。その頃の金利はどうなりますか?良い住宅ローンの組み方がありますか?
(回答→)フラット35で家を建てるのですから、金利は1%前後でしょう。それよりも安い住宅ローンとの組み合わせもありますが、不動産屋と相談して決定してください。

●親会社が変わった関係で退職金の一部が振り込まれました。何で運用しようか迷っています。現在49歳です。最適な投資は何でしょうか?インデクス型の投資信託を検討しています。
(回答→)退職金の先払いのお金は、金を買って長期で保有すべきです。インデクス型の投資信託などは買わないように。騙されるだけです。