副島先生、私の胃袋は、いまだ健在です!(6)予兆(2)スキルス胃がんの疑いがある、といわれた。
伊藤睦月です。
(1)CTスキャンや腹部レントゲンを撮っても、明らかにがん細胞だという所見はでなかった。消化器内科・内視鏡科の医師は、胃の組織を採取して、調べたいというので、入院して組織を取った。組織を取るときに、うまくいかなくて胃が出血したので、血止め手術をして、翌日再度組織を採取した。1泊の予定が2拍になった。
(2)2週間後、検査結果の説明があった、よくわからんが、スキルス胃がんの疑いは、あると言い、もう消化器内科では、これ以上やることがないので、外科に行くよう言われ、その日のうちに、外科の外来を受診した。消化器内科の医師は、小声で、検査に時間を費やすと手遅れになるかもしれないから、早く治療した方がよい、とささいた。
(3)外科の医師は、開口一番、自分は一般外科で専門じゃないから、消化器外科を受診してくれ、と言い、その場で外来予約を取ってくれた。その医師にセカンドオピニオンを受けたいと言ったら、もちろん協力するが、消化器外科の先生に話してくれ。
(4)外科の診療室を出ると、部屋付きの看護師に呼び止められ、セカンドオピニオンは、全て手続きを自分で行わなければならない。また費用は保険対象外ですからお金がかかりますよ、もちろん資料提供は協力しますよ、とだけ言い残して去っていった。
(5)その日の夕方にかかりつけの糖尿病外来に行って、状況を話したら、驚いていた。実は、総合病院に紹介するとき、私の、既往症について詳しいレポートを作成し、糖尿病の治療方針まで、提案していたのだ。しかし、実際は糖尿病関係の治療は一切しなかった。入院中に担当の看護師に問い合わせると、確かにかかりつけ医の紹介状は、先生のパソコンにスキャンされているから、ご覧になっているはずです。もう一度私からも確認します、とのことだった。しかし何も連絡がないまま退院した。糖尿病治療はおよそ、1か月間放置されたことになる。
’(6)かかりつけ医は、総合病院で糖尿病の治療(彼女は、管理、と言っていた)をやってくれるものとばかり、思っていたらしく、放置されたことを知って、あせりまくっていた。そして、これからは、糖尿病に関しては、今後こちらですべて、対応します。と言い、そのとき、ヘモグロビンA1Cが、入院前の9.5→12、になっていたので、(大変まずいレベルらしい)即日、インスリン(トレシーバ、リスプロ)を処方された。まず、ヘモグロビン値を7くらいまで下げる必要があるとのこと。
(7)かかりつけ医に、総合病院の対応の適否について聞いてみた。彼女は、おそらく専門の胃がんを見つける、ということに集中していたのでしょう。それで、糖尿病のことは、考えてなかったのでしょう。大体専門医なんてそんなものですよ。私たちは、町医者ですから、専門外でも、気にはしますが、彼らはそうしません。彼らは、胃がんオタクですね。だから専門医になったとも言える・・・。
(8)かかりつけ医は、専門医を批判するような言辞は一切はかなかった。むしろ、自分たちとは種類が違う生き物だ、普通のよくある話だ、みたいな口ぶりだった。私は、帰宅して、すぐに、パソコンを開いた。
小休止、今後も、こんな感じでゆっくり投稿させていただきます。それでは、よいお年をお迎えください。
伊藤睦月拝
(7)また、最高血圧も120~150くらいをランダムウオークしていた。