なんかにぎやかになっていますねえ。こりゃ楽しくなりそうだ。

伊藤 投稿日:2024/12/15 07:29

 伊藤睦月です。年寄りの何とかで、早朝目を覚まして、掲示板をみてみたら、2054さんはじめ、投稿がにぎやかになっていて、ちょっと驚いたと同時に、うれしくなりました。投稿いただいた皆様、ありがとうございます。清野さんて、20年ぶりに拝見するお名前ですね。よろしくお願いします。あとは守谷健二さんの参戦をまつばかりですね。楽しみにしています。

 ところで、1次史料うんぬんについて、私は、「冊府元亀」や「資治通鑑」「太平御覧」といった2次史料を軽視しているのではなく、1次資料史料で説明つくならそれでいいじゃないか、わざわざ2次資料を持ち出さなくても用は足りる、という考えです。もちろん1次資料で自説を説明できないときは、そのリマークさえあれば、2次資料でも、何でも使ってよいわけで、小林恵子氏に限らず、学会主流であろうがなかろうが、「冊府元亀」や「資治通鑑」は研究者たちにモテモテです。

 それから、副島先生が「小林説」に引き込まれながらも、全面賛成ではなく、「時間軸」で踏みとどまっておられる、のは、僭越ながら、素晴らしい。副島理論の一つ「真実の時間計算」の一つかと勝手に納得しております。2054さん、副島先生は、決して「首肯」していないと思いますよ。うれしいのはわかりますが。

 あ、それから学会主流ですが、固定的なものでなく、その時代時代で「はやりすたり」があります。歴史学の場合をとっても、明治~昭和の敗戦(ランケ流の史料重視主義→皇国史観→唯物史観→弾圧による沈黙)戦後(津田左右吉流の造作論→その反動、文献学、考古学、いわゆる歴史サイエンスの導入など)この100年ばかりのあいだに「主流」は、目まぐるしく動いております。だから、「現時点での標準的見解」ぐらいの意味ですが、学問的な議論をするのに、無視しないことは、大事だと考えています。それだけのことです。我々、アマチュアであればなおさらのことです。

 ちなみに、副島先生が書かれていた「梅原猛一派」は、津田流への反発の流れの一つ。本当は覇権国アメリカの意向を受けて動いている「京都学派」のなかの「サントリー財団」「PHP」などの支援を受けている学者・文化人たちです。(もちろん、全員ではありません、と思いたい)、例えば、高坂マサタカ、梅棹忠夫、司馬遼太郎、梅原猛、上山春平、谷沢永一、たちです。現在でも多数います。彼らに比べ随分小物になりますが、呉座勇一(応仁の乱)、磯田道史(武士の家計簿)といった人たちは、中曽根康弘と梅原猛らが京都の山奥に、創設した「国際日本文化研究センター(日文研)」に梅原からスカウトされた人たちです。梅原は同センターの初代所長、現所長は井上章一(京都嫌い)です。なんか通説に反抗するのが「生きがい」のような人たちにみえます。アンチ東大。彼らの「鉄砲玉」が「新しい教科書を作る会」に属する、全国の学校教師やアマチュア歴史愛好家たち、彼らは、今どこにいるのでしょう。

 ちなみに、本郷和人や倉本一宏(光る君への時代考証)といった東大系の学会主流(わかりやすく言えば、山川教科書を書いている人たち、いわば、歴史官僚といってもよいかと。或る意味正統派)の人たち、とその関係については、正直わかりません。私の勘、です。はい。(汗)

 いずれにしても、私の「充電」は適当な段階で、いずれ、アップさせていただきます。その時はどうぞお手柔らかに。

以上、伊藤睦月拝