[3513]私が、昨日、10本書いたうちの頭の1,2だけ載せる。

副島隆彦 投稿日:2023/01/20 18:31

副島隆彦です。今日は、2023年1月20日(金)です。

今、今日のぼやきで、私とフルフォード氏との対談本の新刊書である

〇 「 「 世界人類を支配する悪魔の正体  」単行本 - 2023/1/27 発売
副島隆彦 (著), ベンジャミン・フルフォード (著)  秀和システム刊 」
の宣伝をしている。読みに行ってください。
 
 私がこれから書くことは、屹度(きっと)この先の日本にとって重要なことの羅列(られつ)である。 私は、ここ、しばらく考え込んでいたが、まとめて書き並べる。書いて、表に出しておかないと、私の脳(頭。ブレイン、マインド)の方が、飽和状態になって漏出、散逸してしまいそうだ。

 政治と経済の両方を含む。日本国内と、世界のことも併せて書く。正直に、自分の考えていることを書く。 それでも、
 1.「日銀黒田の金融政策の勝利」 と 
2.「金(きん)が値上がりを始めた」だけを、とりあえず、この重たい掲示板にアップロードする。

 金は、もうすぐNY値段で、1オウンス(31グラム)=2,000ドルになるだろう。今、1,930ドル( 1月20日)だ。 
 これの日本国内価格は、 大阪取引所(JPX の一部)の卸値(おろしね。ミドル)は、「1930ドル ÷31.1 × 128円 」 で丁度、1グラム=8000円 である。 小売りは、これに消費税と手数料を、約800円足すから、8900円だ。 もうすぐ 1グラム=1万円 。1キログラムのバー(延べ板)ならば890万円だ。 1万円まで、あと一息だ。 やれやれ、ようやく金(きん)が、戻って来た。

1.一昨日(18日)、日銀の黒田東彦(くろだはるひこ)総裁がFOMCの後、記者会見した。黒田の勝利だ。黒田は、これで立派に、この10年間の日銀総裁としての自分の務めを立派に果たして、引退の 花道(はなみち)を飾る。

 私、副島隆彦が、黒田に対して最大限の褒め言葉を送る。他のバカ経済学者や経済評論家、新聞記者たちなど、どうでもいい。 
黒田総裁は、10年前の2012年4月に登場して、「異次元緩和(いじげんかんわ)」を打ち出して、アメリカの言いなりになっている、ふりをしながら、日本国の 通貨と国債借金の返済と、インフレ管理を、やりきると、宣言した。
 
 私は、当時、「黒田は、人格者である。日本官僚のトップとして立派な人物である。ただし、黒田が、山本五十六(やまもといそろく)と同じような自殺(の旅立ち)をしなければいいが」と書いた。
 黒田は18日の記者会見で、ハッキリと「今の金融緩和政策を続ける。長期金利の目標(利回り)もプラス、マイナス0・5%で維持する。」と宣言した。

 とたんに10年もの国債(長期金利)の利回り(イールド)が、0・36%に急落した。黒田の狙いどおりだ。これでイギリスから仕掛けられていた、金融投機筋を先兵(せんぺい)とする、日本国債の暴落(長期金利の上昇)の策動は粉砕された。

 去年の9月22日の、「円安阻止介入」で、日銀黒田は、2.8兆円分の米国債を売って、日本国債を買うことで、円買い(円防衛)を実施した。このときは、1ドル=144円だったが、140円まで上げた。 

 このあとも、国際金融投機筋(すじ)の攻撃が嵩(かさ)に掛かって(即ち、日本への威圧的な態度に出て)起きて、1ドル=150円 まで、円は売られた(10月20日)。

 ここで、日銀黒田が、すかさず反撃に出て、10月21日に、5.5兆円分の円買い(米国債売り)を断行した。これで、円安は終わり、以後、円高方向への流れが出来た。1ドルは140円を割った。黒田東彦の大勝利である。そして、今、128円だ。

 あの悪名高かった カイル・バスは、昨年の日本国債への暴落攻撃に失敗し、そのあと6月からの香港通貨への暴落投機でも失敗したあと、消えた。相場師として失敗して自滅しただろう。他の名うてのゴロツキ投機家たち(世界的な仕手筋、金融詐欺師ども)も、対(たい)日本攻撃で総敗北した。 かつ、米財務省にしてみれば、今のように、中国と韓国と日本に、米国債の売却をNYの債券市場で、ガンガンやられると、本当に泣きたくなるぐらい
イヤなことだ。その分を、必死でどこかに嵌(はめ)込まないといけない。

どうも、「リバース・リボ(ルヴィング)」とか称して、密かに日本側の債券(外債)購入の裏帳簿で、買い戻しているようだ。

 日本国内の金融市場のファンドマネージャーたちは、私の弟子たちまで含めて、「日本の長期金利は、(10年もの国債が指標)0・3%を越すと、国債デフォルトを起こし、日銀は破綻します」と言っていた。これはそれで、数字の根拠のあることだから正しい。

 しかし、それに対して、副島隆彦は「 そんなことはないよ0.3%の壁が破られて、日本国債の暴落=円の信用の下落が、起きたら、その時は、日本政府が保有している米国債を死ぬほど売り散らせばいいんだ。残高はまだ140兆円分ある」と言った。

 日本政府は、最大時の去年の9月に、実に、1.4兆ドル(これを、為替の当時 140円で計算すると、丁度200兆円だ)の外貨準備高を持っていた。これを使って、円を防衛すればいい。現在は、かなり米国債を売って、再び、1兆ドル(140兆円)台まで、減らしているだろう。

 たった今、ネットで調べたら、日銀発表で、去年の年末で、外貨準備高は、123.92兆円だった。まだこれだけある(2023年1月20日)。

 去年の12月にも、日銀は、17兆円分、円安阻止介入で、米国債(外債=がいさい=と呼んでいる)を売った。それで日本国債を買った。いいことだ。

 そして、1月の17日までの「3営業日」でも、17兆円分、日本国債を買った。アメリカ財務省 は、日本政府に、米国債を売られて、本当に厭(いや)な顔をしただろう。岸田首相が、去年10月にアメリカに行った時、「円安を止めるために、保有する米国債を売ります」と、簡単に事前の通告だけした。 米財務省は、“ 無言で承認” を与えた。
 
 日銀が、なぜ、日本財務省が管理しているフォーリン・リザーブ(外貨準備高)を使えるのか、私には、よく分からないが、 去年の9月からの“円安阻止介入“で米国債を、すでに60兆円分(5千億ドル)ぐらい売っている。そして、日本国債を、日銀は財務省と合同で、ガンガン買いまくった。これでいいんだ。

 一昨日の会見でも、 経済記者どもも一言も、 「外債(米国債のこと)を売って、日本国債を買って円安を喰い止めているわけですが 」という質問を一切しない。私、副島隆彦だけが、この巨大な真実をズケズケと書き続けてきた。
 
今も、専門家には、誰からも相手にされていない(笑)。 私は、もう15年間もこのことを書き続けているんだぞ。 だから、今、1ドル=127円まで円高になったのを、120円まで持っていけばいいんだ。

 これが40年前からの米、欧、日 の秘密合意なんだ。1985年のプラザ合意の2年後(1987年)から、 1ドル=120円台になっている。何がすっとぼけて、大きな真実を知らないふりをしているんだ。どいつもこいつも。

 黒田の勝利だよ。黒田は、これで立派に4月の引退で花道を飾れる。黒田は偉かった。なぜなら、自分に課した約束である、「インフレ目標数値の2%」を達成したからだ。

 10年前の2012年の4月の異次元緩和(無制限の量的緩和)の金融政策の導入の決断の時以来。10年かけてインフレ目標値(物価上昇率)の目標値)2%を実際に達成した。今は、馬鹿どもが、消費者物価が上がってインフレが恐いと言っている。

 あとは、「 イールドカーブ・コントロール( YCC )政策は、やれるはずのない長期金利の政策誘導ではないのか」と質問している。短期金利(1年もの以下)=政策金利だけでなく、長期金利も、なるべく中央銀行が、管理して、政策誘導できれば、それに越したことはないのだ。

 ただし、20年物、30年物、まである。本当は、日米関係には、一番、暗い話として、裏に深く深く、隠している、50年物、100年物まであるのだ。この話は、馬鹿どもには、分からない。

 ヨーロッパ諸国が、軒並み年率10%(真実は20%)のインフレを起こして、ウクライナ戦争のせいで、ロシアに、 ではなくてアメリカに騙されて、ドイツやフランスがひいひい言っている。ワルのイギリスは、電気代と暖房費(ガス代)が、2年前の3倍になっているそうだ。ざまーみろである。 天才を通り越した、哲学者王(フォロソファー・キング)である、プーチンのエネルギー戦略の勝利だ。

 それに比べれば、日本のインフレ目標2%達成は、黒田の大業績だ。その主な原因は、石油と天然ガスが世界的に値上がりしたので、それで、エネルギー代と電気代が上昇したからである。それでも立派に、別名、“インフレターゲット(インタゲ)の2%”は、達成された。 

 日本経済は、こんな低インフレには耐えられる。そのことと、賃金が、もう40年間上昇しないので、日本は、貧乏国になり果てた。 日本の人口の下半分の6千万人は、今や、貧乏人層だ。  年収2百万円の就業人口層が、1千万人もいる。

 ただし、黒田東彦にしてみれば、「それは、政府の総合的な経済政策(エコノミック・ポリシー)の所為(せい)であって、本来、インフレ・ファイター(インフレを防止する)である中央銀行の金融政策(マネタリー・ポリシー)の責任ではない」となる。そのように、以前の正直者でクビになった白川まさよしの時以来、日銀は主張している。 正しい考えだ。

 10年前に 安倍晋三が、2012年の12月に突如、政権を握ってクーデターでアメリカの仕掛け通り、首相に復帰した。その後の全般を、アベノミクスと称して、本人は悦に入ったが、みんなはバカにした。紫(むらさき)おばさん(浜のりこ)は、これを、“アホノミクス”と呼んで評判を取った。

 だが、日銀の黒田が、やった金融政策(マネタリー・ポリシー)は、安倍晋三のアベノミクスの総合経済政策とは、一致しない。 全く別だ。すでに、財政政策(フィスカル・ポリシー)は死んでいる。財政出動というコトバは、もう経済学の中から消えた。アメリカ経済学そのもの、が、死んでいる。

 表面上は、アメリカの言うことを聞くふりをして、「 アメリカ政府と同じ、年率2%の物価上昇の目標値(インフレ・ターゲット)を達成するよう努力します 」という枠組みは、そのままだ。 だが、黒田は、それを、逆手に取って、日本の金融(お金の量と金利)の舵(かじ)取りを、この10年、うまくやった。

 私は安倍晋三のバカヤローが大嫌いであり、安倍が死んで( 殺されて)、本当に良かった、と思っている。 アメリカの奴隷を続けさせるために安倍が育てられ、日本の指導者として抜擢され、日本をおかしくした。そして、アメリアの最高支配層の総意の決断によって、安倍は処分された。

 ここで、私、副島隆彦は初めて書くが、安倍は、自分を育てて養育してきた、マイケル・グリーンと、去年の4月に、大喧嘩(おおげんか)になった。 安倍がまだ首相の時(2019年)に、実際に、密かに核兵器の製造に入った。それを察知したアメリカ政府(国務省)は、グリーンに命じて、「安倍を説得して、やめさせろ」と迫った。

 グリーンは、「やめろ」と安倍に言った。しかし、安倍は、馬鹿だから、「え、日本が核を持つことは、アメリカにとっても良いことでしょう。 日米同盟( the US Japan Alliance
ザ・ユーエス・ジャパン・アライアンス)にとってもいいことでしょう」と、馬鹿から突っぱねた。

 安倍たち、日本の反共右翼=統一教会は、日米同盟で、日本はアメリカと対等だと、頭のてっぺんから、信じ込んでいる。アメリカから見れば、日本は、ただの属国(ぞっこく。朝貢国=ちょうこうこく=)のひとつに過ぎない。これがこいつら政治宗教の狂った頭には分からない。

 グリーンが、さらに念を押して、何度も「やめろ」と言ったが、安倍は「いや、やめない」と反抗した。この時、遂に怒った、M・グリーン(バーグ)は、「勝手にしろ」 “ Do as you like , please . “ ドゥー・アズ・ユー・ライク、プリーズ」 「もう、お前のことなんか、俺の知ったことではない」と、捨て台詞を吐いて、去った。グリーンは、この時、以後、一切の安倍との縁を切った。

 そして、5月には、さっさと、オーストラリアのシドニー大学のアメリカ政治研究所の所長になって日本を脱出した。グリーンは、もう2度と日本には戻って来ない。 立川、福生に有る 横田基地( ここが、真実で日本を統治している、”横田幕府”だ。B・フルフォード氏が作った、すばらしいコトバだ)の、米軍人たちからも、グリーン(バーグ)は、激しく嫌われている。 ラーム・エマニュエル駐日大使も、グリーンを、鉄砲玉で使ったくせに、
さっさとお払い箱にした。

 だが、このときグリーンは、安倍に、「お前、殺されるぞ」とまでは忠告しなかった。「 お前が、このまま突き進むと、本当に、お前は、殺される」とまでは、助言しなかった。  そして安倍は、アメリカの最高権力者層(デープステイト=カバール)の総意(根回し) によって、処分された。 これが歴史の真実だ。

 私、副島隆彦が、日本では、たったひとりで、このようにはっきりと書いておく。私、副島隆彦の言論と思想研究を信じ、かつ私を尊敬している人々が、口伝えに、この真実を、日本国内に、広めるだろう。

 来週発売の、私と、ベンジャミン・フルフォード氏の対談本に、これらのことも私は、それなりの話した。買って読んで下さい。

  さて。大蔵官僚(財務官僚)のナンバー2(財務官)から日銀総裁になった黒田東彦は、人格者であって、日本官僚の中では一番優れた人物だ、と私は、10年前に、情報を集めて高く評価してきた。今も変わらない。体躯(たいく、身長)は小さくてチビであるが、ヨーロッパの、ワルの大貴族たちの集まりであるBIS(ビー・アイ・エス 国際決済銀行。バーゼル・クラブ。別名、バベルの塔 の現代版で、バーゼルの塔という )に出ていっても、黒田は、いつも堂々としていた。

 黒田は日本国民を裏切らなかった。黒田はフィリピンのマニラに今もあるアジア開発銀行(ADB エイ・デー・ビー )の総裁をしていたときに、中国の金融政策の指導者たちと深くつきあっている。彼らにいろいろと指導して国際金融のことを教えている。そしてアメリカの策略を教えている。

  黒田は、50歳台には、財務官(ざいむかん)として、アメリカに日本の裏(うら)資金を、一千兆円超(ちょう)も貢ぐ係であった。黒田は世界金融の裏の裏まで知っている。

 だからこそ、黒田は、中国やロシアともうまくつながって、世界のこれからの大きな動きのことを知っている、私は自分の金融本で、このことを、ずっと書いてきた。

 この40年間で裏からアメリカに貢いでいる日本からの資金は、その残高が、1600兆円ある(14兆ドル)、絶対に表に出ることのない、この日本からのアメリカへの貢ぎ金(巨大債権)は、どうせパー にされる。アメリカは1円も返さない。なぜなら、その時は1ドル=10円 になっているからである。

 私が、このことを、いくら、いくら、いくら、いくら書いても、おまえたちは、無視したからな。私のすぐ近くにいる、私のバカ弟子たちまでが、全く理解しなかった。このバカどもが。「先生の妄想ですよ」と言いやがった。許さーん! 今でもそうだ(笑)。

 だから私、副島隆彦が、何回も、もう金融本で書いた。あのパーの高橋洋一(こいつは、私をニコニコ動画に、首実検で、 8年前に呼びつけやがった。私の顔を見たかったのだ。そのとき、私に、高橋が、何と言ったかというと、「小沢(一郎)さんによろしくね。ぼくも、小沢さんと同じ、(都立)小石川(こいしがわ)高校なんだよね」) が、講談社から出した本で、 「日本には今すぐ使える650兆円がある」(〇年刊)という書名の本を書いた。

 このとき、高橋が、自分で、鉛筆ナメナメ、計算して、算出した、日本財務省が裏金にして蓄えている、と高橋が、炙(あぶ)り出した。8つ有る、政府系の国際金融、協力金庫とかに隠しているカネは、なあ、高橋。それは、アメリカに貢いだ、カネで、年間30兆円ぐらいずつ溜まっていったんだ。 その代わりに、日本には、米国債という担保(たんぽ)証券が与えられた。それらは、50年物、100年物まである。

 だから、高橋洋一、そろそろ、私、副島隆彦に屈服するか、私に論争を挑め。相手にしてやるよ。今のまま、黙っている、とお前の負けだぞ。お前の周りの、お前の取り巻きたちが、騒ぎ出すぞ。

 その隠し資金、隠れ資金の、金額が、だから、そのときの650兆円から、もうすぐ3倍ぐらいになるんだ。分かったか。 
 日本財務省にとっては、歴代の財務官(No2) たちが管理してきた、あまり根拠がないお金だ。 空中から取り出した窒素肥料みたいなもので、毎年30兆円ずつアメリカに貢いできた。それで、アメリカ財務省は、毎年の、アメリカの国家予算を作って来た(勘定奉行以来のコトバで、これを、丸く「収める」という)。 

 こんなものは空夢(くうむ)と言えば空夢の。国家財政(ファイナンス)帳簿の上だけのお金というものは国家や政府次元でみればこういうものなのだ。だから別名を流動性(リクウイデティ。水もの)という。分かったか。

 もう、今からは、この副島隆彦の、天才級の世界頭脳を、お前たち、猿の惑星の土人どもはバカにできない。そろそろ気づいている連中は気づいている。ところが、私の金融の専門家の弟子でも、 「先生、3営業日(1月13,16,17日)で、日銀が17兆円分、国債を買いました。これは、もう、日銀の破綻が近いですよ」と私に言った。

 私は鼻で笑うしかない。そして次の日(18日)が黒田の記者会見だった。彼ら日本の金融市場の最前線にいる者たちは、日本の株や各種の債券(ボンド)そして、為替(ドル建てのポジション)が、3つまとめて、暴落を始めるのが、死ぬほど恐い。自分がポジションで持っている買い持ちの100億円のうちの、10億円がすっ飛んで、パーになると、本当に怖い。

 それよりも、もっと大きな年金ファンド を扱っている連中は、ひとりで、8000億円とか1兆円を預かって運用している。 主要な銀行や、証券会社のファンドマネージャーたちだ。彼らは、暴落がいつ起きるかで、青ざめて死ぬ思いだ。1%でも実損を出したら、100億円だ。自分の首が飛ぶ、では済まない。可哀そうになあ。

 このことで、私は、今でも思い出す。首相官邸の隣にある、何とかタワービルに入っていたドイツ銀行ドイツ証券(もう消えただろう) の 副会長をしていた武者陵司(むしゃりょうじ)が、私が講演している、横からノコノコ出て来て(こいつが仕組んだんだ)、 
 「副島さん。またバブルは来るんだろうか 」と私におずおずと聞いた。「あー武者さんですか。ええ、バブルはまた来ますよ。人類は馬鹿ですから、またお金で、浮かれ騒ぎますよ。ただし、それはあなたが死んだ後です(お前は、もう助からないよ) 」と、私は言った。

何故か、ここに総結集していた100人ぐらいの、大手の金融法人の各社の年金ファンドの運用担当の、ファンド・マネージャーたちは、一様に、顔が蒼褪(あおざ)めていた。
いつ飛び降り自殺してもおかしくない、という顔をしていた。

 それは、“リーマン・ショック” の 2008年8月17日の大暴落の、2ヵ月後ぐらいだった。 今はもうドイツ銀行もドイツ証券も日本から消えていなくなったんじゃないか。有るフリだけはしているけど、実体はない。モルガンスタンレーもメリルリンチも実体はない。

 あとのほうで(後日)、ガッツン、ガッツン書くが、スイスのクレディスイス銀行だけでなく、野村証券も実質潰れていなくなった。日本橋の横の野村の本店のビルは、2ヵ月前から有名な看板が無くなっている。もうすぐ、あの野村ビルごと、取り壊され始めている。野村は死んでいるんだよ。

 2012年に「野村は潰れる」と書いて、騒がれたのは、この、私だ。「 なぜなら、金融庁と国税庁の、合同の、緊急の査察が本社に入っているからだ 」と私が、この学問道場に書いたので、大騒ぎになった。

 ほらみろ。野村は潰れたじゃないか。もう何も収入なんか、無いんだ。為替も株も債券も手数料の収入なんかないんだ。 世の中、こんなもんだよ。あのとき「その副島という3流評論家を、わが社は法的手段に訴える」と記者たちに話した、その直後に、広報部長は飛ばされていなくなった。

 やれやれ、あれから11年が経(た)ったぞ。 福島第1原発の4つの原子炉の破裂 と、その24時間前に起きた 大地震、大津波から、わずか1年後のことだった。私は、原発前の現地活動本部と東京の間を往復していた。

 私は、「 野村は、私を、名誉棄損と営業妨害で訴えたければ、訴えればいい。裁判所に出て行ってやるよ」 とメールで答えた。 副島隆彦の強さをなめるな。真実暴(あば)き言論人としての能力を軽く見るな。 ついでに、私は、本物の予言者(プレディクター)でもあるんだぞ。野村の話は、これぐらいにしておく。また書く。

 あのときの野村の事件は、オリンパス社 の外資による凶悪な乗っ取り事件が絡んでいた。ヒドい事件だった。オリンパスは、内視鏡(ないしきょう)の技術開発の凄さで、評価が2兆円もある企業だ。これが経営陣の逮捕まで仕組まれて、無残に乗っ取られたのだ。このオリンパス事件も、今でも、問題だ。そのうち、取り上げる。

2.前の方で書いたが、 金が上がっている。ほらみろ。もう、
1オ(ウ)ンス(31=1930ドルまで行ったぞ。 為替が127円の円高に言ったものだから、国内の金価格は1g8000円にしか上がっていない。

 これを今から買うときには、消費税と手数料が800円ぐらいかかるので、8800円ぐらいだ。もうすぐ9000円だ。そして、もうすぐ1万円だぞー。待ってろ。みんな喜べ。 金を売りたい人は、売りは、その、たったの100円差だから( 消費税分の1g800円が戻ってくるから )8700円ぐらいだ。1キロバー(板)ならば870万円だ。

 田中貴金属、日本マテリアルでもいいから、これらのきちんとした業者に持って行って、売りたければ売りにいけ。 おたからや や、大黒屋や、なんぼや に持ち込むと、お前たちはすぐに騙されて、この800円分を誤魔化されて、1キロ830万円ぐらいで買い取られるよ。まあ、そんなもんでいいなら、いいのだけど。

 だから、まだじっと持って、待っていなさい。 1g=1万円は、もうすぐだ。2万円、3万円まで行くぞー。金1キロ板(バー)で、2000万円になるんだよ。副島隆彦を信じて、じっと持ってろ。なんでこんな簡単なことが分からないんだ。

ロシアと中国は、世界中から金の地金(じがね)を、今も、激しく買い集めているんだぞ。すでに世界価格では、私が前の本で書いたとおり、金1g=13,000円になっている。それに日本国内からも追いかけて追いつくに決まっている。

 アメリカは没落する。もうすぐ、ドルは大暴落する。いくらドルが暴落しても、アメリカ国民にとっては、もうどうでもいいことなんだよ。生活には困らない。輸入品の高級品が、高騰(こうとう)して買えなくなるが。
 
1ドル=10円なんて甘い。1ドル=1円になる。それでちょうどいいんだ。幕末、明治の初めの、 1ドル(スペイン金貨。メキシコ金貨と称した) = 1両(小判) = 1円(明治金貨) に戻るんだから、こんなにいいことはない。

 私がこのことを前の前の本で、書いたら、私の本を熱心に読んでくれている大資産家が「これは先生、いくらなんでもあんまりだよ。1ドル1円 なんて、とんでもない」と私に抗議の電話をしてきた。

  この人たちは、何百億円も資産を持っている。そしてドル預金の形で何億円分かを持っている。口座決済用 のドル資産を、例えば200万ドル(2億6000万円)とか持っている。それが100分の1になって、たったの260万円になってしまうことが死ぬほどイヤなのだ。

 彼らは、まだまだ、アメリカさまに、しがみついている。 アメリカ様のおかげで、敗戦後の78年間、自分も苦労したけれど、アメリカが日本を守ってくれたおかげで、自分はこれだけの資産を作れたと、 アメリカさまに腹の底から感謝している。

 その典型が、元は、ドン百姓の小作人(こさくにん。ペザント、貧農)だった者たちが、財閥と地主制度が解体されて、マッカーサーの農地解放が、早くも、占領開始の翌年の、昭和21年(1946年)に断行された。だから自分たちが、今の農協の大幹部たちになった。背広を着て会議ばかりしている。農業なんて何もしていない。

 せめて自分の家のまわりで野菜でも作ればいいのに。それもやらない。そいつら農協の幹部たちが、今から、さらに、ひとり100億円ずつアメリカさまに差し出せばいいのだ。アメリカの言いなりになって、馬鹿なCDS、CDO などの、複雑な組み立てファンド、を、また山ほど買わされている。騙されて、ふんだくられればいいんだ。農林中金と共済連が騙されて、アメリカの仕組債を買わされて、まーた、もうすぐ、20兆円ぐらい損をさせられるんだよ。

 いい気味だ。お前らなんか、元のドン百姓に戻れ。こいつらは、アパート経営者でそれこそ、アパート(軽量鉄骨4階建て全60戸、家賃6万円)を20棟とか、持っている。なーにが、農協だ。全国家主(やぬし)協会とか、貸しビルオーナー協会と、名前を変えろ。

副島隆彦です。とりあえず、1.2 として、上記の文を重たい掲示板に載せる。以下に、18日の黒田日銀総裁の記者会見を報じた記事を2本だけ載せて、のちの資料とする。

(転載貼り付け始め)

2023年1月18日
****編集長へ
副島隆彦から
  私は、東京で、週末にまたヘンなインフルエンザを貰ってきて初期肺炎で苦しんでいました。老人だから、気管支が弱いから、冬の東京には行きたくない。
昨日、**くんのお尻を叩いて、何とか、彼の本を作ってあげよう(彼は仕事であまりに多忙だ)と話していました。 

 **君は、以下の日経記事にも有るとおり、「3営業日連続で、日銀が、17兆円、日本国債を買った。長期金利が、5%を越した」に、非常に緊張していて、(きっと金融業界の現場の専門家たちは、そろってそうなのでしょう)、それで、「日銀の 国債デフォールトが起きるのでは」と、心配していました。

 彼が、一昨年(おととし)から、ずっと、「日銀は、長期金利0・3%以上には耐えれない(利払いが出来ない)」と 言っていたとおりで、黒田は、この0・3%を死守するために、金融緩和を続けた。私は、黒田を支持し続けました。 

 NYではなくて、「イギリスの為替、債券の投機筋が、日本国債の売り、暴落を仕掛けている」と**君は言いました。私、副島隆彦は、「大丈夫だよ。米国債を売って、どんどん日本国債を買えばいいんだ。まだ、100兆円 以上ある」
 
「だから、岸田は、アメリカで、バイデンたちに嫌われて、晩餐会もない、記者会見もない、の目に遭っている。それで、いいんだ。 秋葉剛男(あきばたけお)と****たちが、対米自立の戦略として仕掛けているんだよ」と、言いました。 

安倍の子分だったのに、さっさと裏切った、今井・・や島田(今の岸田の首席補佐官)たち経産官僚あがりが、ロシア、中国ともじっくりととつながって(対ロシアの制裁に日本は加わっていない)、しっかりとしたエネルギー戦略をやっている。

 アマゾンの孫崎対談本 の宣伝を見ました。あれでいいですね。 あれぐらいに落ち着いて、そして、もっともっと孫崎享(まごさきうける)氏を を、私が、立てる、褒(ほ)めるのがいいと私も思います。

 肺の爛(ただ)れ(炎症、フィリア)が、少し収まったので、今日、重たい掲示板にワーワー書きます。ようやく、今年の動乱の兆しが見えてきました。デープステイト=カバールは、ワクチンも、もう2年やったから、そろそろ飽きた( スイス基盤の 製薬会社たち を設けさせた)から、次のエベント event を始めるでしょう。 副島隆彦拝 

〇 日銀の国債購入最大、1月17兆円超 きょう会合結果公表

2023年1月18日   日経新聞
 日銀の黒田東彦総裁は18日、金融政策決定会合の結果を公表する
日銀の国債購入が膨らんでいる。1月の購入額は17日時点で17兆1374億円となり、2カ月連続で過去最大を更新した。

 長期金利の上昇圧力が強く、0.5%程度とする上限以下に抑えるため、連日、大規模な買い入れに動いている。18日には金融政策決定会合の結果を公表する。三井住友信託銀行が17日に起債を見送るなど、前回会合で政策修正の理由とした市場機能の低下には改善がみられていない。

【関連記事】日銀、物価見通し引き上げへ きょう決定会合
 長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは17日、一時、0.505%を付け、3営業日連続で日銀が設定する上限を超えた。日銀が国債を買い入れ、終値では0.5%に戻った。ただ、10年債近辺の利回りが8~9年の利回りを下回るゆがみが顕著だ。

 その影響が、企業が資金を調達する社債市場に及んでいる。三井住友信託銀行は17日、準備していた10年物社債の起債を見送った。発行予定額は50億円程度で、18日の起債を予定していた。

 社債は、国債の利回りに信用リスクなどを加味した上乗せをして発行利回りを決める。長期金利が人為的に抑えつけられると、適正な上乗せ金利を算出しにくい。上乗せ金利は高くなりやすく、国内社債の代表的指数「NOMURAーBPI事業債」をみると、国内企業などの円建て社債の平均上乗せ金利は20年5月以来の水準で、高止まりしている。

 一段の政策修正で債券価格が下落することを警戒し、投資家の社債への投資意欲も低い。オリエントコーポレーションも17日までに、2年債と5年債の起債を延期した。

 みずほ証券の大橋英敏氏は「日銀が長期金利のコントロールをやめ、市場が金利の落ち着きどころを見つけるまで弊害が続く」と指摘する。日銀は金融政策決定会合で、債券市場への対応策を議論する見通し。日銀内には大幅な政策修正は「もう少し様子をみるべき」との意見が多い。

●「日銀の国債購入、月間最高に 1月17兆円、金利上昇を抑制」

2023年1月16日 共同通信
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3836e520559ee2ccfdce7ab60b063606b8f0690

 日銀は16日、金利の上昇を抑え込むために2兆1148億円分の国債を買い入れた。1月の国債購入額は17兆円規模に達し、月間の購入額として過去最高だった2022年6月の16兆2038億円を上回った。

日銀が17、18日の金融政策決定会合で金利を極めて低く抑える大規模金融緩和策の修正を進めるとの観測から国債が売られて利回りは上がり、これを抑え込むための購入が増えた。

民間シンクタンクの東短リサーチの集計によると、決済日を基準とした1月の購入額は17兆円規模となった。国の財政を日銀が支える「財政ファイナンス」が懸念される。

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副島隆彦 拝