[3492]ブラジルで軍事介入?
■国立会計検査院判事、2週間内の軍事介入を予告=仲間内SNS会話が漏洩=選挙に不服な兵士ら蜂起?(ブラジル日報)
https://www.brasilnippou.com/2022/221122-11brasil.html
国立会計検査院(TCU)のアウグスト・ナルデス判事が、連絡アプリ「ワッツアップ」で農業関係の友人グループに「軍事介入が近いうちに起きる」と解釈できる発言を行っていたことが判明し、物議を醸している。同判事はジウマ大統領の罷免される原因となった粉飾会計問題の報告官として知られている。20、21日付現地紙、サイトが報じている。
ナルデス氏の発言は既に多くのメディアで公開され、問題となっている。ナルデス氏は8分余りの音声メッセージの中で「かなり強い社会的な抗議運動が起こっており、どんなに遅くとも2週間以内には結果が予測できない(収拾のつかない)事態が起こるだろう」と語っている。
ナルデス氏はまた、「まだ君たちには大きな声では言えないが」と前置きした後、「既にたくさんの情報を得ている。私はすべてのリーダーたちと知り合いだから、農業関係者に伝えたい」「既に今週、ボルソナロ大統領のスタッフたちと長い話をした」と語り、大統領関係者が、大統領選の結果を不服とし、軍事介入なども含んだ反乱を企んでいるかのような発言を行った。
■ボルソナロ大統領ら、選挙結果無効を主張 投票機に「不具合」指摘(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20221123/k00/00m/030/066000c
南米ブラジルのボルソナロ大統領と陣営は22日、10月の大統領選を管轄した高等選挙裁判所(TSE)に対し、ルラ元大統領に敗れた選挙結果を無効にすることを求める異議申立書を送付した。電子投票機の6割近くに「不具合があった」と主張している。異議申し立ては、ボルソナロ氏の所属政党の自由党を含む3政党――が行った。
ボルソナロ氏らは、決選投票(10月30日)で使用された2009~15年製の電子投票機27万9336台について「個体識別において重大な欠陥があり、投票結果の信ぴょう性がない」と主張。有効とする20年製の残り19万2691台のみを集計すると「ボルソナロ氏の得票率は51・05%、ルラ氏は48・95%になる」としている。
■ブラジルの抗議デモの動画(twitterから)
https://twitter.com/JustSomeLady_/status/1592018102904311808
https://twitter.com/Tamama0306/status/1593236007176253440
———-(本文はじまり)———-
副島先生の直後で恐縮です。ブラジルで軍事介入の可能性が出てきました。
ボルソナロ大統領が、高等選挙裁判所(TSE)に選挙結果を無効にすることを求める異議申立書を送付しました。これと時期を同じくして、ブラジルの保守派判事であるアウグスト・ナルデス氏のSNS会話が漏洩して、軍事介入などを示唆する発言をしていたことが報道されています。副島先生の言うように、一般人は無力なので、軍事介入が起きるかは事態の推移を見守る他ありません。