[3468]上海協力機構について

会員番号5533 投稿日:2022/09/25 00:48

上海協力機構は、ロシア語では、Шанхайская организация сотрудничества と綴られ、頭文字をとって、 ШОСと書き、「ショス」と言われます。毎年、9月頃に首脳会議を行い、今年は、ウズベキスタンのサマルカンドで行われました。

イランは長く正式加盟を望んでいましたが、タジキスタンが反対していたので、遅れました。タジクは、言葉がペルシャ語系で、イランとは近いはずですが、タジク政府に対立するイスラム復興党をイランが支援する動きがあるので、関係がギクシャクしていたのです。そこが一応和解して、昨年のサミットでイランの正式加盟が承認されました。

トルコは2012年から対話パートナー国というステータスですが、今回、正式加盟を目指す、と表明しました。一応、NATOの反応を見ようとしているのでしょうか。さらに、今回、ベラルーシの正式加盟の手続きが始まることになりました。ベラルーシは、高い技術力を持ち、中国も一目も二目も置いて盛んに進出しています。軍事技術も高いと言われます。私も出張で行ったことがあります。勤勉な国民性で、好感を持ち、興味を持ち続けております。

インドは、2015年に既に正式に加盟しています。いずれにしても、副島先生が書かれるように、覇権が移っていく過程と言えるのでしょう。
ちなみに、引用されたサイトは、ロシア語ではありません。ギリシャ語と思います。