[3422]真実は嘘、嘘は真実。本当の真実とは何か

片岡裕晴 投稿日:2022/06/17 22:35

【3415番】の安藤さんの文章に『地球平面説』という言葉があります。

この言葉を聞いたのは2年前で、『フラットアース』という言葉を初めて知りました。

コペルニクスの地動説をも覆す新しい(?)概念で、それを信じている人たちを『フラットアーサー』と呼ばれていることも知りました。

この言葉を聞いたきっかけは2020年のアメリカ大統領選挙の時です。

不正選挙の結果、トランプが敗北し、トランプの勝利を確信する人々がYouTubeの動画を使って、民主党陣営の不正を暴き、トランプ復活のシナリオを描き、毎日沢山の動画がアップロードされていました。

当時は毎日15時間近くもYouTube動画とTwitterを見ており、ネット中毒になるのではと思ったほど、夢中になってアメリカ大統領選挙の行方に注目していました。

そして、それらの動画を視聴している内に大統領選挙とは直接関係はないが、とても興味を引く情報が動画内で紹介されており、URLを開いていくと幾つも新しい情報が飛び出してきました。

思いつくままに挙げてみると、①ニコラ・テスラとフリーエネルギー②ケネディJrは生きている③同じくマイケル・ジャクソンは生きている④ハリウッドスターや大物政治家に関するペドフィリアのスキャンダル⑤タルタリアとマッドフラッド⑥UFOに関する情報⑦レプリアンと地球外生物⑧フラットアース⑨地球温暖化人為説は嘘だ⑩コロナ騒動とワクチン接種に関する真実はこうだ⑪人口削減計画の存在⑫その他 ・・・などです。

それらは複雑なジグソーパズルのピースの欠片(かけら)となって、収まるべき正しい場所を探して、脳内を浮遊して、今なお彷徨っています。

例えば、③のマイケル・ジャクソンに関して言えば、彼が宮殿のような豪華な邸宅内にネバーランドを造営したのは、彼の少年愛の場という目的の為であり、その後不審な死を遂げたというスキャンダラスな一般的な理解が広められていました。

しかし本当は全く逆であり、ハリウッドスターたちの悍(おぞ)ましいペドフィリアの犠牲になった子供たちを救い癒す為の場所としてネバーランドは作られた。

そして彼の死は姿を隠す為のトリックであり実は生きているという写真さえ公開されていました。

また①のニコラ・テスラの話を知って連想したのはアイン・ランドの『肩をすくめるアトラス』の中にニコラ・テスラのイメージを想起させるエピソードが幾つも登場したことだった。

私の目にはこれらの一見関連性のないニュースや概念が突然この時期に幾つも飛び出してきたことに驚きと深い関心を持ちました。

これらの事は偶然なのか、何かの予兆なのか?、なにか目的があって流布されるプロパガンダの一種なのか?、オーウエルの小説のような世界が始まろうとしているのか?、それともトランプが大統領の座にいるときに、秘密情報の開示に署名したからなのか・・・???

フラットアサー(地球は平面だ論者)は地球は球体ではなく平面であると主張しますが、これを主張する人々は、ほかの話題や政治的見解など、どの側面から判断してもかなりの見識の持ち主であり、知性も高く立派な教養人として尊敬できる人物たちです。(だから困っています。ジグソーパズルのピースの収まりどころが見つかりません)

もう一つ事実として指摘できるのは、2020年のアメリカ大統領選挙の頃、嵐のように起こった『フェイクニューズ現象』です。

真実ではない偽りのニューズをメインストリーム・メディアを使って真実として流し、真実のニューズをフェイクニューズだと決めつけるというオーウエル的逆転の世界の出現です。

法的に機密情報とされ、それを漏らすことが犯罪であったものが、解除されたことにより現状は機密情報を知るものはこれを公表しても犯罪ではなくなっています。

そこで真実が漏れ出すことによって、それを不都合と感じるDS(ディープステイト=選挙で選ばれた形式上は正統な政権やマスコミをもコントロールする本当の超権力者)は、それを胡麻化すために、真実をフェイクと言い、虚偽を真実として広め『本当の真実』が世の中に知れ渡ることをMSM(メインストリーム・メディア)を使い胡麻化そうとしているのかもしれません。

奇抜な手法としてはテレビのお笑い番組でお笑い芸人を使い、これらの『本当の真実』を真面に取り上げ、持ち上げた上、最後はお笑い草にして貶める事により真実を分からなくしてしまうという高度な手法があります。(褒め殺しの手法)

ウクライナの地で『アメリカ文明』と『非アメリカ文明』の対立が鮮明に浮き上がり、英米の諜報機関が流す『戦時プロパガンダ』が日本の情報空間を占拠し、国民世論の操作と洗脳が激しく行われている。

お笑い芸人上がりの大統領ゼレンスキーは『救国の英雄』と持ち上げられ、『プロパガンダ』を巻き散らし沢山の犠牲の血を流した挙句、今や『ピエロ』になってしまった。

『無かった事』が『有った事』と報道され、『起こった事件』は無視され、報道されない。テレビが報道しない限りそれは『起こらなかった事』として『偽りの真実』と『偽りの正義』が形成されていく。

さらにはビッグテック(Twitter、Google、Facebookなど)を使った言論統制(不都合なアカウントの削除、動画のBANを行うことによる検閲)が行われるようになった。

そのため多くのユーチューバーやTwitter利用者は『自己検閲』を行うようになり、言論空間が萎縮し歪められています。

動画のBANを恐れるユーチューバーはBAMの恐れのある『言葉』や『話題』を予め使用しないか『隠語』を用いるという現象が常態化していて、オーウエルの描いた世界が現実のものとなりつつあります。

昨夜(6月16日)テレビ朝日の報道ステーションで参議院選挙を控えての国政政党9党の党首による討論会が行われました。

そして、多くの国民が見ている前で重大な『言論弾圧事件』が起きました。

九つの政党の党首の内、NHK党の立花孝志にだけ予め警告文(表現は丁寧だが事実上の脅迫文)を送り付けてきて「報道ステーションの設定するテーマから逸脱する発言は行わないように、そしてもしそのようなことがあればしかるべき処置をとる」と言ってきたのです。

国民が選んだ公党の党首である政治家に対して、民放の一プロデューサーが予めその発言内容を規制し、制限するという暴挙が行われたのです。

これに対して立花は番組内の最初の発言の機会(テーマは『国防』についてでした)に冒頭、「テレビは核兵器に優る武器であると言われています。私は昨日番組のプロデューサーからこのような警告の手紙を受け取りました」という事実を時系列に従い淡々と一分間に渡り説明しました。

この間、キャスターの大越健介(NHKにおける立花の先輩でもある)は立花の発言中に三度に渡り、言葉をかぶせて「そのような発言は認められません」「発言を中止してください」と慌てふためいて発言を妨害しました。

立花孝志は持ち時間の一分間、静かに最後まで発言を続け、有難うございました と言って席を立ちました。

後には八党首と空席となった立花の椅子がテレビの画面に写され、国民の目の前に晒されるという、一種異様な空気が出現したのです。

一夜明けて本日(6月17日)、法曹界の一部の人たちからこの『言論弾圧』は看過することが出来ないとの声が上がりました。

そして、週明けの月曜日に『テレビ朝日』と『大越健介』を東京地裁に提訴するという事態になっています。

(2022年6月17日投稿)