[3318]支配する者と支配される者

末席の新参者 投稿日:2021/12/28 01:44

世界の超富裕層1%、4割を独占 コロナ影響、格差拡大に拍車(共同通信)
https://nordot.app/847731571357138944?c=65699763097731077
>世界上位1%の超富裕層の資産が今年、世界全体の個人資産の37.8%を
>占めたことが、経済学者ら100人超による国際研究で分かった。
>特に最上位の2750人だけで3.5%に当たる13兆ドル(約1490兆円)超を占め
>富の集中は鮮明。研究報告書は「不平等は今後も広がり続け、巨大な水準に
>達する」と懸念し、富裕層や巨大企業への課税強化が不可欠だと訴えた。

連続の投稿ですみません。ご容赦ください。
マックス・ウェーバーの「経済と社会」によると世の中は、支配する者と支配される者に大別されることになります。

世界の超富裕層の1%が4割の富を独占して、格差拡大の報道がありました。メディアも「1%の人々」などと曖昧な表現ではっきりと名指しで報道しないのもミソです。それほどの超富裕層なら、きっと有名だから隠す必要もないはずです。

俗に言う「陰謀論」ですが、企業レベルで考えても守秘義務契約を交わして、秘密裏に進めている計画はあります。ましてや世界の支配層が推進する計画は漏洩しないように証拠もなるべく残さないように管理しているはずです。世の中は秘密裏に行っていることだらけです。「世界に秘密や陰謀など存在しない」と考えるほうが無理筋です。

格差を無くして平等に分配する社会を創るなら、人口は少なく、貧困層が多いほうが、その障壁は低くなります。1億人より、5000万人のほうが分配原資は少なくて済みます。また全体的に低所得であるほど、分配量が少なくても理解が得られるからです。

紙幣は、ある意味いくらでも供給できま。
一方、食料の供給量は急には増やせません。また天然資源においては有限なので、供給量に制限があります。

これから、世界がベーシックインカムを伴った資本主義と共産主義のハイブリッドな体制に移行することを支配層が考えているならば、人口削減と格差の拡大の2つは至上命題とも言えると思います。

東京大学名誉教授をの上野千鶴子が、「平等に貧しくなろう」と主張していながら、自分自身はタワーマンションで暮らし、高級外車に乗っていると批判されたことがありました。上野氏の発言は特段否定するものではないと思います。誰しも利権や財産を手放したくないのが本音です。

資本主義であろうと、ナントカ主義であろうと、体制側にいる支配層は豪華な生活を享受している構図はどこまで行っても変わらないはずです。ベーシックインカムを配って平等にしたと、大衆を上から見下ろす支配層の存在はボスザルの存在と同じで世の中の縮図や宿命かもしれません。