[3242]be動詞の反対語はhaveである。copula(繋辞)とは何か?

堀内学 投稿日:2021/08/31 21:06

私は堀内という者です。副島先生の著書を15年ほど読み続けております。

私は現在、医療犯罪、権力犯罪に巻き込まれています。公共の話題になるべきほどの案件です。大規模な弁護団を作ろうとしています。その点について自己紹介の文を書くべきだと思いましたが、以下の繋辞haveについての論考を自己紹介代わりにさせて頂きます。

これはブログに発表したものです。できれば他のブログの文章も会員の皆さんに読んで頂ければと思います。私が体験した権力犯罪(共同謀議)についても詳しく書いております。
https://ameblo.jp/djmacuba/entrylist.html

be動詞の反対語はhaveである。copula(繋辞)とは何か?

人物設定
桐島真理子先生。英文学者。英文学専攻。26歳。桐島お嬢さん。インテリ美女まりちゃん。
私。高卒。偏った知識がある。副島隆彦と昔の憧れの才媛M.A女史を師と仰ぐ。

―――桐島先生、今日は私の日本初の英文法上の大発見を聞いてください。
―――何ですか?大発見って。
―――copulaについてです。
―――コピュラ?えーと、繋辞(けいじ)のことですか。よく知ってますね。(まさかスタディサプリのあの人から聞いたのかな?)
―――言っときますけどスタディサプリではないですから。ちゃんと勉強しました。
―――えっ。そ、そうなんですね。ど、どこで知ったんですか?
―――落ち着いてください、先生。いや、桐島お嬢さん。本当にスタディサプリだと思ってたんですね。私を馬鹿にして。
―――馬鹿にしてるのはそっちです。お嬢さんって言わないでよ!
―――いやいや、ごめんなさい。じゃあ、お互いちゃんと話しますか。お嬢さんではなく、桐島先生。英文学者のあなたに尊敬を込めて。私の苦学の人生にも敬意を評してくださいね。
―――わかりました、堀内さん。あなたの闘病生活は存じてますから、ご苦労察します。
―――ではまず私が数年前フランスの語学学校に行っていた話はしましたね。
―――ヴィシー(第二次大戦中のフランスの首都)にあるカヴィラムでしたね。あそこは語学学校ではヨーロッパ随一です。やはり素晴らしいものがありましたか?
―――はい、私は二週間しかいませんでしたが、病気のためもあったのですか、日本の文法書には書いていないことを教わりました。
(今だから言うけど私はもっと長期で留学したかった。病気のために、初めは二週間にしておきなさいと断られた。知らなかったでしょう?私のami友達の皆さん?)
―――日本語の文法書には書かれいていない?
――――はい、どのフランス語の文法書にも載っていないんですよ。もちろん日本で出版されている全ての仏文法書に目を通したわけではないのですが。ネットで検索しても皆無ですし。それからですね、英語とフランス語にはかなり共通点がある、文法的に。繫辞(けいじ)という共通項に関することなんですが。
―――なるほど。
―――つまりêtreとavoirなんですけどね。この二つの単語ご存知ですよね?
―――ええ、まあ多少は知っています。
―――もちろん桐島先生はご存知だ。でもね、一般の日本人は大半は知りっこないから少し説明を加えます。êtreこれは英語でならbe動詞にあたる。一方avoirこちらはhaveに相当します。今日はこの英語にとってもフランス語にとっても超重要な二語について語ります。そしてこの二つはラテン語文法の流れを汲んでcopula コピュラと呼ばれます。日本語では繋辞(けいじ)と訳されます。そうですね、先生?
―――うーん、これはちょっとこのブログを読んでいらっしゃる皆さんははたして理解できるのでしょうか。まず繋辞、これ誰も知りませんよ。それから私にも分からない点があります。haveは繋辞なんですか?
―――まいったな。じゃあ、思いっきり基礎から振り返りながらいきますか。学校文法から噛み砕いて。それから私がヴィシーのフランス語の語学学校カヴィラムでどんな授業を受けたかについても、ついでに。
―――お願いします。
―――カヴィラムには二週間しかいなかったんです。それはつまり病気だったから。分裂症だと業者には説明したけれど、実際は自閉症スペクトラムだった。単に発達障害ならもっと長い期間滞在できたでしょうね。そうそうこれは赤星病院シリーズにもそのうちに書くけど、リスパダールが自閉症スペクトラムへの処方が認可されたのが2016年。私がフランスから帰ってまもなくでした。犯罪者のアホの横川も喜んで「ぜひ行ってきなさい」と言って送り出したから、やはり様子を見て人体実験の一環として、製薬会社に報告したでしょうね。自閉症スペクトラムのダメ人間が一人でフランスまで行って、授業にもしっかり出て、無事に帰ってこれるまでになりました、と。それで認可が降りた。でも薬やめたら何故か完全回復して認可が取り消されるハメになると。
―――なるほど話は関係しているんですね。
―――で、着いた翌朝から早速授業があるんです。その前に諸々の事務的な説明はフランス語、それから英語でされるのですが、どちらもほとんどわからない。フランス語のほうが自分では得意なつもりなんですが。だから、やはり英語は大切だと思いました。英語圏だけでなく他の国々でも。どんなに学校や予備校の先生が読解力や文法の大切さを力説しても、これでは日本の英語教育失敗ですよ。いやね、もちろんわかってますよ。文法と読解力の重要性。逆に日本人は文法すらさっぱりだと痛感するんです。
―――つまりそれが今回の繋辞のお話につながってくるんですね。
―――はい。まず学力テストがある。ペーパーテスト、いや、失礼!こういった筆記テストは英語ではwritten testというのでしたね。
―――はい、正解です。しっかり勉強されてますね。でもまあ、繋辞を知ってれば当然かも。
―――内容は読解とリスニングが中心、それから自己紹介のライティングがある。スピーキングは後で面接があったかな。「あなたはどうしたい?」と聞かれた。ほとんどしどろもどろでした。日本では学生時代、勉強ができないで、大人になってから、日本の学校教育はテストばっかりで子供を苦しめている、とわかったふうなことを人間がいますよね?
―――はい、困ったものです。
―――でもテストはあって何が悪いんでしょうか。生徒の学力を客観的に把握することは大切です。問題はそこから勉強のできない生徒をどうやって、まずやる気を出させた上で、明確な方法論に基づいて、できればわかりやすく教えるということなんです。
―――はい、そこに教師つまり教えること―――例えば過去形と現在完了の違いを解説する―――だけでなく、実際にライティングやスピーキングで使えるような実技としてのトレーニング、言ってみれば運用反復練習もすべきでしょうね。これも指導者のやる気と能力がなければ無理なのですが。
―――つまりネグレクトなんですよね。受験があるからと言いながら。でも進学校の生徒も学習塾とのダブルスクールで。一方で飲み屋で、勉強は意味がないと大人が言ってしまう。
―――それでテストの結果は?
―――一番下の基礎のクラスだったのですけど。それが授業は素晴らしかったんです。
―――えっと、その基礎のクラスで繋辞を教わったんですか?
―――はい。でも先生はcopulaという専門用語は確か使われなかった。そのクラスは午前中は基礎文法と基礎単語を徹底してやるんです。だから日本の文法否定派で英会話派は間違いですね。で、午後のクラスは発声をやる。どれも手を抜かない。日本の英語教育はそれぞれの立場で少しずつ考えがおかしい。学校英語だけでなく。
―――はい、複雑骨折しています。全て大事なんです。文法も単語も発声、リスニング、会話。で、どうやって先生は説明されたんですか?全てフランス語で初学者に繋辞を理解させるのは至難の業だと思いますが。
―――はい。単語の小テストがあるんですけど、色々な国から生徒が集まっているから訳を書けというわけにはいかない。だから反対語を書かせるんです。
―――なるほど
―――英語でならhotの反対はcoldであるとか。それで私、自分が日本人代表の気分で望んでますから絶対に負けないようにしようと真剣に予習しました。小テストは毎回満点近く取ったんです。ネグレクトの発達障害が生まれて初めて人よりも勉強ができる喜びを味わいました。それも世界の人々か集まっている学校で。そのうち赤十字病院シリーズの闘病生活編に書きますが。そのテストで一問とんでもない問題が出たんですよ。êtreの反対語を書けと。つまり英語で言えば、be動詞の反対語を書きなさい、と。検討つきますか、桐島先生?
―――正直さっぱりです。今日あなたのお話を伺うまで。beの反対はhaveなんですね。本当にそうなんですか?
―――はい。びっくりでしたね。日本の学問常識は世界では通用しないとまざまざと実感とました。
―――それで納得できましたか?私はお恥ずかしながらさっぱりです。
―――先生はその点に関しては説明されませんでした。そこから日本に帰って来てから謎解きが始まるんです。ここから盛り上がってきますよ。言語サヴァンの面目躍如です。
―――ワクワクしてきました。
―――ヒントになった最大の本があるんです。この本がなかったら謎は解けなかったでしょうね。それは副島隆彦先生の『英文法の謎を解く』です。
―――おお!副島先生の影響受けまくりですね。
―――そうなんです。早速本題に入ります。副島先生によればbeとhaveは単なる動詞ではなくcopulaという品詞であると。これは副島先生によれば“存在詞”である。そして接続詞の一種である。まず存在詞という点について学校文法の視点で考えます。
I am a cat. (私は猫です/『吾輩は猫である』漱石の小説のタイトル)
学校文法就中五文型で考えれば第二文型(SVC)です。これは中学校でbe動詞は日本語の「です/である」に当ると教わることが多いようです。私も中学でそう習いました。ところが高校に入るとbeには日本語でいう「です/である」なんて意味はない。存在を表すのだと。この場合で言えば猫の存在を示しています。それからbeにはもう一つ重要な側面があります。SとCこの場合で言えばI(私)とcat(猫)の関係です。Iとcatはイコールで結ばれます。

beの役割<まとめ>
①Cの存在を表す。
②SとCはイコールである。
よって①と②は同じ存在だということを表す。

①「Cの存在を表す」これが副島先生の言われる“存在詞”である所以です。
そして
②「SとCはイコールである」これがcopulaの重要な側面、接続詞としての性質です。接続詞には英語も日本語も基本は意味はありません。関係を表します。

ここでbeを接続詞だと考えます。もっと言えば記号だと捉える。butを逆説として意味ではなく記号で捉えるように。butは前の文と後の文で反対のことを言っている記号として考えましょう。
ここで私がフランス語の学校で習ったbeの反対はhaveである理論と、副島先生の繋辞の考えを足すと驚くべき真実か判明します。

<<<<<<それはhaveには「持っている」という意味なんてない。beに意味がないのと同じだ。なぜならhaveは繋辞であるからだ。>>>>>

①beとhaveは繋辞である。
②beとhaveは存在詞であり、接続詞である。つまり繋辞である。
③beとhaveは反対語である。

これがどういうことかわかるか、桐島先生。私はいまこの瞬間、日本人で初めてhaveの正体を解明した。

この例文で考えてみよう。
I have a cat.
haveは存在詞なんだ。beがCの存在を表しているようにhaveもa catの存在を表している。つまりhaveの存在詞としての側面だ。

次にhaveの接続詞としての側面を考えてみよう。beはイコールだった。そしてhaveはbeの反対語だ。イコールの反対は何だ?「≠」としてしか考えられないはずだ。
わかるかな。haveには「持っている」とか「飼っている」なんて意味はなかったんだ。単なる記号だった。「≠」を表す記号つまり接続詞の一種だった。つまり繋辞copulaだった。
まとめようか。

<<<<<haveの本当の正体>>>>>
①haveはOの存在を表す。つまり繋辞の存在詞の側面。
②haveはSと0を≠でつなぐ。つまり繋辞の接続詞としての側面。
これだけだよ。haveは単なる記号。意味なんてない。

I have a cat.(私は猫を飼っている)
①猫は存在する
②私は猫ではない

それなら私と猫の関係は?ちょっと考えればわかる。「飼っている」だよ。いちいち辞書的な意味を大量に覚える必要なんてない。haveが繋辞だと分かれば事足りる。どうびっくりした?

―――ええええっ!まじ!そうなの!
―――どーだ!私は副島隆彦先生が『英文法の謎を解く』で解明できなかったhaveの正体を論理学の力で証明した!意味ではなく理論で数学的にやった。

ではまとめ
①ー①beとhaveは繋辞である
①ー②beとhaveは反対語である
②ー①繋辞は存在詞である
②ー①繋辞は接続詞である
③ー①beはCの存在を表す。
③ー②beはSとCが「=」であることを表す接続詞である

ここまででbeが繋辞であることの証明

④①haveはOの存在を表す
④②haveは接続詞である
④③つまり繋辞である

⑤①ここで「①ー②beとhaveは反対語である」を考慮すれば
⑤②be「=」の反対はhave「≠」である。
haveには「持っている/飼っている」という意味はない。なぜなら接続詞だから。そして存在詞である。つまり繋辞copulaである。
Oの存在を表し(存在詞)、SとOが≠(接続詞)であることを表す。

もうわかったかな。繋辞とは何か。日本人が理解できなかったhaveの正体が。剽窃しないでね、R大学の私の師匠、最愛のA子先生。私はあなたの御恩に報いました。