[2934]米国の宗教紛争と中国の覇権思想

中山裕之 投稿日:2021/01/28 15:48

日々変化する米政治の状勢を細かく見極めることは、私には出来きないので、皆様の投稿を参考にしています。
 
結局、副島先生の一貫した主張・分析どおり架空の貨幣が破綻し、実体のある金や、貨幣に左右されにくいモノ、土地や技術がのこる。虚構よりも真実が強い。人間においても、実力によった名声を得るトランプ陣営が大きな勝利へ向かい、虚構で成り立つディープステイトは崩れ去る運命にある。

私は、嘘や真実を見抜く思想、さらに世界情勢を見抜くのには宗教覇権こそ大事だと考えています。

私の、いい加減な見方では、良識的なプロテスタントと悪質なカソリックの宗教紛争が現状のアメリカ状勢です。

今までの500年間はキリスト教(パウロ教)の時代であり、大英帝国やスペイン帝國はとうに過去のものになっているにも関わらず、英王室やバチカンはディープステイトの中枢として、世界民衆を戦争や金融、コロナデマなど様々な洗脳で支配し地獄に落としてきた。

また、私が副島先生に強く賛同することに、現存する右翼も左翼もキリスト教であると言うことです。                                            私見では、右翼は自己愛、左翼は人間憎悪です。また、左翼の代名詞である「唯物論」は、唯一の創造者が造るモノのみを信じるという、実にキリスト教的な宗教であり、「無神論」と全く違う、と考えています。

今回、米選挙の分析において、極左的ディープステイトを極右的な思想を持つ人達が一貫して冷静に見極めていました。大きな宗教的なくくりで同じ思想体系に分類されるため、相手のやり口が手に取るように分かるようです。ディープステイトの極左系が生き残りのために、キリスト教系右派が犠牲にされることを察知し、まっ先に当事者になるため、抵抗も肝が座っています。さらに重要な事は、悪魔崇拝は良心的なキリスト教の右左派に限らず全ての人にとって、根本的な病巣であることが、露呈したことも大きいです。暗闇に真実の光を当てたことは、トランプ大統領の最大の功績です。

現在の覇権国アメリカ研究の第一人者である副島先生が、次代の覇権国家中国においても最先端、最高峰であることは本当にありがたいことです。

先生の最新刊で「ボナパルティズム」という言葉を見たとき、なんとなく記憶にあり、「今日のぼやき」を検索して何十年も前から使われていたことに驚きました。ならば、力の均衡を唱えるキッシンジャーと相性が良いはずです。

改良マルクス主義とボナパルティズムで、実力と真に賢い内政・外交術を身につけた中国支配層の覇権的な思想、宗教はアンチクライストだと考えています。

アヘン戦争から徹底的に、様々な欧米のキリスト教流派から搾取され続けた中国はついに強烈な思想的抗体を身につけた。かつてバチカンが戦国・江戸時代に日本をキリスト教的侵略をしようとしたのと同様に、香港や台湾からの突き崩しも、大きく飲み込むように克服すると考えています。