[2730]テキサス州提訴の意味
YouTuberのすぎやまです。
中山裕之様、ヒガシ様、キッシンジャーの情報ありがとうございました。今後も情報を追いかけていきます!
さて、12/8 テキサス州のパクストン司法長官(共和党)がジョージア州、ミシガン州、ペンシルベニア州、ウィスコンシン州を連邦最高裁に提訴しました。
https://jp.reuters.com/article/usa-election-lawsuit-texas-idJPKBN28I2EU
州の間の係争なので、州の裁判所ではなく直接、連邦最高裁判所に訴えられたということです。
テキサス州は、ジョージア州などが、パンデミックを利用して、選挙法を不法に変更した。
そして、それが認められてしまうと、正しく選挙を行った私たちの州が不利益をこうむることになる。これらの州では州議会が選挙人を任命すべきだと主張しています。
テキサス州の訴えに対して、ルイジアナ州、アーカンソー州、アラバマ州、フロリダ州、ケンタッキー州、ミシシッピ州、サウスカロライナ州、サウスダコタ州、8つの州が提訴に参加。
テキサス州を合わせて合計9つの州がジョージア州などを訴える形になっています。
これは一見すると共和党サイドが起こしている法廷闘争のひとつのようですが、この提訴は2つの意味でとても重要だと私は考えます。
ひとつは、これによってジョージア州など4州は、選挙人を確定できなくなる可能性があるということ。(本来は12/8が確定日でした)
これら4つの州で選挙人が確定できないと、大統領は下院の投票で選出されることになります。
(ただ、まだこれらの州の選挙人が決まっていることになっているのか、決められずに終わってしまった形になるのかは現時点ではよくわかりません)
当然、テキサス州は単独で動いたわけではなく、トランプ弁護団と連携しながらやっているわけで、あえてこのタイミングで、最高裁に訴えることで、選挙人選挙を無効化しようという目論見です。
もうひとつ重要なのは、『州』と『州』の対立・分裂構造を国民に理解させるということです。
これまではマスコミの巧みな印象操作によって国民は「トランプという頭のおかしい爺さんが往生際悪くゴネている」と思い込まされてきました。
しかし、テキサス州ほか8つの州が疑惑を持たれている4つの州を訴えたことによって、もはや全米が真っ二つに分裂して対立するような事態なんだという『対立構造』を理解させることができます。
そしてアメリカで、州と州の対立と言えば、そう、1861年、今から160年前に起こった南北戦争です。国民に南北戦争を強く想起させることが重要です。
なぜか?
それは戒厳令発令のためだと、私は考えます。
戒厳令は、憲法や法律の一部を停止し、軍隊が国家権力を掌握する非常に強力な措置です。
「もうこれは出さざるを得ない状況だ」と、国民を強く納得させなくてはいけない。
そのために、「今は南北戦争以来の国家の危機なのである」だから、「戒厳令を出して、この状況を乗り切らねばならないのだ」と。
そういうストーリーで国民に理解してもらおうと、そういう目録なのではないかと私は予想しています。
本当にトランプ、ジュリアーニ、リン・ウッド、シドニー・パウエルは天才的です。
トランプ弁護団はマスコミの印象操作によって、行き当たりばったりで戦っているように見えますが、実は、複数の仕掛けを同時進行で張り巡らせていることが、後になって見えてきています。
法廷闘争
州議会への働きかけ
公聴会の開催
シドニー・パウエルとの連携
そして共和党州への働きかけ
が同時進行で進んでいて、
どこかで引っかかるようになっている。
そして、奥の手である『戒厳令』も、もうすでに準備完了、といったところでしょうか。