[2626]目まぐるしい時代の変化

佐藤義孝 投稿日:2020/08/25 21:42

 日経225に相当するダウ平均からエクソンモービルが除外されるそうです。

 NYダウ構成銘柄、エクソンなど除外 アップル株分割受け
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63006640V20C20A8I00000/

 (引用はじめ)

ダウ平均の構成銘柄は米産業界の盛衰を映す鏡だ。指数算出当初の組み入れ銘柄だったゼネラル・エレクトリック(GE)は、2018年6月に除外され、話題になった。時代に合わせて事業構成を入れ替える経営が強みだったが、電力など主力事業の低迷が続いていた。ドラッグストア大手のウォルグリーン・ブーツ・アライアンスが代わりに組み入れ対象となり、製造業の存在感低下を象徴する出来事だった。

エクソンは06年~12年に時価総額で米国最大の企業だった。世界経済の成長が続き、石油消費も伸びるとの前提でマネーがエネルギー企業に集まった時代だ。ところが環境配慮の「ESG」投資の広がりで、エネルギー企業は投資家から敬遠されるようになった。

一方、「データは21世紀の石油」と言われるように、大量のデータが価値を生む時代になり、株式市場でも主役交代が進んでいる。顧客データ管理でシェアを伸ばすセールスフォースはその代表格といえる。

 (引用終わり)

 別の記事によるとエクソンモービルがダウ平均に採用されたのは92年前の1928年で、現在の構成銘柄では最も古いそうです。一時は米時価総額トップだったエクソンモービルの除外は一つの時代の終焉の象徴かもしれません。