[1563]写真で見るスパイ船特集

楊航嘉 投稿日:2014/04/10 23:04

論より証拠で、活動中のスパイ・シップと、それらしき船舶の様子を写真付きで見ていただきたい。

スペイン船籍 MAR DO ROSTRO IMO呼出符号:9486063


船橋(ブリッジ、操縦室)の上に、林立する垂直アンテナの山を見ていただきたい。


この紋章にも意味があるのだと思うが、私には何を意味するか解読できない。

スペイン船籍 DENVER IMO呼出符号:9486063

MAR DO ROSTROよりもアンテナが少ないが、特殊なアーム状クレーンを搭載しているのが特徴。Maritime TrafficでもSpecial Craft(特殊な用の船)として登録されている。一方で別項目にはFishing Vessel(漁船)とも書いてある。

上のMAR DO ROSTROもDENBERも、漁船形態だが漁具を搭載している写真がないのが特徴である。これは、北朝鮮の工作船にも共通して見られる特徴である。狭い船内で、網などを積むと事故や火災のもとになるからであろう。

サウジアラビア船籍 BAHRI WAFI IMO呼出符号:9660542
この船は2014年建造と書かれており、そのためか写真が存在しない。中国の東海救(DONG HAI JIU)101とせり合うような航跡をとっており、何らかの任務をもって活動している。ばら積み船として登録されているが、写真がないので実態はよくわからない。

あからさまな軍艦ではなく、商船として登録されている船が何らかの活動をおこない、マレーシア航空機の喪失現場でしのぎを削っている。スペインやサウジアラビアはアメリカ離れが進んでいるとは言え、やはり我々と同じ属国のひとつであり、こうして危ない現場に駆り出されている。

逆を言えば、このような活動をしている日本の船が存在しても、おかしくない。