[1259]預金を下ろして、金を買ってみました

戸田 真一 投稿日:2013/04/22 00:27

会員の戸田と申します。この掲示板に、もうすでに何人かの金の購入体験記が掲載されており、興味深く拝見いたしました。私も、初めて金地金を購入しましたので、せっかくなので投稿いたします。

(引用開始)
私の弟子たちや学問道場の会員になっている貧乏な若者たちも、出来るだけ、銀行で数十万円でもいいですから(有れば、の話ですが)現金を身近に持ちなさい。
(重たい掲示板[1240]今日、4月1日から 預金封鎖=金融統制体制 である。皆、甘い考えを捨てなさい。から)
(引用終了)

この投稿を読んで、私は銀行の貯蓄預金口座の預金を下ろそうと決めました。私は40歳ですから、もう若者ではありませんが、貧乏には違いないです。ただ、自家用車の買い替えのために、少ないですが預金はしています。
銀行口座は、自分の財布のようなものと考えていました。しかし、今となっては、それは副島様が看破するように、「甘い考え」でしょう。当方は考えを改めて、本当に預金封鎖がだれの目にもはっきり分かるようになってからでは遅いので、今のうちに預金を下ろすことにしました。
当方もそれなりに毎日やることがあり、すぐには実行できませんでしたが、4月16日に、銀行で41万円を下ろしました。朝9時に、仙台市内のある銀行へ行くと、まだ誰も窓口を利用していませんでした。銀行員がどういう反応をするのか興味はありました。払い出し用の用紙を窓口に出すと、10分後に、あっさりと、預金が払い出されました。銀行員は、当方に余計な事を話しかけはしませんでした。下ろしたお金は、副島様の助言のとおり、1年後か、2年後にしようと考えている、自家用車の買い替えまで、手元に置いておくことにしました。
ところが、翌日、4月17日の昼間に、職場でインターネットのニュースを見たら、金価格が暴落した、と目に入りました。これまで5千円を超えていたのが、4600円だか4700円台になった、とのことでした。大暴落、だそうです(15日から相場がおかしかったようですから、当方は2日遅れで知ったわけです)。
 この大暴落がなぜ起こったのか、の分析は、とてもできませんが、副島様の『今こそ金そして銀を買う』を買って読んでおりましたので、貴金属の購入には、興味を持っておりました。当方でも、ほんの少しの量なら、買えないこともありません。しかし、金も、1グラム5千円を超えている時に買うのは、なんとも高いな、5千円よりも下がってくれないかな、と思っていました。
 ともかく、せっかくお金を下ろして、50万円手元にあるのだし、金の値段がまた上がり出さないうちに、このさい100グラムの金地金を買うことにしました。金地金の値段と同じ数値を、銀行の通帳の上で見ていることからの、転換です。銀行の普通口座に預けていても、「宇宙刑事ギャバン」のような率の利息が付くだけです(笑)。
 ひょっとしたら、学問道場の重たい掲示板に、何か書いてあるのではないかと、見てみると、金価格が下落した、との書き込みがありました。
さて、地金をどこで買うか、を考えると、街中のキレイすぎて、入ったら落ち着かなさそうな、有名貴金属店に、私の身なりで出向いてゆくよりは、通信販売で買ってしまおうと思い、以前からインターネットで見つけていた、神戸市にある、どこかの国の諜報機関?と同じ略称の店に、注文することにしました。
 4月17日の夜に、その神戸の店に、ホームページ上のフォーマットに書き込んで、金地金100グラムを1枚注文しました。名前と住所、電話番号を書くくらいでした。翌日の午後12時から1時の間に、当方に電話で連絡してもらうことにしました。

 18日に職場で、重たい掲示板を見ると、
(引用開始)
だから金(きん)を今こそ今の安値で買いなさい。まだ買ったことがない人は、100グラム(47万円)でもいいから買いにゆきなさい。
(重たい掲示板[1252]金(きん)が少し下がった今だからこそ買い増すべきである。から)
(引用終了)
との副島様の投稿を見つけました。
12時5分に、昨日インターネットで、地金購入の申し込みをした、神戸の販売店から電話を受けました。
 電子メールで販売金額を書いて、当方に送ったが見てみたか、と尋ねられたので、今は職場にいるため、自宅のパソコンに届いたメールは見ていない、と店員に伝えました。
 今、電話で話している時点での、金地金の値段は、1グラム4,538円、手数料は、5,250円、送料が1,000円、100gの金が1枚だと、460,050円であることを伝えられました。
 ここで注文を確定するなら、その後は、「相場商品のため、注文の取り消しは受け付けません」と伝えられました(時価で取引するものを、注文の取り消しや返品に、客の都合でいちいち応じるわけにはいかない、というのは分かります)。
 その金額で地金を注文する、と店員に伝えました。代金は明日午後2時までに、向こうに届くように払い込むのでよいことを確かめて、注文を受け付けてもらいました。
帰宅して、店からのメールを受信すると、本日1日のうちに、最低1度は、小売価格が変更されていたことがわかりました。当方の金額は、朝一番の金額(4,604円)よりも少し安かったので、まあ良かったと思います。

翌日、口座を持っているのとは違う銀行に行って、送金をしました。銀行員からは、口座を持っていないのであれば、身分証明書を見せてもらう必要がある、と伝えられたので、その通りにしました。印紙を貼った振込申込書の控えを受け取って、送金の手続きは終わりました。これで終わりかと思ったら、行員は私に紙を差しだして、今回の送金の目的は何か、用紙にチェックしてほしい、と話しました。用紙の上には細かい字がたくさん並んでおり、「商品、サービスの対価」という欄にチェックを付けて、銀行を出ました。今回のような送金を、再度この銀行で行うことになれば、今回よりも詳しく、送金の目的を追求されるのかもしれません。
 金地金は、翌日4月20日に、ゆうパックの「セキュリティ便」で届きました。50万円までの実損を補償するものだそうです。兵庫県から宮城県へ、一晩で届いたのですから、速いものです。封を開けると、石福のマーク「文」が刻まれた、100gの金地金が出てきました。安っぽいビニール袋に入っていました。地金は思ったよりも重く感じられました。表面は窪みがいくつも付いており、何度も持ち主が変わったのではないかと思います。この地金にいつか助けられることになるのか、どうなるのか面白そうだなというのと、怖さと半分半分です。
おわり