[1048]武道と五輪
渡邉様
ご教示ありがとうございます。
野口昭子「朴葉の下駄」は現在ちくま文庫で『回想の野口晴哉』として再販されています。所有していましたが読んでいなかったのでざっと目を通しました。「真意」という断章で自殺前日の近衛が描かれています。
野口晴哉『整体入門』も目を通しましたが、いわゆる整体ではなく「気」を中心として身体を整える霊術なので眉唾(まゆつば)です。しかし自分で実際に出来るようになれば信じてしまうかもしれません。
武道系はやはりヤクザネットワークに分類されると思います。ヤクザはまた右翼とつながり、右翼は皇室とつながります。こうして武道・身体研究系と皇室がつながります。近衛の娘と整体師野口晴哉がつながるのも納得です。
西園寺公一はIPRですから私の分析ではロックフェラー系です。同じくIPRのオーエン・ラティモアを通じて毛沢東を操ったのがロックフェラー系で、それの日本側カウンターパートが尾崎秀実になります。しかし津谷侑太論文ではイギリス留学時代の人脈に焦点をあてているので逆の結果になるので面白いですね。
さて世間はオリンピック一色です。オリンピックは欧州貴族の利権ですが、日本でも事情は同じです。旧皇族竹田宮の末裔がオリンピック委員に就任しています。
(転載開始)
<IOC>委員就任の竹田氏「20年五輪招致、私の責任で」
毎日新聞 7月27日(金)9時47分配信
日本人として13人目の国際オリンピック委員会(IOC)委員に就任した竹田恒和・日本オリンピック委員会(JOC)会長(64)が26日(日本時間27日)、ロンドン市内のジャパンハウスで記者会見。「今までやってきた五輪ムーブメントを広めることに携わっていきたい。特にアジアでのスポーツの推進に貢献していきたい」と抱負を述べた。
父恒徳(つねよし)氏と親子でIOC委員になったことについて「父を通して五輪を若い頃から見てきた。父がやってきた仕事で自分ができることをしていきたい」と語った。また、当面の課題として挙がっている来年9月に決まる20年五輪の招致について「IOCの仲間に入って新しい情報を得ることができる。20年の招致の勝利は私の責任にかかっていると思っている」と覚悟を示した。【百留康隆】
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そういえば「ロード・オブ・ザ・リングス」が原題で広瀬隆訳の『黒い輪』(ヴィヴ・シムソン他著、光文社)というオリンピックの内幕本があります。夏休みの課題図書にいいかもしれません。